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2012年12月24日 (月)

映画:2012年 今年の十本

映画:今年の十本 2012年
 
事実は映画より奇なり、なんて句はない。
でも、夢かうつつか○○か。
眼前には、想像を超える見たくもない醜悪な現実が広がっている。
となると、映画の世界は逃避の先になってしまう。
そうじゃない、それは逆だ。
理想とか、こうなってはいけない世界を描いて考えさせる、
それも、映画に浸る理由のひとつなんだから。

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映画館に足を運ぶ回数がどんどん減っていく。
映画を見て、ブログにあげるのがどんどん辛くなっていく。
本来的に、映画を見るのが大好きなので、何の不満もない。
だからマイナス志向の働く余地はない。
映画の魅力についてならいくらでも話せる。
うまく話せ、書けないだけだ。
今年、映画界は豊作だった。今年も豊漁。
これもいい、あれもいい、たくさんの作品がとてもよかった。
映画館で観ている間、とてもいい時間を過ごせた。
帰る道すがら、思い出してはふたたび満足していた。
それでも心を鬼にして、毎年のように、十本にしぼってみる。

恒例の2012年、自分のためのトップテン(順不同)

《日本映画》

『桐島、部活やめるってよ』詰め込まれた青春の甘さ苦さ。
『鍵泥棒のメソッド』うまい、面白い展開。
『死刑弁護人』理不尽なことは許せない、という生き方に身を持す。

《アジア映画》

『さらば復讐の狼たちよ』これぞスペクタクル大活劇。

《欧米映画》

『宇宙人ポール』これは極めて現実的な話。
『灼熱の魂』血筋は絶てないが憎しみの連鎖はやめられるかも、と。
『永遠の僕たち』死と生について考える。
『メランコリア』こんなにも美しい破滅。
『ニーチェの馬』そんな終末を静かに受け入れる。
『ルアーブルの靴みがき』ならば貧しくてもこんな社会でありたい。

 次点というか附録は『ヘルタースケルター』
主役に熱狂し追随し瞬時に捨て去る観客の姿がそのまま日本の現実の毒々しさ。

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写真上、滝からどんどんカヤックが落ちてきた。ロトルア付近。

写真下、NZ北島東部の町オズボーン中心。

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コメント

たそがれさん、お久しぶり。今年もあとわずかですね。

今年の十本って、見事に一本も知りませんわ (>_<)
世の中にはたくさんの映画があるものですね。一体年に何本の映画が生産されているのか知りませんが
業界の隆盛は喜ばしいことです。
私のようにハリウッド中心で、放送かディスクになるまで見ない者とはやはり噛み合いませんね。
「宇宙人ポール」が極めて現実的ってどういうことかな? 見れば分かりますか。
「ニーチェの馬」は見ていませんが、「戦火の馬」なら見ましたよ。全然ちゃうか (^◇^)
まあでも馬の演技はなかなかのものでした。迫力もすごい。
動物が虐げられる映画は人間のそれより辛いのですが、この映画はギリギリセーフ。

「地獄の默示録」BDがすごく安くなったので買いました。アナログ時代LDで散々観た映画ですが
画質が良くなって感動も増えるかというとそうでもない。
むしろ色のにじみや輪郭のボケがあったほうが、あの狂気の世界に合っているような・・・
なんかハイビジョンで見ると綺麗なんだけど、妙にあっさりしてるんですよね。難しいものです。
「太陽の帝国」しかり。やはりアナログで散々繰り返して観た映画は、頭に刷り込まれているのでそう見えるのかも知れません。

しかしなんですね、たそがれさんは映画見て、本を読んで、山へ登って、旅行する。
よく時間がありますね。皮肉ではなく、ほんとに羨ましい。


投稿: ハリマオ | 2012年12月29日 (土) 12時47分

葉里麻呂さん 返事が大変遅くなりました。
映画の件、時間のずれと嗜好の違いがあるだけですよ、ってそれが問題なのか、ふうむ。
石油王として仕事が忙しいとまるで時間の無くなるお方と、
常に時間で束縛される労働者との違い、というのが生活内容の違いになる、でしょうか。
まるで社会の役に立たない存在なので自分で生活に張りをつける、です。
もうすぐ生活に大きな変化があらわれそうです、だといいな。

投稿: 本人 | 2013年1月 4日 (金) 23時39分

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