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2018年11月 5日 (月)

山歩き:西尾根から雨乞岳

山歩き:西尾根から雨乞岳

鈴鹿の秋を愛でる週間、第3弾は雨乞岳に西尾根から上がる。
黄紅葉には本命の千種街道があるので、往きがけに初めての尾根を歩く。
雨乞岳のヘソや、イブネ・タイジョウ・千種街道を見る展望台や如何に。
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【山行日】2018年11月3日(土)    
【山 域】近江鈴鹿:千種街道、西尾根、雨乞岳
【天 候】曇り一時うす晴れ、稜線の風は冷たい
【形 態】一部往復の周回 単族 軽装
【コース】鳴野橋付近の駐車地、起点
P8:50--9:54蓮如跡--奥ノ畑谷一ノ谷--西尾根--11:40展望台--12:01雨乞岳--
--12:26杉峠--12:57向山鉱山跡13:27--13:41蓮如跡--14:36P

鈴鹿で紅葉といえば御在所岳、でも時期が長くてはずれがないのは千種街道。
藤切谷道には黄紅葉だけでなくシデやミズナラ、ブナ、カエデの大木が並ぶ。
西日に映える谷道は帰りの楽しみとして、往きはどのコースを選ぶのか。

定番の奥ノ畑か、ツルベ谷から清水ノ頭、それともタイジョウからイブネ方面。
ずっと気にはなっていても上がる機会のなかった雨乞岳の西に広がる尾根。
ヤブコギネットのY川師匠がこの春に西尾根と真西尾根のレポをあげていた。

黄紅葉にこだわらず、歩きに変化をつけるなら、今日こそがその日にふさわしい。

石榑トンネルを抜けるとそこは近江鈴鹿、最近はすっかり観光地のようす。
寝坊して1時間ほど遅くなったので、鳴野橋付近の駐車地はしっかり埋まっていた。
どうやって車を停めるか苦労しつつ、もたもた準備して歩き出す。

地元の作業の方が入山されているらしく、林道ゲートが開いている。
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千種街道、林道の歩きはじめは長くて単調だがウォーミングアップと考えればいい。
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桜地蔵では、Y川師匠に習い、家でなったみかんをお供えする。
今日のコースの一部はそのY川師匠のレポを参考にするので願掛けでもある。

蓮如上人一夜宿跡の手前にある塩津橋が、今日の事実上の出発点になる。
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その奥ノ畑谷出合で右折し、奥ノ畑方面へ急崖を巻くように進む。
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奥ノ畑谷に落ちるその急崖が、雨乞岳西尾根の末端になる。

高度感のある細くてへつる道の崖には、なんと取り付きの足跡が見える。
ここで尾根に乗れば、雨乞岳までは悩まずに一直線に行ける。
でもそれだとあまりに安易すぎる、少しは工夫をせねば、と先へ。

へつり、回り込むように台地に上がり、最初の渡渉をする。
まずまずの水量の谷、これが奥ノ畑谷主流。

いつもはここら辺から黄紅葉の森が迎えてくれる。
安閑とゆったり歩いて行けば楽しみはむこうからどんどんやってきた。
そんな3年間の歩きに決別すべく、今日は変化をつける。

すぐに奥ノ畑谷は左右に分かれる。
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右が主流で、左がおそらく奥ノ畑谷右岸第1支流の一ノ谷だろう。

どちらが主流(本流)でどちらが支流なのかは流れる水量で決まる、らしい。
本流に流れ込む支流とは、どの程度の流れからいうのか、それがよく分からない。
ふだんは枯れ沢だが立派な谷の姿形をしているのもある、それも支流なのか。
すべての谷(沢)には名前がついているらしいけど、名札が付いていることはない。
沢ヤさんならあたり前に知っていることだが、自分は疎い。

奥ノ畑谷から分かれた一ノ谷にはすぐに入らず、奥ノ畑谷を渡渉して中州に入る。
基本、渡りやすいところ、歩きやすいところを選んで行けばいいのだろう。
ここでは真ん中のヤセたところを進めばいいのか、川原に下りた方が楽か、悩む。
楽をしようと無理に川原に下りたのに、上がっていくとその先でいっしょになっていた。

地形図でみる一ノ谷は、奥ノ畑ほどではないが、緩やかな等高線である。
谷や川原がじんわりと台地状に広がっていくと、ダイラを期待してしまう。
それほどでもないのだが、その先のどこかに一ノ谷畑があらわれそうにも思えて・・・。
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すると支流というか分流が出てきて、どれが一ノ谷本流だったか分からなくなる。
こりゃだめだ、早く尾根に逃げなければ西尾根のつもりが真西尾根になってしまう。
ちょうど左側の尾根が低く下がってきていて、取り付きやすそう。

道はもちろんないし、斜面なのできつい上りになる。
今日はよく見かける鹿さんが、あわてて逃げていった足あとが残っている。
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変な穴に気をとられたりして、よっこらしょで尾根にあがる。

おそらく西尾根。
ここまであっちへふらふら、また戻ったりで時間だけはかかっている。
尾根はヤセていて上りも急になるが、一本道なのでペースは上がる。

両側にひろがる樹林も黄紅葉のはじまりで悪くない。
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現在地がピンポイントでは分からないが、樹間越しに見える山姿などであたりをつける。

杉峠の位置で高度をさぐり、崩壊が際立って見えるイハイガ岳で方角とか。
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それにしても、あの崩れようはなかなかのもの。

右手に出てきたえぐれたような斜面が地形図の崩壊地らしい。
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その縁を上がっていくと、ちょっとしたコバに出る。
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焚き火跡のようにみえた黒い部分は、小さなヌタ場だった。

振り返り、その右手をみると、下りでは確かに引き込まれるそうな尾根がある。

次の目標は展望台であり、見たわけではないが「雨乞岳のヘソ」である。

「ヘソ」は、右手むこうに見える真西尾根との間の谷で、特異は見つけがたい。
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遠くから見てそれらしく想像し妄想し、期待して接近しないと喜びはないのだろう。

丈の低い笹原が出てきて、斜面はさらに急になり、一歩一歩が重くなる。
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雨乞岳にはどんどん近づいているのに、広くてなだらかなので山頂が分かりづらい。

左手だけを注意して見ていると馬酔木の茂みがあり、その先に突き出しがある。
展望台だから露岩のようなものを期待したがそうではなかった。
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でもそこから北側には、270度の眺望が開ける。

正面、杉峠のむこうにイブネ。
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左にはタイジョウ尾根の先に近江平野がひろがる、滋賀県の山なのだ。
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右手には、雨乞から杉峠に下りる途中の露岩があり、人影もはっきり。
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立派な展望台だが、巨岩ではないのがちょっとだけ残念。

山頂へは丈が低いとはいえ笹原が横たわり、適当に歩くとすこし泳ぐ。
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案の定、もがいている間に靴紐が両方ともほどけていた。

ちょっとしたヌタ場があり、綿向をバックにデジカメる。
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ついでに南に続く尾根や南雨乞も。
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山頂に少しだけ寄り、東雨乞方面を見る。
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雨乞では一番の休憩地だ。

杉峠へ下りながら、あらためて西側を見る。
笹原がひろがりどこでも歩けそうだが道もないところを下りるのは簡単ではない。

杉峠への下り、いつもは湿っていて滑りやすいが今日は乾燥していてよし。
でも足運びを慎重にしないと、隠れた湿った地面に思わぬ落とし穴がある。

団体さんが接近中、露岩ではアウトドア料理教室真っ最中。
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ちょっと場所を借りて、先ほどの展望台を見る。
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いつも見えていたのに意識したこともなかった。

杉峠は千種街道の交差点、誰かが必ず休憩する場所になっている。
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左折し、千種街道・藤切谷道に入る。
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峠近くからすぐに鈴鹿では有数の大木があり、美しい並木道になる。
落ち葉が積もり、黄紅葉が南西からの光を浴びて映える。

うわさには聞いていたが、一反ホーソの衰弱があまりに早い。
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テントを担ぐ一団、今夜はイブネらしい。
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いつもなんども足の止まる大シデ並木、黄紅葉はどうか。
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もともとロケーションがいいので、それなりに様になっている。

向山鉱山跡で昼食休憩とする。
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こんな静かに包まれるようなところでなんの不満もない。
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塩津橋でふりだしに戻り、周回を閉じる。
朝とは逆の光を浴びる。
単調な林道歩きもなんのその。
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作業の方は木橋のゆるみや導水管の漏れなどを忙しく修理されていた。

今日の反省

黄紅葉はそれなりに、ここは街道の雰囲気がいいので必ず来たくなる。
雨乞岳の西に広がる尾根、次回は真西尾根だが、第4支流が探せるのか。
とまあ、それなりに次回につながる課題や目標ができてよかった。
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