2018年7月 2日 (月)

日記:北海道にも梅雨や花粉症がある!

日記:北海道にも梅雨や花粉症がある!

札幌、北海道にはすっかり魅せられて、季節をかえて訪れたくなる。
梅雨のこの時季、週間天気ではずっと晴天が続く北海道を期待していた。
ああそれなのに直前から急変、梅雨のような天気と、なんと花粉症にも。
富良野・美瑛へのツァーとか、札幌市内をうろうろと美食にふける。
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【訪問期間】2018年6月25日~29日
【地 域】北海道:札幌市、富良野・美瑛
【天 候】到着日は10度、翌日は晴れ、のち梅雨状態

往復航空券とホテル宿泊(朝食付き)のついた4泊5日のツァー、お値打ち。
当日までずっと天気がよかったのに空港から札幌へ向かう電車内は少し変。
気温も愛知と同じぐらいだったのに、みなさん厚手のコートを羽織っている。

翌日だけバスツァー「富良野・美瑛のファームや花畑をめぐる」を入れる。
ラベンダーが色づき香る、という旬には少し早いので料金はその分、安い。
札幌駅北口のバス乗り場から出発、一部高速を通って富良野を目指す。
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天気が晴れから曇りになっていくのが残念。

まずはラベンダー畑といえばここ、という「ファーム富田」で2時間見学。
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北海道を代表するファーム、というだけあって団体バスや車が殺到している。
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お客さんの8割は外国からの人々、という感じでなんとなくリッチ。

最盛期には早すぎるがそれなりの花などで畑を彩っている。
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十勝岳連峰がくっきりと見られ、いつかは登ってみたいと思うのだが、それはもう・・・。
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次に「美瑛・四季彩の丘」という花の模様の丘。
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以前来た時は、じゃがいもをバターで食べる、というそれが目玉だった。

そこに営業努力で、カートやバギーという乗り物そしてアルパカ牧場を加えた。

高低差のある丘に花をうまく配列し、その間をトラクターことノロッコ号でめぐる。
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その料金や入園料などを軽く計算すると、おお、たくさんの雇用を生み出してる。

次は「白金・青い池」で、話題のブルーの池の散策なんだそうだけど。
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これって、岐阜・関のモネの池と同じパターンかな。
人里はなれたところにあったふしぎな場所が人伝に広がって名所になる、それ。
別にハコものを作るでもなく、行政はせめて駐車場や道路を整備するだけでよい、と。

そして「深山峠展望台」、十勝岳連峰を見渡す絶景ポイント、と言われても。
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ここはおそらく昔から、ツァーバスの寄り場だったんだろうと思わせる。

これで終わりかと思えば、一番大事なところらしい「フラノマルシェ」でお買い物。
そんな日帰りバスツァー、いいところだけ寄ってそれなりに楽だから人気がある。

次の日は雨、近代美術館に行くと展示入替えで閉鎖中。
となりの知事公苑へ寄る。
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雨の日だから深追いはできないが雰囲気はいい、でも建物は修理中で入れず。
事前にちょっと調べればいいのだが、スマホという便利な手段は持っていない。

がっくりしつつ地下鉄に乗るのもしゃくだから、傘をさして歩いていく。

続きだと北大植物園になるのだが別の方角に今回の唯一の目的地があった。
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大通り公園の外れにあたる札幌市資料館。
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朝日新聞夕刊に連載の「アートトリップ」からアートの定義を問う巨石を見に行く。
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島袋道浩・作「一石を投じる」という2014年の第1回札幌国際芸術祭出品作。
アイヌの聖地とされる二風谷から10トン超の自然石「幸太郎石」を運び、
手を加えずに北海道庁前に設置した、ということ。
注目の的になったが、安全面などの理由で場所を代え、現在はここに仮置きとのこと。

資料館の中に入ると、ここは市民のミニギャラリーでもあってしっかり利用されている。
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写真展や絵画展、書画作品展など、どの会場も文化の香りが漂っていて気持ちいい。
有名な美術館や博物館もいいが、意識の高い市民のそれはもっと楽しめる。
今はなき「おおば比呂氏」記念館もあって、これは思わぬ拾い物になった。
没後30年の今年は、この8月に特別展が開催されるとのこと。

建物の外に出ると雨は小降りになっていた。
ならばということで公園をずっと歩いていく。

ニュースで紹介されていた花壇コンクール作品もしっかりと見られた。
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大通りから札幌駅までの地下歩行空間を行けば、ラン展も楽しい。
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ついでにモンベルのでかい店舗に入る。
こんな時だからこそいろんなグッズをしっかりと見て細かいところまで比較できて感動もの。
満足して、いつも行く寿司屋で満腹になる、これは遺憾かった。

次の日も天気はダメだったが、ぎりぎり曇りとも。

いつも行く「国営滝野すずらん丘陵公園」へ地下鉄とバスを乗り継ぐ。
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天気がぱっとしないので空いていたが、そこへ団体さんや学校の遠足が入る。
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見どころの花、といえば期待してはいけないが、それなりに見られるもの。
散歩を兼ねてデジカメる。
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ていねいに植栽されたものはそれなりに決まっている。
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これはねらっているのか、自然に増えてしまったものなのか。

ちなみに大通り公園ではいろんな種苗が販売されていた。
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でもこんなのが簡単に見られる、というのは内心複雑な気持ちになる。
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かつてはヒマラヤの高地にだけ咲くまぼろしの花だったのに、技術が進むとありがたみが。

よく手入れされた花壇には感謝です。
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そんな梅雨時の北海道。
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2018年6月25日 (月)

劇団どくんご『誓いはスカーレット』

劇団どくんご『誓いはスカーレット』

旅するテント劇団どくんごの第32番公演『誓いはスカーレット』を名古屋・徳林寺で見る。
場所が変わるというのは交通手段などで多少不便だがその分、世界が変わっていい。
昨日来の雨により沼か泥田のようなところで、いつも通り言葉と肉体の乱舞が花開く。
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【公演日】2018年6月23日(土)
【場 所】名古屋・徳林寺、特設”犬小屋”テント劇場
【構成・演出】どいの  【美術・衣装】五月うか
【出 演】五月うか 2B 石田みや 泰山咲美 クヌギタナオヒト

名古屋公演は2年ぶりで、地下鉄沿線だから交通の便もたぶんいいだろう、が勘違い。
田舎からみると大都市で鉄道・地下鉄など交通網はそれなりに整ってはいる。
JRから乗り換える地下鉄が、本数は多くても所詮各駅停車なので時間がかかりそう。
う~んと悩んだ結果、都市近郊の住宅や商店ぎっしりへ車で乗り込むことにする。

夕方の時間帯、ずらーっと連なる車に後悔しながら、会場に最も近い駐車場に入る。
ネットで最寄の駐車場というのを調べたのは初めてのこと、慣れないよその土地は困る。
結論から言うと、こんな都市部で3時間300円って「名鉄協商」さん、えらい。
公共交通機関を使っていたら千数百円の運賃とかなりの時間を要していた。
今更ながら田舎だけでなく都市部でも車の方が便利だなんて、どういうもんだか。

徳林寺へは信号を渡り、濃緑の鬱蒼とした小高い森の丘に上がっていく。

簡易舗装の急な道はすぐに分かれ、さらに急な右には近道の表示板。
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車はお断りって、こんな急坂だと前方も見えないので恐怖感に襲われるだろう。

左手に曲がりお寺への序章、そして今まさに鳴らされていた芸術品のような鐘楼。
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昨年の知多半島の野間の寺、その前の名古屋の神社と共通するのは異界だということ。

公演会場へ向かうだけでそんなささいな旅ができるんだから、よく計算されている。
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そんなことを感じながら寺の本堂や建築物の脇を通り過ぎるとテントが見えた。
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あらまあ、これはひどい。

昨夜来の雨が今日の午前、午後に入っても降り続いていた。
夕方になってようやくあがり、雨具や傘の心配だけはなくなったけど・・・。
長靴で来なかったのでドボンだけは避けたい、慎重に行くのだが、無理かな。
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そこはそれ、お客様のことを親身になって考える劇団どくんごのこと。
必死に土木工事さながら少ない部材で泥田沼をまたぐ道をこさえてくれていた。
でもこの土地の特性か、半端ない雨の所為なのか。
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左側、テント外の演舞場になる部分といえば。
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右側も電気配線の漏電ショートが心配、それともすぐに大量発生する藪蚊を撃滅か。
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テント内側は?
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これって床下浸水でお手上げの被災家屋、自分の家が昔、台風や大水でいつもこうだった。

だからテント会場に来る皆さんも浮島を渡ってくる。
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こんな中で嫌な顔ひとつしないで鼻歌まじりに2Bさんが受付を開始する、シュールだ。
そしていつものことだから驚きもしないけど、テント内は満席になる熱気。

はじまりは今回もまた質の高い、どくんご楽団の演奏から。

メンバーはたった6人なのにキレのある音だこと、新メンバーもすっかり溶け込んでいる。

2Bと泰山咲美さんの掛け合い。
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2Bのしゃべくり漫談はずっと好調だし、新メンの泰山咲美さんは表情豊かだ。
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淡々と、またねちっこく、さらに感度をあげて絡まっていく。

もうひとりの新メン、クヌギタナオヒトさん。
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どくんごらしさになじむには年齢を感じさせるけど、それが味になっているのかも。

この人はもうずっとこれでいいのだ。
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最後もびしっと楽団で締める、もちろん熱気一番、どいのさんがほえまくる。
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会場のみなさんも、いろんなものを持って帰っていく。
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ずっと昔と違って最近の人々は、劇団の人との距離がうんと近いのがうらやましい。
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2018年6月19日 (火)

山歩き:梅雨間の大川入山

山歩き:梅雨間の大川入山

梅雨の合間のちょっとした天気の休日、出かける山は大川入山。
先々週歩いた高嶺・来見山からしっかり観察した縁がある。
何度も来ているが、今日の気持ちに少しは変化があらわれるのか。
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【山行日】2018年6月17日(日)    
【山 域】南信州:大川入山、阿智村
【天 候】曇りときどき晴れ
【形 態】往復 単族 軽装
【コース】治部坂峠駐車場、起点
P7:51--7:55登山口--8:40横岳--9:33最低鞍部--10:08山頂10:31--
--10:55最低鞍部--11:48横岳--12:25登山口--P

梅雨に入って比較的曇りや雨の日が多くなり、洗濯物がどうのこうの。
停滞前線の動きは水物で天気予報も新聞の朝刊夕刊ではあてにならない。
週間予報で計画など立てられないのは分かっているのに一喜一憂したりして。
こんな時こそフットワークの軽さが必要ですね、って誰に言ってるだか。

思い立って出かける先は大川入山。
山の引出しが少ないのでホントいつも同じで恐縮。
ただ言い訳すれば今回の山は先々週歩いた高嶺・来見山からしっかり観察した縁がある。

同じ道を休日の朝、知立・豊田と抜けて足助街道をひた走る。
この153線はとにかくバイクが多い。
山間の道で曲がりくねっていてコーナーリングなどが気持ちいいのだろう。
行楽の車も多い中、速度を上げそうになると前方には必ず流通トラックがいて順法を説く。
そう、ちょっと無理しても結果は同じだから耐える心を。

高嶺の上り口を過ぎて道が斜度をさらに増すと半ループ状の橋があらわれる。
この高度感のある橋ってなんだなんだ「柳川橋」っていうのか。
柳川洞吹師匠って思わぬところで存在感があると感心する(ヤブコギネット寝た)。

治部坂峠の駐車場はそれなりににぎわっていて、先客の山ヤさんが数人準備している。
自分がもたもた動き出す間にも数台の車が入ってくるのだから人気があるというか。

駐車場を出発、車道を数分歩いていくと登山口。
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この登山口周辺にも必ず駐車する車があるが、昔から来ている人なんだろうな。

舗装が崩れたような荒れた道をよろよろとあがっていく。
数日前の雨の影響がほとんどないのも山道の特徴か。

水源になっている川にかかる橋をわたって登山道に取り付く。

穢れのある人はこの沢でしっかり清めてから入山するといい。
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しばしの上りで尾根に取り付き、とても印象的な根っこの入り乱れた道になる。
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湿っていると滑って危ない道だが、今日はなんとか安心。

高度をあげるとあたり一面新緑があふれ、ジグザグの道を上がっていく。
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ところどころ通行禁止のテープがあり、巻き道が切り開かれている。
道に穴があくなどして危険なので対応処置が取られ、よく整備されている。

ロープのかかった崩落箇所の巻き道からは右手遠くに大川入山がのぞまれる。
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上がりの苦しい中、ここら辺から虫、コバエがうるさく顔のまわりにまとわりついてくる。
せっかくの新緑もどうのこうの、耳や目・鼻に入ってくるうるさい虫め。

喧々侃々、上りが緩やかになってくると少し開けた広場のような横岳に着く。
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いつも静かな新緑の落葉松の世界。

ここまでが大川入山登山の三分割の前半で、地味で苦しい上り部分。

三分割の真ん中は長い尾根の稜線歩きでアップダウンを何度もくりかえす。
十数個のコブのような小さなピークを越えて行く尾根歩き。
時々左右に展望が少しだけ開け、日光に照らされるが、日陰になる時間のほうがずっとながい。

今日の楽しみは、左に少しだけ開ける展望を逃さずに、しっかりと見ること。
これは今までこの山に何十回と来ているけれど、ただ見ていただけだった。

今日はちがう。
とにかく先々週あの尾根稜線をしっかりと歩き、あまり特徴のないなりにある山名が分かったのだ。
いわゆる山座同定がしっかりとできるのだから、少しうれしい。
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左の少し尖ったところが長者峰、右の方の三角山が高嶺、その右が悪沢山。

高い位置に通された林道は便利だけど、山を削って造成された分、崩壊が痛々しい。

さてこちらの稜線、歩きやすい道は森の中の遊歩道という雰囲気ではある。
あちらの道よりもコブが多い分、アップダウンが激しい。
樹林は躑躅系がそろそろ終わり、更紗や紅胴段の可憐で過剰の花が緑に映える。
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尾根歩きの中盤後半は上り下りが長くなり、樹間からの展望もほとんどなくなる。
ただ落葉松の樹間のむこうに大川入山のラインがうっすらと見えてくると鞍部が近い。
どんどん下がっていくと最低鞍部になり、少し右にねじれていく。

谷側に新緑の視界が開けるが、尾根のつなぎ目の不安定な部分である。
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大川入山登山三分割の残りは、斜度が急にあがりひたすら我慢ののぼりになる。

暗い樹林帯の上りを少し我慢すると、開けて明るいところに出る。
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太陽の光も十分で、振り返れば蛇峠山と歩いてきた尾根が見える。

ここからは背後から強い日差しが照りつけるので日除けの帽子があるといい。
また今日は、ここからうるさい虫が急に増えたので、防虫ネットをかぶる。
ふだんは帽子もネットも嫌いなので着用しないが、携行する必要性は大いに感じた。

さらに斜度があがると笹原があらわれ、ぐんと展望が広がる。
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眼下のどっしりとした尾根山塊が先々週歩いた高峰~来見山。

この眼前・眼下の笹原の広がりがこの山というかこの山域の特徴。

風に波打つ笹原はきれいな芝生のようだけど、本当はとても手強い。

来見山や見晴らし台から見えたあのなだらかなラインの山を横から見る。
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少しむこうに見える禿げたようになだらかなラインって、あれが馬沢山なんだろうか。
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見る分には素敵な景色だから、急な上りの苦しさもまぎれるというもの。
見上げる山頂方面に青空がないのだけは残念だ。
ここまで下山する人には何人も会ったが、皆さん、ホント朝が早い。

山頂手前の低い潅木帯を回り込むように進むと山頂広場に着く。
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先客はなし。
展望はあるような、木曽山脈の山々には雲がかかっていてしっかり見えない。
高嶺の山塊はしっかりと見られる。
来見山は分かるが、見晴らし台は少し影になっているらしい。
むこうからだって大川入山は見え辛かった。

休憩しよう、靴を脱いで・・・。
その後が続かない、何しろ虫がどんどん寄ってくる。
虫柱が立つ、とはいえないが、うるさいぐらいまとわりつく。
次に来た人も少しだけいて、逃げるように退散していった。
この時季はこれだからなあ、えいままよ仕方がない、ユンゲサン。

なんか下りは、疲れが取れないままの重い足取りでどすんどすん。

すると青空が広がり、元気に上がってくるたくさんの人とすれ違うようになったとさ。
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最低鞍部からの稜線歩きはアップダウンの繰り返し。

その上り返しを負担に感じるということは、疲れたというかやつれた証拠。
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この日、もっと遠くの長い山歩きを計画していたけど、無理しなくてよかった。
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自分こそ、沢の水でお清めが必要かもしれない。
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2018年6月 5日 (火)

山歩き:長者峰から高嶺・悪沢・来見山

山歩き:長者峰から高嶺・悪沢・来見山

大川入山を、その手前にある平谷村の高嶺から見たいと思った。
出発地点の長者峰山頂へは車で上がり、そこから尾根を来見山まで縦走する。
そこでUターンして戻ってくる「長者峰~来見山縦走往復登山」コース。
高低差は少ないが、累積だとそこそこありそうで、距離は11km。
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【山行日】2018年6月2日(土)    
【山 域】南信州:平谷村高嶺
【天 候】晴れ時々曇り
【形 態】往復 単族 軽装
【コース】長者峰駐車場、起点
P8:23--8:37高嶺--8:54悪沢山--9:03ゆき見台--9:37上悪沢--9:56見晴台--
--10:26来見山10:34--11:07見晴台11:27--11:43上悪沢--12:12ゆき見台--
--(悪沢)--(高嶺)--12:54P

6月に入り梅雨の声を聞くと、鈴鹿からは遠のき、近場の山で濁すことになる。
新緑の大川入山を候補にしたが、そのすぐ手前の山には行ったことがない。
大川入山の登山路からよく見えるその山にはかなり前から車道がついている。
なにしろ山頂まで車で上がってしまうのだから楽チンというか、山歩きと言っていいのか。
そこに数年前、尾根通しに登山道が切り開かれたそうで、現在も拡大整備中らしい。
情報通で意識アル系の人はさすがに早く行動し、レポをあげているので様子もわかる。
遅ればせながら山の引出しの少ないもたもた系の自分にも、その機会が訪れた。

その山は高嶺(1599m)で、地元の平谷村の資料では次のように紹介されている。

「高嶺(1599m)は平谷村の中心部から見える堂々とした山塊で村の象徴的な山。
山頂部は笹原で、アジア大陸からの季節風をあびていて、下伊那南部高原の一部」

ひまわり温泉で地域活性化のモデルとなった平谷村がその一環として整備している。

その「長者峰~来見山縦走往復登山道(中級コース)片道5.5km」が今回のコース。
順に、長者峰(1574m)、高嶺(1599m)、悪沢山(1590m)、ゆき見台(1560m)、
上悪沢山(1656m)、見晴台(1658m)、来見山(1584m)で、そこから折り返す。
目安として、往復5時間40分だそうな。

平谷村では「高嶺山ハイキングコース」も整備していて、片道約3.2km、往復5時間。

名古屋・豊田から信州・飯田に抜ける153号線をひた走るのだが、車が多い道である。
途中、速度を上げたくなるがそれは無駄、すぐに流通の車が行く手を制御してくれる。

途中で左折して、高嶺山林道を上がっていく。
後半で数回、上述の「高嶺山ハイキングコース」が車道を横断していく。
空が開けてくると、なかなか立派な長者峰駐車場に入っていく。
山小屋管理棟やトイレ、展望台などがあり、視界良好である。
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しばらくはそれら施設を見てまわり、解説を読んだり、今日のコース説明を見たりする。
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もたもた準備して、おもむろに出発する。

最初は林道を進む。

とにかく平谷村側にしっかりと視界が開けていて気分がいい、さすがオラが村の山。
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車止めゲートを回避し道なりに進んでいくと、前方に高嶺が見えてくる。
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あまりにあっけないし、大きな山塊の割には山頂部分が控えめな高嶺だこと。
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親切な表示板に従い、車道を離れて、いわゆる普通の登山道を上がっていく。

汗かくまもなく、山頂広場に着く。
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展望は平谷村方面に開き、どことなく戦国武将の陣地風。

この後に続くほかの山や展望台もみんな似ていて、同じ方向に展望ベンチがある。

高嶺をあとに下っていくと、よく整備がされているがかなり急な道になる。
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それも一時、大きく迂回してきた林道に出ると、しばらくは再びざれた歩きになる。

次の悪沢山へも、左・登山道、右・迂回する林道となるが当然、左へ上がっていく。

悪沢山からは高嶺の裏側が臨める。
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道は落葉松林の中、切り開かれ、刈られた笹が少しずつ抵抗し、朝露で濡れる。
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ぴょんと出るとびっくりするが、広い広場のような道は林道の終点。
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まっすぐ進み、階段を下りてふたたび落葉松林の中を歩いていくとゆき見台に出る。
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しっかりと開かれた展望地は、やはり高嶺の展望が主になる。

そこから上悪沢山までも同じような道が続く、長い。
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上悪沢山はどことなく高原のテラスという感じ。
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倒木の元気な道を進んでいくと見晴台。
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ふしぎなことに、今回のコースの最高地点になる。

ここと来見山の展望地は尾根端を伐採しているので少し趣がちがう。
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表示柱のむこう下に見えるのがこれから向かう来見山。

背後には、ずっと見たかった大川入山方面へ視界が開ける。
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笹原がなだらかそうに見えるのは馬沢山(1796m)か。

先へ急ぐが、ここからは残念ながらぐんと下っていくことになる。
薄い記憶では、来見山には展望がない、とか。
それでは、何しにそこへ行くのか。

と、下りを恨めしく思いながら一方で、どんどん不安が広がっていく。
ずっと歩いてきた道でもそうだったが、この深くえぐれた足跡は何だろう?
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つい今しがたつけられたようで、歩幅が狭い。
月の輪熊、なんだろうね。
糞も随所にあったからすぐ近くにいるんだろうな。

おれって他人と話すのも苦手だが、クマ語なんかさっぱりわからない。
とにかく自分のことで精一杯のふりをし、顔もあわさず見ないようにしよう。

道は狭いながらもしっかりとよく整備されて、最低鞍部までは過ぎたようだ。
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ここに来て、ブナが目立つようになり、雰囲気のよい道になっている。

これなんか、直径1m以上あるから胴周り3m以上の立派なブナだ。
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そしてロープの張られた急な上りを過ぎて少し下っていくと開けた尾根の端に出る。
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来見山。

周辺をしっかり伐採したらしく、ここも見晴台と同じように展望がいい。
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ただ、肝心の恵那山が雲で覆われてしまっていた。
手前は、焼山などのあまり特徴のない並び。

帰りの上り返しがあるので長居はせず、休憩は戻って見晴台でする。
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ここからはきつい上り返しもないのでゆったりとした気分で戻っていく。
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林道に出てからは、山へは登らず、迂回する巻き道の林道でいく。
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視界も多少はあるので期待したが、大川入山方面は樹間にすこしのみ。
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愛嬌のあるチョウがずっと付きまとってくる。
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ヒオドシチョウ。

載り面工事や、斜面の崩壊というのも観察できる。
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高嶺を迂回する道は遠くからもずっと目だって見えていたので寄る。

こここそ、今日歩いてきた尾根をずっと見られる重要な地点と言える。
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馬沢山のなだらかな笹原を見て、右へ移っていくと、大川入山。
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やっとしっかり見られた。

途中、黒い雲が出てきた時には雨の心配したが、そろそろゴール地点。
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ずっと朝から誰にも会わなかったのに、犬連れとか色んな人が来る。

ライダーのあんちゃんから「この先、なんかありますか」と聞かれる。
「うーん、何かと言われても・・・。展望はこの駐車場が一番だよ」
としか、応えられなかった。

そういえばこの日、平谷スキー場ではライダー共の大集会があった。
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一番見たかったのはこれらの山、駐車場から簡単に見られる。
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左・馬沢山とそのむこうにうっすら恩田大川入山、右・大川入山。

あ~あ、ふりだしにもどる。


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2018年6月 2日 (土)

山歩き:御在所越えてヤブオフ会へ

山歩き:御在所越えてヤブオフ会へ

今回のヤブコギネットのオフ会は20回目で、節目の数字になる。
開催地が同じだったり近いので、コース取りが似たり同じになりやすいのが残念。
経験に裏打ちされた貴重な意見を聞いたり、新鮮なメンバーに会えるのが楽しい。
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【山行日】2018年5月26日(土)    
【山 域】鈴鹿中部:御在所岳、鈴鹿の上高地(神崎川右岸)
【天 候】曇り時々晴れ
【形 態】周回、単族、軽装
【コース】旧鈴鹿スカイライン表道口付近の駐車地、起点
P7:34--表道--8:35下山口--8:43御在所岳8:54--上水晶谷道--
--10:10上高地(オフ会場)13:33--13:48上水晶谷道--14:16地獄谷出合--
--15:05西峰--15:32峠道口--16:04武平峠--16:19P

旧鈴鹿スカイライン沿いの駐車場の多くは御在所岳を目指すのに都合がいい。
御在所岳の人気とあいまってそこは、朝早くから多くの登山者の車で溢れる。
特に旧料金所跡に新設された駐車場は、人気の中道に最寄りなのでいつも満杯。
朝7時頃には駐車場から溢れた車が路上の空き地をどんどん埋めていく。
自分の、あわよくば裏道か中道を使ってオフ会へ行くというもくろみはすぐに霧散する。
そのまま車を走らせると、標高はどんどん上がり、武平峠に行き着く。
最近はずっと武平峠Pが多いので、少し下から、しかも空いているP。
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11時半開始なので30分前の到着を目指すと持ち時間は3時間半と充分。
こんな時でないとゆっくり御在所岳に来ることもない、しかも少しはトレーニングを。

駐車地から車道を少し上がっていくと、表道の途中に入る。
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道の特徴はよく覚えていて、いきなりの急登が続く。
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一息つくと眼下に車道や武平峠Pが見え、眼前には鎌が岳が見える。
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無駄なくまじめに高度を稼いでいく道でよいのだが、下りにはあまり使いたくない。

途中、軽快な歩みの若者に会ったが、人に会うのが珍しい道でもある。

後半、渡渉するが、このロープはずれていて当てにならない。
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上空が少し開けてくると、表道の先は短い。

振り返ると正面眼下に雲母峰、下りでは道を間違えやすそうなところだ。
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ぽんと出たところは、山頂の建造物がある車道で、どこかの町のよう。

山頂に用がないこともないので、車道をそのまま進んでいく、実に歩きやすい。

ふだん田舎では人に会うのが少ないし、山歩きの最新ファッションというのも見たい。
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右折し、階段を上がっていくと御在所岳三角点、早いので静かだ。

望湖台へ寄ると、うっすらと琵琶湖が見えた。
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今日のコースのおおざっぱな下見(このおおざっぱさが後で苦労を招く)も兼ねてと。

スキー場に来ると、朝の早い登山者たちがもうどんどん登ってくる。

途中から少しワープして上水晶谷へ下りていく。
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この岩から入るが、最初だけ道がはっきりしない。

基本的には上水晶谷の右岸に沿って、くねくねと進んでいく。
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地獄谷出合を過ぎて少し方向を変え、すぐに崩落場所で左岸に移り、また戻る。
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その後は広がって歩きやすくなり、やがて千草街道にぶつかる。

オフ会場の上高地へはどこからでも行けそうと思うのだが、地形は意外と複雑。
少し小高い丘のような尾根端を越えるのだが、そのむこうにまた丘が現れる。
斜面はところによってはかなり急だし、窪地や平地には水たまりや流れができている。
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落葉がしっかりと積もっていて、ゆだんするとぐちゃっとなる。

潅木の間を抜けていくと、それらしい雰囲気の会場が見えてきた。
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順調に来れたので予定よりもうんと早い到着だ。
先客は、いつも早く来ているメンバーだ。

オフ会終了後は皆さん、三々五々と去っていく、えっえっ何?。
あれっ、皆さんほぼ同じ方向というか、朝明駐車場方面ばかりだ。
こちらは駐車場に戻るために、標高差が少しはあるが再び御在所越えで行く。

ショートカットということで上水晶谷道から地獄谷を経て峠道だと近い。
来た道をそのまま戻るのでお気楽、新鮮な新緑が目に優しい。
上水晶谷右岸から一旦、左岸へ、そしてふたたび右岸に戻る。

そして地獄谷出合に来る。
樹木に付けられた落書きだけでなく、きちんとした表示板もある。

数回通っているのでなんの躊躇もなく下の方から渡渉し、眼前の谷に入っていく。
水が少ない、というのは先回もそうだったから疑問に思わない。
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すぐに二股になる、早いな、ここは太い右だったはず。
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枯れ沢に近いが湿り気は多いし、手掛かりが少ないので何でもつかんでいく。

すぐにまた二股になる、なんか雰囲気が記憶とはちがうような感じもする。
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太い右股は滝状に立っているのでさけて、上がりやすい左というか間を上がる。

つかめる枝や根、草木も利用してとにかく沢から尾根に逃げることにする。
ようやく上がると、目指すべき御在所と西峰のコルが遠くに見えた。
左手のはるか眼下に、本来進むべき地獄谷らしきがあるようだ。
戻るには急すぎてとても無理、危ないので上にあがるしかない。

今自分がいる狭い尾根を見るとなんともふしぎ、踏み後があるではないか。
まさか間違えてここに入ってくる人がそんなにいるとはとても思えないのでけもの道か。
かかとが伸びきってしまうようなきつい上りだが、そうするしかない。
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数歩あがっては肩で息をし、少しでも楽をしようとなだらかな方や枝木を求めていく。
あわてて動き出したのはヤマカガシか、びっくりさせるな。

進む方向は当然、見当がつく、北西尾根稜線。
今いるのはその北西尾根の地獄谷側の急斜面。
まさかこんなまっさかさまの斜面を歩くとは、この凡ミスなければ考えもしないコース取りだ。

重い足をとにかく上げつつなかなか近づかない彼方の稜線へ向かう。

おっ、ようやく見えてきた。
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なんとそこは数年前にオフ会場になった西峰の開けたところだった。
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因縁というか、何つながりか知らんけど。

下草がなくなった西峰と北西尾根をずるずる進み、樹間から御在所岳を見る。
ズームで撮っているから何が写っているのかは分からない、後の楽しみ。
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あらまあ、別世界だわ。

峠道下り口まではそんなところ。
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下山だけだと一気に高度を下げる便利な峠道だが、膝にはきついので気をつける。
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武平峠からは車道の隅をたらたらと行く。

今日もまた愚かなミスをしてぐったり、でも結果として筋力をつける山歩きにはなった。
いつまでも あると思うな 山とヤブコギ(ネット)、なのか
いつまでも 楽しく遊ぼう 山とヤブコギ(ネット)、になるのかは気分次第。
どこまでも懲りないし進歩がない、のだけは変らない自分。
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2018年5月25日 (金)

日記:デンハーグ、ロッテルダムとか雑感

日記:デンハーグ、ロッテルダムとか雑感 オランダ旅その4まとめ

アムステルダムはアムステル川の河口に建設した大きなダムの内側にできた都市。
町の形はまるで長崎平戸の出島をぐんと大きくしたような、扇形に広がっている。
出島はどうしてそんな形なのかと昔、社会(歴史)の教科書を見て思ったが、今回で納得。
世界は神様が創ったかもしれないが、オランダはオランダの民衆が造った、と。
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【訪問期間】2018年4月17・18日(火・水)
【地 域】オランダ:デン・ハーグ、ロッテルダム、アムステルダム
【天 候】晴れ時々曇り

京都や札幌のような碁盤の目のような町というのは位置が座標軸上にあるので分かりやすい。
ニューヨークのマンハッタンも垂直にストリートとアヴィニューが交わり、場所が分かりやすかった。
近・現代にできた世界の都市のだいたいがそうだろうなんて思っていたのが大きな誤解。
歴史の重みを鑑みればそれは全く逆で、町の味や深みはそんなところにある方が多い。

フェルメールの有名な絵画があるのがデン・ハーグ。
彼の生誕地デルフトの隣の、かつての都で、政治的に中心的な都市。
マウリッツハウス美術館を主目的に市立美術館やプレディウス美術館へ行く。
降りるのはデン・ハーグセントラル駅。

オランダではどんな都市でもその町の中心にある駅はすべてセントラル駅で統一されている。
これは、よそ者の旅行者には分かりやすくて便利だ。
日本における卑近な例で恐縮だが、刈谷駅と刈谷市駅なんてだれが区別できるか、と。

デン・ハーグは人口も少なく、小さい町なので歩きやすいと思っていたら失敗した。
駅と中心街の位置、バスなど交通網の発着地点が離れ難しくて迷ってしまう。
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フェルメールの代表的な作品だけはしっかりと鑑賞する。
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3点あるのだが、2点は素晴らしくてずっと見ていたいもの。

あと1点は、いくら初期の作品とはいえとてもフェルメールの作品とは思えない。
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ここは日本人の団体さんが必ず訪れる場所で、混乱を避けて時間帯などが優遇されている由。


地球の歩き方の読者投稿で紹介されていたブレディウス美術館もパスで入れる、うれしい。

投稿して推薦している方の言われるとおりこじんまりとした雰囲気のある個人美術館。
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欧米の個人美術館というのは国立や公営を凌ぐところが多いのでさもありなんだが・・・。
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名前のブレディウスというのは、かつてのあの事件と関係があるのだろうか。

その後すぐ近くにある、あの錯視画で有名なエッシャーの美術館へ行く。
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ただ残念ながら、ミュージアムパスは使えない、という。

次の市立美術館へも行きたかったし、時間もおしていたので、パスする。

アムステルダム市立美術館もハーグ市立美術館も市立は近・現代に門戸を開いている。

今現代を育てていかないと未来はないわけだから文句はないが、有名作品は少ない。
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単にこちらの感性の問題なのだが、ニューヨークのMOMAとは比べられない。

ロッテルダムへは鉄道移動の方が早いが、最近できた地下鉄で行く。
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ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館が地下鉄の駅から近い、というのが理由。

ここでの目的はもちろんピーテル・ブリューゲル1世の「バベルの塔」。
昨年だか日本にも来ていたのに、と残念人間は嘆きつつ観る。
それは、ボイマンス美術館も同様なのか、めっちゃ東京展のことを売りにしていた。
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ここは(も)作品数が多くてしっかりと生気を吸い取られる。
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この作品を展示しているのが素晴らしい、ブラボー。
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いい加減疲れ果てて館外へ、そして中央駅へ移動する。
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するとガイドブックの挿絵写真を飾っていた建物がいっぱい並んでいる。
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ロッテルダムって観光ではあまり(?)紹介されてないが、とんでもなく建築未来都市だった。

未来都市といえば中国の上海が有名で、幾何学的で素っ頓狂な塔や建築物が多い。

でも上海はどこかちぐはぐな感じなのに対して、ここはじっくり生活に溶け込んでる。
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生活そのものの市場のすぐ近くで、飛んでる未来が今日もとことん実験している。
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あの17世紀に、世界を席巻したこの国のマグマは今なおふつふつと燃え滾ってる、てか。

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2018年5月23日 (水)

山歩き:岩が峰から釈迦が岳

山歩き:岩が峰から釈迦岳

金曜日に雨が降り、土曜日には平地でも強い風が吹き荒れた。
となると、山の上で満開の白八汐や石楠花、山躑躅の運命や如何に。
今日は以前歩いた安心のコースをすたすたと記憶を辿るように歩く。
見上げては感心する花のトンネルもあれば、落花でできた絨毯もとても楽しい。
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【山行日】2018年5月20日(日)    
【山 域】鈴鹿中部:釈迦が岳、岩が峰
【天 候】晴れ
【形 態】周回、単族、軽装
【コース】八風林道の栃谷付近の駐車地、起点
P7:13--8:09北山--8:42岩峰--9:04県境稜線--9:12釈迦岳9:30--
--10:53仙香山11:15--11:31八風峠--12:38P

普段から予定を立てた計画的な山歩きではないので、いつも行先には悩むことになる。
現状の体調では新しい山域とか未踏のルートを試す心意気も激減している。
過去ログからめぼしいコースを思い出しては、ああだこうだとぐだぐだ。
岩が峰から釈迦は数回歩いてるが、数年前のことでもう記憶にないからありがたい。

桑名から登山口の田光・八風への道路って、距離が短く早く行けるのはどこなんだろう。
北からいなべ警察東、石榑東を通ってくるのか、南から朝明を目指す道からなのか。
道路地図を見ても、カーナビにしたところでいつも決定打に欠ける。
仕方がない、往きは北からアプローチして、帰りは南へ回ってみよう。

八風林道を上がり、キャンプ場を過ぎると、記憶にある小さな橋がある。
そうそうここら辺だ。
おっと時刻は早いのに先客が結構多いではないか。
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最近は山歩き人気が上がっているのか、鈴鹿自体が人気なのだろうか。

とにかくなんとか準備して、栃谷左岸の林道へ入っていく。
先行していた連中は、犬尾山へもいくということで、すぐに渡渉していく。
もう少し林道を進んで、渡渉しやすいところを選んで対岸に渡る。

植林の中を高みを目指して歩いていく。
すると、自然にはっきりとした踏み跡にぶつかり、それが岩が峰への道になる。
かつてはバリルートだったらしいが、今は立派な人気コースなのだ。

数回、ざれたコルを越えていく。
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岩が並んだところを上がっていく。
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視界が開けて見えるのは、となりの大平尾根、その向こうには三池岳の尾根。
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北山までこんなにも時間がかかるのか(記憶が飛んでいるからそう感じる)。
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そして右手に目立つ立派な岩、鏡岩ことジョーズ岩。
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それを見ながら岩が峰では一番リスキーな部分にとりかかる。

へつるような、幅の狭い部分を抜けて、ほっとすると、左手にこれ。
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岩が積み重なって雨宿りができそうな穴場だが、上から水が落ちてくるので無理だろうな。

それよりもよく見ると、昔の古墳の石室のようでもある。
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急な斜面をジグザグに上がっていくと庭園のような、目立たない岩が峰に。

そして次のこの小さな池は上から見るよりも落下点をむこうに見たほうがいい。
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コバのような、そしてかつて往来のあったようなたしかな道型を踏んでいく。
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壁のような上りが続くと稜線は近い。

お助けロープもあり、周りには白八汐の落花が白い。
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稜線に上がる。
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おお、釈迦への道にもまるで雪のように白い花びらが散乱している。

何はともあれ釈迦が岳山頂へ。
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それなりの景色、そして今上がってきた岩が峰の尾根がよく見える。

そこに来た連中、なんと石榑峠からだそうで、3時間超とは速いなあ。

山頂周辺をしばらく歩いてみる。
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ここから八風峠まで、最近は特に人気のある稜線漫歩になる。

三重県側の展望よし、新緑よしがとても気持ちいい。

そして滋賀県側の、源流につながるとてもなだらかな傾斜がなんともいい。

視界が開けて明るくなると、稜線では特に目立つ崩壊地。
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仙香山までの平坦というか凡庸な地は、滋賀県側に踏み込むのがよさそう。
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これなんか、仙香池ほどではないが明るくていいんでないかい。

その仙香池は光が強くて明暗が大きいので、モデルを入れて撮る。
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休憩にはどこでもいい、ピクニックなんだから。
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日差しが強いからちょっとした木陰がいい。

景観も花木も落花の絨毯もなんでもそろう稜線だこと。
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少しやつれた(失礼)感じのおじさんが話しかけてきた。

なんでも白八汐に赤色が混ざったのがどこそこにあって、それを見に来た、と。
それって、ヤマケイやヤブコギネットでは竜が岳から静が岳への途中にあるのが話題になってた。
彼によると、年によって違いはあるがそんなのが他のどこそこにもいくつもあり、それが楽しみなのだと。
そんな山歩きの楽しみもある、参考になりますわ。

八風峠に到る。
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もう体力的にはいっぱい一杯、三池岳は遠い。

何よりもこの釈迦~三池岳間の三重県側の下り道といえば急なところばかり。
そのなかで、緩くてしかも趣のあるのがここ八風峠道。

まるでこの道しかない、ユン・ゲサン。

下り始めてすぐに感じる安心感。
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山躑躅ロードあり、地蔵ありと。
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川原歩き区間を途中に挟む。
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ただその後の林道歩きも記憶よりはずっと長かった。

最後に登山口(下山口)こと登山届け提出小屋。
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ほう、8月4日にはイベントあるとね。

何はともあれ、ここら辺でもっと歩きたいところが出てきた、いい傾向。
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2018年5月13日 (日)

山歩き:三人山から雨乞・七人山

山歩き:三人山から雨乞・七人山

今年初めての鈴鹿、色んな樹木の花が当たり年だというのに、大きく出遅れ。
否、ようやく鈴鹿まで来る気になっただけで、しっかりと歩け通せるか不安がある。
今日のコース、距離も短く標高差の少ない雨乞岳への道は、新緑に輝いていた。
朝方は涼しかったのに日中は暑くて強い日差しに疲れたので七人山で一服。
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【山行日】2018年5月12日(土)    
【山 域】鈴鹿中部:雨乞岳、七人山、三人山(郡界尾根)
【天 候】晴れ
【形 態】周回で一部往復、単族、軽装
【コース】武平峠西0.6キロ駐車場、起点
P--7:30登山口--7:47一服峠--8:33三人山--9:05東雨乞--9:17雨乞岳9:27--
--9:39東雨乞--10:04七人山11:23--クラ谷道--12:24一服峠--12:39P

鈴鹿へはしばらく来ない間に道路状況がかなり変っていた。
高速道路建設やその他道路工事が重なり、迂回路や片側通行の表示が方々にある。
旧鈴鹿スカイラインに入ってからも三箇所で臨時信号があり、長い待ち時間だこと。
それにも増して朝早い時間なのに登山者が多くて、駐車場の空きの少ないこと!

武平峠トンネルを過ぎるとそんな狂騒も少しは穏やかになる。
峠西0.6キロの駐車場になんとか停めることができた、開いててよかった。
たらたらと準備して、出発。

一服峠への登山口まで、車道を降りて行く。
登山口はここ、雨量計のあるところ。
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すぐに急勾配になる道をゆっくり落ち着いて、静かに歩く。
ふらついたり、足を踏み外すと厄介なところなのでよそ見をしないように。
ずっと急な道をのぼって、ようやく着いた一服峠。

ここから始まる郡界尾根は適度に上下動があり、新緑もいい感じだ。

南に開けたところから鎌が岳をみる、山腹の新緑のまだら模様がいい。
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ずっと尾根伝いに歩いていく道の両側には石楠花が今を盛りと咲いている。
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なんかこれも久しぶりだ、本当に今年は当たり年なんだ。
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右側、少し北側に開けた向こうには七人山が見える。
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となると三人山か。

トラバースしては申し訳ない、喘ぎながら上っていくと、先客あり。
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クラ谷道とは違って単調だがドライな道なので選択する人が増えているようだ。

ちょっとした鞍部を過ぎるとひたすら東雨乞をめざして上がっていく。
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自分とほぼ同じ大きさのザックを背負った小さな少年がお父さんと上がっていく。
たくましい親子登山、新潟の五頭山域で捜索されている親子を思う。

笹原が少し出てきて前方に青空が見えるようになる、もう少しだ。
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と思ったのはなるほどよくある勘違いで、ニセ山頂をいくつも越えていく。

笹原は元気で、隠れた足元にはハルリンドウが鮮やかな水色で輝いている。
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笹の海をぐるっと回りこむとようやくその先に開けた東雨乞山頂があった。

いつ来ても見晴らしがいい、360度展望の山だ。
違う方角から自分が現れたので、先客が不思議がっている、まあよくあること。
この東雨乞で気をつけなければならないのは、下山のときの下り口。
視界が利かないときは、要注意かも。

ぐるりと見回して山並みを味わい、勢いのあるうちに雨乞本峰へ向かう。
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下ってふたたび上がっていく笹原の中に開かれた1本の道。
このお手軽なプチ雄大な歩きが雨乞岳の魅力かも。
笹の海に埋まるような小さな点に見えていた登山者が少しずつ動いて大きくなる。
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笹が背の高さほどのところもあって、すれ違いはどこらへんになるのかな。

雨乞岳山頂、ここはよく来ているのでなじみがある。

少しだけ周囲をぐるっとする。
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イブネ方面へ向かう元気な人たちを見送りながら、東雨乞に戻る。
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ユン・ゲサンはクラ谷道方面へ。
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すれ違う人が多いのは、こちらの道がメインである証拠なんだ。
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七人山とのコルには、七人山方面に入らないように枝木が置かれている。
まあそれなりに意味のある措置かも。
久しぶりなので目指すことにする。

ちょちょっと上がればすぐのはずが、足が重くて上がらない。

右へ左へのそりのそりでようやく七人山へ、なつかしい景色。
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しばしブナ林の中をうろうろと歩き回ってみる。
おっと下りすぎた、ふたたび上がっていく、きつい。
ということで、適当なところで休憩とする。

雨乞では日差しがきつくてしっかり後頭部を焼かれた。
ここでは直接降り注ぐ日光はなく、樹幹を通る風も涼しい感じ。
いかん、立ちくらみだ。

折角だからいつもザックに入れているだけのアレを出そう。
ということで、ぐったりタイム。
これって本当にいつも持ち歩いているだけで、活用したことがない。
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ゆっくり休憩するときに使えばいいのだが、面倒くさがりなのでそんなのはありえない。
今日こそは、ということで。
ものの本にはいつでもすぐに立てられるように、と書いてある。
いい加減だがそれなりになんとかなる。
分かったのは、ふさわしい適当な場所選びと、その場の整地ということ。
付け加えれば、本体とロープとペグ4本(8本)に、ポリエステルの薄軽シートかも。

そんなことを思いながら狭いながらも楽しい我が家でぐったり。
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ただその後の片付けがそれなりに面倒で、それを如何に楽にするかが肝要かも。

帰りは、クラ谷道で一服峠まで行く。

この雨乞岳へのメインルートは渡渉を何度も繰り返し、ぬかるみがとても多い。
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新緑が新鮮で、コースも変化に富んでいていいのだが、気がぬけない。

なんやかんやで一服峠へ。
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膝をかばいつつだるい足で、気を張り詰めながら下りていく。

もどると駐車場は満車で、周囲も路上駐車がずっと連なっていた。
いろんなことにげんなりしながら、山歩きってとても激しい運動だと思った。
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2018年5月 8日 (火)

日記:クレラー・ミュラー美術館

日記:クレラー・ミュラー美術館とユトレヒト オランダ旅その3

ファンゴッホ作品についてはファンゴッホ美術館に次いで多いクレラー・ミュラー美術館。
アムステルダムからかなり離れた地方の国立公園内にあり、行き方が少し厄介。
広々とした敷地には野外展示作品もあり、サイクリングも楽しめる。
帰り、せっかくだから旧都のユトレヒトにも寄り、そこで雨に降られる。
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【訪問期間】2018年4月15日(日)
【地 域】オランダ:オッテルロー(デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園)とユトレヒト
【天 候】曇りのち雨

オランダ・トラベルチケット1日券を使って地方へちょっとした電車旅行。
ガイドブックには3つの都市から1時間に1本しかないバスで途中、乗り換えるとのこと。
少し心配したが、鉄道インターシティは快適で、乗り換えバスもきちんと連絡していた。
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バスの中で国立公園入園料を購入し、目的の美術館へ歩いていく。
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ミュージアムパスで入館、ガラス張りの明るくて落ち着いた美術館である。
個人の財力と審美眼でもって貴重な作品が護られ後世に伝えられた、と。
不便な場所にもかかわらずたくさんの鑑賞者がひきもきらず訪れている。
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ファンゴッホ作品がその中心を飾る。

「糸杉」は高校の英語の教科書の挿絵で、「ゴッホの寝室」とともに初めて見た。

特徴のあるタッチでとても勢いを感じる樹木だから印象に残っている。
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cypressの複数形が題名で、先生が「なぜ複数形か?」と質問した。
あの時見た「糸杉」はここの作品ではなかった。
ファンゴッホには同一テーマで描かれた作品が多く、レプリカも多いので迷う。
「見たことがある」と思っても別の作品であることが多い。

例の「ひまわり」にしても有名どころが4点から6・7点あり、真贋論争まである。
元になる作品があってレプリカがあっても、ファンゴッホの手を経れば全てがオリジナルになる。
スタンダードナンバーをその時の到達点や気分で演奏するジャズメンみたいに。
自分の記憶にあった「糸杉」はメトロポリタン美術館のものであり、「寝室」はオルセーか。

ぐるっと周り、空いたところでもう一度見直し、野外に出る。
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展示作品を見るというより、きちんと手の入った庭園を散歩する。
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数日過ごしたオランダは平坦な土地ばかりだったので、少しでも起伏のある土地が珍しい。
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この立体ボックスというか一坪ハウス、いいんじゃない。

散歩の後は、国立公園内にある自転車専用道路を無料の貸し自転車で回る。
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自転車置き場にずらっと並んだ白い自転車はどれに乗ってもいいそうだ。
ただオランダの自転車の9割以上がハンドブレーキではなくペダルを逆回転するタイプ。
サドルが高くて(直せばいいのだが)大柄なオランダ人向きなので選ぶのも大変。

久しぶりにサイクリングする郊外公園はどことなくタスマニアの荒野に似ていた。
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老いも若きも男女関係無く、だれもが自転車に乗って楽しそう。
そして、田舎でも都会でも、自転車はオランダでは一番優遇されている乗り物なのだ。

雨が少しぱらついてきたので、残念ながら早めに切り上げて、公園を後にする。
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鉄道インターシティでアムステルダムへの帰り、時間もあるので、途中下車する。

古い都で町並みが美しいユトレヒトへ。

降り立った駅はとても大きな屋根で覆われ、ショッピングセンターが直結している。
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あまりに近代的というかモダンな様相に戸惑ってしまう。

しばらく歩いて、建物の外に出てようやく一息つける感じ。

古い町並みに歩く人がたくさん。
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遠くからでも目立つ由緒ある教会へ行く。
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こういうヨーロッパ的な庭園というのはあまり心は動かされない。
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これは、いい。
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ユトレヒトの街も他と同じく町の中心を運河が流れ(運河に沿って町が作られ)ている。
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道路より一段低い運河の水面と、その位置に住まいがあるから地階になるのか。
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水の都は今も昔も移動手段は渾然としている。
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カヌーやボートだって普通なのだ。
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そうだった、この街はディック・ブルーナの町でもあった。

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この壁画はいったい何。

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2018年5月 4日 (金)

日記:キューケンホフ公園

日記:キューケンホフ公園で花畑を見る、オランダ旅その2

チューリップ花畑といえばキューケンホフ公園、と言われる観光名所。
よく目にするのは風車を背景に一面、花の色で縞模様のとても広いもの。
そこに見学者は写っていないが、あんなに広い面積をどうやって観光するのか。

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【訪問期間】2018年4月16日(月)
【地 域】オランダ:キューケンホフ公園
【天 候】晴れ、日中は暑いが朝晩は涼しい

花畑といえば日本ではどんな地域にも有名なところがあり、どこもとてもにぎわっている。
自分の近くでは、浜松フラワーパーク・ガーデンパーク、なばなの里、木曽三川公園とか。
有料・無料を問わず、花畑を見て気を悪くする人はあまりいないので、どこも絶好の観光地だ。
選り好みしないで最寄の適地があれば、人生はそれだけで楽しくなり満足できる。

さてオランダを代表する世界的に有名なキューケンホフ公園とはいったいどんな所か。
そこは一年のうち3月中旬から5月中旬までの8週間だけ(!?)開催される、という。
もちろん有料だが、スキポール空港から往復バス運賃と入園料がセットで25€のお値打ち。
世界中から訪れる観光客をどんどんさばいていくシステムもしっかりとしている。
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空港でバスに乗り、公園までは20分ぐらい。
着くと、たくさんの人を目にしてびっくりする。

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広い園内をどのように周るとよいのかという心配も、分かりやすい地図パンフや標識がある。

基本的には、日本の大きな有名公園と違いがあるわけではない。

たくさんの見物客がいても園内が広いので上手に拡散されていく、許容範囲が大きい。
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雨天や暑さしのぎ用に、室内施設がいくつかあり、中はとても充実している。
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ランの館があれば、王道チューリップがどっさりの中央屋内も。
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休憩どころやレストランなども適所にありぬかりがない。
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公園から出て、チューリップ畑の元を、遊覧船で運河をめぐるツァーもある。
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畑とほとんど同じ低い視線で見ると、その広いこと、遠いこと。
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あれはどこかで目にしたことがある?
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ディック・ブルーナーの世界、なるほど出店だ。
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これも、そうか。
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とにかく、広くて大きいし、珍しそうなチューリップや花が多い。
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公園のもとになっている部分が素晴らしい、樹木の大きさと貫禄がすごい。
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ほぼ1日いたけど、飽きることはない、とても落ち着くところだった。
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