« 2019年8月 | トップページ | 2019年11月 »

2019年10月

2019年10月27日 (日)

山歩き:御池岳詣2019、泥濘の秋

山歩き:御池岳詣2019、泥濘の秋

紅葉の秋を求めて鈴鹿へ、恒例の御池岳詣をする。
このところのとんでも降雨や長雨から晴れの天気予報もあまりあてにできない。
それでもなぜか足が向いてしまう御池岳、霧の中、泥濘の道を彷徨う。

Dsc05938

【山行日】2019年10月27日(日)    
【山 域】鈴鹿北部:御池岳
【天 候】ガス曇り霧雨
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】鞍掛峠東側駐車地、起点
P7:17--7:27コグルミ谷登山口--8:28カタクリ峠--8:45八合目--9:10丸山--
--散歩・定点観測・淵めぐり・池めぐり--11:13鈴北岳--11:45鞍掛峠--11:56P

昨年の御池岳詣は10月28日、晴れの天気で青空が見えていた。
今年もそれを期待して朝早く出てきたのだが、道中で気分はダウン。
ただひとつの望みは鞍掛トンネル付近の駐車場が空いているかどうか。

コグルミ谷を過ぎると上の駐車場から下りて来る登山者はちらほらと少ない。
工事で封鎖されていた駐車地が開放された効果は大きいと見る。
それでも下山時には路駐がそれなりにあったから、人気の山はおそるべし。

用意して出発、まずは車道をコグルミ谷登山口へ下っていく。
今日もこちらから入って峠へ下りてくる周回コースの人が多いみたいで、人の列。
定番コースなのでその後も各所で同じ人と顔を合わせることになる。

三重県側から入山することになる御池岳、コグルミ谷コース。
人は入っても静かな、それなりに整備された急な道を上がっていく。
粘土質の土と石灰岩と木の根っこの道はしっかり湿っていてとても滑りやすい。
ふだんは枯れ山水の谷なのに、今日は水量の多い普通の谷だった。

Dsc05906

五合目を過ぎると急斜面になり、登山道はジグザグになる。
秋は足元に凝集されていて、栗の抜け実や落葉がたまっている。
シマリスの姿は見えず、手袋や服に霧が霜のように積もっている。

六合目のカタクリ峠が近づいてもそれは変わらず、休憩の人々。
ここからは緩やかな尾根道になり、御池の秋をそれなりに感じる。

Dsc05910
七合目・八合目も枯れた黄紅葉で、積もった落葉を踏んでいく。

Dsc05911

苔が生い茂る谷道を過ぎて三叉路の分岐を丸山に向けて上がっていく。
苔だけは青々しているが、滑りやすい道は泥濘そのものでぐちゃぐちゃ。
ぬかるみに足を取られ、気を抜くとずるっと滑り落ちていく。
丸山頂上を目前にして、どろんこ渋滞ができる。

それでもなんとか山頂の丸山へ、一応、御池岳の最高点。
石の積もった山頂は、ふだんは北に展望が開けるが今日はなし。
ここからは予定通り、御池テーブルランドの散歩に移る。

泥んこに汚れた靴を、朝露というか霧雨で濡れた草がぬぐってくれる。
その代わり、靴とズボンの足元はびっしょりになる。

奥の平のオオイタヤメイゲツ。

Dsc05914
来るたびにしょぼくなっているような気がしてちょっとさびしい。

奥の平南峰から臨むテーブルランド、ふだんは美しい起伏だが今日は無理。
濡れたシダ類の繁茂する草原をぐるっと回り込むように進んでいく。

Dsc05915
時に、大きな窪地や落とし穴のような池をのぞいていく。

Dsc05916

御池にはたくさんの池があり、喜んでデジカメるのはいつものこと。
ただ、池は池であってどれも似ていて特徴を見出すのは難しい。
自分の好きな池を決め、季節や年月を置いて会いに来るのがいい。

マユミ池の定点観測、手抜きしてズームで撮る。

Dsc05921

ここの淵はちょっとお気に入り。

Dsc05920
ここからテーブルランドをながめて秋を探す。

Dsc05919

次は幸助の池、ここも定点観測。

Dsc05923
この池は、御池で最も様になっている池だと思う。

崖側に回り、ボタンブチと天狗ノ鼻の両人気淵を見るのだ・・・。
だめだ、どんどんガスが上がってきて、うっすらと人影が見えるだけ。
あきらめて、幻想のような池のほとりで休憩とする。

Dsc05924

Dsc05925

ボタンブチへ一応、行ってみる。

Dsc05930
被写体としてはだめだったが、ガスの切れ目をねらって行く。
先ほどの場所を見ると、秋をなんとか・・・うーむ。

そんなガスが舞う中でもそれなりに人がやってくるのには感心する。

Dsc05931
他人のことは言えないけど、誰もが期するものがあるのだろう。

ふたたび丸山を通り、滋賀県側一般道に入る。

Dsc05932
植生保護だけでなく道迷い防止も兼ねてロープが両側をしっかりとガードする。
起伏もゆるやかなトラックコースを下っていく。

ところがここで想定外のこと。
ふだんは歩きやすいいい道なのに、今日は泥んこのぬかるみの道。
ずるずる滑るはすべる、危なくて仕方がない。
道を外さないようにロープで定めたことが、良くもあれ逆目にでることもあり、と。
その分、周囲の樹林の雰囲気やよし。

Dsc05933

Dsc05935

真の谷の源流の枯れた道にぶつかり、右折する。
定番コースは左折だが、こんな日こそお気に入りの「道池」に会いに行く。

Dsc05936
最も池らしくない、水たまりのような池。

日常では全くない、ちょっとした恋人のような池に再会して少し安心。
たとえ天気(青空)には恵まれなくても、これがあるからやめられない。

ドリーネを横に見ながら鈴北岳方面へ向かう。
瞑想の谷や北池はパス、ぐるりと大回りする昔ながらの道を行く。

Dsc05939
どんな時季でも青々としている苔の絨毯の中を歩くのがいい。
ただ、元池は、もういいか。

鈴北岳に近づくと、あらまあなんと天気が好転、青空が見えてくる。

Dsc05940
午後から天気になる、という予報は正しかったのだ。
でももう留まる気はない。

鈴北岳、いつもの360度の展望はまるでなし。
すんなりと鞍掛尾根道を下山する。
ただ一番懸念していたのは、この下り道。
こここそ泥んこぬかるみの道で有名だったところ。

それがなんともはや、よく整備された道はどこも滑るところがない。
道を外さないようにしっかりロープが張られているのは興醒めだが。
このすばらしい整備の結果、御池岳は入門定番コースになったのだろう。

Dsc05941

鞍掛峠で一息入れ、一番の難所といえる坂道を慎重に下った。

なんとか今年も御池詣ができて、それはそれで喜ばしいこと。

Dsc05918

 

| | コメント (0)

2019年10月20日 (日)

山歩き:大川入山、笹原に浮かぶ紅葉

山歩き:大川入山、笹原に浮かぶ紅葉

天気ほか何かとあって中部山岳の高い山や東北の紅葉へは行けなかった。
安・近・短でそれが味わえるのはここしかない、今日しかない大川入山。
天気予報に反してガス霧雨、途中から切れて青空、笹原に紅葉が浮かぶ。

Dsc05886

【山行日】2019年10月20日(日)    
【山 域】南信州:大川入山、阿智村
【天 候】曇りのち晴れ
【形 態】往復 単族 軽装
【コース】治部坂峠駐車場、起点
P8:01--8:06登山口--8:52横岳--9:44最低鞍部--10:19山頂10:49--
--11:13最低鞍部--12:04横岳--12:42登山口--P

安近短の山とはいえ、朝は早いし、準備も大変。
体調維持で通う猿投山では、家事を済ませて昼から入山していたのとは大違い。
前夜、就寝を早めたら寝付けず、堂々巡りの変な夢をみてはトイレで起きる。

休日の朝早くは、道路が空いていていい。
知立を過ぎ豊田市街を抜けて153号線に入ると、あれまあ行楽の車列が。
足助では雨が降ってくるし、ガスにしっとりと覆われたまま長野県に入る。

平谷の道の駅でトイレ休憩、いつ来ても駐車場は車がいっぱい。
治部坂峠を過ぎてすぐ左手の立派な登山者駐車場に入る。
えっ、なんだなんだ、かなりいっぱい、こんな天気なのに皆さん、早い。

「天気予報とちがうねえ、期待してきたのにこれじゃあ」
「台風もそうだし、最近の天気はおかしい」
「今年は紅葉も遅いというけど、この山はどうなんでしょう」
「また次の台風が発生したというし、先の天気も悪そうだから」

ヒマなおじさんたちの愚痴はつづく、そんなことより早く支度をせんか。
道路を挟んだ向こう側の駐車場から若い人たちが来て、どんどん出発していく。
傘も雨具も持って、とにもかくにも出る。

登山口までは舗装された道、雨でぬれて湿った道はすべりやすい。
前を行く夫婦連れが両手ストックで右に左にふらふらしている。
自分もだるくて重い足をゆっさゆっさのステルス前進。
奥さんの背後に近づきすぎて、ぎゃっと驚かれる。
すんません、クマには気をつけて。

登山口からはしばらく舗装が崩れた荒れた道が続く、しかもすべりやすい。

Dsc05852
沢にかかる橋を渡り、ジグザグの道で尾根端に上がる。
すると少しの上りで、根っこの入り乱れた道になる。

Dsc05901

Dsc05855

この山の特徴的な道に今日はぬれて滑りやすいが加わり慎重を期す。
ずっと下を見て、安心なところを探していくと、そこに秋がある。
周囲はガスが多い、暗いというか幻想的。

はじまりのきつい上りでじっとがまん、緊張から水を飲む。
時々カラマツの倒木があるが、通り抜けやすいように処置はされている。

Dsc05899
通行禁止の道も巻き道がきちんと整備されている、すべりやすいけど。

ガスはさらに濃くなった様子、前を行く人が霞んでいる。
いつもは右手に遠く大川入山のピラミダルな山姿が見られるけど、真っ白。
上りが緩やかになってくると少し開けた広場、横岳に着く、が通過する。

ここまでが大川入山登山三分割のはじめの部分、地味に辛い上りが多い。

三分割の真ん中は長い尾根の稜線歩きでアップダウンを何度もくりかえす。
十数個のコブのような小さなピークを越えて行く尾根歩き。
時々左右に展望が少しだけ開けるが、日陰になる時間のほうがずっとながい。

ここからは部分的に少し色のついた秋が見られると期待していたがどうか。

Dsc05857
うん、悪くはないが鮮やかでもない、でも撮るときは撮っておこう。

Dsc05859
おや、深い谷を挟んだむこうに長者峰や高嶺の稜線がうっすら見える。

Dsc05860

尾根歩きの中盤後半は上り下りが長くなり、樹間からの展望もほとんどなくなる。
その分、しっとりとした秋が味わえ、のどの渇きも抑えられる。
樹間のむこうが見えない分、ふだんは気にもしない樹林がおぼろげにガスに浮かぶ。

どんどん下がって最低鞍部に近づくと、なんと後ろから光が差してきた。
風は感じないがガスが飛んで舞っている。

Dsc05861
光は偉大なり。

Dsc05862

最低鞍部からは谷間のむこうに秋が広がる。
尾根のつなぎ目はとても不安定な部分でもある。

大川入山登山三分割の残りは、斜度が急にあがりひたすら我慢ののぼりになる。

Dsc05864
暗い樹林帯の上りを少し我慢すると、開けて明るいところに出る。

Dsc05865
太陽の光で紅葉や新緑が映え、振り返れば歩いてきた尾根と蛇峠山が見える。

鮮やかな紅葉には早かったが、明るい日差しのこの光景には満足する。
今日はちょっと無理して出てきたけど、報われた感じ。
このまま天気も期待できるので、日除けの帽子をかぶる。

上りは確かに辛いけど、明るくなった花街道を進む。
さらに斜度があがると笹原があらわれ、ぐわんと展望が広がる。

Dsc05887
この眼前・眼下の笹原の広がりがこの山というかこの山域の特徴。

そして今日は、その笹原に紅葉が浮かぶ。
少しむこうに見える禿げたようになだらかなラインが馬沢山なんだろう。
見る分にはとても素敵な景色なので、急な上りの苦しさもまぎれるというもの。

下手な数の何倍もデジカメる。

Dsc05869

山頂手前の低い潅木帯を回り込むように進むと山頂広場に着く。
単独さんがふたり、すぐにもうひとり、アララギ方面から夫婦連れ。
駐車場の車の数や途中に行き交った人数と合わないけど、まいいか。

座れる短かい長椅子は3つ、早いもの順で気にしないでおこう。
山頂からの展望を楽しんでいたら、あっという間にわんさかの人。

Dsc05878
あらためて思うに山頂はせまい、座ると景色はあまり見えない。
それでもみなさん、ここで休憩するわけだ。

山頂からアララギ方面へ足を延ばす。
恵那山も加わり豪華な秋の山風景。

Dsc05875
少し左に目を移せば、近くてとても遠い馬沢山。

Dsc05876

山頂からの下り、足元には注意しつつ、残りの秋を愛でる。
この山の一番の眺望はこの下りのわずかな時間に集約される。
雲海の向こうは赤石山脈だろう。

Dsc05879

途中、たくさんの上がってくる人に会う。

Dsc05893
往きには気がつかなかったセンブリやリンドウ。

Dsc05897 Dsc05898
そして横岳からの下りで、さようなら大川入山が。

Dsc05900
気をつけていても数回、ずるっとすべったのは弱った筋肉の所為。

もちろん長い下りの後、沢の水でお清めしたのは当然のこと。

 

| | コメント (0)

2019年10月 3日 (木)

山歩き:残暑トレの猿投山、あれはなんだ?

山歩き:残暑トレの猿投山、あれはなんだ?

10月に入っても夏日で、装備はもちろん真夏のまんま。
今の自分には山に行くこと歩くことが大事で、しっかりと汗をかく。
下を向いて歩いていたら、聞こえた物音の先に大きな生き物が。
おお、久しぶりだねカモシカさん、ちょっと写真を。

Dsc05825

【山行日】2019年10月1日(火)   
【山 域】愛知(地元):猿投山
【天 候】曇り時々晴れ、山頂の気温は24度
【形 態】周回、一部往復 単族 軽装
【コース】登山者用駐車場、起点
P11:12--11:41城ケ峯--武田道--12:17大岩展望台12:21--西宮--12:55東宮--
--13:10山頂13:29--13:41東宮--13:56大岩--14:19御門杉--14:37P

のっそりとした動きでこれはチャンスとデジカメで一枚、少しあわてた。
それが上の写真。
その後、斜面を上がっていく途中に振り返ったのでもう一枚。
珍しい生き物の被写体は久しぶりなのでちょっと得した気分。

問題は家に帰ってから。
ニホンカモシカだとばかり思っていたがじっくり見ると以前見たのと少しちがう。

Dsc05826
カモシカに特徴のあの黒いツノがない。
画面を拡大してみるが、そこはどうもはっきりしない。

いままで鈴鹿のコクイ谷や東三河の鳳来寺山、もちろんここ猿投山でも見てきた。
ぱっとみてあの特徴ある顔は忘れられないものである。
それに最近登山口にはこんな掲示板もある。

Dsc05768

まあ自分がもうろくして動体視力もデジカメ操作も衰えた、でいいのだが。

そういえばこの前、我が家の庭を飛翔していたチョウを撮った。

Dsc06854

ゴマダラチョウはそんなに珍しいものではないが、自分としては初めてでうれしかった。

珍しい生き物を見るのはうれしいし、それを撮るのはもっと楽しい。
トレヲさんのように生き物の生写真をしっかりデジカメりたいものだ。

| | コメント (0)

« 2019年8月 | トップページ | 2019年11月 »