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2017年6月 1日 (木)

山歩き:新緑の烏帽子・三国岳・焼尾山へ

山歩き:新緑の烏帽子・三国・焼尾山へ

篠立パーキングを起点に左回りで4座(狗留孫・烏帽子・三国・焼尾)を周回する。
シャクナゲの季節はにぎやかな山域だが、少し遅い新緑だと人の気配はまるでなし。
ブナ将軍に再会し、遠慮しない動物の姿にびっくりする。
ヤセ尾根には照葉樹の落葉が堆積し、すべりやすくてとても危険。
P1090948

【山行日】2017年5月28日(日)    
【山 域】鈴鹿北部:篠立、焼尾・三国山・烏帽子岳・狗留孫岳
【天 候】晴れ
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】篠立パーキング、起点
P7:34--7:54長楽寺--8:57狗留孫岳--9:33烏帽子岳9:42--10:33ブナ将軍10:55--
--11:33三国岳--12:27焼尾山12:53--14:24中電ゲート--14:52P

時期を検討しながらうまくいかず、2年ぶりの来訪になる。
すっかり夏日の天気のもと、広くて空いている篠立パーキングに着く。
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トイレや休憩所のある、いかにも使い勝手のいい便利な場所だ。

2年前は右回りで挑んだこの周回コース、気分を変えれば新鮮そのもの。

旧道・生活道・新道が並行するなか、まずは長楽寺と篠立林道を目指す。
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林道に入ってすぐ、にぎやかな五人組のハイカーに会う。
烏帽子岳の周回か往復のようだ、と勝手に推理。

その後、下山するまで人っ子ひとりとも会わなかったのはいったいなぜ。

植林の薄暗いなか、坑口らしきを見て、すぐに登山口となる。
P1090888

ジグザグに上がっていくが、道型はしっかりしている。

やがて枝尾根を経て尾根の肩にあがる。
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そこからは急だがしっかりとしたほぼまっすぐの道を上がっていく。

左、タカンス谷側は自然林で、右の集落側は時に植林。
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遠くから見るこの尾根はなだらかなのに、歩いてみると意外と急なのは体調か。

尾根が広がってくると開けた広場になり、反射板のある狗留孫岳に着く。
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山名は狗留尊仏に由来するらしいが、クルソンの呼び音がいい。

展望も多少開けるので、この後に行く山や尾根稜線を下見する。
P1090899

ここから烏帽子までの稜線はなだらかで、その新緑の道を密かに楽しみにしてきた。

コブをひとつ越えて、ゆるやかに広がり、カーブしていく道。
これだこれ、このなんともゆったりとした稜線歩きがたまらない。

ピピーなのか、キーなのか嬌声をあげてダダダッと逃げていく鹿の音。
最近はたくさんいるという鹿だが、いつも目にするのは逃げていく姿だけ。
そこに逃げ遅れたというか、小鹿かバンビちゃんらしきがじっとしている。
様子がおかしい、どうしたもんか、とカメラを構えて撮る。
逃げれないのか。
この先、大変だろうな、と思いつつも。

新緑の中で鮮やかに咲く山ツツジの橙色と、落花したシロヤシオ。
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烏帽子岳に近づくと勾配が急にきつくなる。

上りきったところが烏帽子岳最高点で、山頂は右へもう少し行く。
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いつもにぎやかなところだが、今日は自分ひとり。

展望が南方向にだけ開けるが、それで充分とも思う。
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反対側の細野からの道を見ると、これまた急な道だこと。
烏帽子と名がつく山だから、それなりに尖っているわけだ。

山頂を後にして、最高点にもどり、さらにバンガローへの道を下りる。

途中、岩場から西北方面に視界が開ける。
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ここはシャクナゲの多いところだがもちろん花は終わっている。

すぐに県境尾根への分岐があり、左折する。
烏帽子岳と三国岳をつなぐ県境尾根は起伏の多いヤセ尾根が特徴。

付け加えて今日は、照葉樹の落葉がしっかりと積もっている。
照葉樹の葉は固くてしかも厚い。
重なる落葉はつるつるっとすべって動きまくる。
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とにかく危なくて仕方がないので慎重にゆっくりと歩いていく。
落葉スキーの経験はないが、これだけ滑れば雪などいらない。
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このヤセ尾根だが途中、西に派生する尾根に入り込む。
すべる巻き道に足を取られてしまっていた、気を引き締める。

それにしても起伏というより上下動に多い尾根だ。

そんなことを繰り返しながらも、ブナ将軍と副将軍の存在感は格別。
どっしりと粛然と立っていた。

「ご無沙汰していてすんません、将軍様。お元気ですか」
花とかローソクとか線香でもあげるといいのだが、違うか。
悦ばれるのは、供物か。
近くに寄って抱きついてみる。

少し離れて、デジカメる。
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とにかく急斜面なので、足場には苦労する。

立ち去りがたいが先へ進む。
三国岳に近づくと大岩が立ちふさがっていて、そこを巻くように上がっていく。
稜線に上がり左折してしばらくで山頂へ着く。
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三角点山頂はこことは反対方向へ下るのだが、行く気はない。

途中、烏帽子からこの三国岳への起伏の激しい県境尾根を見る。
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山頂のあと、さらに高みを目指していくと最高点になる。
厄介な山だこと、って気にしなければいいのだが。

三国岳から焼尾山へは地形図を見ればわかりやすい。
来た烏帽子からと距離は似ているが、尾根の起伏はほとんどない。
150mをぐんと下がり、ふたたびそれだけ上がる。
単純なだけに他へ迷い込むこともないとは思う。

だから特徴はないのだが、山ツツジがとにかく多いということ。
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ツツジの色から「カラクレナイ尾根」でどうだ、って無理強い。

上がったところは、別の尾根と交差していて迷いやすい。
鞍掛峠からの道へは、もう少しヤセ尾根を進む。
このヤセ尾根の左側、北東側は崩落が激しいので要注意。

鞍掛峠からの道と合流して、左へ高みを目指すと焼尾山。
ネイムバリューこそ低いが本日の山の最高地点で922m。
ちょっとした岩が鎮座し、多少展望が開ける明るい頂だ。
Dsc02742

やれやれ、ということでここでは靴を脱いで休憩する。
このところすっかり夏日になって日差しもあるが、風は涼しく冷たい。
風を避けつつぼんやりしていると目の前にのそっと動くものが出てくる。
Dsc02743

思わず声が出てしまう。
さすがに隠れてしまった、黄土色で細長いからイタチかな。

さてと、休憩は終わり、あとは下るだけ。
といっても、この焼尾の下りはちょっと不安。
さーっと下っていく。
道も覚えているし、方向も記憶どおりだ。
P1090967

南へ振って、下りてからは東へぐんぐん。

時々鉄塔のところで切り開かれているので位置もわかりやすい。

厄介事案で有名な中電小屋のところはさっと通り過ぎる。
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その後も道型はしっかりしているし、一般道のように踏み跡も確か。
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よほどたくさんの人が入っているのだろう、と思う。

尾根芯を通らずに巻き道を行くところも確かで、ここは滑りやすくて慎重に。
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窯跡がいくつかあり、尾根の下部になる。

問題はここからだ。
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中電の鉄塔巡視路を利用しているので道がいくつにも分かれる。
以前、行き詰まったのにそれを再び選んで、またしても鈍詰まる。
スギの植林の急斜面をへつり横断し、なんとか巡視路にもどる。
落葉の堆積が多くてそれに惑わされたこともあるが、下りは難しい。
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なんとか中電私有地に近づいて、ほっとする。

あとは舗装された道をとぼとぼと歩くだけ。
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