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2012年10月22日 (月)

山歩き:北尾根から伊吹山

山歩き:北尾根から伊吹山

紅葉の山を求めて少し遠出の予定、でも途中で行き先を変更する。
その計画変更と情報収集不足から反省点の多い山歩きになる。
道路状況標識を見ながら、大いに誤解していた、と反省。

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【山行日】2012年10月21日(日)
【山 域】伊吹山、北尾根
【天 候】晴れ時々曇り
【形 態】往復 単族 軽装
【コース】国見峠へ1.5㌔道路脇駐車地

駐車地7:25--7:33金岩の清水登山口--教如上人窟--8:02分岐点--
--8:27国見岳--8:53大禿山--9:17御座峰--10:28ドライブウェイ--
--11:04伊吹山山頂--11:48DW--12:58御座峰13:11--13:35大禿山--
--14:04国見岳14:14--14:36分岐点--14:48国見峠--登山口--15:21駐車地

道路は春日村川井で、笹又と国見方面に分かれる。
伊吹山北尾根が未踏なので右、国見峠方面へ向かう。
山間の狭い道や分岐には、「国見峠方面」の看板が多くて助かる。
国見峠まで1.5㌔、国見公衆便所の所で、「全面通行止」の看板が前方を塞ぐ。

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すぐ近く、反対側の駐車地。

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国見峠はともかく、「金岩の清水」のある登山口まではあと少しである。

通れなければ戻ればよい、と様子見がてらに歩いていく。

しばらく行くと道路が陥没していて、とても車は通行できない。

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ただ、すぐ山側に脇道が造られていて、歩く人は通れる。

駐車地から四百㍍ぐらい、「金岩の清水」があり、「教如上人窟」の看板もある。

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ガイドブック(山と渓谷社「名古屋周辺の山」)だとここが登山口になっている。

踏み後もあり、かなり急な道だが、どんどん登っていく。
すぐに尾根に乗り、自然林の一本道でぐんぐん高度を稼ぐ。

「上人窟」は予想通りの雨宿り大岩で、それなりによく整備されている。

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そのすぐ上にも大岩が数個鎮座していた。

右から巻き道が合流(峠から窟への道)し、緩やかになった道を上がっていく。

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尾根の肩に上がると、針葉樹林に変わり、国見峠からの広い道が合流してきた。

少し進むと、再び自然林になり、紅葉にはまだ早いことがわかる。

山腹をトラバースするようになると滑りやすいへつり道になる。

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ここら辺は石灰岩が多く、変に浸食されていてごろごろ、歩きづらい。

おまけに朝露でしっかり濡れていて、靴もどんどん濡れていく。

国見岳が近づき、黄葉が少し、ススキの原があらわれると通信会社の土地らしい。

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山頂周辺は意外に広くて、しっとり落ち着きのある森が表れて感じがいい。

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山頂から東に少し開けていて、粕川が春日村を切り開いた様子がよく分かる。

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その後は、苔がびっしりついた石灰岩のごろごろ道を下っていく。

展望が左右に開けるが、緊張する道で、なかなか稜線漫歩とはならない。

振り返ると、少し秋めいた国見岳の美形があった。

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大禿山に近づくと再び趣のある森があらわれる。

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こちらの山頂は結構広々としていて展望も開け、収容力がありそうだ。

朝と帰りの様子。

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次の御座峰へは、ここから少し急な坂を下りていく。

少し離れてはいるが、気力も体力もまだあり、上り下りも気にならない。

少しずつ高度を上げ、灌木のトンネルを抜けるように進んでいく。

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すると、ポンと開けたところに飛び出す。

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御座峰の山頂は、囲まれた静かな感じだが、展望はまるでない。

ここには「北尾根」コースを造成した大垣山岳会の銘板がある。

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ここから北尾根はゆるやかに下り、眼前に大きな伊吹山があらわれる。

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濃尾平野から伊吹山を見ると、右手に子分のような山が見られる。
それがここからだと、立派な前鋭鋒のように見える。

朝は晴れていたのに、伊吹山にはガスがかかり始めた、急がねば。

ただ、ここからはまだ遠いし、次のピークへの登りも今まで以上にきつい。

救いは黄紅葉が再び少しだが出てくるのと、しっとり森もあること。

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ドライブウェイも遠目に見えるようになったから、近いのではないか。

振り返ると、歩いてきた北尾根の山々が見られて少し満足。

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ただ、この1140峰への登りが意外ときつい。

へつり道は多少荒れているし、急だし、疲れもでてきているということか。

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その峰の頂を微妙に避けるように道は回り込んでいく。

そして前方に、ドライブウェイほかが見えたとき、少しがっかりする。

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道はなんと、鞍部に下り再びドライブウェイに上がるのだ。

でもまあここまで順調だし、ここで引き返すのも達成感が少ないような。

下りて上がって、1140峰を振り返る。

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ドライブウェイは秋の行楽シーズンを迎えて流行っている。

こんな看板があるのは分かっているが、路側帯や端を気を付けて進む。

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しばらく行くと、ガードレールの外に数人の人が佇んでいる。

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防寒具を着込んで、三脚に大きな望遠カメラ、椅子などの装備だ。

断崖とガードレールの間の狭い部分によくもまあ、といった感じ。

それが、ずっと続いている。

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バードウォッチングにしては物々しいが、それしか考えられない。

聞けば、イヌワシを待っているそうな。
今日のようにガスが湧き上昇気流が起こるとき、それに乗って現れるそうだ。
知らなかった、でも、こんな世界もあるんだ。
あとでそれとなく若い人に尋ねてみると親切に教えてくれた。
朝から夕方までこんな寒い日に、一日ずっと待っている。
待っているからといって必ず現れるとは限らない、でも待ち続けるのだ。

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山頂駐車場はとても広いが、一般とイヌワシ組に分かれるのも面白い。

さてと、伊吹山山頂を目指そう。

広い山頂周辺の花畑ほかをうろうろ歩きまわるのもいいものだ。
駐車場の車からは家族連れらしい人々がどんどん現れ、遊歩道に入っていく。
もうみんな防寒よろしく冬の服装だ。
最初は元気良く歩いて行くが、すぐにため息が出るのも共通している。
下りてくる人もたくさんで、すれ違いには十分すぎる広い道だが、
疲れているのか滑りやすいのか、すんなりいかないのもここの特徴。
登山道も歩きづらかったが、この道はもっと困った。
階段状にきちんと整備されてはいるが、足元の石灰岩が厄介の元。
たくさんの人が通り大理石のように磨かれた石は本当によく滑る。
そんな石に、気を付けて足をのせたら、やっぱりずるっと滑った。

山頂周辺はこんな天気でもたくさんの人で賑わっていた。

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ただ田舎の祭りのような雰囲気の中に長居はできない。

ぐるっと回ったら帰る時刻だ、先は長い、戻ることにする。

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イヌワシ組は相も変わらずで、大きなカメラを抱えた若いのはずっとそのままだった。

山腹の紅葉を撮影する人が一人いた。

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笹又から上がってきた夫婦に会う、むこうも道路状況はよくなさそう。

今日の歩きは往復で、歩いてきた道の記憶はまだ残っている。

この花、この紅葉、この枯葉、みんな確かに覚えている。

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見る方向が異なるので新鮮でもある。

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足だけはどんどん重くなっていく。

御座峰の手前の開けた所で、伊吹山を見ながら休憩とする。

その後、国見岳でも東を眺めながら休む。

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上り下りでじんわり足に疲れがきているので、下りで道を変えることにする。

急な尾根の下りはきついので、国見峠にまわり、車道を下りる案だ。

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結果的に、これが反省すべき点になった。

とにかく距離も時間も短縮にはほど遠く、余計にかかったこと。

車道は最初こそ普通にいい道だったが、その後はひどかった。

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ゲリラ豪雨によるのか、数カ所、土砂で道路が寸断されていた。

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その道を自分が通っていることが、一番の反省すべき点。

で、無事戻ってこられて、公衆便所壁の登山届ポストを見る。
用紙がたくさん、出された届けは2通。
日付を見ると、2月と3月、年度は2年前ではないか。
ということは、回収も点検もされていない。
見るともなしにそれを読むと、某有名登山家のもので、
地図ほか克明に書かれたそれはお手本のように立派な登山届だった。

そして公衆便所はというと、土砂に埋もれて用をなさず。

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反省点ほか

車道の「全面通行止」をどのように受け止めるか、立入禁止?それとも。

道路の復旧工事が始まれば完全に立入禁止になるとは思うが・・・。

国見峠ではなく、「金岩の清水」登山口からの道は何の問題もない。

標高差はあるが、要する時間も国見峠道と大差ない、というか早いぐらい。

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コメント

伊吹山の北尾根は初めてでしたか。 ここの展望は、近隣の山では群を抜いて良いと思っているのでお気に入りです。(特に春先は) 岩屋からの道はまだ登ったことがありませんでしたが、整備はされているようですが想像通りあまり良い道ではないようですね。
 それにしても、スキー上から峠までの道は、毎年冬場に利用するので、この道路事情は参考になります。 というか、当分車はおろか歩きも難しそうですね・・・。
 バードウォッチングの方達は、夏の時期からこの時期までは必ず見かけますね。

投稿: おど | 2012年10月22日 (月) 20時57分

おどさん こんにちは。返事が遅れましてすんません。
岩屋~の道は、普通よりも傾斜がきついだけです、よく整備されています。
時間的にも、峠からとかわらないです。ただ、積雪があるとどうか、です。
車道のほうは、工事にしても大変でしょうね。
気を付けて行けば、登山道はなんの支障もありませんから。

投稿: 本人 | 2012年10月29日 (月) 22時29分

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