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2016年11月

2016年11月27日 (日)

山歩き:晩秋の鹿島・大鈴・平山明神・岩古谷山周回'16

山歩き:晩秋の鹿島・大鈴・平山明神・岩古谷山周回'16

恒例の奥三河の山周回歩きは、先週の雨上がり明けを避けたので晩秋になっていた。
毎年通っていても記憶は常に断片だけで、隙間を思い出しながらの歩きになる。
上り下りがほとんど、岩場や鎖場では慎重に安全を期して時間を使う。
楽な歩きができない分、大鈴山・平山明神山・岩古谷山での休憩がいきてくる。
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【山行日】2016年11月26日(土)    
【山 域】奥三河:鹿島山、大鈴山、平山明神山、岩古谷山
【天 候】晴れのち曇り
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】和市の東海自然歩道脇の駐車地、起点
P8:06--8:56鹿島山--9:26大鈴山9:43--10:19分岐--10:37平山明神山11:00--
--11:16分岐--12:23堤石峠--12:39岩古谷山13:12--13:47P

平地でも雪の便りが聞かれ季節は晩秋から冬、でも天気は晴れ。
先週は雨上がりのよい天気だったが、湿っぽくて滑りやすい土質を敬遠して見送る。
安城、岡崎市内を抜け作手街道に入っても山中は暗くてライトが消せない。
曲がりくねった生活道路は舗装されていても息の抜けない心細い道でもある。
設楽町の中心、田口に来ると家が増え、その背後に今日の山々が連なる。
町中を抜けて和市へは新しい道路の岩古谷トンネル手前で少し入ることになる。

和市の駐車地にはわずか一台、みなさん出足が遅いらしい。
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準備して今回もいつもルートの右回り周回、鹿島山への登山口に入る。
鬱蒼とした植林の中を途中、2回ほど車道や林道を横切る。
よく整備されてはいるが意外と長くて歩幅と段差のある道に息が切れる、喘登。

もう一度車道があらわれると鳥居があり、石段を上がって池場守護神社に参る。
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神社から車道を少し下り、登山口からは暗い植林帯をジグザグにのぼっていく。

じっとがまんの歩きの後に稜線に出て少し左には展望のない鹿島山。
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少し戻って、大鈴山への尾根道に入る。

遠くからこの稜線を見ると、なだらかで楽そうに見えるのだがそんなに甘くはない。

自然林もあらわれ、落葉の積もった冬枯れの道を歩いていく。
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平山明神山への分岐を見て、大鈴山へは少し進み、ちょっとした壁をあがる。

落葉の道を分け入るように進むと、ススキの小広場があり、展望が開ける。
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大鈴山の山頂はいつも静かで、東南に見える山並みが美しいので落ち着く。

北への展望もかつてはあったが、柴石峠方面から歩かれてないようで笹が繁茂している。

手前には奥三河の山並みが、そのむこうには赤石山脈南部の積雪の山が遠望できる。
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平山明神山への分岐まで戻り、グミンダ峠方面へ滑りやすい斜面をがんがんと下る。

大鈴山と平山明神山をつなぐ尾根はそれなりに起伏があり、楽はできない。
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岩古谷山方面への分岐を過ぎて、小明神へは岩壁などを越えていく。

小明神の岩稜帯は一瞬だが、高さを意識して慎重になると時間を使う。
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両側がすっぱりと切れ落ちていて、片側に生えていた木がさらに減った感じ。
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不思議なのはここを通過するときはいつも青空が広がっていること。

岩稜帯に生える木々がまるで盆栽のようで、被写体としては外せないところだ。

平山明神山は山そのものが大きな岩で、その領域は狭いながらも見所が多い。
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鞍部にまであがり、まずは左手の西の覗きへ行き、北や西方面の展望を味わう。
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ここでも盆栽岩越しに、先ほど寄った大鈴山がすぐむこうに見られる。

足元はといえば、そこは巨大な岩塊のてっぺんなので、垂直な岩壁の上ということ。

鞍部に戻って少し上がり左手に行けば東の覗きで、東南に御殿山や三瀬明神山が見られる。
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再び戻って上がって行けばすぐに展望のない山頂で、そのまま少し南へ少し下る。

そこには小鷹明神の祠があり、広い岩盤の南に狭いが味のある展望が開ける。
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下を見れば山間の民家の生活、遠くにはこれから向かう岩古谷山への山並み。
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ほとんど毎年いつもここへ来ては同じことを思い、同じことを書いている自分っていったい?

この山域で本日初めて2・2・3、合計7人の人に会う、人気なんだ。

休憩を終わり、平山明神山の領域を、小明神の岩稜帯で抜ける。

すでにしっかり汗をかいていて衣服調節、山ではいつも同じで天気よりも常態か。

岩古谷山への分岐からは一気にがんがん下っていく。

休む間もなく上がり、息をつく間もなくふたたび下っていく。

そんな風にして、堤石峠までコブというか山を4つ越えていく。
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道はしっかりしているが、倒木や大岩越えがあったりで、気がぬけない。
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それ以上にこの続くアップダウンが、じわじわと足や膝、肩に負担として響いてくる。
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岩古谷山を眼前にしてほっとする間もなく、最後の連続ロープ下りが待っている。
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この道そのものに水がにじみ、そこに落ち葉が積もってわかりづらい。

ようやく堤石峠。

ここからは東海自然歩道なので、道そのものは歩きやすくなる。

なぜか印象の強い道で記憶もしっかり、安心して歩いていく。
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ただこの岩壁に付けられた階段だけは、とても助かってはいるのだが微妙な気分。
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維持補強はされているだろうけれど、ここ数十年はずっと同じ状態に見える。
何せこんなキワドイ岩壁に無理やりつけられている人工物だから劣化は避けられない。
それでも危険な自然界では、どんな些細なものよりも頼りにするしかない。

岩を削ってつけられた細い急勾配の道を上がっていくと、山頂のような岩場に出る。
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そこから少し進めば山頂標示があり、さらに進むと本当の山頂になる。

昼の時間、人気の山なので家族連れなどでにぎわっていた。
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2~3歳ぐらいのよちよち歩きの子もいたが、母や姉たちの支援がすごいだろうな。

山頂の少し高い岩場から今日歩いてきた山と稜線、眼下に地元の集落を見ながら休憩。
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時間的にも場所的にもくつろいで休憩できるので、ここの恒例の周回歩きは右回りに限る。
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下りは堤石トンネルへ下りる急勾配の昔のコンクリートいっぱいの人工的な道。
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これがまた途中にいっぱいの見所があるので最後まで厭きさせない。

昔からいつも同じところで、同じ対象物を似た構図で撮っていく。
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これらが岩壁に張り付いているが、その岩壁は屏風のようなぺらぺらに過ぎないのを知る。
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それが何かのときに、割れ、剥がれなどして落下したのが岩くぐり、とは。

同じことをくりかえし思い出しては、薄れた記憶の上書きをする。
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そう思いながら、来年も忘れた記憶を求めてまた歩いているんだろうか。
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帰り、あの黄紅葉の名所の旧菅守小学校跡に寄る。
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ここでも黄紅葉は終末。
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でも「奥三河アートゴーランド」に会う。
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山里を巡るアートの風、と称して次世代アーティストの作品が見られる幸せ。

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2016年11月14日 (月)

山歩き:錦秋の奥ノ畑から雨乞岳

山歩き:錦秋の奥ノ畑から雨乞岳

ここにきて鈴鹿のあちらこちらからなかなかよい終盤の黄紅葉便りが聞こえてくる。
となると外せないのが近江鈴鹿の千種街道、そこに奥ノ畑からの雨乞岳を加える。
稜線は風もない青空、斜光が奥ノ畑と千種街道の黄紅葉に降り注いだ。
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【山行日】2016年11月13日(日)    
【山 域】近江鈴鹿:甲津畑、藤切谷、奥ノ畑、雨乞岳、千種街道
【天 候】曇りのち晴れ
【形 態】一部往復の周回 単族 軽装
【コース】鳴野橋付近の駐車地、起点
P8:17--9:17蓮如跡--奥ノ畑--11:02清水頭--11:27南雨乞11:48--
--11:56雨乞岳--12:23杉峠--千種街道--13:20蓮如跡--14:15P

昨日は高校の同窓会で出身地に出向く。
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不参加の知人も多く、情報不明や鬼籍に入っていた方もいて複雑な気分。
46年前の姿と現在を結ぶために記憶を総動員、大変だが楽しい作業。
見て話せば昔日の素振りや考え方などその面影はどこかに必ず伺えた。
出席することにはかなり躊躇していたが、時に思い切りも大切かと。

さて久しぶりの近江鈴鹿、石榑トンネルを抜けていくそこは本当に遠い。

鳴野橋付近の駐車地はかなり埋まっていた。

準備して歩き出す。
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対岸の山腹が朝日に照らされ錦秋に期待を抱かせる。
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趣のある千種街道の歩きもはじめは林道で、それが長いのが少し残念。

黄紅葉は藤切谷にもしっかりと下りてきていて逆光に映えていい。

地元の軽トラックが追い越して行っては停車、ふたたび発車を繰り返している。
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最初の小屋のところでUターンして帰っていき、登山者の静かな世界になる。

千種街道のゆるやかに蛇行する道には落葉がしっかりと秋を主張していた。

蓮如上人一夜宿跡手前の塩津橋を渡り、奥ノ谷出合で右折する。
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最初こそ少し高度感のある細くてへつる道を通り過ぎると、黄茶色の森が迎えてくれる。
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道は奥ノ畑谷の沿ってあるようなないような、何度も渡渉をくりかえす。

南から南東そして東へと進むので、逆光の朝日が導いてくれる感じだ。

光に透いた葉や、きらきらと照り返す赤黄の葉に何度もはっとさせられる。
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カメラを向けて撮りまくるのだが、再生画像はさえないものばかり。

いつものカメラを数ヶ月前に落として壊したので、ずっと前の安物を使っている。
それが原因かと一昨日、通販で新しいのをようやく購入してそれも大事に持参。
その新しいのでも試してみたのだが、単純に自分の技術と知識不足だった。

明るくなってくると奥ノ畑の下の畑。
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シダ類が少し増えてきて、手入れの行き届かない畑になってる。

道はあるようでなく、たまに赤テープ目印や濃い踏み後が見られる。

下の畑をすぎるとふたたび茶黄の森に入り、緩やかに上がっていく。
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谷の音はずっと大きくて、主流からできるだけ離れないように進む。

上の畑に来る。
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そしてふたたび黄葉の森に入る。

そろそろあの主に会える頃だけど、見落としたのかな。
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心配は無用だった、右手の下方にはっきり、太い枝を広げた巨木があった。
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奥ノ畑の主、シオジの大木。

シオジといえばまっすぐに伸びた高木でこれは異なるが、樹皮はそのもののようだ。

巨木(大木)はいくらデジカメってもその大きさが伝わらないのが残念、ということで。
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しばしシオジの大木と戯れたあとは慎重に方向を選ぶ。
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先回は、清水ノ頭を目指すためにすぐに右手の急な斜面に取り付いた。

今回は谷にそってもう少し上流を目指し、できれば奥ノ畑峠へと。
でもそこはそれ、雨乞岳西尾根の崩壊地を見て、右手に稜線が見えた所で取り付く。
ゆるやかにケモノ道もあるようで(錯覚)、がしがしと上がっていく。
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稜線と見たのは手前の谷の左岸尾根だったが、なんとか詰めると峠には近かった。

清水ノ頭へは少し上がるだけで到着。
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展望のよいところで、この開放感がいつ来ても印象的だ。

奥ノ畑は眼下に見える。
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そこを後にして、雨乞岳方面に進む。

この歩きが自分にもだれにとっても気分がよいところで、だれもが撮る景色。
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笹が低いうちはいいけど、少しずつ背を上げると南雨乞岳へと近づいていく。

南雨乞岳へ到着、ここで昼食休憩。
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この狭い山頂(?)こそ展望良し、孤立感良し、日向ぼっこ良しの休憩適地。
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日差しがきつくて帽子が必要だが、風もない日だまりには虫が集う。
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東雨乞岳から雨乞岳へ続く美しい稜線や、御在所岳・鎌が岳が見える。
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それにしても東雨乞岳には今日もたくさんの人が集っている。

さてと、笹の海を泳いで雨乞岳に向かう。

奥ノ畑では朝露で足元がけっこう濡れたが、ここの笹の海が大丈夫かな。
どうも濡れることはなさそうで、慎重に道筋を見つけていく。

ただ、にぎやかな人の声が聞こえる頂上直下こそ外して、がさごそもがいてしまった。
ばさっと山頂に飛び出したが、大人ばかりの団体さんで全く無視されてよしや。
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もがいている間に靴紐がほどけてしまっていた。

山頂となりの、先回はカエルの卵があふれていた池をちらっと見ていく。

へえ、ここから東雨乞岳がぽっかりと見えるではないか。
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ここから杉峠への下りは予想通り少し困った。

湿った粘土地面が滑りやすくて、急な斜面では足場を選んだ。
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杉峠からは今日のメイン、ふたたび千種街道に入る。
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すぐに鈴鹿では有数の大木の並木道、その美しい道型。

落ち葉が積もり、黄紅葉が南西からの光を浴びて映える。

一反ホーソは元気かな。
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また少し弱ったような。

大シデ並木ではなんども足が止まる。

気に入った錦秋を切り取ろうとするのが無駄な抵抗かもしれない。
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でも下手な鉄砲でも数を撃てばなんとかなるかもしれない。

向山鉱山跡付近でたそがれる。
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これで満足しないとバチがあたるぞ。

今の人も、織田信長など昔の人も、危険だったかもしれないけど必要な道。

塩津橋で周回は閉じ、朝とは逆の光を浴びる。
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単調な林道歩きもなんのその。
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イブネでテント泊した帰りの人の重い足取りがこの道にふさわしかった。
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聞くとイブネでは昨夜は15張りぐらいとのこと、テント聖地かいな。

今日の反省

山の黄紅葉は中腹まで下りてきて、千種街道・奥ノ畑はその真っ最中。
いい時期に、山域の選択も読みも当たり、充分に満足の歩きができて気分はいい。
秋の山歩き、出遅れ感が強かったけど、ここにきて文句はない。
スポーツクラブやゴルフ会に汗を流す同窓生を思い、異なる老年やそれもよし。
帰途、永源寺関連の観光客・車に我慢がまんの運転を強いられたのは仕方ないか。

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2016年11月 7日 (月)

山歩き:紅葉の宮妻峡ラウンド(入道・水沢・鎌・雲母峰)

山歩き:紅葉の宮妻峡ラウンド(入道・水沢・鎌・雲母峰)

冴えないらしい今年の黄紅葉、鈴鹿では標高900m辺が見頃だという。
気象が多少おかしくても自然はどこかで帳尻あわせをするらしい。
ならばどこかで必ずヒットする宮妻峡を囲む山と尾根を歩くのがふさわしい。
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【山行日】2016年11月6日(日)    
【山 域】鈴鹿:宮妻峡、入道・水沢・鎌・雲母峰
【天 候】曇りのち晴れ、冷たい強風
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】宮妻峡駐車場、起点
P7:47--宮妻新道--9:00入道が岳--9:09奥宮9:15--磐座尾根--
--10:27水沢峠--鎌尾根--11:49岳峠--11:59鎌が岳12:16--岳峠--
--雲母尾根--13:44吉良良山--14:06東西平(791峰)--14:47P

さすがに皆さんよくご存知で、宮妻峡駐車場の朝は早い。
向かう先は水沢峠やかずら谷がほとんどかと思いきや、入道方面も多い。
入道が岳へは最初の渡渉が難点。
飛び石にロープもかけてあり、ぽんぽんぽんと一気に行ける人はすごい。
行きかけて一旦躊躇すると、次は悩む事になる。
格好を気にしなければ、真ん中の石にしがみついて次の足場を探ればいい。

宮妻新道の登りはわかっていても辛い。
あんな急なところに無理やり(ていねいに)造られたので足場のもろいこと。
なんとかそこを過ぎれば樹林帯の急な上り。
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じっとがまんすれば、右に視界が開ける。
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風が強いし寒い、ガスというか山は雲に覆われている。

この上りになれば気分もいい。
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北ノ頭から入道が岳方面を見る。
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そのまま奥宮方面へと誘われるが、庭園は周回してこそ味がある。
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入道山頂に来る。
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テントから人声がするだけ、だれもいない、あらまあ。

奥宮へ回り、少し休憩する。

磐座尾根に突入する。
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何度も来ていてお気に入りの尾根だが、ヤセ尾根続きで緊張する。

足の踏ん張りが利かなかったり、バランスを崩したり、体力劣化がひどい。
肝心の紅葉、うんむ、まあまあ、というか太陽の光が足りない。
紅葉しようとしつつ枯れてしまった、とか。

重ね岩を過ぎ仏岩に、その前に仏岩と御本尊様とのツーショット。
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えっちらおっちらふらふらしつつなんとか進む。

県境稜線に近づくにつれ、紅葉の色合いが増している。
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水沢岳南面はなかなかのもの。
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それを見つつ、峠に向けてがんがん下っていく。
下れば上がる、水沢岳への急でしんどい道。
こんなアップダウンの繰り返しが今日の歩きの特徴。
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水沢岳を過ぎると正面に鎌が岳があらわれ印象が変わる。
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遠めに黄紅葉を味わい、キノコ岩付近のざれた急下降をやりすごす。

しばらくはルンルンの稜線漫歩で鎌尾根(県境稜線)の楽しい一面。
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衝立岩が見え隠れするとなにかと気分も昂揚する。

枯山水または盆栽の紅葉といってもいいような衝立岩、そのむこうに鎌が岳。
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急下降のち岩場の上りで、反対側から先の急崖を見る。
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冷たい風こそ吹いているが、青空になってきて光が豊富。

花崗岩のざれ場の歩きに足は重いが、鎌がどんどん近づいてくるのは救われる。
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今日も鎌の山頂はたくさんの人がいるようで、人工の色がつらつら。
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岳峠に近づき、鎌が岳への最後ののぼりとなる。

岩石がごろごろのざれた道はさらに広がりを増したようだ。
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山頂に近づくと仲間内で休憩の場所を求める声が聞こえる。

上がっていく道も人がいなければとうせんぼされそうで、にらまれてしまった。
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鎌尾根を見下ろせて冷たい風のあたらない場所をさがすがふさがっている。

しばらくうろうろして、空くのを待ってようやく腰を下ろす。
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こりゃあとても靴を脱いでくつろぐ雰囲気ではない。

岳峠からの下りで振り返ると、笹原が低くなっていて、鎌の別の姿を見る。
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太陽光線を受けて、懸崖盆栽の黄紅葉の正しい姿というやつ。

この共用尾根(雲母尾根・馬の背尾根・かずら谷右岸尾根などの元締め)ってすごい。

かずら谷道への分岐で少し立ち止まって考える。
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黄紅葉の宮妻峡を巡る歩きが主目的の今日、もう十分ではないか、と。
体力や持久力の衰えもひしひしと感じるし、この後の歩きも長いから大変だと。

でも変な性というのか、足は違う方へ向かっていた。

白ハゲといわれる崩壊地も紅葉の名所だが、まだ早かったようだ。
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そこから見る鎌の東斜面の山腹も外せないところだが、早かった。
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少しがっかりしつつ、雲母尾根に入る。

はじめこそ不安定な下りが続くが、白砂茶松が近づくと落ち着いてくる。
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踏み跡はしっかりあるが、人の気配がまるで感じられないのがこの尾根の特徴。

稲森谷分岐をすぎて2人組の女性に会ってちょっとびっくりする。
その後もこの尾根を往復で使って鎌へ行ったという人が3人いたから認識を改めないと。

ゆったりどっしり開けた雲母尾根の歩きは起伏もなだらかで気持ちがいい。
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ただ今日は寒風が吹き抜けるのと、黄紅葉にはイマイチということで少し残念。

折れた枝がそこここに散乱してるし、枯れ木や倒木もある。
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長いゆるやかな巻き道の途中にある、ヌタバックス泥琲。
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たらたらと上がっていくと雲母峰ではなく吉良良山の標識の山頂へ。
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ここでも風が通ってすうすうしているので休めない。

結局すぐに引き返し、東西平(791峰)から宮妻峡駐車場を目指して下る。

植林と二次林の境界にそって造られたほぼ一直線の点線印(?)の道。
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急なくだりが多いので疲れた足には踏ん張りがきつくて大変。

最後の詰めも目印はあるがときどき見失いそうで不安になる。
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駐車場に戻ると前後して、朝出発のときに一緒だった人々も帰ってくる。
歩いたコースも別々だし、山の上ではとんと会わなかったのに、不思議な事だ。

今日の反省

確かに春の花シーズン、秋の黄紅葉には絶好の宮妻峡を囲む山々と尾根。
距離はそんなに長くはないが、累積標高差というか上下動が激しい。
体力とバランスの怪しい自分には、こんな酔狂な歩きもそろそろ潮時だな。

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