2018年6月19日 (火)

山歩き:梅雨間の大川入山

山歩き:梅雨間の大川入山

梅雨の合間のちょっとした天気の休日、出かける山は大川入山。
先々週歩いた高嶺・来見山からしっかり観察した縁がある。
何度も来ているが、今日の気持ちに少しは変化があらわれるのか。
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【山行日】2018年6月17日(日)    
【山 域】南信州:大川入山、阿智村
【天 候】曇りときどき晴れ
【形 態】往復 単族 軽装
【コース】治部坂峠駐車場、起点
P7:51--7:55登山口--8:40横岳--9:33最低鞍部--10:08山頂10:31--
--10:55最低鞍部--11:48横岳--12:25登山口--P

梅雨に入って比較的曇りや雨の日が多くなり、洗濯物がどうのこうの。
停滞前線の動きは水物で天気予報も新聞の朝刊夕刊ではあてにならない。
週間予報で計画など立てられないのは分かっているのに一喜一憂したりして。
こんな時こそフットワークの軽さが必要ですね、って誰に言ってるだか。

思い立って出かける先は大川入山。
山の引出しが少ないのでホントいつも同じで恐縮。
ただ言い訳すれば今回の山は先々週歩いた高嶺・来見山からしっかり観察した縁がある。

同じ道を休日の朝、知立・豊田と抜けて足助街道をひた走る。
この153線はとにかくバイクが多い。
山間の道で曲がりくねっていてコーナーリングなどが気持ちいいのだろう。
行楽の車も多い中、速度を上げそうになると前方には必ず流通トラックがいて順法を説く。
そう、ちょっと無理しても結果は同じだから耐える心を。

高嶺の上り口を過ぎて道が斜度をさらに増すと半ループ状の橋があらわれる。
この高度感のある橋ってなんだなんだ「柳川橋」っていうのか。
柳川洞吹師匠って思わぬところで存在感があると感心する(ヤブコギネット寝た)。

治部坂峠の駐車場はそれなりににぎわっていて、先客の山ヤさんが数人準備している。
自分がもたもた動き出す間にも数台の車が入ってくるのだから人気があるというか。

駐車場を出発、車道を数分歩いていくと登山口。
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この登山口周辺にも必ず駐車する車があるが、昔から来ている人なんだろうな。

舗装が崩れたような荒れた道をよろよろとあがっていく。
数日前の雨の影響がほとんどないのも山道の特徴か。

水源になっている川にかかる橋をわたって登山道に取り付く。

穢れのある人はこの沢でしっかり清めてから入山するといい。
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しばしの上りで尾根に取り付き、とても印象的な根っこの入り乱れた道になる。
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湿っていると滑って危ない道だが、今日はなんとか安心。

高度をあげるとあたり一面新緑があふれ、ジグザグの道を上がっていく。
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ところどころ通行禁止のテープがあり、巻き道が切り開かれている。
道に穴があくなどして危険なので対応処置が取られ、よく整備されている。

ロープのかかった崩落箇所の巻き道からは右手遠くに大川入山がのぞまれる。
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上がりの苦しい中、ここら辺から虫、コバエがうるさく顔のまわりにまとわりついてくる。
せっかくの新緑もどうのこうの、耳や目・鼻に入ってくるうるさい虫め。

喧々侃々、上りが緩やかになってくると少し開けた広場のような横岳に着く。
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いつも静かな新緑の落葉松の世界。

ここまでが大川入山登山の三分割の前半で、地味で苦しい上り部分。

三分割の真ん中は長い尾根の稜線歩きでアップダウンを何度もくりかえす。
十数個のコブのような小さなピークを越えて行く尾根歩き。
時々左右に展望が少しだけ開け、日光に照らされるが、日陰になる時間のほうがずっとながい。

今日の楽しみは、左に少しだけ開ける展望を逃さずに、しっかりと見ること。
これは今までこの山に何十回と来ているけれど、ただ見ていただけだった。

今日はちがう。
とにかく先々週あの尾根稜線をしっかりと歩き、あまり特徴のないなりにある山名が分かったのだ。
いわゆる山座同定がしっかりとできるのだから、少しうれしい。
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左の少し尖ったところが長者峰、右の方の三角山が高嶺、その右が悪沢山。

高い位置に通された林道は便利だけど、山を削って造成された分、崩壊が痛々しい。

さてこちらの稜線、歩きやすい道は森の中の遊歩道という雰囲気ではある。
あちらの道よりもコブが多い分、アップダウンが激しい。
樹林は躑躅系がそろそろ終わり、更紗や紅胴段の可憐で過剰の花が緑に映える。
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尾根歩きの中盤後半は上り下りが長くなり、樹間からの展望もほとんどなくなる。
ただ落葉松の樹間のむこうに大川入山のラインがうっすらと見えてくると鞍部が近い。
どんどん下がっていくと最低鞍部になり、少し右にねじれていく。

谷側に新緑の視界が開けるが、尾根のつなぎ目の不安定な部分である。
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大川入山登山三分割の残りは、斜度が急にあがりひたすら我慢ののぼりになる。

暗い樹林帯の上りを少し我慢すると、開けて明るいところに出る。
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太陽の光も十分で、振り返れば蛇峠山と歩いてきた尾根が見える。

ここからは背後から強い日差しが照りつけるので日除けの帽子があるといい。
また今日は、ここからうるさい虫が急に増えたので、防虫ネットをかぶる。
ふだんは帽子もネットも嫌いなので着用しないが、携行する必要性は大いに感じた。

さらに斜度があがると笹原があらわれ、ぐんと展望が広がる。
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眼下のどっしりとした尾根山塊が先々週歩いた高峰~来見山。

この眼前・眼下の笹原の広がりがこの山というかこの山域の特徴。

風に波打つ笹原はきれいな芝生のようだけど、本当はとても手強い。

来見山や見晴らし台から見えたあのなだらかなラインの山を横から見る。
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少しむこうに見える禿げたようになだらかなラインって、あれが馬沢山なんだろうか。
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見る分には素敵な景色だから、急な上りの苦しさもまぎれるというもの。
見上げる山頂方面に青空がないのだけは残念だ。
ここまで下山する人には何人も会ったが、皆さん、ホント朝が早い。

山頂手前の低い潅木帯を回り込むように進むと山頂広場に着く。
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先客はなし。
展望はあるような、木曽山脈の山々には雲がかかっていてしっかり見えない。
高嶺の山塊はしっかりと見られる。
来見山は分かるが、見晴らし台は少し影になっているらしい。
むこうからだって大川入山は見え辛かった。

休憩しよう、靴を脱いで・・・。
その後が続かない、何しろ虫がどんどん寄ってくる。
虫柱が立つ、とはいえないが、うるさいぐらいまとわりつく。
次に来た人も少しだけいて、逃げるように退散していった。
この時季はこれだからなあ、えいままよ仕方がない、ユンゲサン。

なんか下りは、疲れが取れないままの重い足取りでどすんどすん。

すると青空が広がり、元気に上がってくるたくさんの人とすれ違うようになったとさ。
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最低鞍部からの稜線歩きはアップダウンの繰り返し。

その上り返しを負担に感じるということは、疲れたというかやつれた証拠。
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この日、もっと遠くの長い山歩きを計画していたけど、無理しなくてよかった。
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自分こそ、沢の水でお清めが必要かもしれない。
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2018年6月 5日 (火)

山歩き:長者峰から高嶺・悪沢・来見山

山歩き:長者峰から高嶺・悪沢・来見山

大川入山を、その手前にある平谷村の高嶺から見たいと思った。
出発地点の長者峰山頂へは車で上がり、そこから尾根を来見山まで縦走する。
そこでUターンして戻ってくる「長者峰~来見山縦走往復登山」コース。
高低差は少ないが、累積だとそこそこありそうで、距離は11km。
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【山行日】2018年6月2日(土)    
【山 域】南信州:平谷村高嶺
【天 候】晴れ時々曇り
【形 態】往復 単族 軽装
【コース】長者峰駐車場、起点
P8:23--8:37高嶺--8:54悪沢山--9:03ゆき見台--9:37上悪沢--9:56見晴台--
--10:26来見山10:34--11:07見晴台11:27--11:43上悪沢--12:12ゆき見台--
--(悪沢)--(高嶺)--12:54P

6月に入り梅雨の声を聞くと、鈴鹿からは遠のき、近場の山で濁すことになる。
新緑の大川入山を候補にしたが、そのすぐ手前の山には行ったことがない。
大川入山の登山路からよく見えるその山にはかなり前から車道がついている。
なにしろ山頂まで車で上がってしまうのだから楽チンというか、山歩きと言っていいのか。
そこに数年前、尾根通しに登山道が切り開かれたそうで、現在も拡大整備中らしい。
情報通で意識アル系の人はさすがに早く行動し、レポをあげているので様子もわかる。
遅ればせながら山の引出しの少ないもたもた系の自分にも、その機会が訪れた。

その山は高嶺(1599m)で、地元の平谷村の資料では次のように紹介されている。

「高嶺(1599m)は平谷村の中心部から見える堂々とした山塊で村の象徴的な山。
山頂部は笹原で、アジア大陸からの季節風をあびていて、下伊那南部高原の一部」

ひまわり温泉で地域活性化のモデルとなった平谷村がその一環として整備している。

その「長者峰~来見山縦走往復登山道(中級コース)片道5.5km」が今回のコース。
順に、長者峰(1574m)、高嶺(1599m)、悪沢山(1590m)、ゆき見台(1560m)、
上悪沢山(1656m)、見晴台(1658m)、来見山(1584m)で、そこから折り返す。
目安として、往復5時間40分だそうな。

平谷村では「高嶺山ハイキングコース」も整備していて、片道約3.2km、往復5時間。

名古屋・豊田から信州・飯田に抜ける153号線をひた走るのだが、車が多い道である。
途中、速度を上げたくなるがそれは無駄、すぐに流通の車が行く手を制御してくれる。

途中で左折して、高嶺山林道を上がっていく。
後半で数回、上述の「高嶺山ハイキングコース」が車道を横断していく。
空が開けてくると、なかなか立派な長者峰駐車場に入っていく。
山小屋管理棟やトイレ、展望台などがあり、視界良好である。
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しばらくはそれら施設を見てまわり、解説を読んだり、今日のコース説明を見たりする。
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もたもた準備して、おもむろに出発する。

最初は林道を進む。

とにかく平谷村側にしっかりと視界が開けていて気分がいい、さすがオラが村の山。
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車止めゲートを回避し道なりに進んでいくと、前方に高嶺が見えてくる。
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あまりにあっけないし、大きな山塊の割には山頂部分が控えめな高嶺だこと。
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親切な表示板に従い、車道を離れて、いわゆる普通の登山道を上がっていく。

汗かくまもなく、山頂広場に着く。
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展望は平谷村方面に開き、どことなく戦国武将の陣地風。

この後に続くほかの山や展望台もみんな似ていて、同じ方向に展望ベンチがある。

高嶺をあとに下っていくと、よく整備がされているがかなり急な道になる。
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それも一時、大きく迂回してきた林道に出ると、しばらくは再びざれた歩きになる。

次の悪沢山へも、左・登山道、右・迂回する林道となるが当然、左へ上がっていく。

悪沢山からは高嶺の裏側が臨める。
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道は落葉松林の中、切り開かれ、刈られた笹が少しずつ抵抗し、朝露で濡れる。
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ぴょんと出るとびっくりするが、広い広場のような道は林道の終点。
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まっすぐ進み、階段を下りてふたたび落葉松林の中を歩いていくとゆき見台に出る。
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しっかりと開かれた展望地は、やはり高嶺の展望が主になる。

そこから上悪沢山までも同じような道が続く、長い。
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上悪沢山はどことなく高原のテラスという感じ。
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倒木の元気な道を進んでいくと見晴台。
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ふしぎなことに、今回のコースの最高地点になる。

ここと来見山の展望地は尾根端を伐採しているので少し趣がちがう。
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表示柱のむこう下に見えるのがこれから向かう来見山。

背後には、ずっと見たかった大川入山方面へ視界が開ける。
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笹原がなだらかそうに見えるのは馬沢山(1796m)か。

先へ急ぐが、ここからは残念ながらぐんと下っていくことになる。
薄い記憶では、来見山には展望がない、とか。
それでは、何しにそこへ行くのか。

と、下りを恨めしく思いながら一方で、どんどん不安が広がっていく。
ずっと歩いてきた道でもそうだったが、この深くえぐれた足跡は何だろう?
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つい今しがたつけられたようで、歩幅が狭い。
月の輪熊、なんだろうね。
糞も随所にあったからすぐ近くにいるんだろうな。

おれって他人と話すのも苦手だが、クマ語なんかさっぱりわからない。
とにかく自分のことで精一杯のふりをし、顔もあわさず見ないようにしよう。

道は狭いながらもしっかりとよく整備されて、最低鞍部までは過ぎたようだ。
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ここに来て、ブナが目立つようになり、雰囲気のよい道になっている。

これなんか、直径1m以上あるから胴周り3m以上の立派なブナだ。
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そしてロープの張られた急な上りを過ぎて少し下っていくと開けた尾根の端に出る。
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来見山。

周辺をしっかり伐採したらしく、ここも見晴台と同じように展望がいい。
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ただ、肝心の恵那山が雲で覆われてしまっていた。
手前は、焼山などのあまり特徴のない並び。

帰りの上り返しがあるので長居はせず、休憩は戻って見晴台でする。
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ここからはきつい上り返しもないのでゆったりとした気分で戻っていく。
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林道に出てからは、山へは登らず、迂回する巻き道の林道でいく。
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視界も多少はあるので期待したが、大川入山方面は樹間にすこしのみ。
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愛嬌のあるチョウがずっと付きまとってくる。
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ヒオドシチョウ。

載り面工事や、斜面の崩壊というのも観察できる。
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高嶺を迂回する道は遠くからもずっと目だって見えていたので寄る。

こここそ、今日歩いてきた尾根をずっと見られる重要な地点と言える。
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馬沢山のなだらかな笹原を見て、右へ移っていくと、大川入山。
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やっとしっかり見られた。

途中、黒い雲が出てきた時には雨の心配したが、そろそろゴール地点。
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ずっと朝から誰にも会わなかったのに、犬連れとか色んな人が来る。

ライダーのあんちゃんから「この先、なんかありますか」と聞かれる。
「うーん、何かと言われても・・・。展望はこの駐車場が一番だよ」
としか、応えられなかった。

そういえばこの日、平谷スキー場ではライダー共の大集会があった。
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一番見たかったのはこれらの山、駐車場から簡単に見られる。
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左・馬沢山とそのむこうにうっすら恩田大川入山、右・大川入山。

あ~あ、ふりだしにもどる。


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2018年6月 2日 (土)

山歩き:御在所越えてヤブオフ会へ

山歩き:御在所越えてヤブオフ会へ

今回のヤブコギネットのオフ会は20回目で、節目の数字になる。
開催地が同じだったり近いので、コース取りが似たり同じになりやすいのが残念。
経験に裏打ちされた貴重な意見を聞いたり、新鮮なメンバーに会えるのが楽しい。
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【山行日】2018年5月26日(土)    
【山 域】鈴鹿中部:御在所岳、鈴鹿の上高地(神崎川右岸)
【天 候】曇り時々晴れ
【形 態】周回、単族、軽装
【コース】旧鈴鹿スカイライン表道口付近の駐車地、起点
P7:34--表道--8:35下山口--8:43御在所岳8:54--上水晶谷道--
--10:10上高地(オフ会場)13:33--13:48上水晶谷道--14:16地獄谷出合--
--15:05西峰--15:32峠道口--16:04武平峠--16:19P

旧鈴鹿スカイライン沿いの駐車場の多くは御在所岳を目指すのに都合がいい。
御在所岳の人気とあいまってそこは、朝早くから多くの登山者の車で溢れる。
特に旧料金所跡に新設された駐車場は、人気の中道に最寄りなのでいつも満杯。
朝7時頃には駐車場から溢れた車が路上の空き地をどんどん埋めていく。
自分の、あわよくば裏道か中道を使ってオフ会へ行くというもくろみはすぐに霧散する。
そのまま車を走らせると、標高はどんどん上がり、武平峠に行き着く。
最近はずっと武平峠Pが多いので、少し下から、しかも空いているP。
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11時半開始なので30分前の到着を目指すと持ち時間は3時間半と充分。
こんな時でないとゆっくり御在所岳に来ることもない、しかも少しはトレーニングを。

駐車地から車道を少し上がっていくと、表道の途中に入る。
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道の特徴はよく覚えていて、いきなりの急登が続く。
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一息つくと眼下に車道や武平峠Pが見え、眼前には鎌が岳が見える。
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無駄なくまじめに高度を稼いでいく道でよいのだが、下りにはあまり使いたくない。

途中、軽快な歩みの若者に会ったが、人に会うのが珍しい道でもある。

後半、渡渉するが、このロープはずれていて当てにならない。
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上空が少し開けてくると、表道の先は短い。

振り返ると正面眼下に雲母峰、下りでは道を間違えやすそうなところだ。
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ぽんと出たところは、山頂の建造物がある車道で、どこかの町のよう。

山頂に用がないこともないので、車道をそのまま進んでいく、実に歩きやすい。

ふだん田舎では人に会うのが少ないし、山歩きの最新ファッションというのも見たい。
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右折し、階段を上がっていくと御在所岳三角点、早いので静かだ。

望湖台へ寄ると、うっすらと琵琶湖が見えた。
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今日のコースのおおざっぱな下見(このおおざっぱさが後で苦労を招く)も兼ねてと。

スキー場に来ると、朝の早い登山者たちがもうどんどん登ってくる。

途中から少しワープして上水晶谷へ下りていく。
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この岩から入るが、最初だけ道がはっきりしない。

基本的には上水晶谷の右岸に沿って、くねくねと進んでいく。
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地獄谷出合を過ぎて少し方向を変え、すぐに崩落場所で左岸に移り、また戻る。
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その後は広がって歩きやすくなり、やがて千草街道にぶつかる。

オフ会場の上高地へはどこからでも行けそうと思うのだが、地形は意外と複雑。
少し小高い丘のような尾根端を越えるのだが、そのむこうにまた丘が現れる。
斜面はところによってはかなり急だし、窪地や平地には水たまりや流れができている。
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落葉がしっかりと積もっていて、ゆだんするとぐちゃっとなる。

潅木の間を抜けていくと、それらしい雰囲気の会場が見えてきた。
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順調に来れたので予定よりもうんと早い到着だ。
先客は、いつも早く来ているメンバーだ。

オフ会終了後は皆さん、三々五々と去っていく、えっえっ何?。
あれっ、皆さんほぼ同じ方向というか、朝明駐車場方面ばかりだ。
こちらは駐車場に戻るために、標高差が少しはあるが再び御在所越えで行く。

ショートカットということで上水晶谷道から地獄谷を経て峠道だと近い。
来た道をそのまま戻るのでお気楽、新鮮な新緑が目に優しい。
上水晶谷右岸から一旦、左岸へ、そしてふたたび右岸に戻る。

そして地獄谷出合に来る。
樹木に付けられた落書きだけでなく、きちんとした表示板もある。

数回通っているのでなんの躊躇もなく下の方から渡渉し、眼前の谷に入っていく。
水が少ない、というのは先回もそうだったから疑問に思わない。
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すぐに二股になる、早いな、ここは太い右だったはず。
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枯れ沢に近いが湿り気は多いし、手掛かりが少ないので何でもつかんでいく。

すぐにまた二股になる、なんか雰囲気が記憶とはちがうような感じもする。
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太い右股は滝状に立っているのでさけて、上がりやすい左というか間を上がる。

つかめる枝や根、草木も利用してとにかく沢から尾根に逃げることにする。
ようやく上がると、目指すべき御在所と西峰のコルが遠くに見えた。
左手のはるか眼下に、本来進むべき地獄谷らしきがあるようだ。
戻るには急すぎてとても無理、危ないので上にあがるしかない。

今自分がいる狭い尾根を見るとなんともふしぎ、踏み後があるではないか。
まさか間違えてここに入ってくる人がそんなにいるとはとても思えないのでけもの道か。
かかとが伸びきってしまうようなきつい上りだが、そうするしかない。
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数歩あがっては肩で息をし、少しでも楽をしようとなだらかな方や枝木を求めていく。
あわてて動き出したのはヤマカガシか、びっくりさせるな。

進む方向は当然、見当がつく、北西尾根稜線。
今いるのはその北西尾根の地獄谷側の急斜面。
まさかこんなまっさかさまの斜面を歩くとは、この凡ミスなければ考えもしないコース取りだ。

重い足をとにかく上げつつなかなか近づかない彼方の稜線へ向かう。

おっ、ようやく見えてきた。
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なんとそこは数年前にオフ会場になった西峰の開けたところだった。
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因縁というか、何つながりか知らんけど。

下草がなくなった西峰と北西尾根をずるずる進み、樹間から御在所岳を見る。
ズームで撮っているから何が写っているのかは分からない、後の楽しみ。
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あらまあ、別世界だわ。

峠道下り口まではそんなところ。
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下山だけだと一気に高度を下げる便利な峠道だが、膝にはきついので気をつける。
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武平峠からは車道の隅をたらたらと行く。

今日もまた愚かなミスをしてぐったり、でも結果として筋力をつける山歩きにはなった。
いつまでも あると思うな 山とヤブコギ(ネット)、なのか
いつまでも 楽しく遊ぼう 山とヤブコギ(ネット)、になるのかは気分次第。
どこまでも懲りないし進歩がない、のだけは変らない自分。
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2018年5月25日 (金)

日記:デンハーグ、ロッテルダムとか雑感

日記:デンハーグ、ロッテルダムとか雑感 オランダ旅その4まとめ

アムステルダムはアムステル川の河口に建設した大きなダムの内側にできた都市。
町の形はまるで長崎平戸の出島をぐんと大きくしたような、扇形に広がっている。
出島はどうしてそんな形なのかと昔、社会(歴史)の教科書を見て思ったが、今回で納得。
世界は神様が創ったかもしれないが、オランダはオランダの民衆が造った、と。
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【訪問期間】2018年4月17・18日(火・水)
【地 域】オランダ:デン・ハーグ、ロッテルダム、アムステルダム
【天 候】晴れ時々曇り

京都や札幌のような碁盤の目のような町というのは位置が座標軸上にあるので分かりやすい。
ニューヨークのマンハッタンも垂直にストリートとアヴィニューが交わり、場所が分かりやすかった。
近・現代にできた世界の都市のだいたいがそうだろうなんて思っていたのが大きな誤解。
歴史の重みを鑑みればそれは全く逆で、町の味や深みはそんなところにある方が多い。

フェルメールの有名な絵画があるのがデン・ハーグ。
彼の生誕地デルフトの隣の、かつての都で、政治的に中心的な都市。
マウリッツハウス美術館を主目的に市立美術館やプレディウス美術館へ行く。
降りるのはデン・ハーグセントラル駅。

オランダではどんな都市でもその町の中心にある駅はすべてセントラル駅で統一されている。
これは、よそ者の旅行者には分かりやすくて便利だ。
日本における卑近な例で恐縮だが、刈谷駅と刈谷市駅なんてだれが区別できるか、と。

デン・ハーグは人口も少なく、小さい町なので歩きやすいと思っていたら失敗した。
駅と中心街の位置、バスなど交通網の発着地点が離れ難しくて迷ってしまう。
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フェルメールの代表的な作品だけはしっかりと鑑賞する。
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3点あるのだが、2点は素晴らしくてずっと見ていたいもの。

あと1点は、いくら初期の作品とはいえとてもフェルメールの作品とは思えない。
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ここは日本人の団体さんが必ず訪れる場所で、混乱を避けて時間帯などが優遇されている由。


地球の歩き方の読者投稿で紹介されていたブレディウス美術館もパスで入れる、うれしい。

投稿して推薦している方の言われるとおりこじんまりとした雰囲気のある個人美術館。
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欧米の個人美術館というのは国立や公営を凌ぐところが多いのでさもありなんだが・・・。
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名前のブレディウスというのは、かつてのあの事件と関係があるのだろうか。

その後すぐ近くにある、あの錯視画で有名なエッシャーの美術館へ行く。
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ただ残念ながら、ミュージアムパスは使えない、という。

次の市立美術館へも行きたかったし、時間もおしていたので、パスする。

アムステルダム市立美術館もハーグ市立美術館も市立は近・現代に門戸を開いている。

今現代を育てていかないと未来はないわけだから文句はないが、有名作品は少ない。
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単にこちらの感性の問題なのだが、ニューヨークのMOMAとは比べられない。

ロッテルダムへは鉄道移動の方が早いが、最近できた地下鉄で行く。
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ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館が地下鉄の駅から近い、というのが理由。

ここでの目的はもちろんピーテル・ブリューゲル1世の「バベルの塔」。
昨年だか日本にも来ていたのに、と残念人間は嘆きつつ観る。
それは、ボイマンス美術館も同様なのか、めっちゃ東京展のことを売りにしていた。
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ここは(も)作品数が多くてしっかりと生気を吸い取られる。
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この作品を展示しているのが素晴らしい、ブラボー。
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いい加減疲れ果てて館外へ、そして中央駅へ移動する。
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するとガイドブックの挿絵写真を飾っていた建物がいっぱい並んでいる。
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ロッテルダムって観光ではあまり(?)紹介されてないが、とんでもなく建築未来都市だった。

未来都市といえば中国の上海が有名で、幾何学的で素っ頓狂な塔や建築物が多い。

でも上海はどこかちぐはぐな感じなのに対して、ここはじっくり生活に溶け込んでる。
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生活そのものの市場のすぐ近くで、飛んでる未来が今日もとことん実験している。
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あの17世紀に、世界を席巻したこの国のマグマは今なおふつふつと燃え滾ってる、てか。

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2018年5月23日 (水)

山歩き:岩が峰から釈迦が岳

山歩き:岩が峰から釈迦岳

金曜日に雨が降り、土曜日には平地でも強い風が吹き荒れた。
となると、山の上で満開の白八汐や石楠花、山躑躅の運命や如何に。
今日は以前歩いた安心のコースをすたすたと記憶を辿るように歩く。
見上げては感心する花のトンネルもあれば、落花でできた絨毯もとても楽しい。
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【山行日】2018年5月20日(日)    
【山 域】鈴鹿中部:釈迦が岳、岩が峰
【天 候】晴れ
【形 態】周回、単族、軽装
【コース】八風林道の栃谷付近の駐車地、起点
P7:13--8:09北山--8:42岩峰--9:04県境稜線--9:12釈迦岳9:30--
--10:53仙香山11:15--11:31八風峠--12:38P

普段から予定を立てた計画的な山歩きではないので、いつも行先には悩むことになる。
現状の体調では新しい山域とか未踏のルートを試す心意気も激減している。
過去ログからめぼしいコースを思い出しては、ああだこうだとぐだぐだ。
岩が峰から釈迦は数回歩いてるが、数年前のことでもう記憶にないからありがたい。

桑名から登山口の田光・八風への道路って、距離が短く早く行けるのはどこなんだろう。
北からいなべ警察東、石榑東を通ってくるのか、南から朝明を目指す道からなのか。
道路地図を見ても、カーナビにしたところでいつも決定打に欠ける。
仕方がない、往きは北からアプローチして、帰りは南へ回ってみよう。

八風林道を上がり、キャンプ場を過ぎると、記憶にある小さな橋がある。
そうそうここら辺だ。
おっと時刻は早いのに先客が結構多いではないか。
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最近は山歩き人気が上がっているのか、鈴鹿自体が人気なのだろうか。

とにかくなんとか準備して、栃谷左岸の林道へ入っていく。
先行していた連中は、犬尾山へもいくということで、すぐに渡渉していく。
もう少し林道を進んで、渡渉しやすいところを選んで対岸に渡る。

植林の中を高みを目指して歩いていく。
すると、自然にはっきりとした踏み跡にぶつかり、それが岩が峰への道になる。
かつてはバリルートだったらしいが、今は立派な人気コースなのだ。

数回、ざれたコルを越えていく。
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岩が並んだところを上がっていく。
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視界が開けて見えるのは、となりの大平尾根、その向こうには三池岳の尾根。
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北山までこんなにも時間がかかるのか(記憶が飛んでいるからそう感じる)。
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そして右手に目立つ立派な岩、鏡岩ことジョーズ岩。
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それを見ながら岩が峰では一番リスキーな部分にとりかかる。

へつるような、幅の狭い部分を抜けて、ほっとすると、左手にこれ。
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岩が積み重なって雨宿りができそうな穴場だが、上から水が落ちてくるので無理だろうな。

それよりもよく見ると、昔の古墳の石室のようでもある。
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急な斜面をジグザグに上がっていくと庭園のような、目立たない岩が峰に。

そして次のこの小さな池は上から見るよりも落下点をむこうに見たほうがいい。
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コバのような、そしてかつて往来のあったようなたしかな道型を踏んでいく。
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壁のような上りが続くと稜線は近い。

お助けロープもあり、周りには白八汐の落花が白い。
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稜線に上がる。
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おお、釈迦への道にもまるで雪のように白い花びらが散乱している。

何はともあれ釈迦が岳山頂へ。
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それなりの景色、そして今上がってきた岩が峰の尾根がよく見える。

そこに来た連中、なんと石榑峠からだそうで、3時間超とは速いなあ。

山頂周辺をしばらく歩いてみる。
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ここから八風峠まで、最近は特に人気のある稜線漫歩になる。

三重県側の展望よし、新緑よしがとても気持ちいい。

そして滋賀県側の、源流につながるとてもなだらかな傾斜がなんともいい。

視界が開けて明るくなると、稜線では特に目立つ崩壊地。
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仙香山までの平坦というか凡庸な地は、滋賀県側に踏み込むのがよさそう。
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これなんか、仙香池ほどではないが明るくていいんでないかい。

その仙香池は光が強くて明暗が大きいので、モデルを入れて撮る。
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休憩にはどこでもいい、ピクニックなんだから。
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日差しが強いからちょっとした木陰がいい。

景観も花木も落花の絨毯もなんでもそろう稜線だこと。
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少しやつれた(失礼)感じのおじさんが話しかけてきた。

なんでも白八汐に赤色が混ざったのがどこそこにあって、それを見に来た、と。
それって、ヤマケイやヤブコギネットでは竜が岳から静が岳への途中にあるのが話題になってた。
彼によると、年によって違いはあるがそんなのが他のどこそこにもいくつもあり、それが楽しみなのだと。
そんな山歩きの楽しみもある、参考になりますわ。

八風峠に到る。
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もう体力的にはいっぱい一杯、三池岳は遠い。

何よりもこの釈迦~三池岳間の三重県側の下り道といえば急なところばかり。
そのなかで、緩くてしかも趣のあるのがここ八風峠道。

まるでこの道しかない、ユン・ゲサン。

下り始めてすぐに感じる安心感。
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山躑躅ロードあり、地蔵ありと。
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川原歩き区間を途中に挟む。
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ただその後の林道歩きも記憶よりはずっと長かった。

最後に登山口(下山口)こと登山届け提出小屋。
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ほう、8月4日にはイベントあるとね。

何はともあれ、ここら辺でもっと歩きたいところが出てきた、いい傾向。
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2018年5月13日 (日)

山歩き:三人山から雨乞・七人山

山歩き:三人山から雨乞・七人山

今年初めての鈴鹿、色んな樹木の花が当たり年だというのに、大きく出遅れ。
否、ようやく鈴鹿まで来る気になっただけで、しっかりと歩け通せるか不安がある。
今日のコース、距離も短く標高差の少ない雨乞岳への道は、新緑に輝いていた。
朝方は涼しかったのに日中は暑くて強い日差しに疲れたので七人山で一服。
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【山行日】2018年5月12日(土)    
【山 域】鈴鹿中部:雨乞岳、七人山、三人山(郡界尾根)
【天 候】晴れ
【形 態】周回で一部往復、単族、軽装
【コース】武平峠西0.6キロ駐車場、起点
P--7:30登山口--7:47一服峠--8:33三人山--9:05東雨乞--9:17雨乞岳9:27--
--9:39東雨乞--10:04七人山11:23--クラ谷道--12:24一服峠--12:39P

鈴鹿へはしばらく来ない間に道路状況がかなり変っていた。
高速道路建設やその他道路工事が重なり、迂回路や片側通行の表示が方々にある。
旧鈴鹿スカイラインに入ってからも三箇所で臨時信号があり、長い待ち時間だこと。
それにも増して朝早い時間なのに登山者が多くて、駐車場の空きの少ないこと!

武平峠トンネルを過ぎるとそんな狂騒も少しは穏やかになる。
峠西0.6キロの駐車場になんとか停めることができた、開いててよかった。
たらたらと準備して、出発。

一服峠への登山口まで、車道を降りて行く。
登山口はここ、雨量計のあるところ。
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すぐに急勾配になる道をゆっくり落ち着いて、静かに歩く。
ふらついたり、足を踏み外すと厄介なところなのでよそ見をしないように。
ずっと急な道をのぼって、ようやく着いた一服峠。

ここから始まる郡界尾根は適度に上下動があり、新緑もいい感じだ。

南に開けたところから鎌が岳をみる、山腹の新緑のまだら模様がいい。
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ずっと尾根伝いに歩いていく道の両側には石楠花が今を盛りと咲いている。
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なんかこれも久しぶりだ、本当に今年は当たり年なんだ。
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右側、少し北側に開けた向こうには七人山が見える。
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となると三人山か。

トラバースしては申し訳ない、喘ぎながら上っていくと、先客あり。
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クラ谷道とは違って単調だがドライな道なので選択する人が増えているようだ。

ちょっとした鞍部を過ぎるとひたすら東雨乞をめざして上がっていく。
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自分とほぼ同じ大きさのザックを背負った小さな少年がお父さんと上がっていく。
たくましい親子登山、新潟の五頭山域で捜索されている親子を思う。

笹原が少し出てきて前方に青空が見えるようになる、もう少しだ。
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と思ったのはなるほどよくある勘違いで、ニセ山頂をいくつも越えていく。

笹原は元気で、隠れた足元にはハルリンドウが鮮やかな水色で輝いている。
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笹の海をぐるっと回りこむとようやくその先に開けた東雨乞山頂があった。

いつ来ても見晴らしがいい、360度展望の山だ。
違う方角から自分が現れたので、先客が不思議がっている、まあよくあること。
この東雨乞で気をつけなければならないのは、下山のときの下り口。
視界が利かないときは、要注意かも。

ぐるりと見回して山並みを味わい、勢いのあるうちに雨乞本峰へ向かう。
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下ってふたたび上がっていく笹原の中に開かれた1本の道。
このお手軽なプチ雄大な歩きが雨乞岳の魅力かも。
笹の海に埋まるような小さな点に見えていた登山者が少しずつ動いて大きくなる。
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笹が背の高さほどのところもあって、すれ違いはどこらへんになるのかな。

雨乞岳山頂、ここはよく来ているのでなじみがある。

少しだけ周囲をぐるっとする。
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イブネ方面へ向かう元気な人たちを見送りながら、東雨乞に戻る。
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ユン・ゲサンはクラ谷道方面へ。
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すれ違う人が多いのは、こちらの道がメインである証拠なんだ。
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七人山とのコルには、七人山方面に入らないように枝木が置かれている。
まあそれなりに意味のある措置かも。
久しぶりなので目指すことにする。

ちょちょっと上がればすぐのはずが、足が重くて上がらない。

右へ左へのそりのそりでようやく七人山へ、なつかしい景色。
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しばしブナ林の中をうろうろと歩き回ってみる。
おっと下りすぎた、ふたたび上がっていく、きつい。
ということで、適当なところで休憩とする。

雨乞では日差しがきつくてしっかり後頭部を焼かれた。
ここでは直接降り注ぐ日光はなく、樹幹を通る風も涼しい感じ。
いかん、立ちくらみだ。

折角だからいつもザックに入れているだけのアレを出そう。
ということで、ぐったりタイム。
これって本当にいつも持ち歩いているだけで、活用したことがない。
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ゆっくり休憩するときに使えばいいのだが、面倒くさがりなのでそんなのはありえない。
今日こそは、ということで。
ものの本にはいつでもすぐに立てられるように、と書いてある。
いい加減だがそれなりになんとかなる。
分かったのは、ふさわしい適当な場所選びと、その場の整地ということ。
付け加えれば、本体とロープとペグ4本(8本)に、ポリエステルの薄軽シートかも。

そんなことを思いながら狭いながらも楽しい我が家でぐったり。
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ただその後の片付けがそれなりに面倒で、それを如何に楽にするかが肝要かも。

帰りは、クラ谷道で一服峠まで行く。

この雨乞岳へのメインルートは渡渉を何度も繰り返し、ぬかるみがとても多い。
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新緑が新鮮で、コースも変化に富んでいていいのだが、気がぬけない。

なんやかんやで一服峠へ。
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膝をかばいつつだるい足で、気を張り詰めながら下りていく。

もどると駐車場は満車で、周囲も路上駐車がずっと連なっていた。
いろんなことにげんなりしながら、山歩きってとても激しい運動だと思った。
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2018年5月 8日 (火)

日記:クレラー・ミュラー美術館

日記:クレラー・ミュラー美術館とユトレヒト オランダ旅その3

ファンゴッホ作品についてはファンゴッホ美術館に次いで多いクレラー・ミュラー美術館。
アムステルダムからかなり離れた地方の国立公園内にあり、行き方が少し厄介。
広々とした敷地には野外展示作品もあり、サイクリングも楽しめる。
帰り、せっかくだから旧都のユトレヒトにも寄り、そこで雨に降られる。
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【訪問期間】2018年4月15日(日)
【地 域】オランダ:オッテルロー(デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園)とユトレヒト
【天 候】曇りのち雨

オランダ・トラベルチケット1日券を使って地方へちょっとした電車旅行。
ガイドブックには3つの都市から1時間に1本しかないバスで途中、乗り換えるとのこと。
少し心配したが、鉄道インターシティは快適で、乗り換えバスもきちんと連絡していた。
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バスの中で国立公園入園料を購入し、目的の美術館へ歩いていく。
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ミュージアムパスで入館、ガラス張りの明るくて落ち着いた美術館である。
個人の財力と審美眼でもって貴重な作品が護られ後世に伝えられた、と。
不便な場所にもかかわらずたくさんの鑑賞者がひきもきらず訪れている。
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ファンゴッホ作品がその中心を飾る。

「糸杉」は高校の英語の教科書の挿絵で、「ゴッホの寝室」とともに初めて見た。

特徴のあるタッチでとても勢いを感じる樹木だから印象に残っている。
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cypressの複数形が題名で、先生が「なぜ複数形か?」と質問した。
あの時見た「糸杉」はここの作品ではなかった。
ファンゴッホには同一テーマで描かれた作品が多く、レプリカも多いので迷う。
「見たことがある」と思っても別の作品であることが多い。

例の「ひまわり」にしても有名どころが4点から6・7点あり、真贋論争まである。
元になる作品があってレプリカがあっても、ファンゴッホの手を経れば全てがオリジナルになる。
スタンダードナンバーをその時の到達点や気分で演奏するジャズメンみたいに。
自分の記憶にあった「糸杉」はメトロポリタン美術館のものであり、「寝室」はオルセーか。

ぐるっと周り、空いたところでもう一度見直し、野外に出る。
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展示作品を見るというより、きちんと手の入った庭園を散歩する。
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数日過ごしたオランダは平坦な土地ばかりだったので、少しでも起伏のある土地が珍しい。
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この立体ボックスというか一坪ハウス、いいんじゃない。

散歩の後は、国立公園内にある自転車専用道路を無料の貸し自転車で回る。
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自転車置き場にずらっと並んだ白い自転車はどれに乗ってもいいそうだ。
ただオランダの自転車の9割以上がハンドブレーキではなくペダルを逆回転するタイプ。
サドルが高くて(直せばいいのだが)大柄なオランダ人向きなので選ぶのも大変。

久しぶりにサイクリングする郊外公園はどことなくタスマニアの荒野に似ていた。
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老いも若きも男女関係無く、だれもが自転車に乗って楽しそう。
そして、田舎でも都会でも、自転車はオランダでは一番優遇されている乗り物なのだ。

雨が少しぱらついてきたので、残念ながら早めに切り上げて、公園を後にする。
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鉄道インターシティでアムステルダムへの帰り、時間もあるので、途中下車する。

古い都で町並みが美しいユトレヒトへ。

降り立った駅はとても大きな屋根で覆われ、ショッピングセンターが直結している。
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あまりに近代的というかモダンな様相に戸惑ってしまう。

しばらく歩いて、建物の外に出てようやく一息つける感じ。

古い町並みに歩く人がたくさん。
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遠くからでも目立つ由緒ある教会へ行く。
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こういうヨーロッパ的な庭園というのはあまり心は動かされない。
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これは、いい。
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ユトレヒトの街も他と同じく町の中心を運河が流れ(運河に沿って町が作られ)ている。
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道路より一段低い運河の水面と、その位置に住まいがあるから地階になるのか。
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水の都は今も昔も移動手段は渾然としている。
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カヌーやボートだって普通なのだ。
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そうだった、この街はディック・ブルーナの町でもあった。

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この壁画はいったい何。

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2018年5月 4日 (金)

日記:キューケンホフ公園

日記:キューケンホフ公園で花畑を見る、オランダ旅その2

チューリップ花畑といえばキューケンホフ公園、と言われる観光名所。
よく目にするのは風車を背景に一面、花の色で縞模様のとても広いもの。
そこに見学者は写っていないが、あんなに広い面積をどうやって観光するのか。

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【訪問期間】2018年4月16日(月)
【地 域】オランダ:キューケンホフ公園
【天 候】晴れ、日中は暑いが朝晩は涼しい

花畑といえば日本ではどんな地域にも有名なところがあり、どこもとてもにぎわっている。
自分の近くでは、浜松フラワーパーク・ガーデンパーク、なばなの里、木曽三川公園とか。
有料・無料を問わず、花畑を見て気を悪くする人はあまりいないので、どこも絶好の観光地だ。
選り好みしないで最寄の適地があれば、人生はそれだけで楽しくなり満足できる。

さてオランダを代表する世界的に有名なキューケンホフ公園とはいったいどんな所か。
そこは一年のうち3月中旬から5月中旬までの8週間だけ(!?)開催される、という。
もちろん有料だが、スキポール空港から往復バス運賃と入園料がセットで25€のお値打ち。
世界中から訪れる観光客をどんどんさばいていくシステムもしっかりとしている。
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空港でバスに乗り、公園までは20分ぐらい。
着くと、たくさんの人を目にしてびっくりする。

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広い園内をどのように周るとよいのかという心配も、分かりやすい地図パンフや標識がある。

基本的には、日本の大きな有名公園と違いがあるわけではない。

たくさんの見物客がいても園内が広いので上手に拡散されていく、許容範囲が大きい。
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雨天や暑さしのぎ用に、室内施設がいくつかあり、中はとても充実している。
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ランの館があれば、王道チューリップがどっさりの中央屋内も。
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休憩どころやレストランなども適所にありぬかりがない。
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公園から出て、チューリップ畑の元を、遊覧船で運河をめぐるツァーもある。
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畑とほとんど同じ低い視線で見ると、その広いこと、遠いこと。
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あれはどこかで目にしたことがある?
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ディック・ブルーナーの世界、なるほど出店だ。
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これも、そうか。
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とにかく、広くて大きいし、珍しそうなチューリップや花が多い。
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公園のもとになっている部分が素晴らしい、樹木の大きさと貫禄がすごい。
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ほぼ1日いたけど、飽きることはない、とても落ち着くところだった。
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2018年4月29日 (日)

日記:オランダへ行く

日記:オランダへ行く

ファンゴッホとフェルメールの絵画、そしてチューリップ花畑を見にオランダへ行く。
直行便ではなく香港経由で待ちが数時間あるヒマな人用の計画。
現地で6泊する9日間旅だが、実際に活動できるのは5日と半分。
主要な美術館めぐりを中心に、月曜の休館日はキューケンホフ公園とする。
オランダって文化も交通(鉄道やトラム・バス)網もとても合理的で感心する。
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【訪問期間】2018年4月12日~20日
【地 域】オランダ、アムステルダムの同じホテルにずっと滞在
【天 候】日本よりも一ヶ月遅れの涼しさ、でもすぐに日中は夏という感じ

ファンゴッホとフェルメールの絵画に興味・関心が高まり、それらを求めての旅。
世界中に作品が散らばったとはいえ彼らの生地なのでやはり聖地なのだ。
目的の美術館はアムステルダム国立美術館とファンゴッホ美術館がアムステルダム市。
マウリッツハイス美術館がデンハーグ市、クレラー・ミュラー美術館がオッテルロー。
拝観料は当然高いが、オランダ国内の主なミュージアム対象のパス(高価だがお値打ち)を利用。
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アムステルダム国立美術館、真ん中を自転車の通路が走っている。

キャセイ航空の飛行機は、オランダの玄関であるスキポール国際空港に入る。
このスキポール空港が何かとびっくり、驚くことが多い。
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規模が大きいのは国際的なハブ空港として当然だが、とにかく人が多くてにぎわっている。
空港出口から出るといろんなものがいっぱいある感じでなんかぐしゃぐしゃ。
バスやタクシーなどの案内はどこでも同じだが、すぐ地下には鉄道がある。
これってどこでも同じようだが、滞在中、その鉄道の便利さには感心した。
空の中心であるだけでなく、鉄道駅としてもオランダ国内の中心的存在なのだ。
また空港内にはたくさんの店舗があるが、なんと大きなスーパーが入っている。
レストランやみやげ物屋とは別に、生活必需品がなんでもそろうスーパーがある!

つまり、スキポール空港を拠点にすればオランダ各地への観光などはいつでも簡単にできる。
逆に、どんな交通手段を使うにしろ、オランダ各地から空港を目指すなら最短で戻れる。
日本でもそうだが、空港への案内表示はわかりやすく丁寧で、道などもよく整備されている。
買い物や食事で困っても、24時間営業しているのが国際空港。
わざわざアムステルダムやほかの大都市に頼ることはない。
ホテルだって、アムステルダム市内や他と比べても3割ぐらい安い。
そんなことを旅の途中ぐらいで気がついて少し後悔した、ということ。

ところでファンゴッホやフェルメール、それにレンブラントの作品。
一番中心にはレンブラントの「夜警」のある国立美術館。
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集団肖像画の系譜はエルミタージュ美術館のオランダ分館で目にする。
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そこではこんな解剖実習画もあって、これが杉田玄白の「解体新書」や腑分けに繋がった。
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数時間かけてゆったり、でも他の画家のすてきな作品もたくさんあるから必死に鑑賞。

世界中からそれらを目当てに来ている同好の士の多いのにもあらためてびっくり。
国立美術館とファンゴッホ美術館の側にはとても広い公園広場がある。
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2枚目は夜の7時半ごろでこのにぎわい、サマータイムを楽しんでいる。

17世紀に栄華を誇ったオランダは、その時にできた財産をしっかり保持している。
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アムステルダム市内の道はトラムが優先。
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アムステルダム中央駅にはこんなのもあった。
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つづく

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2018年4月22日 (日)

山歩き:海上の森から猿投山

山歩き: 海上の森から猿投山

右ひざの痛みはずっとあるが、少しずつ歩き、近くの山へ入る。
自分の身体の現実に向き合い、状態をなんとか受け入れてはいる。
標高差は少ないが距離のある今日のコース、苦しみながら猿投山へ。
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【山行日】2018年4月22日(日)    
【山 域】地元愛知:海上の森、猿投山
【天 候】晴れ、夏日の暑い日
【形 態】往復 単族 軽装
【コース】海上の森センター駐車場、起点
P11:36--12:18物見山--12:49山路峠--13:17赤猿峠--13:54猿投山14:14--
--14:41赤猿峠--15:05山路峠--15:32物見山--16:13P

膝は痛いけど動かないわけにはいかない。
自分の家の周辺を散歩したり、慣れた山に少しずつ入り、状態を確かめる。

桜の花見は豊田高専の並木道や猿投のヤマザクラ道でなんとか味わった。
もとい、なんとかではなく、今年ぐらいしっかり味わった事はない。
そしてこの時季なのにもう夏日って、季節は一体どうなっちゃてるの。

海上の森センターから歩き出す今日のコース。
始めは緑が大きくて濃い林道から。
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新緑の木々がまぶしくて、落下している花ビラは藤のそれに変っている。
ついこの前までは薄桃色の桜がいっぱいだったのに。

平坦で陽のあたらない樹林の道をたらたらと物見山へむかう。
ここでようやく視界が開ける。
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ここから赤猿峠までの道がとても長く感じる。
稜線をたどっていくのだが、高いところをただ結んでいるのではない。
ところどころで尾根が途切れたり、違う方向に行ってしまうのをよく見定めている。

一気に下りになると、切り通しの山路峠。
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ここから再び稜線に上がってもいいが、楽をするためにトラバ道を選択する。

それにしても最初にこのコースを作った(?)人はすごいと思う。
地形図を見ながら机上で計画を練ったのだろうか。
それを元に、その通りに実行するのはもっと大変だったのではないか。

なにしろ稜線歩きなのに視界が開けないのだ。
役に立ちそうなのは鉄塔だが、木々がしっかりと茂って、それらが見られない。

右や左に急角度で曲がるのも、方角を見失いやすい。
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前方がそれとなく明るくなるとようやく赤猿峠。
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ここでようやく猿投山の領域に入り、東海自然歩道に合流する。

ここからは分かりやすい道になり、見所もふえてくる。

道から少し外れて鉄塔の下、瀬戸の町を見下ろす。
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歩道に戻ってじきに自然歩道特有のベンチ。

2週間ほど前だと、タムシバや山桜のビューポイントだったところ。
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アカガシの道を進み、次のベンチへ急坂を上がっていく。
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恵那山ポイントというより三国山を見るところを過ぎる。

稜線の新緑がどんどん映える猿投山。
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上げる足がだるくて仕方がないが、ようやく山頂へ。
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夏日の山頂は23度、休憩する人が多いのはいつも通り。
知った顔の人が相変わらず元気なままなのもいつも通り。
身体が冷えてきたからもう降りる、とチャーリーさん。

猿投神社方面だと一気だが、海上の森はちょっと遠い、これはまずった。

下りこそ膝に無理はできない。
あわてず慎重にそろりそろり、上りは重いのをよっこらせと。

ずっとだるさを感じつつ、なんとか4時間ぐらいは辛抱できるようになった。
山歩きがこんなにも辛いとは、と言いたくなるが、少しでも歩ける喜び、だから。
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