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2010年6月21日 (月)

映画『Flowersフラワーズ』

映画『Flowersフラワーズ』 企画・制作総指揮:大貫卓也 監督:小泉徳宏

 主演:蒼井優、鈴木京香、竹内結子、田中麗奈、仲間由起恵、広末涼子

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 ”時代を超えた6人の女性たち。

 それは一本の糸で結ばれていた。”

毎日の生活はいろんなこまごまとしたことの連続で、それだけで大変だ。

次から次へとなんだかんだと事は起こってくる。

その中から、転機となったところ、象徴的なところを切り取ってそれをつなぎ合わせた。

こんな長い期間(三世代)を要約して、他人(自分)の人生をみることはまず、ない。

でもって、その長い人生が単純に要約されうることに、感慨をおぼえる。

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はじまりは、父(家)が決めた婚礼に異を唱えた娘の蒼井優。

当時は異端、今なら普通。

父(家)塩見三省の頑固でかたくなな立ち回りには毎度のことながらほれぼれする。

ついこの間まで、家父長のこんな時代があったのだ。

でも今感覚だと、滑稽に思えてきてしまう。

家族全員が揃った食事の場で怒ってどなり席を立つ。

自分の思い通りに行かないのですねて八つ当たりしているのと同じだ。

でも、この婚礼があり、嫁いだ先で相手に恵まれたのか、彼女が我慢したのかそれはなんとも言えないが、三人の子宝(娘)に恵まれる。男の子が生まれたとしてもそこでまた話ができただろうが、ここは女中心なので娘ということで。

でもって長女(竹内結子)。

夫とは相思相愛の恵まれた結婚、しかしすぐに不幸が訪れ、子孫は途絶える。335990_005_2

次女(田中麗奈)はキャリアウーマンの走りとも言える。

久しぶりにとがった麗奈が戻ってきてファンにはうれしいが、彼女の家庭にはあえて触れない。

で、三女(仲間由起恵)だが、いつごくせん言葉が出てこないか冷や冷やするがそれは当然なくて、結果として自身と引き替えに二女に恵まれる。一番おいしい役どころだ。

彼女の娘たちが、長女(鈴木京香)と次女(広末涼子)。

この家族の描き方がなかなかいい。

才能に恵まれ順風のはずなのに、長女(鈴木)の苦悩する顔。

いつもへらへら笑っている広末こそ、人生の幸せを表している。335990_007

全ての女性への応援歌という仰々しい大作的だが、その分、物足りないかも。

お勧め度は ★★★      東宝シネマ東浦にて

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コメント

物足りないどころか、この「Flowers」という映画、何を言い、何を伝えたいのか?観る者に、さっぱりわからない。
映像、エピソード、組み立て、描写、ストーリーすべてが、さもありなんというものばかり。過去の映画をまねて作ったって、何の感動もよびません。
カットのひとつひとつが見た映画のワンカットばかり。こんなことがあったろう。こんな人生あるだろう。ここではこう言うだろう。
すべてが、そういう割り付け。
だから、何の感動も呼ばない。
唯一良かったのは、鈴木京香の「演奏会」かと思わせといいて、実は京香は、ピアニストではなく、譜面めくりだったとう場面だけ。
鈴木と広末が姉妹のわけがない。二人が姉妹という設定は無理。田中麗奈のオムニバスは、あまりに滑稽すぎ、過去の東宝映画のワンシーンの連続。
次長課長を使ってどうする?
資生堂がただただ「女性」中心の映画を作りたかったというだけの作品。作品と呼ぶのもおこがましいしろもの。
むしろ、6人の女優を使ったのなら(だが、女優の「数」に入れてもらえなかった、真野響子がもっとも良い演技ではなかったか?といいたい)、3代の女性みんなが悩みに悩んだ末、他社化粧品ではかぶれたり、アクシデントが起きたり、「やっぱり資生堂でないと」と「資生堂製品」に立ち返るというストーリーで展開した方がより良いものになっただろうに、と惜しまれる。

投稿: ma | 2010年6月23日 (水) 14時14分

どこかでみたような場面のつなぎ合わせとは、確かにそうですね。
それを真面目にやっても、パロディーにもなっていない。
「資生堂」中心のストーリー展開なら~、きっと効きそうですね。
大金かけてチャンスを逃すとは、もったいない。
この作品も、ひとりひとりの生きざまよりも、
人生の儚さとか、生き残りをかけたDNAのバクチかもしれません。
maさんの期待(?)を仇で返した作品、ですね。

投稿: たそがれ高洋 | 2010年6月24日 (木) 17時30分

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