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2019年1月 6日 (日)

日記:弘法山ハイキョング(定例山行)

日記:弘法山ハイキョング(定例山行)

正月2日は麗人街カヌー倶楽部の年に一度の例会、そしてなぜか山歩きの日。
わずかな構成員ながら寄る年波と世間の荒波にもまれてその開催すら微妙とは。
初詣の混雑を避けて選ばれたのは蒲郡の弘法山・乃木山という像の建つ山。
かつては観光でにぎやかな両山の園地を結んだロープウェイのその跡地を訪ねる。
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【山行日】2019年1月2日(水)    
【山 域】蒲郡市三谷温泉:弘法山、乃木山
【天 候】晴れ
【形 態】そぞろ歩き 軽装 HくんとNくん 
【コース】三谷温泉観光案内所付近からたらたら歩き回る
P11:10--11:20乃木山11:45--12:10弘法山13:20--13:45P

昨年は自分の膝が不調で山歩きができず、H君とN君には迷惑をかけてしまった。
体調を整えて今年こそは、だったがブラック職場のH君がぐったり疲れている。
出発前に1時間の休憩を入れて、様子を見ながらおもむろにコタツを後にする。
えっとそのなんだ、勤務時間前に休憩時間を置いて労働者のためになるのか?

車で勢いよく23号線に入ったのはよいがもたもたの列、反対車線を見ると大渋滞。
みんなどこへ行こうとしているのか考えつつ、西尾で早めに下りて旧道の地道で行く。
競艇も開催されている蒲郡市内はいつものように通り抜けるのが大変な町。
それは覚悟ができているのでぼんやりきょろきょろたらたら。
道の両側がすべてシャッター街というのは、今の日本のあるべき正しい姿でよし。

前方、山の上に堂々と立つ立派な弘法像が見えてきた。
胴色できりっとしているので遠くからでも目立つ。

まずは、にぎやかな歓迎ゲートをくぐって三谷温泉に入る。
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夜は電飾で鮮やかなんだろう、大きな温泉ホテル群。
道はすべて温泉ホテルの駐車場に吸い込まれていくのできょろきょろ。
私有地ではまずいのでなんとか公共の空き地をさがす。

道を上へ、どん詰まりの高いところが最初の目的地の乃木山。
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といっても標高は約50mぐらい。

あの乃木将軍の像が立っているからそう呼ばれている、らしい。
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だれがここに建てたのか、この地との関係は?
気になる人は自分でどうぞ。

我々の目的はロープウェイ跡地もあるが、もうひとつはこれ。
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延命山大聖寺・大秘殿。
かつて日本の観光地の一部にあったエログロ満載の秘宝館の類だ。
といっても2014年に閉館されたのでその跡地。

当時はこんな異彩を放っていた(有名廃墟・遺跡ブログより借用)。
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ただ屋根の形からも分かるようにその前は市営のプラネタリウムだった。
青少年のための学習の場が、星座から秘仏になり、そして廃墟になる。
ここでも今の日本のあるべき正しい姿が見られる。

外階段が使えるのでこそこそと少し探ってみる。
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下りて裏へまわると、証拠の品をみつける。
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他にもめぼしいものがあってよいのだが、多くは片付けられたらしい。
姉妹館の「岩戸山観世音寺・風天洞」(豊田市)に移されたかも。

建物の上にあがっていくと、すばらしい眺望が広がった。

三河湾、大島と竹島という蒲郡の観光名所、蒲郡市街、市を囲う山々。
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そして眼を弘法山方面へ向ける、と。
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かつてここから、あの山のてっぺんとをむすぶロープウェイがあった。

その間は約390mで、21人乗りのゴンドラが往来していたそうな。
市営で1958年に運行開始し1970年まで動いていた。
赤字続きだったので名鉄に譲渡されたが、1975年に廃止。

ロープウェイ発着場はおそらくこの建物(現在は観光所の施設)。
廃墟ではなくしっかりとリサイクル・リユースされている。
これが索道のあとだろう。
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次の目的地へ向かう。

観光地の近くで何かと大変だろう民家の間を抜けていく。
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車道を渡り、弘法山への坂道を上がっていく。
こちらにも三谷温泉のホテルや保養施設があり、市民プールの跡もある。

ぐるっと回るようにして進んでいくと弘法像の裏側に出た。
像の立つ丘の周囲には等間隔に石像があり、さながら霊場めぐりになっている。
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正面にまわって弘法大師像を見上げる。
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でかくて大きい、表情が濃くてリアル、でも頭でっかちでアンバランス。
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左手で子どもを抱えているが、その顔が大人と同じ、しかも鳩のたまり場になっている。

子安弘法大師像は1937年の建立、高さは18、78m(62尺)。
施主は滝信四郎という名古屋の呉服商で、旅館「常盤館」も経営していたお金持ち。
多額の金を、この弘法像や竹島橋、地元青年団などへ寄付(社会還元)している。

広場から少し下ったところに彼の石像もあるが、小さくて目立たない。
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今の日本には彼よりももっと金持ちがいっぱいいるらしいが、金の遣い方が違う。
少し前の日本を懐かしんでも仕方がない、彼こそ本当のお大尽(おだいじん)だったのだ。

横から像の裏手に上がると、池跡があり、そのむこうに三角点がある。
弘法山の標高は96.6m。

ところでここには売り出し中の観光名所がもうひとつある。
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「ラバーズヒル」で、恋人たちが愛を誓い鐘をならす場所だ。
ハート形の御札に願いを書いて金網に吊るし、南京錠などで堅く固定する。
いつまでも一緒が合言葉らしい。
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展望がこれまた素晴らしいので観光スポットとしては成功かもしれない。
パワースポットや神社がもてはやされ世相の映し鏡、その蒲郡版。

推察どおりここが、かつてのロープウェイの弘法山側の発着場。
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乗り場と索道の跡地の階段や踊り場その他をうまく転用している。
コンクリートの古さや鉄柵の錆び具合など隠しようがないが立派なリユースだ。

今日の目的はほぼ達成したので、子安弘法山の本殿に寄る。

金剛寺(高野山真言宗)で、そこにネパールの神様が付帯・同居している。
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門の近くでNくんが小さな秋を見つけ、霊場めぐりも不完全で、少し寒い。

意味不明の瞑想(迷走)に陥り、階段の下りでおおいにふらつく。
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今日の弘法山ハイキョング《山歩き(ハイキング)+廃墟見学》はなんとか終了。
来年の例会は大丈夫か、都会近くの山でお茶をにごすのか。
それよりも、自分の心配をするほうがもっと必要だ。

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