2019年10月20日 (日)

山歩き:大川入山、笹原に浮かぶ紅葉

山歩き:大川入山、笹原に浮かぶ紅葉

天気ほか何かとあって中部山岳の高い山や東北の紅葉へは行けなかった。
安・近・短でそれが味わえるのはここしかない、今日しかない大川入山。
天気予報に反してガス霧雨、途中から切れて青空、笹原に紅葉が浮かぶ。

Dsc05886

【山行日】2019年10月20日(日)    
【山 域】南信州:大川入山、阿智村
【天 候】曇りのち晴れ
【形 態】往復 単族 軽装
【コース】治部坂峠駐車場、起点
P8:01--8:06登山口--8:52横岳--9:44最低鞍部--10:19山頂10:49--
--11:13最低鞍部--12:04横岳--12:42登山口--P

安近短の山とはいえ、朝は早いし、準備も大変。
体調維持で通う猿投山では、家事を済ませて昼から入山していたのとは大違い。
前夜、就寝を早めたら寝付けず、堂々巡りの変な夢をみてはトイレで起きる。

休日の朝早くは、道路が空いていていい。
知立を過ぎ豊田市街を抜けて153号線に入ると、あれまあ行楽の車列が。
足助では雨が降ってくるし、ガスにしっとりと覆われたまま長野県に入る。

平谷の道の駅でトイレ休憩、いつ来ても駐車場は車がいっぱい。
治部坂峠を過ぎてすぐ左手の立派な登山者駐車場に入る。
えっ、なんだなんだ、かなりいっぱい、こんな天気なのに皆さん、早い。

「天気予報とちがうねえ、期待してきたのにこれじゃあ」
「台風もそうだし、最近の天気はおかしい」
「今年は紅葉も遅いというけど、この山はどうなんでしょう」
「また次の台風が発生したというし、先の天気も悪そうだから」

ヒマなおじさんたちの愚痴はつづく、そんなことより早く支度をせんか。
道路を挟んだ向こう側の駐車場から若い人たちが来て、どんどん出発していく。
傘も雨具も持って、とにもかくにも出る。

登山口までは舗装された道、雨でぬれて湿った道はすべりやすい。
前を行く夫婦連れが両手ストックで右に左にふらふらしている。
自分もだるくて重い足をゆっさゆっさのステルス前進。
奥さんの背後に近づきすぎて、ぎゃっと驚かれる。
すんません、クマには気をつけて。

登山口からはしばらく舗装が崩れた荒れた道が続く、しかもすべりやすい。

Dsc05852
沢にかかる橋を渡り、ジグザグの道で尾根端に上がる。
すると少しの上りで、根っこの入り乱れた道になる。

Dsc05901

Dsc05855

この山の特徴的な道に今日はぬれて滑りやすいが加わり慎重を期す。
ずっと下を見て、安心なところを探していくと、そこに秋がある。
周囲はガスが多い、暗いというか幻想的。

はじまりのきつい上りでじっとがまん、緊張から水を飲む。
時々カラマツの倒木があるが、通り抜けやすいように処置はされている。

Dsc05899
通行禁止の道も巻き道がきちんと整備されている、すべりやすいけど。

ガスはさらに濃くなった様子、前を行く人が霞んでいる。
いつもは右手に遠く大川入山のピラミダルな山姿が見られるけど、真っ白。
上りが緩やかになってくると少し開けた広場、横岳に着く、が通過する。

ここまでが大川入山登山三分割のはじめの部分、地味に辛い上りが多い。

三分割の真ん中は長い尾根の稜線歩きでアップダウンを何度もくりかえす。
十数個のコブのような小さなピークを越えて行く尾根歩き。
時々左右に展望が少しだけ開けるが、日陰になる時間のほうがずっとながい。

ここからは部分的に少し色のついた秋が見られると期待していたがどうか。

Dsc05857
うん、悪くはないが鮮やかでもない、でも撮るときは撮っておこう。

Dsc05859
おや、深い谷を挟んだむこうに長者峰や高嶺の稜線がうっすら見える。

Dsc05860

尾根歩きの中盤後半は上り下りが長くなり、樹間からの展望もほとんどなくなる。
その分、しっとりとした秋が味わえ、のどの渇きも抑えられる。
樹間のむこうが見えない分、ふだんは気にもしない樹林がおぼろげにガスに浮かぶ。

どんどん下がって最低鞍部に近づくと、なんと後ろから光が差してきた。
風は感じないがガスが飛んで舞っている。

Dsc05861
光は偉大なり。

Dsc05862

最低鞍部からは谷間のむこうに秋が広がる。
尾根のつなぎ目はとても不安定な部分でもある。

大川入山登山三分割の残りは、斜度が急にあがりひたすら我慢ののぼりになる。

Dsc05864
暗い樹林帯の上りを少し我慢すると、開けて明るいところに出る。

Dsc05865
太陽の光で紅葉や新緑が映え、振り返れば歩いてきた尾根と蛇峠山が見える。

鮮やかな紅葉には早かったが、明るい日差しのこの光景には満足する。
今日はちょっと無理して出てきたけど、報われた感じ。
このまま天気も期待できるので、日除けの帽子をかぶる。

上りは確かに辛いけど、明るくなった花街道を進む。
さらに斜度があがると笹原があらわれ、ぐわんと展望が広がる。

Dsc05887
この眼前・眼下の笹原の広がりがこの山というかこの山域の特徴。

そして今日は、その笹原に紅葉が浮かぶ。
少しむこうに見える禿げたようになだらかなラインが馬沢山なんだろう。
見る分にはとても素敵な景色なので、急な上りの苦しさもまぎれるというもの。

下手な数の何倍もデジカメる。

Dsc05869

山頂手前の低い潅木帯を回り込むように進むと山頂広場に着く。
単独さんがふたり、すぐにもうひとり、アララギ方面から夫婦連れ。
駐車場の車の数や途中に行き交った人数と合わないけど、まいいか。

座れる短かい長椅子は3つ、早いもの順で気にしないでおこう。
山頂からの展望を楽しんでいたら、あっという間にわんさかの人。

Dsc05878
あらためて思うに山頂はせまい、座ると景色はあまり見えない。
それでもみなさん、ここで休憩するわけだ。

山頂からアララギ方面へ足を延ばす。
恵那山も加わり豪華な秋の山風景。

Dsc05875
少し左に目を移せば、近くてとても遠い馬沢山。

Dsc05876

山頂からの下り、足元には注意しつつ、残りの秋を愛でる。
この山の一番の眺望はこの下りのわずかな時間に集約される。
雲海の向こうは赤石山脈だろう。

Dsc05879

途中、たくさんの上がってくる人に会う。

Dsc05893
往きには気がつかなかったセンブリやリンドウ。

Dsc05897 Dsc05898
そして横岳からの下りで、さようなら大川入山が。

Dsc05900
気をつけていても数回、ずるっとすべったのは弱った筋肉の所為。

もちろん長い下りの後、沢の水でお清めしたのは当然のこと。

 

| | コメント (0)

2019年10月 3日 (木)

山歩き:残暑トレの猿投山、あれはなんだ?

山歩き:残暑トレの猿投山、あれはなんだ?

10月に入っても夏日で、装備はもちろん真夏のまんま。
今の自分には山に行くこと歩くことが大事で、しっかりと汗をかく。
下を向いて歩いていたら、聞こえた物音の先に大きな生き物が。
おお、久しぶりだねカモシカさん、ちょっと写真を。

Dsc05825

【山行日】2019年10月1日(火)   
【山 域】愛知(地元):猿投山
【天 候】曇り時々晴れ、山頂の気温は24度
【形 態】周回、一部往復 単族 軽装
【コース】登山者用駐車場、起点
P11:12--11:41城ケ峯--武田道--12:17大岩展望台12:21--西宮--12:55東宮--
--13:10山頂13:29--13:41東宮--13:56大岩--14:19御門杉--14:37P

のっそりとした動きでこれはチャンスとデジカメで一枚、少しあわてた。
それが上の写真。
その後、斜面を上がっていく途中に振り返ったのでもう一枚。
珍しい生き物の被写体は久しぶりなのでちょっと得した気分。

問題は家に帰ってから。
ニホンカモシカだとばかり思っていたがじっくり見ると以前見たのと少しちがう。

Dsc05826
カモシカに特徴のあの黒いツノがない。
画面を拡大してみるが、そこはどうもはっきりしない。

いままで鈴鹿のコクイ谷や東三河の鳳来寺山、もちろんここ猿投山でも見てきた。
ぱっとみてあの特徴ある顔は忘れられないものである。
それに最近登山口にはこんな掲示板もある。

Dsc05768

まあ自分がもうろくして動体視力もデジカメ操作も衰えた、でいいのだが。

そういえばこの前、我が家の庭を飛翔していたチョウを撮った。

Dsc06854

ゴマダラチョウはそんなに珍しいものではないが、自分としては初めてでうれしかった。

珍しい生き物を見るのはうれしいし、それを撮るのはもっと楽しい。
トレヲさんのように生き物の生写真をしっかりデジカメりたいものだ。

| | コメント (0)

2019年8月18日 (日)

山歩き:猛暑トレ体調維持は猿投山

山歩き:猛暑トレ体調維持は猿投山

炎暑、酷暑がずっと続き、お盆の台風がすぎても猛暑が居座っている。
ヒグラシの鳴き声にツクツクホウシの加わってきたことが季節の移ろい。
熱帯夜は常態化し、息も絶え絶えの生活に意気と刺激を求めて山へ。
高所や遠征などとてもとても、そんなときはいつでも待ち受ける猿投山。

Dsc05734

【山行日】2019年8月18日(日)   
【山 域】愛知(地元):猿投山
【天 候】晴れ時々曇りのち雨、山頂の気温は27度
【形 態】一部往復の周回 単族 軽装
【コース】登山者用駐車場、起点
P11:27--11:45広沢城跡--12:01城ケ峯--武田道--12:38大岩展望台12:43--
--13:01東宮--13:15山頂13:29--13:42東宮--14:01大岩--14:21御門杉--14:35P

行きたいところがいっぱいあって、いつも焦っていた日々がなつかしい。
あの稜線を歩けば山また山の雲上の世界と思いつつ少ない休日に苛立っていた。
山は逃げない、という言葉に安心していたらいつのまにか体力も気力も失せていた。
計画する気力と歩ける体力がなければそれこそ、ぐーたらのあぶないおじさんだ。

6月の礼文・利尻以降、何かとあってあまり山歩きができていない。
もともと虚弱体質なので週1回程度のトレーニングができていないと不安になる。
生長や成長もなく、毎日が衰弱と劣化の日々なので鍛錬とお勤めが必要なのだ。

猿投山だと準備はワンパック、家事を済ませてから家を出る。
駐車場が数箇所あるがとにかく人気の山なので休日・平日とも満車、路駐。
でも朝早い人が昼頃には下山して帰るから、上手い具合に滑り込む。
最近は同じようなことを考える人が多くて、いつでもどこにもライバルはたくさん。

今日の目的は普通に山歩きができるための筋力トレーニング。
このところ上りも下りも登りで足を上げるのが辛くなることが多い。
山歩きのトレーニングは山歩きをして付けるのがそれらしくてよい。
猛暑の低山でそれなりに歩ければ、毎日の生活を乗り切る刺激にもなる。

駐車場を出て車道へ、出発。
すぐに左折して、広沢城跡・城ケ峯から武田道方面へと向かう。
東海自然歩道の一般道でそのまま山頂を目指すよりも距離も時間も長い。
80分で行けるところが120分になる、というのが自分の経験からの見当。
一般道を使った下りが60分なので、今日は3時間歩きという目安。

枝尾根の末端に取り付き、すぐに山の神。

Dsc05710
ヤセ尾根を進むとこの尾根のシンボルが真ん中にどーん。

Dsc05711
小さなはしごと急坂を上れば尾根の肩にあがりほっと一息、すぐに広沢城跡。

くねくねのつなぎ道を辿っていけばやがて城ケ峯への上り。
えっちらおっちらで頂に上がる。
東海環状自動車道猿投トンネルの入口真上に位置するというがまるで分からず。

ここからの眺めは、すぐ眼前に広沢城跡、そのむこうに豊田の町だった。
天気のせいか、じんわり樹木が生長したので徐々に視界は狭まる。

Dsc05730
城ケ峯から下ると道はすぐに武田道に合流する。

起伏の少ない歩きやすい道も、猿投山南尾根端への上がりは少しきつくなる。
あと少し。

ここの尾根端に上がると、海上の森方面への展望が広がる。

Dsc05713
ここからは武田道の真髄で、昔のように駕籠を背負って歩けそうだ。

Dsc05714
じんわりとした上り下りの稜線歩きを進めばやがて東海自然歩道の一般道に合流。

右手の巻き道を上がって大岩展望台へ。

Dsc05665
休憩所に大きな岩がありぐわんと視界が開ける、というのが人気のもと。
ここまで暑くて汗びっしょり、息を整えるために少し休憩する。

すぐ先で右、東宮から山頂、と左、西宮を経て東宮から山頂、に分かれる。
ふだんの自分は、10分ほど余計にかかるとはいえ西宮を経て東宮の道を選ぶ。
今日は弱気、そのよぶんの10分の回り道が辛そう。

一般道を進み、車道に出て、東宮への鳥居をくぐり上がっていく。
親子連れやトレランさんなど行き交う人が増える。
この道は少しきつい上りだがとてもよく整備されていて歩きやすい。

途中、猿投山を代表する大木が多く集まっていて神聖な気持ちになる。
特に道沿いの大樹の根元にはかつて、手作り仏や地蔵さんが祀られていた。

05-018 05-034 05-109 006 049 013
時の流れや、人それぞれの好悪もあってか、今はその痕が微妙に残るのみ。
個人の残す表示プレートも、極言、落書きと同様かもしれぬのだから。
何をしなくても最低足跡や思い出を残すのだから、人為は極力最小であるべきだろう。

えっちらほっちら、たらたら進んでいてもなんとか東宮へ。
ここで止める手もあるが、なんとか格好をつけるために山頂へと向かう。

なんとか山頂へ、風がないので暑い。
休日で人はいるが、多くない、否、少ない。

汗びっしょりなのでここでも調整、靴を脱いで足を空気にあてる。
山へ来てこの靴を脱ぐ、というのは自分にとって実に貴重なセレモニーなのだ。
これをやってこそ、真に休憩といえる。
靴の砂や泥を払い落とし、ふたたび履いて紐を結びなおすと気が引き締まる。

さて、下山。

この時間でも上がってくる人が多いのがこの山の特徴か。
途中、知りあいの夫婦に会い、近況を話し合う。
奥さんはいつでも日傘を差されていて、それだけ体力もあるということ。

走り抜いていくトレラン系の人に最近は女の人が多い。
装備も何もかも引き締まっていて、当然、足も軽やか。
山歩きなどは最初から目的でなく、体幹トレーニングの意識高い系なんだろう。

大岩を過ぎたあたりで雲行きがあやしくなり、遠くで雷鳴がする。
ざーっと音がして、雨が降っている気配。
でもそこは樹林帯、音と気配だけで身の回りまで濡れることはない。
一応、傘を差す、折りたたみの小さなものだ。
それで充分に凌げるし、雨具を着るなら濡れたほうがましの暑さでもある。

雨はそのまま降り続き、駐車場まで傘を差す。
不思議なのは他のみなさんの反応。
雨がイヤそうで頭をタオルで覆ったりしてあわてているのに、傘が出てこない。
ザックの荷物は多そうなのに、そこに傘はないってか。

車に乗ってからもしばらく雨は降り続き、時々は大粒になった。
豊田市街地に入ると、ウソのようにカンカン照りになった。

今日はなんとか暑い中、山歩きができた。
これを続けて行けば体調はそれなりに保てそうだ。
どこか遠くの山へという目標があるわけではないがいつでも歩けるようにはしておきたい。

それにしても連日のこの暑さ。
昨年はもっと暑くて長かったが、今年もきついに変わりはない。
熱帯夜を越えた朝はいつも、あまりの暑熱で目覚め、苦しくて仕方のない。
これも生きる苦しみ、たまさかのブログを書くように。

猿投山、こんな時もあった。山頂のようす。

005

| | コメント (0)

2019年7月 9日 (火)

山歩き:花の島、礼文島歩き

山歩き:花の島、礼文島歩き

花の島で有名な礼文島は、ハイキング対象としてはほぼ完璧な観光名所だった。
貴重な高山植物が咲き、稜線では視界が開け、歩道はとてもよく整備されている。
標高が低いので山歩きというよりは遊歩道、ただ人気の場所だけに人がとても多い。
山歩きやトレッキングの入門がここだと、老爺心ながら、その後のことが心配になる。

Dsc05353

【山行日】2019年6月23・24日(日・月)    
【山 域】北海道、礼文島
【天 候】23日曇り強風、24日晴れ
【形 態】周回とか往復 軽装
【コース】桃岩展望台コース、ゴロタ・スコトン岬めぐりコース
「桃岩展望台コース」約3時間、香深から登山口までは宿の送りで
 桃岩展望台--キンバイの谷--元地灯台--知床
そして「北のカナリアパーク」へ寄って、差閉バス停へ下りる
「ゴロタ・スコトン岬めぐりコース」約3時間、江戸屋バス停から
 ゴロタ岬へ往復、その後スコトン岬へ、その後は車道を江戸屋バス停へ

礼文島香深へは、利尻島鴛泊からフェリーで渡る。
わずか1日、離島するだけなのに、船の旅は情緒があっていい。

Dsc05328

Dsc05327
鴛泊9:20出港、フェリー2等料金は910円、香深には10:05着港。

観光バスやレンタカーなどは予約でいっぱいなので路線バスを利用する。
礼文島へのアクセスも含めて、計画段階でしっかり詰めておくことが大切。
ただ、気象条件その他でどんどん変化するのでむずかしい。

ガイドブックやパンフには「礼文島のお花畑を歩こう」と6コース紹介されている。
「桃岩展望台コース」「岬めぐりコース」「礼文林道コース」「礼文滝コース」
「久種湖畔コース」「8時間コース」
これらを参考にして、礼文島滞在時間から選んだのが上記の2コース。

スコトン岬往き路線バスが10:50なのでそれを利用する。
紹介では最初にスコトン岬まで行き、ゴロタ・澄海岬経由で江戸屋バス停へと縦走。
予定4時間コースに同行者が不安を覚え、江戸屋から逆走のショートカット歩きとする。

バスの乗客には数日、島に滞在してトレッキングしている人がいて、熱く語る。
なんでもいくつかのコースをほぼ歩いていて、その魅力にどんどんはまっている。
どこどこで会った人とはほかの場所でも会い、島の人との交流も楽しくて・・・と。

江戸前バス停で降りて、ゴロタ岬へは最初、ずっと車道を歩いていく。
途中から車道をそれて、かなり急な歩道を上がっていく。

Dsc05337
遠くに先行者が見え、周囲の雰囲気もいいので期待が深まる。

Dsc05341

ひとつの山に登った先がゴロタ岬らしい。

フェリーで一緒だった台湾からの観光客が仲間撮りで盛り上がっている。

Dsc05344
そこまでもその周囲も美しいお花畑、眺望360度で眼下には海、遠くに利尻山。

Dsc05345

振り返るといま来た道の先は、スコトン岬へと半島が続き、その向こうにトド島が見える。

Dsc05348

台湾の人たちのその先は、丘越えの稜線歩きのあと砂浜に下りて、澄海岬へと進む。

Dsc05353
それこそ絵に描いたような展望絶佳の海沿いの○○トレイル。
ニュージーランドや香港の人気のトレイルと比べてもまったく遜色ない。
ここから引き返す自分がなんとも情けなくて、悔しくて。

でもこれから向かうスコトン岬方面を見やると、まだ希望が持てた。

Dsc05363 Dsc05362

というのも、車道からそれたところに再びもどってきた時までだった。

Dsc05335
その後はといえば、もちろん道端はきれいなお花畑のこんな道。

Dsc05369
いろんな事情があったのかもしれないが・・・。

北の果ての集落に入り、車の喧騒のない道を進んでいく。

Dsc05375
どこの国や島でも、半島の先っぽというのはなぜか行ってみたくなるもの。

Dsc05377
来たぞ、先端。

Dsc05382
向こうにトド島を臨むスコトン岬に到る。

帰りは、観光バスも通る江戸屋山道はやめて、海沿いの道を歩く。

Dsc05388
ここでも一番の存在はカラスたちで、少しちょっかいを出したら倍々返しされる。
本当に、どんな猛禽類や野鳥でも集団カラスに対抗できるものはいるのだろうか。

Dsc05403

そんな観光礼文島の1日目の日は落ちる。

Dsc05409

次の日にはもう礼文島にさよならして、利尻島に帰る。

香深を出るフェリーの時刻は13:25、活動できる時間は短い。

「桃岩展望台コース」は香深から知床までで、逆からも歩かれている。
映画ロケ地の「北のカナリアパーク」が近くにあり、そこに寄る手もある。

なんともうれしい快晴の日、宿の人に一番人気コースの登山口まで送ってもらう。

Dsc05413
このコースも、路線バスが利用できるが、本数が微妙に少ない。
あとで分かった事は、距離もそんなに長くはないので香深からずっと歩いてもよかった。

ここはもう説明は不要、写真だけでいい。
見事な展望とお花畑と、歩いて気持ちの良い道がずっと続く。
それらがこんなに容易に体験できる、って本当にいいのかな、神様・地蔵さま。

まずは展望台を目指して登っていく。

Dsc05417 Dsc05416 Dsc05426

正面に桃岩、行く先を見れば利尻島。

Dsc05424 Dsc05421

少し歩いてから展望台方面を見る、そして海、ついでに自撮り。

Dsc05434 Dsc05448

Dsc05456

ツバメ山でも振り返ると、ユースホステルのある海岸、歩いてきた稜線の道。

Dsc05469 Dsc05466 Dsc05471

向かう先は。

Dsc05472

Dsc05478

Dsc05473

すれちがう人、お花畑。

Dsc05475 Dsc05479

元地灯台へ来たら、あとはなだらかな下り、名残惜しい。

Dsc05482 Dsc05486 Dsc05496

知床の集落を少し歩くと、空き地や路地の花がいい。

Dsc05501 Dsc05503 Dsc05504

時間があるので、「北のカナリアパーク」へ足を延ばす。

Dsc05516 Dsc05525

さよなら礼文島。

Dsc05531

ふたたび利尻島へ、今日も男前の利尻山。

Dsc05533

そんな北の人気の観光の島、礼文島・利尻島。

50数年前、親戚の人に勧められてからずっと心の奥底に沈めていたけど、夢開くときがあるの一席。

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

2019年7月 1日 (月)

山歩き:北の島の山、利尻山へ

山歩き:北の島の山、利尻山へ

利尻山は別名「利尻富士」と呼ばれ、日本百名山にも選ばれている。
標高1721mで天気がよいと山頂から礼文島、サロベツ原野、サハリンまで見えるらしい。
鴛泊登山コースは往復の一本道だが標高差は約1500mでそれなりに手強い。
北海道、札幌旅行の延長で足を運びいつものついで山歩きに挑んだのだが・・・。

Dsc05285

【山行日】2019年6月22日(土)    
【山 域】北海道、利尻島、利尻山
【天 候】曇り時々雨
【形 態】往復 単族 軽装
【コース】鴛泊コース、北麓野営場
登山口4:43--5:42五合目--6:27七合目--7:12長官山--7:29避難小屋7:36--
--7:58九合目--8:40山頂9:14--9:38九合目--10:07長官山--11:09五合目--
--12:05登山口--12:42利尻富士温泉

いつもの旅先でのお気楽山歩きとするにはちょっと否、大変きつい山歩きになる。
礼文・利尻島は人気の観光地だが、利尻山登山だけは観光気分では痛い思いをする。
とにかくこの地への空・海などの交通の便や天気などを考えるととても厄介。
それらを乗り越えてでもこの山を目指すのは例の百名山コレクターだけではないか。

セントレアからJALで新千歳空港へ、空港ホテルで1泊し、翌日ANAで利尻島に入る。
その日は空港でレンタカーを借りて島の各所に寄り、周回しつつ観光する。
宿は、早朝利尻山登山口へ送迎してくれるペンションで、朝4時半の出発。
夜半ずっと雨が降り朝方ようやく上がったが、もやっとした天気。

宿泊者のうち7人ぐらいが同行の方らしく、装備を整えて集合し車に乗り込む。
みな一様にきちんとした格好や装備で、スパッツではなくゲイターをきちんと付けている。
すっきりしたアウターにザックがしゅっと締まっていて、ストックや登山靴もびしっとしている。
薄着の行動着に旅行ズボン、軽いローカットシューズの自分は当然場違いのようだ。
だから一応口外する。

「雨が降り続くようなら、おれはやめる」

みなを乗せた車、登山口まではとてもいい道で、くねくね上りながらもすぐに着く。

Dsc05227

車から降りるとさっとすぐに出発していくのは若い人、か。
夫婦連れらしい2組は東屋で朝食や装備を整えている。
まわりに影響されて、自分もザックカバーを付け、雨具を羽織ることにする。

よく整備された、というよりしっかり舗装された登山道を進んでいく。
それなりに斜度はあるのだが、道はまっすぐでとても歩きやすい。
アスファルトというか、浸透性のある遊歩道。
こういうのがいいんだよ。

雨にぬれた新緑のなか、唯一の水場「甘露泉水」に来る。

Dsc05228
岩の下から水が流れ出る泉で、水道水をもっている自分は見て通り過ぎる。
先は長いし、準備しておけばここで時間を使うのはもったいない、と思う。

狭い道の前方に団体さん、でもガイドさんがしっかりしているので対応が早い。

Dsc05229
耳に入るガイドの指示はなかなか的確で、ひとりひとりによく気をつけている。
いろんな人がいるのでペースも時間配分も大変なんだろうなあ。
四合目でもうひとつの団体さんを目にしたが、しっかり説明していた。

道はきつくはないがそれなりに石ごろごろなので、気をつけて避けていく。

Dsc05231
まだ元気だからよいが、足の置き場をまちがえるとそれなりに気落ちして気が重くなる。
雨でしっかりぬれているので、疲れた下りは要注意だろう。
雨具を羽織っているだけなのにむんむんととても熱いのでTシャツを脱ぐ。

ずっとガスの中を歩いているようで足元ばかり注意していたら、横に視界が開けた。

Dsc05234
六合目に到着。

Dsc05236
目指す方向はずっと雲に覆われている。

でも見晴らし台から振り返って下界を見れば、天気は悪くなさそうなのだ。

Dsc05237

これが有名なトイレブース。

Dsc05239

この山の上りの特徴としてはとにかく一辺倒の上り、ということ。
最初は緩やかで、徐々に斜度があがり、最後はぐっときつくなる、というもの。
ただべらぼうに急だとか、緩急が乱れることはないので、ペース配分はそれなりに安心。
七合目「胸突き八丁」も少しだけきつくなる上りで、その前とあまり変わることはない。

第2見晴台もガスの中で視界なし、足元を見ながら雨でも咲いている花を見ていく。

Dsc05241_20190701000101

Dsc05243_20190701000101

樹林はいつの間にか潅木帯からハイマツ帯になっている。

Dsc05249_20190701000101

八合目の長官山、天気がよいと山頂が見えるというが、期待できず。

Dsc05255_20190701000101
そろそろ行動食をかねて休憩したい頃、ただ霧雨の中では腰も下ろせない。

少し先に避難小屋があるらしいので先へ進む。

と、ここで初めての下り坂になり、ちょっとびっくり(なにをバカな)。

Dsc05258_20190701000101

山頂は見えないが、避難小屋らしき建物が見えた。

 
ただその手前にはぬかるみ地帯があり、ローカットシューズなので慎重に行く。

避難小屋の入口は茶室のようなにじり口で、そっと入りおにぎりを食べる。

Dsc05259_20190701000101
小屋の横にはトイレブースが2室も。

向かう先は相変わらずガスの中だが、振り返ると下界が違うのはずっと同じ。

Dsc05264_20190701000201

歩いてきた尾根とか、となりの尾根とか、なんとも美しい。

 

ようやく九合目。

Dsc05268_20190701000201
この開けた場所はいかにも登山基地という感じ、ここからが急登らしい。
火山特有の赤い土をしっかりと整備して止めている。
先ほどから足の速い連中数人が下ってきて、すれ違うときはみな一様にすっきりしている。

一気に急になった上りはそれなりに歩き甲斐があり、山登りしている気分。

Dsc05276_20190701000201
息が乱れて止まり、やおら振り返ると、背景は相変わらずくっきりで気が紛れる。

Dsc05269_20190701000201 
黙々とよく整備された、元足場の悪いところを上がっていく。

Dsc05279_20190701000201
ガスの中にようやく、山頂のそれらしいものが見えてきた。

Dsc05281_20190701000201
視界も展望もぜいたくは言うまい、とにかく着くこと。

たらりたらりと足場の悪いところをすぎて、ようやく到着。

Dsc05283_20190701000201
長い上りで苦労したがなんとか登れた。

狭い山頂を少しうろつく。

Dsc05285_20190701000201
風が吹いているので、ガスが流れ、視界は刻々と変わる。
南峰やそこへ続く道も、狭い溝に広がる白いイチゲさんの花畑。
沓形方面は急峻で、高度感があっておそがい。

Dsc05288_20190701000201
これだけ見られれば文句はなし、靴を脱いで休憩。
すぐ後に上がってきた人が感動しほっとしているのを見ると、みんな同じ気分なのだ。

下山にかかる。

これは経験上、肉体的に危険なことはよくわかっているので慎重に行く。
九合目までは足元が狭く、すれ違うことも多いので気をつかう。

Dsc05280_20190701000201

こんな天気なのに、たくさんの人がどんどん上がってくる。

Dsc05292_20190701000201
ピンクのきれいなスニーカーにジーパンの娘さん、よくぞぬかるみを越えてきたね。
山をなめている、なんて言われるかもしれないけど、この経験を大切に。

八合目長官山の石碑。

Dsc05297_20190701000301 
下界はずっとガスがなくて、それなりの天気だったんだ。

Dsc05300_20190701000301

Dsc05302_20190701000301
四合目付近では青空も見えた。

Dsc05304_20190701000301
三合目の「甘露泉水」では、手のひらカップでしっかり水を飲む、うまい。

登山口(下山口)から「利尻富士温泉」までは車道横の歩道を歩く。

Dsc05307_20190701000301
木に看板。

Dsc05308_20190701000301
「新緑や 利尻礼文は 夫婦島・・・山火注意」

車道の上の赤い矢印も不思議というか、雪国特有のもの。

Dsc05309_20190701000301
温泉近くの、その先の「ペシ岬」の雄大なこと。

Dsc05312_20190701000301

その後、今日の宿に入れる2時過ぎまで、温泉で過ごす。

宿に入ってぐったりしていたら、突然の雷雨。

その頃、山ではまだたくさんの団体さんたちが下山中で、散々な目にあったとのこと。

自分のそれは運だけだなあ。

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

2019年5月25日 (土)

山歩き:新緑の大川入山

山歩き:新緑の大川入山

ずっと天気がよくて気温は夏日を示す日々、初夏新緑の山を歩く。
三遠信の真ん中の山、眺めてよし登ってよし、しかもお手頃。
決してなめていたわけではないが、標高差などがきつく感じる。

Dsc05071

【山行日】2019年5月25日(土)    
【山 域】南信州:大川入山、阿智村
【天 候】晴れ、気温は夏日
【形 態】往復 単族 軽装
【コース】治部坂峠駐車場、起点
P8:18--8:22登山口--9:06横岳--9:57最低鞍部--10:32山頂10:55--
--11:15最低鞍部--12:04横岳--12:42登山口--P

どうしても行きたい山が思い浮かばない、となると過去ログが頼り。
鈴鹿方面を意識しつつも心そこにあらず、山の引出しが少ないと変な苦労をする。
心配は道路事情だけ、最近の153号線は休日、車列がずっと続く。

豊田市内はラグビーのワールドカップ関連で道路工事が方々で行われている。
工事や迂回路、広がった道にカーナビの地図がまったく追いつかない。
しかも困ったことに女子ゴルフの大会があって、シャトルバスがのそのそだわ。

ずっと続く車列は、稲武で一気に減って、少し安心。
ただ「根羽る!」や「平谷レジャーランド」「ひまわり」はバイク天国。
キャンピングカーや車中泊仕様の車もうんと増えている感じ。

世の中、政治に希望がまるでなく、残り少ない人生を趣味に生きる、てか。

高度感のある柳川橋を過ぎると新緑がてかる治部坂峠はすぐ。
峠の登山者用駐車場はほぼいっぱいのにぎわいで、先客の山ヤさんが準備している。
この立派ながら無料、しかも東屋付きには感心する、他でもこうだといいのに。

Dsc05059

もたもた準備して出発、車道を数分歩いていくと登山口に来る。

Dsc05061
そんなほんの5分くらいの歩きなのに、もう足が重たい感じ。
登山口からは舗装が崩れて荒れた道をよろよろとあがっていく。

水源になっている川にかかる橋をわたると登山道に取り付く。
穢れのある人はこの沢でしっかり清めてから入山するといい。
少しの上りで尾根に上がり、印象的な根っこの入り乱れた道になる。

Dsc05062

湿っていると滑って危ない道だが今日は安心、疲れないように足を運ぶ。
高度をあげるとあたり一面新緑があふれ、ジグザグの道を上がっていく。
ところどころ通行禁止のテープがあり、巻き道が切り開かれている。

道に穴があくなどして危険なので対応処置が取られ、よく整備されている。
ロープのかかった崩落箇所の巻き道からは右手遠くに大川入山がのぞまれる。

Dsc05090
上りが緩やかになってくると少し開けた広場のような横岳に着く。

Dsc05063

いつも静かな新緑の落葉松の世界。
ここまでが大川入山登山の三分割の前半で、地味で苦しい上り部分。

三分割の真ん中は長い尾根の稜線歩きでアップダウンを何度もくりかえす。

Dsc05064
十数個のコブのような小さなピークを越えて行く尾根歩き。
時々左右に展望が少しだけ開け、日光に照らされるが、日陰になる時間のほうがずっとながい。

深い谷をはさんでむこうに、長者峰や高嶺の稜線を見る。

Dsc05065
こちらの稜線は歩きやすい道で、森の中の遊歩道という雰囲気ではある。
あちらの道よりもコブが多い分、アップダウンが激しい。

尾根歩きの中盤後半は上り下りが長くなり、樹間からの展望もほとんどなくなる。
ただ落葉松の樹間のむこうに大川入山のラインがうっすらと見えてくると鞍部が近い。

Dsc05066
どんどん下がっていくと最低鞍部になり、少し右にねじれていく。

谷側に新緑の視界が開けるが、尾根のつなぎ目の不安定な部分である。

Dsc05085

大川入山登山三分割の残りは、斜度が急にあがりひたすら我慢ののぼりになる。

Dsc05069
暗い樹林帯の上りを少し我慢すると、開けて明るいところに出る。

Dsc05070
太陽の光も十分で、振り返れば蛇峠山と歩いてきた尾根が見える。

ここからは背後から強い日差しが照りつけるので日除けの帽子があるといい。
さらに斜度があがると笹原があらわれ、ぐんと展望が広がる。
この眼前・眼下の笹原の広がりがこの山というかこの山域の特徴。

Dsc05076_1

風に波打つ笹原はきれいな芝生のようだけど、本当はとても手強い。
少しむこうに見える禿げたようになだらかなラインが馬沢山なんだろう。
見る分には素敵な景色だから、急な上りの苦しさもまぎれるというもの。

山頂手前の低い潅木帯を回り込むように進むと山頂広場に着く。

Dsc05072
先客がくつろいだ感じで休んでいる。
手前のおねえさんなんか、「お疲れ様」って声をかけてくれる。
ありがたいことだ。

この山頂からの展望は見事で、木曽山脈の中心の山々にはまだ残雪が見える。

Dsc05074

とにかく休憩しよう、靴を脱いで、と。
今日ものどがひりひり、気温も高くて食欲はあまりなし。
どこでも湯をわかしてカップ麺をすする人は多いが、自分にはありえないこと。
そういう間にもどんどん人が上がってきて、逆に下っていく人もあり、よきにぎわい。

もう一度、周囲の展望を確かめて、下山とする。

少し足はだるいような、でも気持ちの良い下り道なので一気に行く。
この山の一番の眺望はこの下りのわずかな時間に集約されるので忘れずに。

Dsc05081

最低鞍部からの稜線歩きはふたたびアップダウンの繰り返し。

Dsc05087
上り返しに負担に感じれば、不調というか体力不足、疲れている証拠。
それは下りの足の裁き方にも関係する。
下りこそ自分のような者にはリスクが大きいので慎重に置き場を考えて行く。
引きずるように歩いていても、最低限の上げは必要で、怠るとずっこける。

長い下りの後、沢の水でお清めしたのは当然のこと。

Dsc05091

 

| | コメント (0)

2019年5月12日 (日)

山歩き:真西尾根から雨乞岳

山歩き:真西尾根から雨乞岳

ずっと気にはなっていても上る機会のなかった雨乞岳の西に広がる尾根。

昨年の黄紅葉の時季にまずは、西尾根を歩きその雰囲気に納得。

もうひとつの真西尾根には、新緑の今日を当てる。

Dsc04996

【山行日】2019年5月11日(土)    
【山 域】近江鈴鹿:千種街道、奥ノ畑谷、真西尾根、雨乞岳
【天 候】晴れ
【形 態】一部往復の周回 単族 軽装
【コース】鳴野橋付近の駐車地、起点
P7:51--8:49塩津橋--奥ノ畑谷--真西尾根--11:04雨乞岳11:10--
--11:33杉峠11:40--12:09向山鉱山跡12:26--12:40塩津橋--13:34P

年に数回、石榑トンネルを抜けて近江鈴鹿に行く。
途中、竜ヶ岳宇賀渓駐車場を見ると車がいっぱいで相変わらずの人気だ。
トンネルを抜けて銚子ケ口もいっぱい、道の駅はそれなりの雰囲気。

甲津畑を通り抜けて鳴野橋に来ると、6台の駐車。
皆さん、先週の今日で連休疲れなのか、もともとここはこんなものなのか。
伐採があってその木材が道路脇に積まれているので駐車余地があまりない。

昨年11月、西尾根から雨乞岳へ上り、帰りの千種街道で紅葉を味わった。
もうひとつの課題の真西尾根は、秋を待たずに新緑のこの季節とする。
アカヤシオやシャクナゲなどの樹木、ヤマシャクなどを追い求めるのはもういい。

準備して林道に上がるタイミングで、車が入ってきた。

千種街道こと藤切谷道の歩き始めは舗装された林道で長くて単調。
それでも新緑のみずみずしさはしっかり味わえるしウォーミングアップにもいい。

Dsc04966
距離的にも時間的にも飽きがくるころに桜地蔵があり、Y川さんを思い浮かべる。
今日のコースはそのY川師匠のヤブコギレポを参考にしている。

道はよく整備されているが、丸太5本で真ん中が落ちたこの橋は少しひやひや。

Dsc04967

蓮如上人一夜宿跡の手前にある塩津橋が、事実上の出発点になる。

Dsc04968
右折し、奥ノ畑方面へ急崖を巻くように進む。
谷に落ちるその急崖は、雨乞岳西尾根の末端になる。

へつり、回り込むように台地に上がり、最初の渡渉をする。
奥ノ畑谷主流はまずまずの水量である。
すぐに左右に分かれ、右が主流で左は奥ノ畑谷右岸第1支流の一ノ谷。

Dsc04969
昨年の課題を復習しながら今日の歩き方を考える。

このまま主流にそって歩き、右岸から流れ込む支流を数えて四番目から上がる。
ただ右岸は急崖で歩き辛いし、左岸も似たようなもの。
ここは付かず離れずで、いつもの奥ノ畑メインコースを歩くことにする。

すぐに下の畑。

Dsc04970_1
気分的に左寄りに進みつつ、上の畑らしいところへ。
二ノ谷は過ぎたけど三ノ谷は枯れ沢か、それとも細いのは数えないのか。

右寄りの向こうへ行けば、奥ノ畑の主のシオジの大木が見られるけど、今日はオアズケ。
畑の左側がだんだん段丘状になる。
もう少し先へ行ったほうがいいのか、このまま上がってもいいのか。

取り付く分にはなんとかなりそうなので急斜面を上がる。
最初こそなんとかなったが、すぐにつかむものがないときつい上がりになる。
立ち木をうまくつないでわたって行かないと、踏ん張りが大変。
横を見ると斜度は30度ぐらい、筋力が衰えているので少し辛い。

Dsc04976
見上げても先はまだずっとあり、とにかく上がっていく。

Dsc04977
少しゆるやかになってきたので振り返り、今の位置を確認する。

目印になるのは、奥ノ畑谷の左岸稜線の崩壊斜面。

Dsc04978

きつい斜面を休みながらとにかく上り、それとなく尾根の端にたどり着く。
結局、自分はどこから取り付きどこら辺に来ているのか、地形図でも見る。
ちょっとした稜線になり、うるさい馬酔木の群生を避けながら進む。

やせ尾根は東から東南方向になったので、ようやく位置がわかる。

Dsc04980
広い尾根はやがて開けた展望地になる。

Dsc04981
むこう南に見えるのは明らかに清水ノ頭。

ただここは足元がとても注意、地形図でもはっきりと大きい崩壊地。
覗き込むのは多少とも安定したところからにする。

Dsc04986
進む先がはっきりしてきた。

Dsc04988
左側むこうには西尾根らしきが見え、その間のへこみが雨乞岳のへそになる。

Dsc04989
ただ「へそ」は近くで見るととてもそんな特異なものでないのは先回で承知済み。
さしづめこれのすぐ下の方で源流が出ているかも。
ただ西尾根と合体するまでにはふたたび急斜面がある。

Dsc04992
これが疲れた足にはやっかいで、上手にジグをきっていかないとずるっとすべり落ちていく。
ほうほうの態で低い笹原の広い尾根に到達、雨乞岳太い西尾根基部。
上りからは解放されるが、今度は笹原を上手に泳いでいかなければならない。

もがいている間に案の定、靴紐がやはりほどけていた。
ここから雨乞岳の山頂方面を見るが、今回もはっきり分からず。
人がいて、それは右手のはずれの方で、あれで最高地点なのか?

Y川さんのように「山頂には用はない」ではなく、自分には用がある。
適当に進むと、はっきりと笹原の分かれた道がありひと安心。
まずは「大峠の澤」という山頂の池を通して東雨乞岳を見る。

Dsc04997
少しだけ山頂に寄り、今日初めて会った人の姿と声を確認する。

Dsc04999
そう、忘れていた。
登山口から林道ずっと、もちろん奥ノ畑に入ってからはまるで人影はなし。
逆になんども鹿の警戒する鳴き声と、すぐ近くを飛び出していった獣とか。

杉峠に下る前にふたたび、広い雨乞岳西尾根の笹原を見る。

Dsc04996
この茫洋な尾根を、適当にでも下っていくのは、今の自分には難しい。

杉峠への下りは何度も通った道。
三箇所ぐらい、踏ん張りのきかないとても滑りやすい部分があった。
雨後のぬかるみも厄介だが、乾燥していても下りでは気をつかう。

Dsc05004

杉峠に下りる。

Dsc05005
ちょうど上がってきた三人組がいて、疲れた様子で休憩とのこと。
シートを広げて腰を下ろすのはいいとして、みんなビールですか。
くつろいだ後に、雨乞までの急な上りやすべる下りは大丈夫かな、いらん節介。

千種街道こと藤切谷道を下る。
峠近くからすぐに鈴鹿でも有数の大木があり、美しい並木道がある。
黄紅葉の時季とはまたちがって新緑が目にやさしい。

痛ましいのは一反ホーソの木の衰弱。

Dsc05009
半年でさらに衰え朽ちている。

大シデ並木が立派なのはいつも通り。
ただこちらも衰弱しかけている。
朽ちた木がさらに進んでいくとツナフレーク状になる。

Dsc05013
ここら辺、紅葉の時季のほうが鮮やかかもしれない。

Dsc05015

向山鉱山跡で昼食休憩とする。

Dsc05016
いつも静かで、樹木に包まれるようなところがとても落ち着ける。

塩津橋でふりだしに戻り、周回歩きを閉じる。
朝とは逆の光を浴びる。
長くて単調な林道歩きもなんのその。

桜地蔵さんは光っていた。

Dsc05022

今日の教訓

Y川さんのレポに触発された雨乞岳西尾根と真西尾根の歩きには満足。
彼の、宮指路岳ヤケギ谷右岸・左岸尾根の歩きも充実感は高かった。
そんな課題の見つけ方や目標の立て方、歩ける力の育成が必要かも。

Dsc05023

 

 

 

| | コメント (0)

2019年4月30日 (火)

山歩き:新緑の入道から水沢・鎌が岳へ

山歩き:新緑の入道から水沢・鎌が岳へ(宮妻峡ハーフラウンド)

今年の初鈴鹿は春、花と新緑の宮妻峡HR(入道から水沢・鎌が岳)へ。
連休はじめの行楽日和でたくさんのハイカーが花木と新緑の山歩きを楽しんでいた。
この周回コースは磐座を愛でる巡礼と修行の道でもある、と思いつつぐったり。

Dsc04912

【山行日】2019年4月28日(日)    
【山 域】鈴鹿:宮妻峡、入道・水沢・鎌が岳
【天 候】晴れのち曇り
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】宮妻峡駐車場、起点
P7:23--宮妻新道--8:38入道が岳--8:47奥社--磐座尾根--10:15水沢峠--
--10:35水沢岳--11:21衝立岩11:30--12:02岳峠--12:17鎌が岳12:46--12:56岳峠--
--かずら谷道--14:10P

連休の日曜日、行楽の車が道路に多い。
通り抜けて行く道の両側は、朝まだ早いので静かなまま。
宮妻峡に入ってもしーんとしていたが駐車場を見てびっくり、満車に近い。

グループや団体さんが入っていて、みなさん準備をしている。
トイレとかなんやら、集団で行動するのは時間がとてもかかりそう。
そんな時、ひとりはいい、準備して登山口に向かう。

鎌尾根やカズラ谷道を目指す鎌が岳組に比べてとても少ない入道組。
すぐに内部川の渡渉がある。
手前のは軽くいなし、本流で立ち止まる。

Dsc04892

昨年の秋とはまた川相が変わり、石の位置が違う。
最初のここで無理をする必要はないので一番楽そうな渡渉地点をさぐる。
結果、ふだんとは異なり、一番下流の大岩を利用して立ち木も使う。

宮妻新道の上りはいつものことながら気を遣う。
最初はとにかく荒れているので足元とすぐ目の前だけをみてひたすら黙々。
ここはホント下りでは使いたくない道だ。

日陰の暗い道に朝の光が入り込んでくると少しほっとする。

Dsc04893
ここらへんから先を行く人の気配が感じられ、山登りをしている気になる。

しばらく歩くと視界が開けてくる。

Dsc04894
新緑には早すぎる淡い薄緑、まだ新芽だろうか。
馬酔木は白い花なので景色に溶け込んでいる。
右手向こうに鎌が見えてくるこの瞬間がいい。

Dsc04897
笹原の急傾斜になると、ああ入道に来た、という気持ちになる。

Dsc04895
北ノ頭に出て一休み。
先が長いのでこのまま奥社へ向かおうかと思いつつ、入道が岳へ行く。
片づけをしている人って、山頂でテント泊したのだろうか。

Dsc04899
山頂入道庭園を下り、池が谷道への道を左に、奥社へ向かう。

奥社から入道が岳方面を望遠で見る。

Dsc04902
入道が岳の最高地点は奥社の背後にあるが、なぜ南ノ頭にしなかったのか。
一度その南ノ頭に寄ってもいいかと思いつつ、磐座尾根に入る。

急降下の続く道はずっと気が抜けない。
両側がキレ落ちた上下動の多いヤセ尾根がこの尾根道の特徴。
そして樹木と植物が綺麗なこと。

花木ならアカヤシオ・ミツバツツジ・タムシバそしてヤマザクラ・ツバキが咲く。
足元にはハルリンドウ、ハナウチワ、ショウジョウバカマほかが輝いている。
天気は晴れからすぐに薄曇に変わり、どんよりスクリーンが青空を覆う。

重ね岩を過ぎたところで巡礼道のハイライトを撮る。

Dsc04903
入道の奥社の本尊こと磐座の仏岩が左、そして右手には山座の鎌が岳。

今だからもっと綺麗にアカヤシオを入れたかったが、樹木にも都合がある。

その仏岩も登山道から見て撮るとなかなか難しい。

Dsc04905
昨秋も思ったが、春になったら御簾のむこうのお偉い方や如何に、だった。

その後もこのフィールドアスレチック尾根のゆさぶりは激しく続く。
奥ノ谷分岐で少しだけほっとする。

Dsc04907
その先で宮指路からの稜線と合体、水沢峠へ向かう。

途中、開けてざれたところがこの尾根最後の見せ場。

Dsc04910

峠へ下りる最中、眼前の水沢岳は秋と全然違う姿だ。

Dsc04913
水沢峠では屈伸ストレッチで疲れた身体をいたわる。

そこで赤いシャツのKさんに会う。
いつも元気な彼は汗びっしょりで、コースの下見に来たとのこと、お疲れ様。

疲れた身体にはとても辛い水沢岳への上り。
ほうほうの態で水沢岳へたどり着く。

Dsc04914
つい先ほどまで団体さんが居た感じで、少し休んで間をとる。

きのこ岩の下りに入る。
前にはその団体さんがいて、もがく人の姿を見るのは興味深い。

Dsc04917
そこから衝立岩まで稜線歩きが続く。

イワクラ尾根とは違ってゆったり、でも上下動はさらに長い。
左右にしっかり視界が開けるのは気持ちいい。

Dsc04921
ただここら辺から自分の身体に異常が出てくる。
上げる足が重いのはいつものこと、それを屈伸とかで散らすのがふだん。
それが利かなくなり、太ももの筋肉がぴくぴくしだす。

ということで、やっとのことで上がった衝立岩の上で休憩する。

シャリバテというのもあるので、行動食を口にする。
休憩場所から見る景色というのも新鮮で気が紛れる。

Dsc04923

Dsc04924

そういえば鎌尾根、左右に視界の開ける広い尾根なので随所で見た。
特に多いのが西側の雨乞・綿向方面を見ながら休んでいる人たち。
そうだ、先を急ぐばかりが山歩きではない。
といいつつ、身体に余裕があってこそゆったり休めるとも思う。

Dsc04926
ふらふらで岳峠へ、そして最後の辛くて苦しい最後の上りに挑む。

Dsc04928
山頂はもちろんたくさんの人。

Dsc04930
少しのスキマを先客に譲ってもらい、ぐったり昼食休憩とする。

下りはカズラ谷道で帰る。

Dsc04933
溝状にえぐれた道ではふんばりがきかずずるっと滑ることも何度か。

Dsc04935
時にあらわれる平坦そうな道がなんともありがたい。

それにしても下りながら道のりの長さに不満を覚える。

そう感じることがもう体力も気力も衰えていることの証左。

Dsc04938

あらためて自分の身体の現状がわかった、今後は気をつけないとヤバい。

Dsc04939

 

 

 

| | コメント (0)

2019年4月12日 (金)

欧州:パリの憂鬱

  欧州:パリの憂鬱

世界中からたくさんの人が集まるこの街は世界の文化の中心、それは歴史の賜物。
いろんな人がそれぞれの都合や事情があってこの街に集い、必死に生きている。
そんなパリへふたたび、ミュゼ(美術館)で美を学び・・・。

Dsc04591

【訪問日】2019年3月中下旬    
【地 域】欧州:フランス・パリ、ベルギー・ブリュッセル
【天 候】 ほぼずっと晴れ、朝晩は冷えた

6年前、ロンドンからパリへユーロスターで来て1週間過ごした。
パリのノルド駅に着き、スーツケースを運ぼうとすると、盗まれていてなかった。
必死に探したがどこにもなく、駅の事務所や警察に言っても相手にされなかった。
とにかく宿へと地下鉄に行くと、切符売り場で親切な紳士に金を騙し取られた。
そんな散々な入都だったが、再びロンドンへ戻るときには垢が少し落ちたようだった。

今回はドゴール空港からRER(高速郊外鉄道)で入る。
ミュージアムパス6日やフォルフェ・パリ・ヴィジットは空港で購入する。
トラベラーズ・チェックも手数料などを聞いて市街地で現金化することに決める。

ここまでは順調だった。
だと思う、たぶん。
市内へ入り、モンマントルの宿へは地下鉄で行き、すぐに見つける。
夕食の買い物でも、近くにスーパーを見つけ、入る。
そこで、最初の洗礼を受ける。

買い物かごを持って数段の階段を下りていくと、後ろからどんと押される。
どうも階段で躓いたようで、つんのめって自分に当たったようだ。
すると、入口の警備の人がこちらを見て何か言ってる。
こちらを見て怖い顔をしているので、何かいけないことをしたのか、と。
警備の人に近づいていくと、彼は自分のカバンを指差した。
そうか、カバンを持って入ったのがだめとか・・・。
カバンを見ると、なんとしっかりチャックがあけられていた。

犯人がどうのこうのというよりも、そういうカバンを持っているのがまずい、と。
確かに背負うかたちのリュックやザックは開けて取られやすい。
自分の、旅では常に愛用の一本掛けのカバンが格好の標的になっている。

ということで、その後はしっかり保持しつつ注意を怠らないようにする。
それでも気がついただけで3回ぐらい、危ない目に会う。

エッフェル塔の近くの地下鉄では前回も被害にあいかけたのでしっかり注意し用心する。

Dsc04538_1

それでも4人組の少女たちが普通に近くに来ていて、地図を見ようとカバンを見ると。
えっ、開けられている。
すぐ目の前には、伏目がちに笑みをうかべる先の少女のひとりが平然としている。
騒げば仲間もいてさらに面倒になる、だからふつうを装って地図を見てチャックを閉める。
次の駅で降りて、別の車輌に急ぎ乗ると、いつのまにか彼女たちが近くに来ている。
だから次の駅でもう一度、フェイントを掛けつつ、走って逃げる。

そうなのだ、このパリの街では自分なんか、絶好のカモなのだ。
金目なものはほとんど持っていないが、搾り取ればなんとかなるカモ、というやつ。
体力的にもすがた格好でも、赤子の手をひねるぐらい簡単な標的。

寒さ対策で厚手の服を着るよりも、機能を重視した薄手のを重ねるほうが旅にはいい。
山でもどこでも今まではそう思って、それでなんとかできていた。
この街では、鎧のような厚みのある丈夫な服でしっかりと護るのが大切らしい。

ということで、この旅はずっと憂鬱が先行し、どんよりとしたまま。

せめて覚書。

ユトリロがよく描いていたモンマントルの丘、サクレ・クール寺院へ朝早く行く。
丘へ上がる石段は長いが、振り返ると静かな街並みに朝日がまぶしい。

Dsc04405_1

寺院も横顔も輝いている。

Dsc04406_1

正面にまわってパリの街を見る。
すぐ目の前、というか眼下におかしなものがある。

Dsc04410_1

Dsc04413_1

このオブジェ、ちょっとやりすぎ。

もちろんオブジェではなくて、この朝の一時だけだったようだ。

ふだんは人がいっぱいらしい周囲の観光名所を散歩する。

銅像、みんな触るのはもちろんそこだけ。

Dsc04421_1

ルノアールのムーラン・ド・ギャレットはここ。

Dsc04426_1

こちらはムーラン・ルージュ、ムーラン(風車)つながり。

Dsc04443_1

日が上がり、寒かった花壇に花が咲く。

Dsc04435_1

数日後には、ストの人の花が立派に咲いていた、これはテレビ画面。

Dsc04541_1

オルセー美術館のレストランから見えるはずだけど、写真が下手。

Dsc04458_1

イエロージャケットのストといえばノートルダムで会う。

ここではオレンジジャケットが多かった。

Dsc04478_1
別の日にもあり、その所為で地下鉄の駅や美術館が閉鎖されパスが使えなかった。

ルーブル、オルセー、オランジュリーへは2回ずつ行く。

Dsc04572_1

Dsc04604_1

Dsc04576_1
あまりに作品が多いので、見る場所を限ったが、集中力がすぐに切れて残念。

マルモッタン・モネやロダン、ピカソ、マイヨール美術館は今回が初めて。

Dsc04462_1

Dsc04472_1

Dsc04473_1

ロダンのデッサン、ドガや他の人のも含めてあることに気が付く。

彼らが追い求めたものはつまりそういうことか、と納得。

それにしてもピカソ、彼の美術館。

Dsc04659_1

Dsc04644_1

彼が死ぬまで売らずに手元においていた定評の作品群。

1本の針金で簡単(?)に創ったこれ(写真は平面、実物は立体)にはびっくり。

Dsc04641_1

マイヨール美術館では、印象派の作品を集めた特別展が開催中。

Dsc04690_1

Dsc04685_1

で、さりげなく飾られていたのは。

Dsc04677_1

Dsc04663_1

昨年、名古屋市美術館ではセンターと扱われた作品、イレーヌ嬢がさらりとあった。

郊外ではパリ公園にイタリア、ローマの松を見て、ヴァンセンヌ城。

Dsc04554_1

Dsc04564_1

反対側に行けば、現在・未来のパリことラ・デファンス。

Dsc04616_1

Dsc04617_1

この道の先をたどっていき、しっかりと望遠すると

Dsc04619_1

Dsc04625_1

あっと驚く建築物は、やっぱり印象が強い。

街中の壁画もしゃれてる。

Dsc04608_1

Dsc04789_1

もちろん、1日だけ訪れたベルギー、ブリュッセルの王立美術館もすごい。

ブリューゲルやボス、マグリットと線が濃い。

Dsc04709_1

Dsc04729_1

Dsc04753_1

でも極め付きには地下8階でやっとご対面。

Dsc04766_1

Dsc04764_1

Dsc04770_1

なんともはや。

どこもかしこも街並みはきれいだった。

Dsc04542_1 

ただ今日も、かつての石畳はコツコツと張り替えられていく。

Dsc04614_2

そして忘れていたこと、古い情報は自らの首をしっかり絞めてくれる。

空港や「地球の歩き方」で確認したトラベラーズチェック、どの銀行や郵便局でも使用できなかった。

美術館めぐりの教科書としては次の2冊がとても参考になった。
706ハ・布施英利『パリの美術館で美を学ぶ、ルーブルから南仏まで』光文社新書
723ヒ・伊集院静『美の巨人、フランスへ』小学館

布施さんのは薄い本なので要点中心だが、短い文でしっかりまとめている。
マルセイユの場面は親近感が半端ではなかった。

伊集院さんのは2000年頃週刊ポストに連載されていたもの。
週刊誌での人生相談を以前読んで、あまりよい印象を覚えなかった。
絵が好きという一点でしっかり作品を見ていて、他の評論家より分かりやすい。
それは65歳から美術に目覚めた大橋巨泉にも通じるものがある。

 

 

 

| | コメント (0)

2019年3月11日 (月)

NZ:あれこれで人は変われるのか

NZ:あれこれで人は変われるのか

NZ南島の西北部、ネルソン、タスマン、マールボローをぐるっと回る。
夏のNZは今回が初めて、しかもネルソンは通称まんまサニーネルソンだった。
人の意識や行動は何がきっかけで決まるのか、すっと生活に入るのはどんな時。
Dsc04137

【訪問日】2019年2月上旬    
【地 域】ニュージーランド南島:西海岸、ネルソン・タスマン、マールボロー
【天 候】 ほぼずっと晴れ

NZの車道は片道1車線でも都市部を離れるとすぐに100km/hになる。
信号はまるでなくて車も少ないのでちょっとした高速道路走行といった感じ。
景色がいいのでじっくり味わいたいがこの速度では無理があり余裕もない。

これがいつも残念に思うところ。
ただ田舎や町中に入るとずんと40km/hに落とし安全走行になる。

大きな都市間(といっても人口数千人の町だが)は主要道路で結ばれている。
普通はその道しかないが、それを外して側道に入ると状況は一変する。
いわゆる生活道路なんだから距離も時間もかかるが味わいは深い。

アーサーズパスから急降下した幹線を途中、側道に進む。
モアナの町はそんな田園牧場のなかにぽっとあらわれた。
Dsc04065

観光列車がグレイマウスの前にきちんと停まる鉄道駅もある。
近くに小学校もあり、屋外で読み聞かせの授業中だった。
Dsc04066

先生の話に集中できず、立ち上がる児童がいるのはどこでも同じか。

駅前のロータリーもきれいだった。
Dsc04075

グレイマウスからウエストポートに向かう。
しばらく進むと標識があり「この先90kmガソリンスタンドなし」と。
途中、パンケーキロックとも言われる観光地プナカイキ。
Dsc04088

次の大きな町ウエストポートに寄りしばらく行くと再び「この先90kmGSなし」。

ネルソンレイクス国立公園はその名前からしてまぎらわしい。
大きな町のネルソンと名前がだぶり、湖レイクスの名前がまた他とだぶる。
美しいロトロア湖の周囲にはNZらしい森と山が連なり、トレイルもある。
Dsc04102

もうひとつの大きな湖、ロトイチ湖もおなじような雰囲気。
Dsc04105

人はこちらの方が少し多い。
Dsc04112

エイブル・タスマンは南島北西部の人気の観光地で、中心がネルソンの町。
Dsc04248

人口は4万人ほどだが、この地方の中心だけあってずっと大きく感じる。

市場に行く。
Dsc04236

見る人も演奏する人もみな楽しそう。
Dsc04252

Dsc04240

Dsc04241

深刻な歌の彼、思わずブルース・コバーンそれとも田中研二か、と。

町中では年の功は70代より上、自転車で旅をしている老夫婦。
Dsc04242

Dsc04243

えっ、どんだけ背負ってるの。

スーター美術館では絵もよかったが、弦楽四重奏に足が止まる。
Dsc04128

Dsc04127

小林秀雄を思い出し、なんて悲惨な高校生時代だったのか。
Dsc04255

タカカ方面ではいくつかの名所を訪ねる。

有名なププスプリング。
Dsc04138

NZ版柿田川湧水池。
Dsc04134

THE GROVEとTHE CAVEはいいところなのに観光地化で失敗。
Dsc04182

Dsc04184

Dsc04201

Dsc04191

つくづく思ったのが観光地よりもビーチ。
Dsc04169

トイレ他の整備状況がよく、ちょっとした休憩には適地だ。
Dsc04167

Dsc04148

マールボローではハブロックに3日滞在する。
Dsc04297

リアス式海岸でここでもたくさんのトレイルがある。
山も豊富で、ハブロックでは背後のこの山をねらっていた。
Dsc04203

左右の奥の空が霞んでいるのは、ネルソンで一週間以上続いた山火事の影響。

総じてどのコースも同じような景色になりそうで、すくんでしまった。
Dsc04212

ピクトンは港町で、北島の首都ウェリントンとフェリーで繋がっている。
Dsc04222

Dsc04221

小さな町だが公園の大きさ、トレイルやトイレの整備状況など抜群。
Dsc04227

歩く人、走る人、MTBの人すべてに専用コースを用意している。

カイコウラもとても明るい町で観光地。
Dsc04315

眺めよし歩いてよしで、この断崖の上のトレイルは容易に得るものが多い。
Dsc04319

Dsc04324

オットセイもしっかり見られる。
Dsc04309

アジアの人がとても多くて、中国の観光パンフではしっかり宣伝されているみたい。

このキャッスルロックでも多かった。
Dsc03892

またNZに来る前のメルボルンでも観光客は彼らばかりだった。
Dsc03860

こんなところはさすがに知られていない。
Dsc04329

そんな日本の冬、夏のニュージーランドで感じたこと。

いったい何を思い、そして何も考えない。
Dsc04289

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«山歩き:石山神社から五井山・宮路山