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2018年6月19日 (火)

山歩き:梅雨間の大川入山

山歩き:梅雨間の大川入山

梅雨の合間のちょっとした天気の休日、出かける山は大川入山。
先々週歩いた高嶺・来見山からしっかり観察した縁がある。
何度も来ているが、今日の気持ちに少しは変化があらわれるのか。
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【山行日】2018年6月17日(日)    
【山 域】南信州:大川入山、阿智村
【天 候】曇りときどき晴れ
【形 態】往復 単族 軽装
【コース】治部坂峠駐車場、起点
P7:51--7:55登山口--8:40横岳--9:33最低鞍部--10:08山頂10:31--
--10:55最低鞍部--11:48横岳--12:25登山口--P

梅雨に入って比較的曇りや雨の日が多くなり、洗濯物がどうのこうの。
停滞前線の動きは水物で天気予報も新聞の朝刊夕刊ではあてにならない。
週間予報で計画など立てられないのは分かっているのに一喜一憂したりして。
こんな時こそフットワークの軽さが必要ですね、って誰に言ってるだか。

思い立って出かける先は大川入山。
山の引出しが少ないのでホントいつも同じで恐縮。
ただ言い訳すれば今回の山は先々週歩いた高嶺・来見山からしっかり観察した縁がある。

同じ道を休日の朝、知立・豊田と抜けて足助街道をひた走る。
この153線はとにかくバイクが多い。
山間の道で曲がりくねっていてコーナーリングなどが気持ちいいのだろう。
行楽の車も多い中、速度を上げそうになると前方には必ず流通トラックがいて順法を説く。
そう、ちょっと無理しても結果は同じだから耐える心を。

高嶺の上り口を過ぎて道が斜度をさらに増すと半ループ状の橋があらわれる。
この高度感のある橋ってなんだなんだ「柳川橋」っていうのか。
柳川洞吹師匠って思わぬところで存在感があると感心する(ヤブコギネット寝た)。

治部坂峠の駐車場はそれなりににぎわっていて、先客の山ヤさんが数人準備している。
自分がもたもた動き出す間にも数台の車が入ってくるのだから人気があるというか。

駐車場を出発、車道を数分歩いていくと登山口。
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この登山口周辺にも必ず駐車する車があるが、昔から来ている人なんだろうな。

舗装が崩れたような荒れた道をよろよろとあがっていく。
数日前の雨の影響がほとんどないのも山道の特徴か。

水源になっている川にかかる橋をわたって登山道に取り付く。

穢れのある人はこの沢でしっかり清めてから入山するといい。
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しばしの上りで尾根に取り付き、とても印象的な根っこの入り乱れた道になる。
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湿っていると滑って危ない道だが、今日はなんとか安心。

高度をあげるとあたり一面新緑があふれ、ジグザグの道を上がっていく。
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ところどころ通行禁止のテープがあり、巻き道が切り開かれている。
道に穴があくなどして危険なので対応処置が取られ、よく整備されている。

ロープのかかった崩落箇所の巻き道からは右手遠くに大川入山がのぞまれる。
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上がりの苦しい中、ここら辺から虫、コバエがうるさく顔のまわりにまとわりついてくる。
せっかくの新緑もどうのこうの、耳や目・鼻に入ってくるうるさい虫め。

喧々侃々、上りが緩やかになってくると少し開けた広場のような横岳に着く。
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いつも静かな新緑の落葉松の世界。

ここまでが大川入山登山の三分割の前半で、地味で苦しい上り部分。

三分割の真ん中は長い尾根の稜線歩きでアップダウンを何度もくりかえす。
十数個のコブのような小さなピークを越えて行く尾根歩き。
時々左右に展望が少しだけ開け、日光に照らされるが、日陰になる時間のほうがずっとながい。

今日の楽しみは、左に少しだけ開ける展望を逃さずに、しっかりと見ること。
これは今までこの山に何十回と来ているけれど、ただ見ていただけだった。

今日はちがう。
とにかく先々週あの尾根稜線をしっかりと歩き、あまり特徴のないなりにある山名が分かったのだ。
いわゆる山座同定がしっかりとできるのだから、少しうれしい。
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左の少し尖ったところが長者峰、右の方の三角山が高嶺、その右が悪沢山。

高い位置に通された林道は便利だけど、山を削って造成された分、崩壊が痛々しい。

さてこちらの稜線、歩きやすい道は森の中の遊歩道という雰囲気ではある。
あちらの道よりもコブが多い分、アップダウンが激しい。
樹林は躑躅系がそろそろ終わり、更紗や紅胴段の可憐で過剰の花が緑に映える。
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尾根歩きの中盤後半は上り下りが長くなり、樹間からの展望もほとんどなくなる。
ただ落葉松の樹間のむこうに大川入山のラインがうっすらと見えてくると鞍部が近い。
どんどん下がっていくと最低鞍部になり、少し右にねじれていく。

谷側に新緑の視界が開けるが、尾根のつなぎ目の不安定な部分である。
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大川入山登山三分割の残りは、斜度が急にあがりひたすら我慢ののぼりになる。

暗い樹林帯の上りを少し我慢すると、開けて明るいところに出る。
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太陽の光も十分で、振り返れば蛇峠山と歩いてきた尾根が見える。

ここからは背後から強い日差しが照りつけるので日除けの帽子があるといい。
また今日は、ここからうるさい虫が急に増えたので、防虫ネットをかぶる。
ふだんは帽子もネットも嫌いなので着用しないが、携行する必要性は大いに感じた。

さらに斜度があがると笹原があらわれ、ぐんと展望が広がる。
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眼下のどっしりとした尾根山塊が先々週歩いた高峰~来見山。

この眼前・眼下の笹原の広がりがこの山というかこの山域の特徴。

風に波打つ笹原はきれいな芝生のようだけど、本当はとても手強い。

来見山や見晴らし台から見えたあのなだらかなラインの山を横から見る。
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少しむこうに見える禿げたようになだらかなラインって、あれが馬沢山なんだろうか。
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見る分には素敵な景色だから、急な上りの苦しさもまぎれるというもの。
見上げる山頂方面に青空がないのだけは残念だ。
ここまで下山する人には何人も会ったが、皆さん、ホント朝が早い。

山頂手前の低い潅木帯を回り込むように進むと山頂広場に着く。
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先客はなし。
展望はあるような、木曽山脈の山々には雲がかかっていてしっかり見えない。
高嶺の山塊はしっかりと見られる。
来見山は分かるが、見晴らし台は少し影になっているらしい。
むこうからだって大川入山は見え辛かった。

休憩しよう、靴を脱いで・・・。
その後が続かない、何しろ虫がどんどん寄ってくる。
虫柱が立つ、とはいえないが、うるさいぐらいまとわりつく。
次に来た人も少しだけいて、逃げるように退散していった。
この時季はこれだからなあ、えいままよ仕方がない、ユンゲサン。

なんか下りは、疲れが取れないままの重い足取りでどすんどすん。

すると青空が広がり、元気に上がってくるたくさんの人とすれ違うようになったとさ。
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最低鞍部からの稜線歩きはアップダウンの繰り返し。

その上り返しを負担に感じるということは、疲れたというかやつれた証拠。
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この日、もっと遠くの長い山歩きを計画していたけど、無理しなくてよかった。
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自分こそ、沢の水でお清めが必要かもしれない。
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