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2011年4月16日 (土)

原発事故について、再び

機関誌「明日来4月号」へ寄稿

◆突然の天災に襲われ、逃げ惑うしかなかった人類の弱さ。
それは新興宗教としては最も信仰されている科学の力をもってしても
太刀打ちできなかった。
地球温暖化や資源の枯渇など日頃の人類の営みは、
地球上の生命体から見れば圧倒的な脅威だった。
そこへ、そのゆがみの行き着く先のひとつのアレを起こした。
◆振り返れば、「まだまにあうなら」とあせりながらも
多少は盛り上がった闘争の最中に、○○さんの講演を聞いた。
放射能とか被爆、汚染という話をされるかと思っていたら違っていた。
こんなもの食べてはいけない、という機運にのって
カップ麺に食の安全性を求めるのは如何なものか。
安全性を求めるのはいいが、
カップ麺に依存する生活そのものを考えるべきではないか。
今ならそれは、
アルミ缶回収や、エコといいつつペットボトルのふたを集める運動と似ている。
アルミ缶やペットボトルをどんどん使い捨ててリサイクル、
どうみても本末転倒、無駄が多すぎる。
自然にふれるといいつつ便利さを求めたり、も同じ。
もう取り返しもつかないような今となってみれば、
そんな当たり前の考え方を忘れた時点で結論が出ていたのだろう。
◆アレについて、
原子力大国フランスは元政府中枢の経済学者ジャック・アタリが
四月一日付ル・モンドに寄せた文章を孫引く。
「すべては日本の原子力行政当局が、財政的採算性のために、
原発を建ててはいけないところに建て、
その上、安全措置の設置を怠ったからである。
そして事故の当初から当局は事故の処理にミスに次ぐミスを重ね、
原子炉を何日も冷却せずに放置し、
まだ正常だった保護システムを修理不可能にまで損傷させた。
そして、プライドと秘密主義の混ざった心理からか、
国際的援助を長い間拒みつつ、
最初から世界規模の動員を要する大災害だとおそらく認識しておきながら、
真実を明らかにしないのである。」
「このようにして日本当局は最小限の情報しか与えないことにより、
自分たちのうそがばれないために、
これらの責任者は外国専門家の協力を受け入れようとせず、
地球全体をも危険にさらすのである。
まったくばかげている。
原子力産業を救うには、
まずこの事故を出来るだけ早く解決することが先決であろう。
日本の友人たちは事故処理にたけた世界中の専門家たちを
直ちに受け入れるべきである。
ありとあらゆるものを空輸し、これらの原子炉を封じ込め、
この災害を終結させなければならないのである。
もう内政干渉の是非をとやかく議論する場合ではない。
行動するのみである。」(日刊スポーツ四月九日付)
◆原発利権に群がる同じ穴の狢が何を言う、だが。
誰も感じているように、原発は戦争と似ている。
原発推進も戦争開戦も多数の賛同が必要なのでそのために情報操作で世論を作る。
資源枯渇や温暖化防止とか、
正義やテロとの闘いなど何かと理由をつけて始めていく。
その陰には原発・戦争で暴利を貪る奴がいる。
奴らに賄賂で骨抜きにされた政府・マスゴミがいる。
そのおこぼれに群がる輩がいて、洗脳された大衆がいる。
濡れ手で粟連中が前線や事故現場に現れることは絶対にない。
彼らは真っ先に安全な所に逃げる。
危ない所には、今日の生活にも困っている人々が送り込まれる。
原発事故現場とかカダフィの軍隊では
日当数十万円が提示されるが命や名誉と引き替えにされる。
そんなのを見ながらようやく大衆が、あの事故で、今目覚めました、だと。
でもその目覚め方がまたみんな一緒のようで、夢の中の夢だったらしい。
パワハラ・セクハラ・○○ハラを再びのさばらせ、自民党を復活させている。

  四月十日記す

※その後の展開はもっと酷いものだった。
東電に騙された、という人は正直そのものだった。
事故は地球規模で悲惨な情況を起こしているのに、
それでもなお原発を推進するしかない、という人が多い。
盛夏の電気が足りません、は原発を推進するためのキャンペーン。
不自由なオール電化生活とか、計画停電という脅しはその結果だ。

※けた外れの報酬で原発推進の音頭取りをした文化人の罪。
 週刊金曜日4月15日号に詳しい。
養老孟司  幸田真音  吉村作治  茂木健一郎
北村晴男  星野仙一  勝間和代  渡瀬恒彦
中畑清   大前研一  岡江久美子  浅草キッド
弘兼憲史  森山良子  アントニオ猪木  草野仁
三宅久之  北野武   住田裕子  堺屋太一
木場弘子  萩野アンナ  大宅映子  藤沢久美

彼らや彼らに近い人の今や今後の言動にもしっかり注意していきたい。

逆に、彼らの陰で干された人も多数いたということ。
原発についてまともに発言できる人がいないのは、そのせいだ。

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