山歩き:雨乞山から大山
渥美半島までは、鈴鹿へ行くのとほぼ同じ距離。
低山とはいえ結構な縦走路で、安近短シリーズには加えられない。
暖地系の半島だが、この日は小雪が舞っていた。
【山行日】2012年1月28日(土)
【山 域】三河:渥美半島、雨乞山・大山
【天 候】曇り一時小雨、小雪
【形 態】縦走 軽装快速 単族
【コース】雨乞山石神登山口駐車地起点
登山口11:18--11:38雨乞山--11:55物見山--12:07タコウド--12:23峠--
--12:40観音腰掛岩--13:06臍岩13:13--13:36大山13:55--
--14:15トンネル北口--車道歩き--14:49P雨乞登山口
日本列島に寒波が訪れ、各地で積雪。
大平洋に突き出た渥美半島なら少しは寒さを凌げるのではないか。
23号線からおりて伊良湖方面を目指す車の多いこと。
しかし、空には黒い雪雲が居座り、時々雨や小雪を降らす。
雨乞山登山口の手前には貯水池があり道も狭い。
いきなりの急登で強引に道が開かれた感じがする。
でもこんな寒い日は身体を動かして発熱させることが大切だと思う。
低い灌木のざれた道には時々小岩が立ちはだかり荒っぽい。
でも、振り返ると霞んでいるとはいえ、展望が広がる。
雨乞神社への道を右に分けひと登りすると大岩の鎮座する雨乞山山頂へ。
これから向かう物見山やタコウドへの稜線が見渡せる。
大山はまだずいぶん遠くで、霞んでいる。
物見山へはどんと下り、ふたたび上がっていく。
途中にも見晴らしの良い露岩があり、名前がつけられている。
この山域の主要登り口は反対側の泉福寺からなので表示は反対側にある。
どの露岩も突き出ていて展望も高度感もあり気持ちがいい。
露岩から物見山と雨乞山を振り返る。
なぐさ峠への分岐を過ぎてすぐに弁当岩があり、ここもなかなかのもの。
向かうタコウドを見る。
ただ、三角点のあるタコウドだけは、それだけの存在か。
戻って、弁当岩から大山方面と縦走路を見る。
分岐からなぐさ峠方面へ急降下する。
道は一部倒木やヤブがからみ踏み後があやしくなる。
なぐさ峠はしっかりとした峠だった。
そこから鉄塔の建つ鞍部、ここでは団体さんが休憩していた。
大山への縦走路もよく切り開かれたものだ。
狼煙山へ登っていくと観音の腰掛岩の表示がある。
すぐならよかろうと気楽に寄っていくつもりがどんどん下っていく。
ここで引き返すのもなんだからと思う間もなくようやく岩に到着。
岩の上の先客は大山からで、この後のコースを模索されていた。
そうなのだ、うまい周回コースが取りづらいコースともいえる。
でもってこの岩に着いたのだから、狼煙山をカットしてしまったのだ。
名前のある露岩からはこれから向かう先と来た道が見られる。
これが単なる縦走路でないこのコースのおおきな特長か。
暖地特有の灌木の道を進む。
臍岩に寄ると、合間から大平洋が輝いていた。
電波塔が建ち並ぶ大山がようやく間近に迫ってきた。
天気がぱっとせず、小雪も舞いだして長居はできなかった。
渥美半島では最高峰の大山へ、登り一辺倒になる。
でも、道沿いから一歩外れると展望露岩がある。
梔岩は、飛び出した岩と手向けられた歌が印象的だ。
その上の、名もない露岩は招き松がいい雰囲気だ。
で、少し開けた荒れ地に出るとそこは自衛隊の土地らしい。
立入禁止か。
もう、ほとんど大山山頂広場に来ている。
しかし、いくつもの電波塔の乱立。
でも、この山頂からはまた格別の展望があるのだ、と過去の記憶。
山頂の一等三角点の傍らには立派な展望台が作られていた。
こんな立派なのに、電波塔が邪魔をしているようでイマイチ。
じゃあ昔、伊良湖方面を見下ろした岩はどこか、と探し回る。
ウバメガシほか樹木がのびたこともあるが、見つけられなかった。
再び展望台に上がり、そこで休憩とする。
階段だが、そこに腰掛けるという動作が楽でいい。
二十年以上前にここへ来た時は麓の神社から登った。
およそ登山道らしくない開けた車道の道で、ざれていた。
上がるにつれて背後に海が広がり、また上を見ると灌木の上に青空。
するとその向こうに、マリンコングがあらわれるような錯覚に陥った。
寒い今日はとてもそんな雰囲気ではない。
下りは、途中から支尾根伝いに道がのび、途中から沢道になる。
そして、昔反対運動があった車道のトンネル北口の広場に出た。
そこからは、雨乞山がうんと先に見える。
あまり車が通らないとてもいい道をただ歩いていく。
途中、豊川用水があり、ハウスがあり、キャベツ畑が広がっている。
見るともなく見てると、キャベツの収穫方法が分かった。
畑の畝に合わせた収穫車、散水栓。
そして、収穫。
振り返ると、キャベツ畑の向こうに大山が見えた。
牧場やファーム、牛舎もあるから、これもある。
さて今日のコースは、地元の有志のみなさんが切り開かれた道とのこと。
たらめ会発行の「たはら里山の旅」に紹介されているそうな。
その本を求めて道の駅「田原めっくんはうす」に寄る。
とてもにぎわっている道の駅だが、観光案内所にはなかった。
地元の本屋さんに置いてあるらしいので、一番大きな本屋を教えてもらう。
その名前のよく知られたチェーン店へ行くと、そこでもなかった。
なんか、最後にがっかり気分だが、半島の山歩きも面白かった。
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