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2010年9月21日 (火)

山歩き:丸黒山(乗鞍は遠すぎる)

山歩き:丸黒山「甘い計画は無惨に」

心のどこかで容易にできるという甘い思い込みがあった。
いざ計画を実行しようとすると足りない物が続出。
車中泊の翌朝は、雨。
夜半から降り出してやまなかった。

自分には乗鞍は遠すぎた。
これできっぱりとあきらめがついた。

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【山行日】2010年9月20日(月)
【山 域】乗鞍:丸黒山、丸黒尾根、千町尾根
【天 候】雨時々曇り
【形 態】往復 単族 軽装準急
【コース】国立乗鞍青年の家駐車場--15日影平
 登山口(日影平)8:19--9:15休憩舎--10:05丸黒山--11:29中間点--
  --11:56池塘12:14--12:35中間--13:40丸黒山--14:25休憩舎--15:10登山口

子供の時の記憶、4歳年上の兄が自慢していた。
ボーイスカウトの関係で乗鞍岳へ行ったんだと。
三千㍍峰だ。あまりに遠い世界のことで、羨望になった。

50年以上経った今なお、自分はそこへ行けていない。
もたもたしている間に、登山道がなくなっていた。
子ノ原尾根も野麦峠からの道も封鎖され、中洞権現ノ尾根も有料だ。
残るは丸黒尾根と千町尾根を繋いだのだけだが、長い。
昔レポだと子ノ原尾根や中洞権現尾根は、往復7~8時間だった。
しかし、登山者のマナーが悪いとか私有地という理由で×になった。

残る長いのは、片道14㌔。確かに大変そうだ。

往復12時間、出発は朝の4時で16時に帰着、と計画を立てる。

家から登山口の国立乗鞍青年の家までが、遠い。
夜中発早朝着では遅いので、必然的に車中泊に。
慣れないことなので、準備でもたつき、道を間違えたり。

軽自動車の狭い座席でうとうとしていると屋根をたたく音がする。
雨はそのまま朝までずっと降っていた。
明るくなってからもやまないので、どうするか悩み思案する。
朝飯を食べ、温泉を調べると朝早くからやっているところはない。
ふと気が付くと、雨がやんでいる。
丸黒山までなら、よく整備されたハイキングコースらしい。

当然、乗鞍日帰り計画はだめになった。

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雨量が気になったが、準備はできているので傘をもって出発する。
国立乗鞍青年の家の施設は立派なもので広くもある。
施設内はいくつか道が入り乱れ、迷いやすい。
林道のような歩きやすい道を進む。

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分岐が多いので、その都度悩むことになる。

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しっかりと階段が付いた道が新道で、笹が覆っているのが旧道。
新道は尾根やピークを踏んでいく。
旧道は尾根やピークの巻道が多い、そんな感じだ。

運動不足なので、新道を選び、足幅のあわない階段を上る。
樹林帯なのと、いつ雨が降ってきてもおかしくない天気なので、展望はない。
まあ、復路では旧道を選んで比べることにした。

枯松平山から下るとすぐに休憩舎があった。

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ここは、避難小屋も兼ねていた。
でも、少し考えると、どんな場合に使われるのか疑問である。

ほんのトレーニングのつもりなので、丸黒山への最後の登りも気にならなかった。
その前、池見平では、乗鞍岳のたくさんの峰のシルエットが美しかった。
丸黒山でも見られると思い通り過ぎたら、すぐにガスがかかって×だった。

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確かに雨が降ってきて、自分も傘を差していたのだった。
頂上からは、朝日村方面の雲海だけがよかった。

ここから乗鞍へは、いわくつきの急下降がある。

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日帰りで疲れた足には、目茶こたえるともいう。
まだ、時間もあるので、下見を兼ねて行く。

それまでの登山道とは一変し、急で、笹が覆って分かりづらい。

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確かに急すぎるが、鞍部についてからは当然緩やかになる。

ここからが、また問題のいわく退屈で長いプチヤブコギになる。
背丈ほどの笹をかき分け、倒木をやりすごす。

昔の階段木を止めたボルトがそのまま残っているのでこれも要注意。

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木道は雨や苔で滑りやすいのでこれまた要注意。

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転がる石に苔は着かない、ではなく
苔の着いた石に乗るとすべって転がるのだった。

雨具は最初から付けていた。傘はとても持てない。

ほとんど人が入らないような道だが、踏み後はしっかりとついている。

倒木も切り刻まれ、整備に手が入っている。

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登山口の日影平と乗鞍岳の間が14㌔らしい。
それを示す表示が1㌔ごとにある。

ほんのトレーニングで入ったからどこかで戻りたい。
7㌔7㌔の中間地点ならよさそうかと思ったが、どうも釈然と来ない。

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フィットンチッドの多い森林浴道でいいのだが、どうも。

気の抜けない歩き辛い道がずっと続くので、労ばかりなのだ。

6㌔8㌔ポイントを過ぎた所で池塘が現れる。

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これが噂のアレだな。ここからずっとこれになるんだ。

ということで、ここで昼食にする。
傘をさして、池を眺め、木道に腰を下ろす。

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すると、ざーっと雨が降ってきた。
止みそうにないので、きりをつけて戻ることにする。

戻り道は下りが多い、すると滑りやすい。
充分に気を付けていても、バランスを崩すことが多い。

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これなど、木もひっくり返り、木道もひっくり返っている。

疲労から筋肉がいうことをきかないのだ。
丸黒山への登りこそ、足でなく手が使えてよし。

ただ、そこからの下りが問題だった。
往きには根性坂もがんばる坂も気がつかなかった。

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よく整備されているが、がんがんと足、膝にくる。

ところでこれは何か。

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水準点だった。

下のは、シナノキの「連理の枝」かな。

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なんとか、出発地点に戻ってきたが、これぐらいできついとは。

この倍以上あるこの尾根の日帰りはとても無理だなあ。

あの6㌔8㌔地点から乗鞍岳往復は6時間以上だ。

ということは、日帰りは最低14時間かな。

冷静に、刻んだタイム他を検討して、事後報告としたい。

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コメント

え! 中洞権現ノ尾根って有料なんですか? 去年、春に登ったときはなんにもなかったけどなぁ。 しかし、お疲れ様でした。 このコースで頂上までは、戻りの体力も考えないとえらい目にあいますよ。(←あったひとが語ってますから 笑)

写真のリンクが切れてますが、その時の山行です → http://yama-kioku.blog.so-net.ne.jp/2009-05-24

投稿: おど | 2010年9月21日 (火) 19時39分

中洞尾根は、地元ではよく歩かれているようです。駐車場所で、アイミックスの世話になるとサイト使用料が出るそうです。誤解を招く表現でした。おどさんのレポは当然しっかりと読みました。残雪の時期、単独ではなく、おどさんもまだ若かったということでしょうね。今なら大丈夫でしょう。クマさんとかいろいろ注意点は多いですが。

投稿: たそがれ高洋 | 2010年9月21日 (火) 23時29分

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