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2011年2月24日 (木)

朝日新聞、『プカプカ』と恭蔵さん

朝日新聞、『プカプカ』と恭蔵さん

ずっと朝日新聞の読者である。熱心なほう。

この新聞で一番楽しみなのが土曜日の”be” on Saturday。

青色もいいが、赤色の方の「うたの旅人」だ。

この26日(土)は、「プカプカ 三重県志摩」。

これは期待と不安が半々、複雑だ。

福山雅治さんらもカバーしている1970年代の曲、と言われても。

担当記者は誰だろう。

伊藤千尋さんがいいが、先週「女ひとり」をやったばかりだ。

今から40年ぐらい前のこと、フォークが流行っていた。

しっかりはまっていた。

ディランⅡというバンドが好きだった。

他にも好きな人やバンドはたくさんあったが、彼らが一番身近だった。

大阪のバンドだが、西三河でよくコンサートライブをしていた。

大塚まさじとながいよう。

アルバム『きのうの思い出に別れをつげるんだもの』は

少しよそいきの雰囲気で作られたもの。

彼らも当然よかったが、アルバムで聞く印象深い曲は、

その前身のザ・ディラン、西岡恭蔵さんの作だった。

西岡さんは個人で『ディランにて』を出していた。

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サーカス、ピエロ、下町、祭りのあとというほろ苦い歌詞。

彼の代表曲が「プカプカ」。

分かりやすい歌詞でそのものズバリだから、かえって難しい。

「春一番」コンサートの彼も好きだ。

大阪天王寺野外で、彼を聞いたことがあった。

あの時、荒れに荒れてステージが占拠された。

福岡風太ほかスタッフがみな、腰にナイフで血走っていた。

歌い手はみな、消えたと思っていたら、西岡さんがいた。

思い切って、少し話しかけてみた。スタッフ以上に心配していた。

十数年後、岡崎の八曜舎のライブで彼に再会した。

”START”というCDアルバムの頃だ。

彼がまだ元気にうたっていたことに感謝しつつ、ライブの前に少し話す。

あの荒れた「春一番コンサート」のことを尋ねた。

フォークの連中が急に売れ出し、人気が出始めた。

それとともに春一番コンサートも一気にメジャーになった。

だから、歌い手を全国から集めなくても、地元大阪の歌い手を大切にしてくれ、

という抗議行動でもあったんだそうな。

「春一番」コンサートはもともと身内で楽しむ場だったんだから、と。

でその時、暴れていた連中は?

聞いてびっくりだった。

その後、あそこに出ていた誰よりもメジャーになった連中だった。

そんな、こんな話をした恭蔵さんだが、数年後、自死した。

それを知った日、まったく何もする気にはなれなかった。

さて、2月26日(土)朝日新聞は、何を書くのだろう。

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