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2019年10月27日 (日)

山歩き:御池岳詣2019、泥濘の秋

山歩き:御池岳詣2019、泥濘の秋

紅葉の秋を求めて鈴鹿へ、恒例の御池岳詣をする。
このところのとんでも降雨や長雨から晴れの天気予報もあまりあてにできない。
それでもなぜか足が向いてしまう御池岳、霧の中、泥濘の道を彷徨う。

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【山行日】2019年10月27日(日)    
【山 域】鈴鹿北部:御池岳
【天 候】ガス曇り霧雨
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】鞍掛峠東側駐車地、起点
P7:17--7:27コグルミ谷登山口--8:28カタクリ峠--8:45八合目--9:10丸山--
--散歩・定点観測・淵めぐり・池めぐり--11:13鈴北岳--11:45鞍掛峠--11:56P

昨年の御池岳詣は10月28日、晴れの天気で青空が見えていた。
今年もそれを期待して朝早く出てきたのだが、道中で気分はダウン。
ただひとつの望みは鞍掛トンネル付近の駐車場が空いているかどうか。

コグルミ谷を過ぎると上の駐車場から下りて来る登山者はちらほらと少ない。
工事で封鎖されていた駐車地が開放された効果は大きいと見る。
それでも下山時には路駐がそれなりにあったから、人気の山はおそるべし。

用意して出発、まずは車道をコグルミ谷登山口へ下っていく。
今日もこちらから入って峠へ下りてくる周回コースの人が多いみたいで、人の列。
定番コースなのでその後も各所で同じ人と顔を合わせることになる。

三重県側から入山することになる御池岳、コグルミ谷コース。
人は入っても静かな、それなりに整備された急な道を上がっていく。
粘土質の土と石灰岩と木の根っこの道はしっかり湿っていてとても滑りやすい。
ふだんは枯れ山水の谷なのに、今日は水量の多い普通の谷だった。

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五合目を過ぎると急斜面になり、登山道はジグザグになる。
秋は足元に凝集されていて、栗の抜け実や落葉がたまっている。
シマリスの姿は見えず、手袋や服に霧が霜のように積もっている。

六合目のカタクリ峠が近づいてもそれは変わらず、休憩の人々。
ここからは緩やかな尾根道になり、御池の秋をそれなりに感じる。

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七合目・八合目も枯れた黄紅葉で、積もった落葉を踏んでいく。

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苔が生い茂る谷道を過ぎて三叉路の分岐を丸山に向けて上がっていく。
苔だけは青々しているが、滑りやすい道は泥濘そのものでぐちゃぐちゃ。
ぬかるみに足を取られ、気を抜くとずるっと滑り落ちていく。
丸山頂上を目前にして、どろんこ渋滞ができる。

それでもなんとか山頂の丸山へ、一応、御池岳の最高点。
石の積もった山頂は、ふだんは北に展望が開けるが今日はなし。
ここからは予定通り、御池テーブルランドの散歩に移る。

泥んこに汚れた靴を、朝露というか霧雨で濡れた草がぬぐってくれる。
その代わり、靴とズボンの足元はびっしょりになる。

奥の平のオオイタヤメイゲツ。

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来るたびにしょぼくなっているような気がしてちょっとさびしい。

奥の平南峰から臨むテーブルランド、ふだんは美しい起伏だが今日は無理。
濡れたシダ類の繁茂する草原をぐるっと回り込むように進んでいく。

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時に、大きな窪地や落とし穴のような池をのぞいていく。

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御池にはたくさんの池があり、喜んでデジカメるのはいつものこと。
ただ、池は池であってどれも似ていて特徴を見出すのは難しい。
自分の好きな池を決め、季節や年月を置いて会いに来るのがいい。

マユミ池の定点観測、手抜きしてズームで撮る。

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ここの淵はちょっとお気に入り。

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ここからテーブルランドをながめて秋を探す。

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次は幸助の池、ここも定点観測。

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この池は、御池で最も様になっている池だと思う。

崖側に回り、ボタンブチと天狗ノ鼻の両人気淵を見るのだ・・・。
だめだ、どんどんガスが上がってきて、うっすらと人影が見えるだけ。
あきらめて、幻想のような池のほとりで休憩とする。

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ボタンブチへ一応、行ってみる。

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被写体としてはだめだったが、ガスの切れ目をねらって行く。
先ほどの場所を見ると、秋をなんとか・・・うーむ。

そんなガスが舞う中でもそれなりに人がやってくるのには感心する。

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他人のことは言えないけど、誰もが期するものがあるのだろう。

ふたたび丸山を通り、滋賀県側一般道に入る。

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植生保護だけでなく道迷い防止も兼ねてロープが両側をしっかりとガードする。
起伏もゆるやかなトラックコースを下っていく。

ところがここで想定外のこと。
ふだんは歩きやすいいい道なのに、今日は泥んこのぬかるみの道。
ずるずる滑るはすべる、危なくて仕方がない。
道を外さないようにロープで定めたことが、良くもあれ逆目にでることもあり、と。
その分、周囲の樹林の雰囲気やよし。

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真の谷の源流の枯れた道にぶつかり、右折する。
定番コースは左折だが、こんな日こそお気に入りの「道池」に会いに行く。

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最も池らしくない、水たまりのような池。

日常では全くない、ちょっとした恋人のような池に再会して少し安心。
たとえ天気(青空)には恵まれなくても、これがあるからやめられない。

ドリーネを横に見ながら鈴北岳方面へ向かう。
瞑想の谷や北池はパス、ぐるりと大回りする昔ながらの道を行く。

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どんな時季でも青々としている苔の絨毯の中を歩くのがいい。
ただ、元池は、もういいか。

鈴北岳に近づくと、あらまあなんと天気が好転、青空が見えてくる。

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午後から天気になる、という予報は正しかったのだ。
でももう留まる気はない。

鈴北岳、いつもの360度の展望はまるでなし。
すんなりと鞍掛尾根道を下山する。
ただ一番懸念していたのは、この下り道。
こここそ泥んこぬかるみの道で有名だったところ。

それがなんともはや、よく整備された道はどこも滑るところがない。
道を外さないようにしっかりロープが張られているのは興醒めだが。
このすばらしい整備の結果、御池岳は入門定番コースになったのだろう。

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鞍掛峠で一息入れ、一番の難所といえる坂道を慎重に下った。

なんとか今年も御池詣ができて、それはそれで喜ばしいこと。

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