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2017年5月 9日 (火)

山歩き:笙ケ岳のダイラ(南の台地)と裏山

山歩き:笙ケ岳のダイラ(南の台地)と裏山

養老山地は北部が面白い、さまよい歩きの第3弾は笙ケ岳の南と西へ。
地形図を見ると笙ケ岳の南尾根の西面がゆるみ、台地が広がっている。
ダイラ地形とかコバと言われるところと似ているそこって一体どんなん?
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【山行日】2017年5月7日(日)    
【山 域】西美濃:養老山地北部
【天 候】晴れ
【形 態】一部周回の往復 単族 軽装
【コース】養老公園駐車場、起点
P7:31--8:01登山口--林道--9:05もみじ峠--9:44南の台地10:34--
--10:47笙ケ岳--10:57西峰付近11:25--11:37笙ケ岳11:56--12:02東峰--
--12:39裏山12:46:--13:30もみじ峠--林道--14:10登山口--14:41P

旧大垣市内から仰ぎ見る養老山地は船底のような平凡な山容である。
特徴もなくほとんど同じ高さに見える中で少し目立つのが三角形の姿の山。
位置を変えじっくりそれを見ると、3つぐらいの頂が前後左右に重なり合っている。
表山(838m)と裏山(870m)であり、その奥に重なるのが笙が岳(908m)である。
そこに行平山(845m)と幻ノ池を加えたのが前回まで。

なんといっても養老山地は自分のふるさとの山だから思い入れが大きい。

次の課題は、行平山の北に位置する奥山と笙ケ岳西峰と決めていた。
そこにじんわりと飛び込んできたのが今回の笙ケ岳南尾根の西面台地。
課題地点が離れすぎていて、今の自分の足では無理だから、悩む。
周回するにしろ往復するにしろ効率よく(楽に)歩きたい。
残雪が消え、ぬかるみがなく、花が映え、しかも新緑がまぶしい季節。
4月中旬をねらっていたが、ずるずるぐだぐだで今日に至る。

全国的に連休の最終日は休日疲れもあるのか、一般道路はがらがら。
忘れた頃に信号で停められるだけ、すいすいと進み、養老公園に来る。
だるい身体に気も乗らないまま惰性で来た自分にも困ったもので。

養老は2017年の今年「養老改元1300年祭」ということですごいらしい。
そんなことは昨年来たときにもわかっていたが、観光客で大混雑だとちと辛い。
幸運にも朝が多少早いということで人影も車もほとんど見かけずほっと。

まずは登山口まで、養老の滝をめざす一般観光コースで歩く。
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歩道も案内も施設も家もどれを見てもきちんとされているのがすごい。
だからといって観光歩きは決して楽ではなく、山歩きよりも辛いぐらいだ。
養老の滝を愛でてから滝上駐車場こと登山届場所に至る。
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下の公園駐車場が300円で滝上はなんと千円、辛い歩きの代償は大きい。

今日も意に反するが、単調で面白みに欠ける林道で行く。
なんとなれば旧道の登山道は勾配が急すぎて足に応え、無駄な筋力を使う。
運動エネルギーで比べれば同じになるのかも、計算と実際は異なるとか。
新緑は感じるが、ヤマザクラ・アカヤシオ・ツツジなど花はほとんど終わっている、無念。
最後の方で少しだけ旧道を利用する。
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これは道型が美しいのと、ショートカットで楽になるという計算。

もみじ峠に来る。
如何にも峠らしいところで、ほっとする美しさ。
ここで選択肢、まっすぐ笙ケ岳へ進むか、裏山方面へ行くか。

引き込まれるようにくだっていく道は笙ケ岳方面でよしと。
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少し暗くてじめっとした感じもあるが、落ち着いた美しい道だと思う。
方々から生まれる前の空の沢を集め、そこに落葉がしっかりと堆積している。
それはすぐに一条の流れになり、水量を増してキラキラと輝く。
道は流れに沿って左右に数回、渡渉する。
流れだけに気を取られていると、深く積もった落葉の下の水流を見逃す。
自慢じゃないが自分はここで、数回ドボンしている。
危険そうな感じがしたので先回りして土木工事、大きな石を置く。
するとバシャンという音とともに水が跳ね返った。
やったね、正解、あぶないところだった。
いくつも石をならべ、その上に折れた木の棒もそろえることにしよう。
大洞谷林道からの道と合流してアマゴ沢に近づき、渡渉する。
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ここからは笙ケ岳南側を細い道で巻いていく。
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窯跡があり、散乱する石はどうみても土砂崩れの石とは違う。
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3つ目の窯跡のところ、笙ケ岳と東峰の鞍部を上がっていく。

左側の笙ケ岳南尾根はすぐにでも乗り越せそうだが、低くなるのを待つ。
少し上がるだけですぐに鞍部にたどり着けそうなところで取り付く。
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そのむこうの景色は、なんともどおってことない。

この尾根の高みを目指す。
馬酔木ほか潅木が多いのは普通だが、そのまま普通の尾根。
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次のちょっとした鞍部があり、先へ上がっていく。
co810は普通に自然林で、西面を見下ろそうにも樹木で見られず。
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どうも西面台地は普通の自然林のようで、そこへ降りるのは急斜面だと。

少しがっかりして尾根芯を引き返していく。
途中、樹間から笙ケ岳(本峰と東峰)が見えた。
P1090433

この角度から見たのは初めてなので新鮮といえばそう。

そしてこのまま上がっていこうと振り返ると。
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これって立派な道型ではないか。
緩やかに西面台地へ降りていく立派な道がある。
とにかく見に行こう。

なるほど、普通に森だ。
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栗が多い、多少の起伏はあるがダイラのような台地に森が広がっている。
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黒くなり倒木があるところって落雷か火災があったのだろうか。
行平山の東南台地も明るい森だったが、ここはもっと広い。

ぐるっと一周して、鞍部から降りてきているあの道を上がっていく。
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十分に満足。

尾根を上がっていこう、とすると今度は岩場がある。
少し難儀したが上がってみると見晴らし場になった。
P1090466

ここから見ても地形図のように平ではないが、ダイラのようだと確認。

この尾根の上部は岩と潅木のヤセ尾根でヤブコギになるので登山道に復帰する。
すぐに鞍部に届き、左折して笙ケ岳へ向かう。
南側は自然林で樹間越しの展望はわずか、北側は植林が伸びてうむむ。

山頂はいったん通り過ぎて、次の課題に向かう。
そんなのはあるのかないのか笙ケ岳西峰(860m)へ。
少しだけどどんどん下っていく感じ。
で、少し上がった樹林帯の辺が遠くから見ると西峰に見えるところ。
まずは西峰から笙ケ岳本峰を樹間に見る。
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足元にはカタクリの花が一輪しっかりと立っていた。
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そこからさらに数十メートル下り、南面にトラバしていく。
大岩がならんだところで残念無念とあきらめて上がっていく。
P1090480

こちらは準備不足で次の手を考えてこなかった。

救いは斜面を上がっていく途中、ダイラや養老山方面が見えたこと。
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先ほどのダイラが手前で、向こうの山並みが小倉山や養老山。

笙ケ岳山頂へ登り返し、そこで靴を脱いで休憩。
「なんだ、展望がないなあ」と不満そうな四人組が来る。
確かにない、といえばないし、うっすら見えるといえば、そう。
P1090488

その少しの展望の先の3つの山(行平山・裏山・表山)も、大事にしてほしいものだ。

帰りは、東峰から裏山へ行き、分水嶺(境界)尾根からもみじ峠へ戻ろう。
これって、来た道をもどるよりも距離はありそうだが、足に優しそうなんだな。

ということで、東峰へ。
P1090490

本峰より明るい。
ここから裏山へのつなぎの尾根にはある程度、踏み跡があるはず。
利用者が多いからと安心して入ったがどんなものか。

これは少し油断していた。
気をつけて左へと意識して進まないと、表山方向への尾根に入ってしまう。
気が着いたからよかったが、左を意識し、植林と自然林の間の尾根を歩むこと。
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逆方向からだと、取り付きが分かり辛いがその後は上りなので分かりやすい、と。
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樹間から表山を見る、今日は寄るあてはなし。
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裏山に寄る。

表山から来るよりもなだらかな斜面を選べるので気分よく上がれる。
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360度の展望は、風が少し強く吹き、天気はいいのに黄砂なのか霞んでいる。
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南の笙ケ岳を見ると、左から東峰、本峰そしてうんと下がって西峰が確認できる。

裏山(870m)は、養老山地では笙ケ岳の次に高い山で展望も素晴らしい。
養老山(859m)や小倉山(842m)ほど知名度がないのがいいのかも。

下りは表山との鞍部から、如何に楽に境界尾根に合流するか。
標高を下げすぎると表山の西南面のトラバ道が急で辛い。
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養老全縦走するトレランさん達が通る道はそこらへんを上手に横切っている。
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なんとかクリアして・752に上がる。

幻ノ池に寄っていこう。
間違っても前回のように堆積した落葉に突っ込まないように気をつける。
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雪解けのあと、池にならずにそのままヌタ場になっていたとは。

もみじ峠からは一部旧道を使い、後は林道を利用する。
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下山届を出した後は、観光コースをたらたらと下っていく。

固い石の道で、観光客の流れに消え入るように歩く。
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6時間以上の長い距離をなんとかくたばらずに歩けて、少しだけほっとする。

次回は祭りのほとぼりが冷めた頃になるのかな。
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コメント

 この場所、以前も訪れていましたよね? 自分の場合、自宅から一番近い山なので、逆に滅多に登りません・・・。 まだ、笙ヶ岳も一度しか訪れていませんし、ましてや周辺もほとんど歩いていませんしねぇ。
 養老の滝からのコースは楽ですが面白みにかけるので、近いのを活用して裏(西)から巡ってみたいと計画中です。

投稿: おど | 2017年5月 9日 (火) 12時40分

笙ケ岳のダイラは初めてです。
先回訪れた行平山の東南斜面と似ているのでダブったかもしれません。
養老山地はここら辺が中心になり、コースが限定されるきらいがあります。
今回のダイラや行平山、さらに奥山を加えると変化がついて面白いです。
西からは、林道が何本もあって上手に利用できるといいかもしれません。

投稿: 本人 | 2017年5月 9日 (火) 13時49分

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