2012年2月 1日 (水)

映画『無言歌』

映画『無言歌』
 監督・脚本 王兵
 出演 ルウ・イエ リェン・レンジュン
    シュー・ツェンツー ヤン・ハオユー

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『1949年、毛沢東の革命は希望だった。
1956年、毛沢東は自由な批判を歓迎すると言った。
人々は未来を思い、はつらつと発言したものだ。
しかし、数ヶ月後。彼らを弾圧する「反右派闘争」が始まった。
彼らはだまされたのだろうか、彼ら自身の政府に。』

革命でも維新でもそうだが、何かが変わる時は大変だ。
それまでの体制に不満があるから必死に変える。
でも、希望の方がずっと大きいから努力するし、我慢もできる。
ただ、うまくいけばいいが、理想と現実の差は大きい。
満足の度合の大きい人が増えれば成功だし、逆は失敗か。

中国というあまりに大きな国で起こったこと。
しかも侵略されていた国を再興し、新しい国を造る作業。
この試みは途方もないものだったはず。
だから無理や犠牲は当然、つきものだが。

その無理によって犠牲になる人々がどんな考えでどんな層の人か。
革命の中心勢力でもいいが、その対極にある人々。
それによって、その国造りの核心が分かるような気がする。

第2次世界大戦後の三極化した世界。
自由主義と共産主義とその他と言われた世界のその後にも影響した。

でもってこの作品。
ある意味、革命の中心を担い、エリート層でもあった人々のこと。
そんな彼らが結局、こういう仕打ちを受けた、という記録でもある。

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はっきりいって何もない荒野、こんな所でも人間は生きていけるのか。
そんな所で、懲罰的な労働を科せられる。
この労働はとても生産的なものではなく、シジフォスの神話みたいなもの。
そんなことをよくも平気でさせるものか。
極寒の冬になると、食料の配給もなくす。
何もないところで、勝手に自分たちで生活しろ、という都合のいい命令。

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食べるものがなくなれば、身体が動かない、頭も働かない。
人は、追いつめられると気力もなくなり、人間らしさをなくす。
そのことの怖さ、おそろしさ。
あらためて、ふだんは考えも及ばないことを見せつけられる。
対立や戦争や革命がそうなのではなく、人間がこういう状況をつくりだす。
それはおそらく気持ちのいい美辞麗句のアジテーションとセットなのだろう。

お勧め度は ★★★ 名古屋シネマテークにて

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2012年1月29日 (日)

映画『灼熱の魂』

映画『灼熱の魂』 原題Incendies双子
 監督・脚本 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
 出演 ルブナ・アバザル メリッサ・デゾルモー=ブーラン
    マキシム・ゴーデット

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『初老の中東系カナダ人女性ナワル・マルワンは、
ずっと世間に背を向けるようにして生き、
実の子である双子の姉弟ジャンヌとシモンにも心を開くことがなかった。
そんなどこか普通とは違う母親は、
謎めいた遺言と二通の手紙を残してこの世を去った。
その二通の手紙は、
ジャンヌとシモンが存在すら知らされていなかった兄と父親に宛てられていた。
遺言に導かれ、初めて母の祖国の地を踏んだ姉弟は、
母の数奇な人生と家族の宿命を探り当てていくのだった・・・。』

いくら文明が発達し、人類が進化しようとも、
世界中の至る所で戦争があり、人が人を傷つけ殺し合いしている。
いったい人間とは何なんだろう。
人類の何万年の歴史で、戦争が連綿と続いている事実。
人と人とが対立し、憎みあい、殺し合う。
民族対立や宗教による対立。
同族意識や信ずるもの、宗教があるばかりに対立がずっと続いている。
それははたして民族や宗教の所為か、それらにかこつけた憎悪感情か。

家族や民族が受けた仕打ちに対して鈍感や冷静でいられるのもおかしい。
目には目を、やられたらやり返せも、ある意味、伝えるべきものだ。
歴史とはそうであり、そこから学ばなければならない。
ただ、報復と憎しみの連鎖だけがいつまでもどこまでも続くなら、
何も学んでいないのかもしれない。
でもそれが、今の世の中であり、現実だ。

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血筋とか遺伝はなんらかの形で子孫にきちんと伝わるものだ。
姿形や、表情その他が似ているというのはよくあること。
だから、家族や親類がなりたつ。

この作品ではそれらのことがつきまとう。
対立の中で生き方が翻弄される。
憎悪から処刑、洗脳が行われ、教育が行われる。
刑務所に収監され、拷問を受ける。
そんな過去を生きた母親、ナワル・マルワン。
その母親が死に際して、自分の産んだ子供達に伝えようとしたこと。
それが、全て。

ミステリー仕立ての構成は緻密で緊迫感がある。
公証人という第三者が職務に忠実なのも信頼できる。
双子の姉弟が1+1=2ではなく、1+1=1であることを知った悲劇。
この世の中には、知らない方が幸せなことがある。
でも、母親はなんとしてでも伝えたかったのだ。

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凌辱と迫害を受けながら、自暴自棄にならず、生を捨てることもなく、
夢や希望は持てなかっただろうが、
自分の産んだ子を片時も忘れずに、残された生を全うし、
生き別れの子をようやく目にした時の衝撃。
そこで、必ずや我が子に伝えるべきこと・・・か。

のんべんだらり、惰性で生きている自分のような人間には、
この母親、ナワル・マルワンの生き様は恐ろしくきつく辛い。
「転ぶことよりも、起き上がれないのが恥である」
と言ったのは、作家の三浦綾子だが、
これはなんと言えばいいのか。

お勧め度は★★★★★ 名演小劇場にて

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2012年1月28日 (土)

山歩き:雨乞山から大山

山歩き:雨乞山から大山

渥美半島までは、鈴鹿へ行くのとほぼ同じ距離。
低山とはいえ結構な縦走路で、安近短シリーズには加えられない。
暖地系の半島だが、この日は小雪が舞っていた。

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【山行日】2012年1月28日(土)
【山 域】三河:渥美半島、雨乞山・大山
【天 候】曇り一時小雨、小雪
【形 態】縦走 軽装快速 単族
【コース】雨乞山石神登山口駐車地起点

登山口11:18--11:38雨乞山--11:55物見山--12:07タコウド--12:23峠--
--12:40観音腰掛岩--13:06臍岩13:13--13:36大山13:55--
--14:15トンネル北口--車道歩き--14:49P雨乞登山口

日本列島に寒波が訪れ、各地で積雪。
大平洋に突き出た渥美半島なら少しは寒さを凌げるのではないか。
23号線からおりて伊良湖方面を目指す車の多いこと。
しかし、空には黒い雪雲が居座り、時々雨や小雪を降らす。

雨乞山登山口の手前には貯水池があり道も狭い。

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いきなりの急登で強引に道が開かれた感じがする。

でもこんな寒い日は身体を動かして発熱させることが大切だと思う。

低い灌木のざれた道には時々小岩が立ちはだかり荒っぽい。

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でも、振り返ると霞んでいるとはいえ、展望が広がる。

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雨乞神社への道を右に分けひと登りすると大岩の鎮座する雨乞山山頂へ。

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これから向かう物見山やタコウドへの稜線が見渡せる。

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大山はまだずいぶん遠くで、霞んでいる。

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物見山へはどんと下り、ふたたび上がっていく。

途中にも見晴らしの良い露岩があり、名前がつけられている。

この山域の主要登り口は反対側の泉福寺からなので表示は反対側にある。

どの露岩も突き出ていて展望も高度感もあり気持ちがいい。

露岩から物見山と雨乞山を振り返る。

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なぐさ峠への分岐を過ぎてすぐに弁当岩があり、ここもなかなかのもの。

向かうタコウドを見る。

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ただ、三角点のあるタコウドだけは、それだけの存在か。

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戻って、弁当岩から大山方面と縦走路を見る。

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分岐からなぐさ峠方面へ急降下する。

道は一部倒木やヤブがからみ踏み後があやしくなる。

なぐさ峠はしっかりとした峠だった。

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そこから鉄塔の建つ鞍部、ここでは団体さんが休憩していた。

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大山への縦走路もよく切り開かれたものだ。

狼煙山へ登っていくと観音の腰掛岩の表示がある。

すぐならよかろうと気楽に寄っていくつもりがどんどん下っていく。
ここで引き返すのもなんだからと思う間もなくようやく岩に到着。

岩の上の先客は大山からで、この後のコースを模索されていた。
そうなのだ、うまい周回コースが取りづらいコースともいえる。
でもってこの岩に着いたのだから、狼煙山をカットしてしまったのだ。

名前のある露岩からはこれから向かう先と来た道が見られる。

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これが単なる縦走路でないこのコースのおおきな特長か。

暖地特有の灌木の道を進む。

臍岩に寄ると、合間から大平洋が輝いていた。

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電波塔が建ち並ぶ大山がようやく間近に迫ってきた。

天気がぱっとせず、小雪も舞いだして長居はできなかった。

渥美半島では最高峰の大山へ、登り一辺倒になる。

でも、道沿いから一歩外れると展望露岩がある。

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梔岩は、飛び出した岩と手向けられた歌が印象的だ。

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その上の、名もない露岩は招き松がいい雰囲気だ。

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で、少し開けた荒れ地に出るとそこは自衛隊の土地らしい。

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立入禁止か。

もう、ほとんど大山山頂広場に来ている。
しかし、いくつもの電波塔の乱立。
でも、この山頂からはまた格別の展望があるのだ、と過去の記憶。
山頂の一等三角点の傍らには立派な展望台が作られていた。

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こんな立派なのに、電波塔が邪魔をしているようでイマイチ。

じゃあ昔、伊良湖方面を見下ろした岩はどこか、と探し回る。
ウバメガシほか樹木がのびたこともあるが、見つけられなかった。

再び展望台に上がり、そこで休憩とする。

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階段だが、そこに腰掛けるという動作が楽でいい。

二十年以上前にここへ来た時は麓の神社から登った。
およそ登山道らしくない開けた車道の道で、ざれていた。
上がるにつれて背後に海が広がり、また上を見ると灌木の上に青空。
するとその向こうに、マリンコングがあらわれるような錯覚に陥った。
寒い今日はとてもそんな雰囲気ではない。

下りは、途中から支尾根伝いに道がのび、途中から沢道になる。
そして、昔反対運動があった車道のトンネル北口の広場に出た。

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そこからは、雨乞山がうんと先に見える。
あまり車が通らないとてもいい道をただ歩いていく。

途中、豊川用水があり、ハウスがあり、キャベツ畑が広がっている。

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見るともなく見てると、キャベツの収穫方法が分かった。

畑の畝に合わせた収穫車、散水栓。

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そして、収穫。

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振り返ると、キャベツ畑の向こうに大山が見えた。

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牧場やファーム、牛舎もあるから、これもある。

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さて今日のコースは、地元の有志のみなさんが切り開かれた道とのこと。
たらめ会発行の「たはら里山の旅」に紹介されているそうな。
その本を求めて道の駅「田原めっくんはうす」に寄る。
とてもにぎわっている道の駅だが、観光案内所にはなかった。
地元の本屋さんに置いてあるらしいので、一番大きな本屋を教えてもらう。
その名前のよく知られたチェーン店へ行くと、そこでもなかった。
なんか、最後にがっかり気分だが、半島の山歩きも面白かった。

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2012年1月26日 (木)

映画『デビルズ・ダブル』

映画『デビルズ・ダブルーある影武者の物語ー』
 監督 リー・タマホリ
 出演 ドミニク・クーパー
    リュディヴィーヌ・サニエ

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『20世紀末、世界中の国家を敵にまわしたイラクの独裁者サダム・フセイン。
彼には、タブー視された息子がいた。
狂気の申し子と悪名高くブラック・プリンスと呼ばれた男、ウダイ・フセイン。』

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この現実の悲惨な話は、そのまま影武者の悲劇でもある。
容姿が似ているというだけで影武者にされ、その時点で自分が葬られる。
ダミーを必要とするような本物にまともな奴がいるわけがない。
ということで、影武者は常に身の危険にさらされる。
しかも、使い捨て。
しかし職務としては、本物に似せなければならないという激務。
その過程で、本物の実体を知ることにもなる。
自分の命がそんな奴の身代わりとなるこのおぞましさ。
逃げるとか、拒絶するという選択がまるでないという理不尽。
サダムの息子に産まれたことから、ウダイが同情を得ることもない。
権力者のやりたい放題はきりがないから、どこまでも渇望感が続く。
まるで生きる価値のない人間というものもあるものだが、
そんな奴の御機嫌をとって生きなければならないぐらい辛いこともない。
そんな奴らを支えて生きなければならない連中もいる。
だからといって生きるため、生活のためだと、なんでも許されるのか。

あれ、特殊な話が一般的普遍的な話でもあるわけか。

権力者のおこぼれに預かることもある。

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そこだけに魅力を感じる、まるで情けないけど。
でも、それぐらいしか残された楽しみはないらしい、しかも命がけ。

これが現実にあった話、ということにがっくり。
こんな話がざらにある、ということも。
やれ、格差社会だ、世界不況だと絶望的な世の中だが、
一方で、無駄と罪悪ばかりをしまくっている奴らもいる。

お勧め度★★★  東宝シネマにて

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2012年1月22日 (日)

山歩き:宮路山から五井山

山歩き:宮路山から五井山

安近短の日だまりハイクは1号線で音羽町へ。
過剰なほど整備された宮路山と稜線でつながる五井山。
東海道赤坂から蒲郡の山へ、霞む三河湾を臨む。

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【山行日】2012年1月22日(日)
【山 域】三河:豊川、宮路山・五井山
【天 候】曇りのち晴れ
【形 態】往復 軽装快速 単族
【コース】宮路山第1駐車場

P12:15--12:28宮路山--13:21五井山13:41--14:26宮路山14:34--14:47P

名電赤坂駅などを利用すると麓からの山歩きになるが、
車だと駐車地が見つけられず、林道をどんどん上がることになる。
結局、途中の登山口でも路側帯駐車になるのでその上の駐車場へ。
車でほとんど上ってしまう。

立派な駐車場周辺はしっかりと整備され観光名所になっている。

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花の季節にはさぞにぎわうことだろう。

案内板を見るとどこからでもすぐに宮路山へは行ける。

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しっかりと整備された登山道を歩いていくと分岐になる。

つまり、やはりどこから行ってもいいわけだ。

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すぐに東屋があり、少し進むとさらに立派なログハウスがある。

いずれも休憩用だが、さすがに歩き出してすぐに利用はできまい。

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遊歩道をたどると、すぐ背後に展望が開け、稜線に出る。

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そして息も切れずに宮路山山頂に出た。

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豊橋方面の平野にぎっしりの家、そしてきらめく三河湾。

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素晴らしい展望だ。

こんなに簡単においしいものが頂けていいのだろうか。

ということで、ここから稜線伝いに五井山を目指す。
この縦走路はよく歩かれているので整備も行き届いている。
植林のような自然林が両側に続くが、樹幹越しに明るい。
そんなに起伏に富んでいないので、平地感覚で歩ける。

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だから安心して飛ばして行く、くたばることはない。
こういう自然歩道のような縦走路ならどこまでも行けそうだ。
小さな子を連れたファミリーや高齢の団体さんとすれ違う。
すぐ右下に車道が見えるのは、上がってきた車道の続きのようだ。
ということはエスケイプ道にもなるわけだ。
宮路山から五井山まで4㌔というから手頃でもある。

国坂峠からの林道を横切り、丘を越えて、再び林道を横切る。
そして、ここも同じなのだ。

広い空き地に飛び出すと、ばーんと広角の展望が広がる。

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そこが、五井山の頂上広場だった。

砥神・御堂・宮路・桑谷と並ぶどの山よりも広角で見事な展望台。
蒲郡の背後の山では五井山が一等中心なんですね。
ここへは車でも上がってこられるが、それがいいのかどうか。

そして、NTTの基地は更地になっていた。

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それにしてもこの周辺の山はすべて山頂周辺にアンテナを持っている。

蒲郡の街と三河湾、遠く渥美半島を見ながら休憩。

帰りも、寒さ避けでしっかり身体を動かしていく。

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往復縦走にしないでうまく周回できるともっといいのだがどうか。

宮路山に再び寄り、展望を楽しみ、奥の院にも寄る。

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北斜面の道で駐車場に戻ったが、この時期、日陰道はどうしても暗い。

帰り、御油からぐるりまわって国坂峠、三河湾スカイラインを使う。

地図では短いと思ったが、とんでも遠回りになった。

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2012年1月21日 (土)

映画『宇宙人ポール』

映画『宇宙人ポール』
 監督 グレッグ・モットーラ
 脚本 サイモン・ペッグ ニック・フロスト
 出演 サイモン・ペッグ ニック・フロスト

『ヒッチハイクしてきたのは、なんとエイリアン!?
 友情は星を超える!』

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そうか、こういう展開になるのか。
こうだったらいいなあ、という願望がみんな満たされていく。
ここでこんな突っ込みがあったらと思う間もなく、
もっといじくられ研ぎ澄まされた方へ寄っていく。
あまたのエイリアン映画の発生源はここにあった。

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ヒーローもスーパーマンも超人はだれもいない。
図抜けた輩もここでは邪魔になるだけ。
ほんと、そんなのが闊歩しすぎていたのが従来の映画。
ここに出てくるみんなはまるでちがう。
みんな、そこいらへんにいる私たちの等身大小の普通人。
でもそこはそれ、かなりオタクが入っている。

もう、未来や将来のことなどはどうでもいい。
考えても悲観するばかりだ。
そして、深刻な事態に悩み続けても解決策はない。
だいたい、世の中に提示されている事柄は専門家達が垂れ流していること。
奴らが正直に資料やデータを開示している、なんてありえない。
そんなのに振り回されるぐらいなら、自分の周辺を見回すべきだ。
自分のことだけでも大変だが、見てるとそこには原石がいっぱいある。
オタクはオタクなりに価値基準があり、なにが最高かは自分で決めること。

決して従来のをおちょくるでも否定するでもなく、
十分すぎる感謝と羨望の元、おおいに哀しみ、笑わせてくれる。
タバコを気持ちよさそうに吸い一服するポール。
この名前と人物像のなんと卑俗的かつ親近感のあることか。
ポール、ありがとう。
地球での長い日々、お勤めごくろうさん。

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少しの期待で入館したが、見終わった時の安心感、充実感がいい。

お勧め度というより自己満足感は★★★★★  センチュリー劇場
期待して行くのではなく、ちょっと軽い気持ちで、がいい。

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2012年1月20日 (金)

映画『トーキョードリフター』

映画『トーキョードリフター』

監督 松江哲明

音楽 前野健太

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『2011年5月。東日本大震災後、ネオンが消えた東京の街。

降りしきる雨の夜をミュージシャン前野健太が歌い、叫び、さすらってゆく。

濡れたアスファルトに、ありったけのユーモアとペーソスを刻みつけながら、

新宿、渋谷、そして街の外へー』

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ぼそぼそとした人の声だけが聞こえる暗い場面から映画は始まる。

前作『ライブテープ』はワンカットで次になにが起こるか予測できない緊張感があった。

今回は、雨の日の街頭ライブ、これだけで湿っぽくなる。

ギターが濡れる、これだけで落ち込む。

だれを相手に歌うのか、こんな日はみんな急ぎ足だ。

最近は、ストリートミュージシャンなど珍しくもないし、とにかくみんな忙しいのだ。

それでも前野健太はしっかりと歌う。

決して声高に主張を叫ぶのではない。

分かりやすいことばをつなぎながら自分の日常をきれいなメロディーにのせて歌う。

傍らを無表情に通り過ぎる人の生活を思いながら、

自分の生活から生まれた歌を流していく。

ラーメンを食べる前野健太、バイクで走る前野健太、

さながらこの時代の吟遊詩人は、

今のその時をきちんと織り込んで自分の声でしっかりと歌っていく。

画面にフェイドアウトがかかり、一瞬睡魔に襲われる。

はっとして気が付くと、でもそこには、たんたんと歌い続ける彼がいた。

自分の今を大切にしながら、前野健太が歌っている。

お勧め度は★★★ 歌にプラス★ シネマスコーレにて

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2012年1月18日 (水)

映画『ヒミズ』

映画『ヒミズ』

 監督・脚本 園子音 原作:古谷実
 出演 染谷将太 二階堂ふみ
   渡辺哲 吹越満 神楽坂恵 光石研 窪塚洋介
   渡辺真起子 黒沢あすか でんでん 村上淳

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『住田祐一、茶沢景子、「普通の未来」を夢見る15歳。
だが、そんな二人の日常は、ある事件をきっかけに一変。
衝動的に父親を殺してしまった住田は、
そこからの人生を「オマケ人生」と名付け、
世間の害悪となる”悪党”を殺していこうと決めた。
自ら未来を捨てることを選んだ住田に、
茶沢は再び光を見せられるのかー。』

園監督の演出は止まるところを知らない。
これでもか、とありえない現実をぶつける。

真剣に立ち向かう相手との会話は、なぐりあいに終始し、
親はとことん自分のことだけを考え、快楽に溺れ、
我が子をいたぶり続ける。
僅かな現金を子にせびり、子の保険金をもあてにする。
産んでやったんだから、と感謝を強要し、殺害をのぞむ。
およそ世間の親がしてきた親らしいことはいっさいやらないのに、
なぜかそこに、少しの理があるようにみせる。

とても繁盛しそうにない貸しボート屋。
その番人にされた住田祐一に、敬語で傅く避難民の大人たち。

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この池はキム・ギドクの『魚と寝る女』の池だ。
住田と茶沢の学校の教師は、がんばろう日本を叫ぶ。
だれもかれもが世界にたったひとつの花、ですか。
大切にされてこそ花もうかばれるもの、日陰で忘れられた花もある。
だれにも相手にされずしおれ枯れていく花が一番多い。
おしべとめしべはそんなことはおかまいなし。
『永遠の僕たち』とは違って、明日があるとでもいうのか。

おやじの作った600万円の借金を15歳の中学生に求めるヤクザ。
いつからヤクザは素人に簡単に手を出すようになったのか。
仁義と任侠を欠いた、たんなるチンピラではないか。

街にはルサンチマンの結晶が人の形をしている。
怨念が立派に大義名分になる場合もあるが、
わざと混在させ、カモフラージュしている。

でも、いつのまにか引き込まれ引きずられ
どこまでもありえない画面が、
なるほど現実と五十歩百歩だと思えてくる。
『冷たい熱帯魚』『恋の門』出演の面々が生きた当事者として、いる。
再生と希望を託された現実のまぼろしか。

お勧め度は ★★★★  安城コロナにて

『永遠の僕たち』とは同世代にしてこんな状況の日本

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2012年1月16日 (月)

台湾:八里と十三行博物館

台湾:八里河岸自転車道と十三行博物館

台湾へ来たときはよく訪れる淡水。
ただいつも、どうも天気の相性が悪いらしい。
12月下旬のこの時期、どこでもずっとどんよりとした天気。
からっと晴れた青空にはとんとお目にかかれなかった。
霞がかかったような、スモッグに覆われたような暗い日々。

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【訪問日】2011年12月28日(木)
【地 域】台湾:北部、淡水・八里
【天 候】曇り

泊まった紅樹林のホテルから対岸の八里と観音山を見る。
観音山のの山頂はずっと厚い雲に覆われていた。
地下鉄で隣の駅、終点の淡水へ向かう。

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ここはいつでもにぎわっている街だ。
少し雰囲気が変わったようだ。埋め立てて広げたか。
河岸散策路もこぎれいになったし、確かに拡げられている。
何度も来ているが、対岸の八里へフェリーで渡ったことがない。
というのも、渡し場にはいつもすごい人数が並んでいた。
今日はよさそうだ、ちょうど船が出るところだった。

すぐに出航し、淡水を河から見る。

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香港でもそうだが、船からの眺めはまた格別だ。

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対岸の八里渡船場に着く。

なんのあてもなかったが、みんながぞろぞろ自転車レンタルに向かう。
いくらぐらいか気にしながら入る。

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えっ、そんなに安いの。

百元だから日本円で三百円もしない。
ただし旅行者だから身分証がないのでパスポートを預ける。
海外ではとても大事なものだからその方が心配になる。

どんな種類の自転車を選んでもいいそうだ。
二人乗りタンデムから、いろんなマウンテンバイクなど。
ここは一番楽なママチャリを選ぶ。
とにかく自転車専用道がしっかり整備されているので走れればよい。

まずは台北方面へ走ってみる。

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河岸沿いに造られた道は起伏も緩やかで幅もちょうどいい。

時折、木道になると、板木と垂直に交わるからガタガタガタとなる。

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すこぶる快適な道にはとにかくレンタル自転車乗りがいっぱい。

また、いろんな芸術物がそこここにあり、これが面白い。

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ひさしぶりに自転車の楽しさが感じられた。

途中、案内地図を見ると、淡水から赤い橋を渡ってずっと周回している。

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これはいい、次に来たときも利用しよう。

ということで、そこでユーターンして一旦戻り、逆方向へ向かう。

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渡船場付近が一番混雑していて、競業するレンタル屋さんが他にもある。

少し行った公園には新北市公営のレンタルもやっている。

進む方向は河口方面で、さらに設備などが整えられつつある。

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トイレも、自転車持ち込みができるようになっている。

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そうなのだ、レンタルした自転車には鍵がついていなかった。

そのままおっぽりだしてどこかへ寄る、というのが難しい。

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若い連中がキャッキャ言いながら飛ばしているので、着いていくことにした。

どんどん進むと、地道になり、そして大きな公園らしき所に出た。

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十三行博物館。

とにかくこの広場をまわってみることにする。

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日本の縄文や弥生時代のような建物が再現されている。

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大きなコンクリ瓶は汚水処理場で、ペインティングが素敵だ。

中心の建物がまた凝っている。

ここがその博物館の中心のようだ。

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自転車が少し心配になったが寄らぬ手はない。

様子をうかがいに行くと、なんと入場無料だそうな。

館内ではすぐに係員が寄ってきて、何かと案内される。
日本人と分かると近くの大きな部屋で、日本語の紹介ビデオを放映してくれた。

なるほどなるほど、台湾の先史時代を示す貴重な遺跡だった。

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でもまあじっくりというわけにもいかず、急ぎ足でまわった。

屋上ほか建物そのものに何かと象徴的な意味を持たせているそうだ。

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なんかいろんなことがおまけのように手に入り、よかった。

八里にも当然、繁華街はある。

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帰りは、八里から淡水の夜景が見られ、なるほど納得であった。

対岸が繁栄すればつられて反対側も開ける、うまいな。
淡水は夕日だけではなく、いろんな楽しみかたがある。
ただ、ホテルへ戻る道、淡水・台北を結ぶ道はすさまじい車だった。

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歩道を歩いていても、バイクがすぐ傍を通り抜けるのでこれが恐ろしい。

翌日はまあまあの天気、どういうものか。

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2012年1月14日 (土)

山歩き:桑谷山

山歩き:桑谷山

まったりできる日だまりハイクを求めて行く。
かすんだ天気のもと、冷たい風が吹いている。
岡崎から蒲郡背後の山へ、きらめく三河湾を臨む。

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【山行日】2012年1月14日(土)
【山 域】三河:岡崎、桑谷山
【天 候】晴れ時々曇り、寒い
【形 態】周回 軽装準急
【コース】溜め池の駐車地
P11:01--11:40分岐--スカイライン--12:00桑谷山--12:08旧P12:19--
--12:39桑谷展望園地12:59--キャンプ場横--13:37P

すっかりぐーたらな生活が日課になってしまった。
歩くのも出かけるのも映画を観るのも億劫に。
体調不良を気にしつつ、近場で日だまりハイクのできる場を探す。

桑谷山は蒲郡の背後に連なる山のひとつだが、岡崎市の山である。
山頂にはなんのための施設か分からない球体ドームやレーダーがある。
その造形物だけが遠くから見ても目立っている。
山そのものはどこが山頂なのかはっきりとしない。
山頂近くに桑谷山荘という岡崎市の施設があるのが特長。
そして数年前までは有料道路三河湾スカイラインが稜線を通っていた。

いつもお世話になってる23号線の終点から少し走り、市境を越える。
里山に囲まれた集落に入る頃、やたらと目立つ標識がある。
不法投棄禁止。

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そして目立つのが、調整池こと溜め池のダム。

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その溜め池のひとつの傍の駐車地に車を停める。

歩き出しは桑谷山荘に行く車道を進む。
右手に採石場があり、設備が古めかしいのがいい。

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車道を左手に、右手、中電の巡視路でもある登山道に入る。

途中、この巡視路に誘い込まれ、やぶに突入する。

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登山道は細いものという先入観にとらわれた。

最初こそ広い登山道もやがて植林帯に入り急登になっていく。

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まずまずの大きさの石がごろごろしている。

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西三河の低山に共通するような形であり大きさである。

そのうち、尾根道に合流する手前で分岐がある。
おそらく右へ行けば遠望峰へなんとか行けるのだろう。

ということで、下見を兼ねて踏み跡をたどる。
左手蒲郡側は自然林、右手幸田町側は植林になっている。
すぐに下りになり、バイクの音が聞こえたらスカイラインに出た。

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ここからどう歩いていくと遠望峰なのか分からないまま戻る。

分岐に戻り、稜線の自然林を歩くとすぐに柵に囲まれたレーダー所に出る。

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もちろん中には入れないし、見所でもない。

先へ進むと、右手に赤テープがあるのは駐車場への近道か。

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そのまま進み、再び大きな建物があらわれるとそれがあのドームだった。

左手の北側には一等三角点の桑谷山頂上があった。

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先の東に進み、建物専用道路を回り込んでいくとスカイラインに出た。

右手に進み、かつての桑谷山駐車場に行く。

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スカイラインが無料になったことでこの駐車場は閉鎖になった。

管理が出来ない、その他いろんな理由があるのだろう。
ただ、廃墟みたいでさみしいような、もったいないような。
観光地図看板と展望ベンチが残り少ない生を示していた。

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きらめく三河湾には少し距離があり、空気が霞んでいる。(最初の写真)

三河大島ほか、渥美半島までどうにか見渡せた。

振り返ると、駐車場からもドームが見えた。

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こんな所にはどうしても変な忘れ物があるものだ。

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わざわざ新品が6本も、あああ。

戻って先へ進む。
踏み跡はしっかりしているし、よく歩かれているようだ。
ところどころ、穴があいているのは樹木の盗掘だろうか。

下っていき、再び分岐があらわれるとさらに道はしっかりしたものになった。
すぐに、再び立派な建造物があらわれた。

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桑谷展望園地で、こちらは現役ばりばりらしい。

展望台に上がると、北部の平地にも景観が広がった。

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ここでは、何人かのピクニックの人に会った。

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三河湾を望みながら、風のあたらない階段で休憩。

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そう、これこそ日だまりハイクだ。

下りは、桑谷キャンプ場への遊歩道を使う。
桑谷山荘やキャンプ場利用者、地元の人がよく歩いているようだ。

途中、五十人以上の団体さんにも会ってびっくり。

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最近は、身近な低山に人が入り、親しまれているのを見ることが多い。

昔、「愛知の百山」を歩いていた時との様変わり。
登山口も踏み跡もなかった頃がなつかしい。

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