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2014年5月14日 (水)

日記:刈谷日劇で一日映画の日

日記:刈谷日劇で一日映画の日

映画への期待や欲求はずっとある。
予告を見て、絶対観ると決めていたのに、日にちが経つと忘れている。
映画のために、名古屋へ出たりすることが億劫になってきた。
だから気が向いたらすぐに行ける刈谷日劇には救われている。

今週の名画座スクリーン2は
「<追悼>フィリップ・シーモア・ホフマン特集」で
『25年目の弦楽四重奏』と『チャーリーウィルソンズウォー』の2本立て。
Poster

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ホフマンは今年の2月、薬物中毒の末、46歳で亡くなった。
なかなか達者な役者だった。
今日の作品でも、彼らしい役どころで、茶目っ気たっぷり。
そのままの彼がスクリーンで跳ね回っていた。

『25年目の弦楽四重奏』では、
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25年以上も大人というかプロとして続けてきた第2ヴァイオリン奏者の仕事を、
あることがきっかけで、溜まりにたまっていた鬱憤を晴らすかのような行動をとる。
それまで、そこまで、ずっと貯めにためてきた実績を一瞬に失うような行動をとる。
そんな先を読まない子供っぽい言動や行動が、彼にはとても似合っていた。
この作品では、ベートーベンの傑作とされる作品131と、四重奏団の今後を
うまく絡み合わせ、音楽を聴く喜びがうんと増していく。
この映画を思い出しながら、他の音楽にも想像が膨らんでいきそうだ。
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『チャーリーウィルソンズウォー』は少し古い作品だ。

7年前ぐらいか、トム・ハンクスやジュリア・ロバーツが主演。
そこにホフマンがまたいやらしい存在でからんでくる。
ソ連がアフガニスタンに侵略した時代のできごとで、なぜか遠い昔に思われる。
そのソ連の侵攻をどのようにして食い止め、その後の崩壊に持ち込んだのか。
そこらへんが、テキサスの共和党議員とCIAの暗躍によって進められていく。
とにかく共産主義を憎み、つぶすために最新の武器・弾薬を援助しまくる。
その結果は、ソ連崩壊とタリバーンの台頭で、泥沼の現在に至る。
侵略であれ大儀ある戦争であれ、一度始めればとことん底なし沼になる。
そんなバカらしいことにどれだけの金銭と人命と貴重な環境を投げ出すのか。
でもきっかけを作り出した奴、拡大した奴には勲章授与らしい。
現在も同じことがすぐ眼前で進行しているだけに、たかが映画と見過ごせない。

そんなホフマン特集は5月23日まで。

今頃なんですが、刈谷日劇さんのスクリーン2の特集は重いですよ。

先週までの『カルロス』は3本続けてみると6時間の大作。内容が『チェ・ゲバラ』や、
日本の『マイ・バック・ページ』に重なってきて、最初はよくてもどんどん苦しくなっていく。
革命とか反体制ということばの今のあり方にだぶってきてしまう。

その前のタランティーノ特集は単純に良かった。
お宅というかストーカーの元祖の『デス・プルーフ』と傑作『イングロリアスバスターズ』。

刈谷日劇スクリーン2は名画座としてここで半日過ごす覚悟が面白い。
重厚な映画の日になる。

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