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2017年8月

2017年8月30日 (水)

山歩き:ヨレヨレながら遅い夏の白山を楽しむ

山歩き:ヨレヨレながら遅い夏の白山を楽しむ

花の季節にはそれこそ百花繚乱、秋の黄紅葉も見事な白山。
その間のちょっと中途半端な時にはどんな顔を見せるのか。
体力や気力を測りつつ、何よりも身の丈にあった山歩きが大切、と。
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【山行日】2017年8月27日(月)    
【山 域】白山、平瀬道、お池めぐり
【天 候】晴れ、時に涼しい風が抜ける
【形 態】往復、一部周回 単族 軽装
【コース】平瀬道、大白川駐車場、起点
P7:21--9:06大倉小屋--10:36室堂10:59--11:34御前峰11:43--お池めぐり--
--大汝峰分岐--12:51室堂13:11--14:19大倉小屋--15:36P

この夏は、というかここ数年はずっと同じような天候不順の夏が続く。
ここやあそこへ行きたい、という計画は良い天気待ちだとほとんど妄想に終わってしまう。
気力も何もかもそろう好条件など今の自分にはもうありえない。
そんな晩夏の休日、白山の記念の年に、待ちに待った晴れが訪れた。

準備万端、勇んで出かけるはずだった。
早く床に就いたのにずっと眠れず、朝は1時間以上の寝坊とは、子どもか。
4時半に出発、道路は順調、ただ東海北陸自動車道は軽自動車には辛い。
大白川登山口までの林道は時間がかかるが軽にはありがたい。

こんな天気のいい休日はこの夏初めてでは、だから駐車場は混雑。
登山口の休憩所で登山届を出す。
岐阜県だから御嶽と同じで、登山届と下山届用カードの二本立て。

平瀬道はよく来ている慣れた道なので、ペース配分もわかっているつもり。
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いきなりの急登だが、環境省による丸太階段の歩道の整備がしっかり。
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往きはともかく、帰りの下りにはそのありがたさを実感する。

日の出はとっくに過ぎているのでじわっと暑さを感じつつ、ブナ林の道を上がっていく。
おなじみというか、ここは歴史があるのでブナにもしっかりと切りつけがある。
木肌への切りつけ、鉈目なら貴重な資料だが、新しいのは勘弁してもらいたい。

体調はといえば、睡眠不足でぼーっとして、ふらっとする。
足も上がらず、重い。
でもこれって、ここ最近というかずっといつも同じ状態だから反省も進歩もない。
なんやかや言いながら、いつも苦しみ無理をしつつ、終わったら忘れている。

7月から8月初旬の花、9月下旬から10月初旬の紅葉、がいつもの白山。
今日のような8月下旬の中途半端な時季だとどんな顔をみせるんだろうか。
緑が主体の夏の山、というのはしっかり感じられる。
秋の花が主体だがさすがに花で有名な山、なんでも取り揃えている。
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大倉尾根に上がるまで、ネマガリダケのうるさいところなどもよく整備されている。
ブナからダケカンバに変わっていくところなんぞ、これぞ平瀬道だと思う。
下りてくる人は室堂泊だろうか、元気がある。
澄み切った青空の、谷のむこうに別山の稜線がくっきりと見える。
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尾根に出てしばらくすると樹間に双耳峰の白山が姿をあらわす。
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左手前が御前峰で右奥が剣が峰。
これぞ岐阜県の白山の姿、平瀬道の白山は秋の黄紅葉だと特にサマになる。

毎回、同じところで似たような写真ばかり撮る、仕方のない習慣。
今日の言い訳は、紅葉の時季との比較とでも。
少し進んではその構図配置を確認し、デジカメる。
左側のダム湖、白水湖のエメラルド色や緑も鮮やかだが、崩落もあり高度感もなかなか。
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ここでぼんやり余所見をしてバランスを崩したり、躓いたら大変な事になりそうで注意。

大倉山避難小屋に到着、というか通過。
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この大倉尾根は秋の黄紅葉がいいのだが、午前中の光線ではそれが目立たない。
それらを愛でつつここら辺からは上りが辛くなる時間帯でもある。
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息を整える回数が増え、そのずっと前からすでにいっぱいいっぱい。
子どもの団体さんが下りてきて、すれ違いは交互通行。
元気な子どもの声に対するは、濁って沈んだ声でしか返せない。
辛い辛い、とてもきつい階段の坂道を下ばかり見て上がる。
あんまり下ばかり見ていたので首が痛くて仕方がない。
カンクラ雪渓の周辺の登山道は、いつもそんな印象が強い。

ここを登りきると道は徐々に平坦になり、展望も落ち着き、ほっとする。
左に少し薄汚れた残雪と、どでんと羽根を広げた別山。
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右に緑の草原、真っ白な残雪のずっと上方に白いガレの御前峰。
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室堂の建物がずんずんと近づいてくる。

やっとのことで白山室堂に到着。
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たくさんの人が休憩し、記念の年を新しい社が守り立てる。
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お水返し。

ここで休憩し、水を補充する。
水の量はいつも気をつけているが、頂上直下のここで補充できるなんて、すごい。
とりあえず軽食をとってから御前峰に向かう。

白山へは何度来てもいつもこの御前峰への上りが鬼門。
たいして急ではないし、道は十分過ぎるほど整備されている参道だ。
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ヨレヨレの歩みに息も絶え絶え、しかも途中で必ずへたって止まる。
それにひきかえ、軽い荷物の室堂組や若い連中の元気のいいこと。
それ以上に困るのが、元気よく駆け下りてくる頂上からの下山組。
登り優先とは言わないが、少しは気をつかうとか、もっと歩いてこいよ。

奥宮、そして山頂。
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わんさかの人々や記念撮影待ちの方々。
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だれもかれもが登頂の喜びにあふれているのがいい。

さてと、この後はどうするか。
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ここまであんなに苦しんだのに、足は反対側に向かっている。

山頂にはあれだけたくさんの人がいたのに、ぐんと少なくなる。
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疲れでお花松原は無理でもお池めぐりぐらいはできるのではないか、という安易な考え。
こんな天気の良い日だから、さぞかし山と池が映える、と。

別山だってここからだとずいぶん大きく見える、下は室堂。
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飛行機雲と大汝峰に油が池、どんずまりの紺屋が池。
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剣が峰にも数人の人影が見える。

油が池と御前峰。
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翠が池と血の池は左右で対称的。
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空中に浮く翠が池は人気が高いが、一番の撮影ポイントに居座る年配者がいる。
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ぐるっと回り越して、大汝峰分岐へ。
氷河による擦り傷も痛々しい岩。
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そこから百姓池と五色池へ。
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涼しい風に一面のお花畑、今日はここに楽園ができていた。
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なんかのんびりできて、余は満足じゃ、これでいい。
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千蛇が池を横目に、少しの上り返しも気にならず、室堂に戻る。
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やっぱ、白山はいい。

疲労のたまった固い筋肉では、下りこそ要注意だ。

でもまあ、行きに取り損ねた夏秋の花などを撮りながらのんびりと。
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花には蝶がよく似合う。
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ここの紅葉は見事なはず、乞期待。
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ブナの切りつけ(正確にはブナの木肌への切りつけ)を観察する。
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地名がしっかり出てしまっているけど、その土地の人には迷惑だろうな。

帰りは当然、高速道路は使わず、一般道でこちらもたらたらと帰った。

今日の反省

山は、自分の体力や体調をよく観察して歩くこと、その再確認。
白山は奥の深い山で、いろんな楽しみ方がある、その再確認。
今より筋力や体力が伸びることはない、身の丈にあった山歩きを、と。
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8月のブログ記事、最後にようやくひとつ。
充実した日々を送っていると、立ち止まるのが難しい。


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