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2017年6月

2017年6月28日 (水)

日記:故宮博物院を歩く

日記:故宮博物院を歩く

ツァー旅行で行った中国で、世界遺産「故宮博物院」を歩く。
かつての明・清王朝を物語る紫禁城と呼ばれた映画でもおなじみの場所。
そこを訪れる前には必然的に、あの天安門広場も歩くことになる。

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【訪問期間】2017年6月中下旬
【地 域】中国北京市内:故宮博物院(紫禁城)
【天 候】30度を越えて暑い、霞がかった空

全食事付きとはいえ、ツァー旅行特有の観光と営業が混在した計画。
移動はすべて貸切バス、ガイドの掲げる旗の下、団体行動をとる。
目玉の世界遺産はいくつもの観光訪問先のひとつで、移動も行動も忙しい。

中国三千年の歴史を物語る映画やドラマで見ているとはいえ、そこはどんなん。
『王宮の紋章』『ラストエンペラー』などの舞台ロケ地だけど実際に見てみないと。
だだっ広いばかりの城は、土台も壁も石造で、うるおいってものがまるでない。
あんなところで政治が行われたらしいけど、裏というか生活の場はどこや。

朝早くから、それこそ中国全土から来た訪問客がガイドの下に動いている。
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整列し点呼、並んでぞろぞろ歩くのはどこでも見かける光景。

大国中国の首都のその中心部、警備は厳しく、警察や軍部も控えている。
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少しでも変な行動を取ればそれこそすぐに連行されるのか、と思える感じ。

今歩いているのは、あまりに広すぎてそれを感じなくなってしまう天安門広場。

だだっ広い広場は方向感覚も何もあったものではない、ただ着いていくだけ。
人民広場の象徴のひとつだったような。
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そして、観光客でもあるたくさんの中国人民の取る行動はみんな同じ。
もちろん外国から来ているわれわれも同じ。

スマホやカメラを構えて、ある者は衣装を調えて、ポーズを取って写真撮影。
他人は全く目に入らず、いろんな自撮り棒で、真剣に自分に向かい合う。
これをSNSで拡散するのは、最高の自己存在証明なんだろうか。

被写体の中心はもちろん毛沢東、その肖像画。
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何を想う、チベット仏教徒の方。

その前には広い道路があり、いったん地下にもぐってから近づく。
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ようやく「故宮博物院」。
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ここまでが長かった、とにかくだだっ広い平地をずっと歩いているだけ。
アスファルトかコンクリートか、または石造の固い道ばかり。

これって、ヨーロッパの街でも感じたこと。
パリもロンドンもローマもナポリも、ポンペイ遺跡でもそうだった。

人の列がふたたび集まり、並び、進む。

立ちはだかるのは大きな城壁門で、通路は5つ。
真ん中が大きくて、左右がその次で、その外は狭くなる。
真ん中の大きいのは皇帝だけが通れる道、左右は側近で、一般はその外。
狭いといっても充分な広さと高さで、中の特別な3つと比べるから馬鹿らしい。
真ん中、側、外の通路で、通行料金に差をつければ面白いし、稼げるかも。

門壁トンネルをぬけるとそこはふたたび前方に門壁がある広場だった。
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というのが続く。
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暑いから飲料水が売れる、城内の移動はこれだぜ。
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神社の初詣というか、スマホ教というか。
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人の大きな流れから外れると。
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緑というか、潤いがある。

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映画ではここに兵士が控えていて、一斉に弓矢や槍を射撃する(見えないけど)。

大きな門をくぐってようやく外へ。
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でかいを越える巨大建造物で、広いといえば道は長かった。

遺産といえばそうだけど、大味だわ。

堀も大きい。
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巨大魚か古代魚がいたらGJ。

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2017年6月25日 (日)

日記:長城を少し歩く

日記:長城を少し歩く

ツァー旅行で行った中国で、世界遺産「万里の長城」の一部分を少しだけ歩く。
旅程は3泊4日、観光訪問先は盛りだくさん、移動は団体バス。
大きな国の広い道路は車がいっぱい、観光地も人があふれている。
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【訪問期間】2017年6月中下旬
【地 域】中国北京郊外:長城、八達嶺
【天 候】30度を越えて暑い、霞がかった空

全食事付きとはいえ、ツァー旅行特有の観光と営業が混在した計画。
ガイド付きの団体行動で、移動もすべて貸切バス。
目玉の世界遺産とはいえ、いくつもの観光先のひとつで移動も行動も忙しい。

テレビや雑誌・教科書で、幼い頃から見て知っている有名な「万里の長城」。
秦の始皇帝からずっと、時の皇帝のよって増改築され続けてきた。
百聞は一見に如かず、何事も体験し、五感で味あわないと分からない性質で。

広々中国、広々北京から離れ、少しずつ山域に入っていく。
バスや、横を走る大型車が、ずっと苦しそうに登坂車線を上がっていく。
それまで、山というものがどこにもなく、見えなかったので、変にびっくり。

山はそんなに高くはないが、岩ゴロゴロの険しい山並みである。
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どこが目立つでもないが、どこも登山対象として充分といえる。
斜面は急なので登るのは大変そう、どこにも人はいないし登山道も見えない。

おっと、なんだなんだ、見えちゃいました。
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ええっ、こんなところにジグザグも切らず石で城壁を築いた!
なんかとんでもない世界に来た感じ。

そこは通り過ぎて、長城の観光地として一番有名な「八達嶺」という場所に行く。
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歩き方はといえば、長城は途轍もなく長いのでゴールや頂上はない。
ガイドが言うには、長城に取り付いて、左が「男坂」で右が「女坂」というそうな。
歩きやすくて人気があるのは「女坂」だそうで、4つ目のポイントぐらいまで、と。

説明や記念写真とかなんとかで、滞在活動予定時間はどんどん少なくなっていく。
ここら辺が団体ツァー旅行の欠点というか難しいところ。
50分でどれぐらい歩けるか、動き回れるか。

まずは急なので人気の無いという「男坂」へ。
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案内板には左「南城」だそうで、これが男坂らしい。

なるほど人はほとんどいない。
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坂はそれなりに急で、長城歩きの感覚は分かった。

長城の上は、どこからも視界が開けるので眺めはいい(そのために造られた城壁)。

それなりに高いところへ行き、振り返って「女坂」方面を見る。
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どっしりうねうねと続く長城の雰囲気はよくわかるし、あちらの方がずっと人が多い。

これ以上登ると時間的にきついので引き返し、今度は「女坂」を目指す。
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下るときに分かったのは、この長城の石の道、階段は下りが大変、ということ。
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石段の登りで緊張した筋肉が、下りになってブルブルしていると踏ん張れず危ない。
調子に乗って上がったはいいけど、締まらない筋肉で下りると、くたんとなる。

それ以降は、ペースと自分の年齢を考え、息を整えて歩いていく。
とはいえ、折角の機会なのでと無理をするのは貧乏性なもんで。
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それにしても、急なところは本当に急。
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よくこんな急な石段を造ったものだ。

なるほど、ヒマラヤ、ネパールで聞いた話は本当だった。
高所登山は大変だが待っていれば、チョモランマの頂まで中国人なら石段を造る、って。

ほぼ目的のところまで来たので引き返す。

この先は、一段と高くて距離があるのと、別世界になりそう。
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というのは、あの高いところへはロープウェイが来ている!!
そして、苦労する下りはといえば、なんと「スライダー」!!!ができている。
金を払ってそれを使えば、1分もかからずに下りるという。

「万里の長城」は、その大きさや距離、出来具合から異次元の世界だが、
現在のその観光地化は、別の次元の活かし方でもあるらしい。

下りこそ気をつけて、たらたらと。
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トイレに寄ると、ニセ壁の写真がいい。
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映画『グレイトウォール』の長城、城壁はそれはまた別世界。
漢人にとって北からの侵略者は、得体の知れないエイリアンで恐怖そのもの。
これだけの城壁を造っても防げなかったのだから、さもありなん。

長城ロングトレイル6000キロだと、どうみてもきついし、水は食料の補給はどうするのか。

駐車場までの道も、遊園地の帰りのよう。
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ほう、あれがロープウェイか。
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2017年6月12日 (月)

劇団どくんご『愛より速く2号』

劇団どくんご『愛より速く2号』

旅するテント劇団どくんご、今年は4月から11月まで日本各地をめぐる。
今年も「愛より速く」で、ふたつのバージョンなんだそうな。
4月から7月中旬までは「2号」、7月下旬から旅の終わりまでは「FINAL」で。
場所も例年は名古屋とか豊橋だったのになんと知多、景色ががらりと変る。
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【公演日】2017年6月11日(日)
【場 所】知多野間大坊・大御堂寺、特設”犬小屋”テント劇場
【構成・演出】どいの  【美術・衣装】五月うか
【出 演】石田みや 空葉景朗 五月うか 2B Lee

公演場所の知多は知多四国というぐらいで、空の大きさや景色が変る。
人口密度もちがうし、何よりも交通アクセスというのがよそ者には難しい。
悩んだ末の結論、車で行く。

通り過ぎる町や道路が知多サイズで知多ナイズされているから異境気分。
半田・武豊の東側から常滑・美浜の西に入るとこれまた変化が大きい。
でもって野間なのだ。
地理的なものだけでなく、歴史的にも移動する。
でも、なつかしのあのテントが見えるといつものあの世界に入っていく。
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音楽面のみメンバーを増強して華々しく始まる。
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2Bの手際の良い料理教室も健在。

中華鍋だけど、場所はアマルフィ海岸だったんだ。
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都会の喧騒の中、メンバーが言葉であそぶ。
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このコーナーはすっかり定着、というか一番受けがいいようで。

九州三姉妹はそれぞれ巣立ち、ローカル言語だけは健在。
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旅する合唱団のハーモニーは響く。

久しぶりの空葉景朗さん、よく声が出て汗もどばっどばっ。
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この深刻なやりとり、大きい人を相手に新入りのLeeさん落ち着いていた。
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場と奥行きをしっかり使ってめまぐるしく動く面々。
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照明も音楽もしゃぼん玉も綺麗きれい。
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最後はどいの親分がどや顔でほえる。
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今年も引き続き出演してくれた石田みやさん、演技はいつも通り明るく元気。

出番待ちの時は、なんか元気がなかったなあ。
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でも、ガチャでは念願通り「みやバッチ」が出たのですべてよし、と。

追伸、ところで久しぶりといえばFINALの時折旬さん、見たかったなあ、まだやけど。


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2017年6月 5日 (月)

山歩き:新緑の大川入山

山歩き:新緑の大川入山

日も長く、好天続きで乾燥しているこの時期は長い歩きに絶好だ。
しかし山の引き出しが少なくて意欲も体調も低いのでその機会を呆然と見逃している。
それではあんまりなので、以前よく訪れた山で刺激というかわからない何かを求める。
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【山行日】2017年6月4日(日)    
【山 域】南信州:大川入山、阿智村
【天 候】晴れ
【形 態】往復 単族 軽装
【コース】治部坂峠駐車場、起点
P--8:14登山口--9:01横岳--9:53最低鞍部--10:27山頂11:03--
--11:22最低鞍部--12:06横岳--12:37登山口--P

山好きの皆さん、情報入手が容易になったこともあって、色んな山に登っている。
毎週では足りずに毎日に近い頻度で山に入っている人が身近にもいる。
目標がきちんとあって年間計画をしっかりたて、まじめに実行していく。
これがあるとないのでは日頃の生活や生きる活力にも大いに差が出るのだろう。

そんなことを少し思いながら、いつも近くの猿投山で充分じゃないか、と思う。
それでは今日の大川入山に申し訳ない。
と思いつつ、所詮、猿投山の延長に過ぎないのだけれど。

休日の朝、知立や豊田の市街地を抜けて足助街道に入る。
こんないい天気の日曜日、行楽に出かける人は多い。
老いも若きも家族連れも、みんなどこへ行くのか。
平谷スキー場周辺がオートキャンプやテントでぎっしりだったけどなんかの集会?
治部坂峠の駐車場もにぎわっていて、山ヤさんらしい先客が数台停まっていた。

準備して、車道を5分ぐらい歩くと、登山口。
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この登山口周辺に駐車する人がいるのは、昔ながらの人なのかな。
おなじみの、かつては林道で舗装されていたかもしれないらしい道に入る。
雨が降ると臨時の川になり、荒れてしまった今は一番歩きにくいところ。

荒れた林道からふつうの登山道になり、橋を渡って尾根に取り付く。

この山のもっとも印象的な、根っこの入り乱れた道になる。
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樹木にとっても登山者にとってもnotウインウインの関係というか。
湿っていると滑って危なくて仕方のない道だが、今日はなんとか安心。

高度をあげるとあたり一面新緑があふれ、ジグザグの道を上がっていく。
ところどころ通行禁止のテープがあり、ワープ道が切り開かれている。
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根っこの道に穴があくなどして危険なので、対応処置が取られている。

阿智村セブンマウンテンのひとつでもあるので整備が行き届いている。

ロープのかかった崩落箇所の巻き道からは右手遠くに大川入山がのぞまれる。
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新緑のこの時期の大川入山やいかに。

上りがゆるやかになってくると、少し開けた広場のような横岳に着く。
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ここまでが三分割の前半部分、落ち着いたカラマツの新緑の世界。

三分割の真ん中は長い尾根の稜線歩きでアップダウンを何度もくりかえす。
十数個のコブのような小さなピークを越えて行く尾根歩き。

時々左右に展望が開け日光に照らされるが、木陰になる時間もながい。
歩きやすい道は、森の中の遊歩道という雰囲気。
ツツジ系は朱色の花を用意し、ダケカンバの樹幹の白さと青空がいい。
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カラマツの樹間のむこうに大川入山がラインがくっきりと見える。
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高度があまり上がらないまま、どんどん下がっていくと最低鞍部に来る。
少し右にねじれていくような、尾根のつなぎ目の不安定な部分。

三分割の残りは、ここから斜度があがりひたすら我慢ののぼりになる。

少し我慢すると暗い樹林帯から開けて明るいところに出る。
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太陽の光も十分で、振り返れば蛇峠山と歩いてきた尾根を見る。
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さらに斜度があがると笹原があらわれ、ぐんと展望が広がる。

この眼前・眼下の笹原の広がりがこの山というかこの山域の特徴。
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風に波打つ笹原はきれいな芝生のようだけど、本当はとても手強い。

見る分には素敵な景色だから、急な上りの苦しさもまぎれるというもの。

見上げる山頂方面は青空を背景にすっきりとしている。

彼というか、彼の足元にはびっくり。
最近流行のトレランさんで速いけど、痛くないのかな。
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山頂手前の低い潅木帯を回り込むように進むと山頂広場に着く。

先客はひとりと四人組。
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ここには木製ベンチがいくつか置かれ、展望も良好で落ち着ける。
あいてる場所をみつけて靴を脱いで休憩する。
と思ったら、今日はとてもゆっくりできそうにない。
コバエが群がるように寄ってきてうるさくて仕方がない。
追っても払っても無駄な抵抗で、急いで片付ける。

いつも通りだけど、展望を楽しみ、デジカメる。
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木曽山脈も赤石山脈も雪解けがどんどん進んでいる。
今年こそ、どちらにも行きたいものだ。

周囲の山並みにも気は引かれる。
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さて下山。

今日もことのほかこの下り道が気持ちいい。
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なんといっても雄大な景色。

単調な往復だから、来て帰る道や尾根がすべて見られる。

登ってくる人たちを、申し訳ないが余裕で迎えられる。
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最低鞍部を過ぎると稜線のアップダウンのくりかえし。

それにしても、こんなに登り返しが多かったか、と感じるのは弱った証拠。

ただ、登りの辛さはいつもながら、下りは結構快調にいけた。

新緑の大川入山、目にまぶしくてよし、秋の紅葉も楽しみにしよう。
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2017年6月 1日 (木)

山歩き:新緑の烏帽子・三国岳・焼尾山へ

山歩き:新緑の烏帽子・三国・焼尾山へ

篠立パーキングを起点に左回りで4座(狗留孫・烏帽子・三国・焼尾)を周回する。
シャクナゲの季節はにぎやかな山域だが、少し遅い新緑だと人の気配はまるでなし。
ブナ将軍に再会し、遠慮しない動物の姿にびっくりする。
ヤセ尾根には照葉樹の落葉が堆積し、すべりやすくてとても危険。
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【山行日】2017年5月28日(日)    
【山 域】鈴鹿北部:篠立、焼尾・三国山・烏帽子岳・狗留孫岳
【天 候】晴れ
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】篠立パーキング、起点
P7:34--7:54長楽寺--8:57狗留孫岳--9:33烏帽子岳9:42--10:33ブナ将軍10:55--
--11:33三国岳--12:27焼尾山12:53--14:24中電ゲート--14:52P

時期を検討しながらうまくいかず、2年ぶりの来訪になる。
すっかり夏日の天気のもと、広くて空いている篠立パーキングに着く。
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トイレや休憩所のある、いかにも使い勝手のいい便利な場所だ。

2年前は右回りで挑んだこの周回コース、気分を変えれば新鮮そのもの。

旧道・生活道・新道が並行するなか、まずは長楽寺と篠立林道を目指す。
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林道に入ってすぐ、にぎやかな五人組のハイカーに会う。
烏帽子岳の周回か往復のようだ、と勝手に推理。

その後、下山するまで人っ子ひとりとも会わなかったのはいったいなぜ。

植林の薄暗いなか、坑口らしきを見て、すぐに登山口となる。
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ジグザグに上がっていくが、道型はしっかりしている。

やがて枝尾根を経て尾根の肩にあがる。
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そこからは急だがしっかりとしたほぼまっすぐの道を上がっていく。

左、タカンス谷側は自然林で、右の集落側は時に植林。
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遠くから見るこの尾根はなだらかなのに、歩いてみると意外と急なのは体調か。

尾根が広がってくると開けた広場になり、反射板のある狗留孫岳に着く。
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山名は狗留尊仏に由来するらしいが、クルソンの呼び音がいい。

展望も多少開けるので、この後に行く山や尾根稜線を下見する。
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ここから烏帽子までの稜線はなだらかで、その新緑の道を密かに楽しみにしてきた。

コブをひとつ越えて、ゆるやかに広がり、カーブしていく道。
これだこれ、このなんともゆったりとした稜線歩きがたまらない。

ピピーなのか、キーなのか嬌声をあげてダダダッと逃げていく鹿の音。
最近はたくさんいるという鹿だが、いつも目にするのは逃げていく姿だけ。
そこに逃げ遅れたというか、小鹿かバンビちゃんらしきがじっとしている。
様子がおかしい、どうしたもんか、とカメラを構えて撮る。
逃げれないのか。
この先、大変だろうな、と思いつつも。

新緑の中で鮮やかに咲く山ツツジの橙色と、落花したシロヤシオ。
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烏帽子岳に近づくと勾配が急にきつくなる。

上りきったところが烏帽子岳最高点で、山頂は右へもう少し行く。
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いつもにぎやかなところだが、今日は自分ひとり。

展望が南方向にだけ開けるが、それで充分とも思う。
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反対側の細野からの道を見ると、これまた急な道だこと。
烏帽子と名がつく山だから、それなりに尖っているわけだ。

山頂を後にして、最高点にもどり、さらにバンガローへの道を下りる。

途中、岩場から西北方面に視界が開ける。
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ここはシャクナゲの多いところだがもちろん花は終わっている。

すぐに県境尾根への分岐があり、左折する。
烏帽子岳と三国岳をつなぐ県境尾根は起伏の多いヤセ尾根が特徴。

付け加えて今日は、照葉樹の落葉がしっかりと積もっている。
照葉樹の葉は固くてしかも厚い。
重なる落葉はつるつるっとすべって動きまくる。
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とにかく危なくて仕方がないので慎重にゆっくりと歩いていく。
落葉スキーの経験はないが、これだけ滑れば雪などいらない。
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このヤセ尾根だが途中、西に派生する尾根に入り込む。
すべる巻き道に足を取られてしまっていた、気を引き締める。

それにしても起伏というより上下動に多い尾根だ。

そんなことを繰り返しながらも、ブナ将軍と副将軍の存在感は格別。
どっしりと粛然と立っていた。

「ご無沙汰していてすんません、将軍様。お元気ですか」
花とかローソクとか線香でもあげるといいのだが、違うか。
悦ばれるのは、供物か。
近くに寄って抱きついてみる。

少し離れて、デジカメる。
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とにかく急斜面なので、足場には苦労する。

立ち去りがたいが先へ進む。
三国岳に近づくと大岩が立ちふさがっていて、そこを巻くように上がっていく。
稜線に上がり左折してしばらくで山頂へ着く。
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三角点山頂はこことは反対方向へ下るのだが、行く気はない。

途中、烏帽子からこの三国岳への起伏の激しい県境尾根を見る。
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山頂のあと、さらに高みを目指していくと最高点になる。
厄介な山だこと、って気にしなければいいのだが。

三国岳から焼尾山へは地形図を見ればわかりやすい。
来た烏帽子からと距離は似ているが、尾根の起伏はほとんどない。
150mをぐんと下がり、ふたたびそれだけ上がる。
単純なだけに他へ迷い込むこともないとは思う。

だから特徴はないのだが、山ツツジがとにかく多いということ。
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ツツジの色から「カラクレナイ尾根」でどうだ、って無理強い。

上がったところは、別の尾根と交差していて迷いやすい。
鞍掛峠からの道へは、もう少しヤセ尾根を進む。
このヤセ尾根の左側、北東側は崩落が激しいので要注意。

鞍掛峠からの道と合流して、左へ高みを目指すと焼尾山。
ネイムバリューこそ低いが本日の山の最高地点で922m。
ちょっとした岩が鎮座し、多少展望が開ける明るい頂だ。
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やれやれ、ということでここでは靴を脱いで休憩する。
このところすっかり夏日になって日差しもあるが、風は涼しく冷たい。
風を避けつつぼんやりしていると目の前にのそっと動くものが出てくる。
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思わず声が出てしまう。
さすがに隠れてしまった、黄土色で細長いからイタチかな。

さてと、休憩は終わり、あとは下るだけ。
といっても、この焼尾の下りはちょっと不安。
さーっと下っていく。
道も覚えているし、方向も記憶どおりだ。
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南へ振って、下りてからは東へぐんぐん。

時々鉄塔のところで切り開かれているので位置もわかりやすい。

厄介事案で有名な中電小屋のところはさっと通り過ぎる。
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その後も道型はしっかりしているし、一般道のように踏み跡も確か。
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よほどたくさんの人が入っているのだろう、と思う。

尾根芯を通らずに巻き道を行くところも確かで、ここは滑りやすくて慎重に。
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窯跡がいくつかあり、尾根の下部になる。

問題はここからだ。
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中電の鉄塔巡視路を利用しているので道がいくつにも分かれる。
以前、行き詰まったのにそれを再び選んで、またしても鈍詰まる。
スギの植林の急斜面をへつり横断し、なんとか巡視路にもどる。
落葉の堆積が多くてそれに惑わされたこともあるが、下りは難しい。
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なんとか中電私有地に近づいて、ほっとする。

あとは舗装された道をとぼとぼと歩くだけ。
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