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2019年11月 6日 (水)

山歩き:三筋山の海すすき

山歩き:三筋山の海すすき

海辺の稲取の町から三筋山へは125haの広大なススキ原、細野高原がある。
この高原の特徴は海の見える草原で、相模湾や伊豆七島が一望できる。
イベント参加の行楽観光は運にも恵まれて、納得のゆく展望山歩きとなる。

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【山行日】2019年11月1日(金)    
【山 域】東伊豆:稲取細野高原、三筋山821m
【天 候】晴れ
【形 態】往復 単族 軽装
【コース】細野高原駐車場を起点、山頂往復
出発点10:35--11:20約八合目--11:28山頂11:52--12:56出発点

今回の旅行の後半は伊豆半島、休暇村南伊豆に宿泊する。
朝、弓ヶ浜を散歩したあと、東伊豆まち温泉郷「秋のすすきイベント」に参加する。
宣伝文句は「黄金に輝く世界を散策、まだ見ぬ絶景!海すすき」だそうな。
イベント期間は10月7日から11月8日まで、シャトル送迎ほか各種催しがある。

海沿いの道路から見えた風力発電の風車が林立するあたりがそれらしい。
起伏のある道路から山域に入ると、時に狭いくねくね道になる。
すれ違いも難しい山間の生活・作業道はイベント期間中、車線規制をして対応。
随所に係員が案内に立ち、地区をあげての大事な観光になっている。

広い駐車場に車を停め、近くの入山受付で入山料600円を払い説明を受ける。
スタンプラリーもあって、楽しみながら観光山歩きができそうだ。
イベント広場や売店ほか臨時トイレも随所に設けられ、力が入っている。

出発地点の標高は約400m、目指す山頂までの標高差は約420m。

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それなりの上り下りがあってちょっとした、というか立派な山歩きである。
そんな山登りはイヤ、というたくさんの参加者のためにはシャトルバスの送迎もある。
マイクロバスでゆっくり遠回り、およそ八・九合目付近まで行ける。
そこから絶景ポイントまでは徒歩10分、山頂までは残り5分で、至れり尽くせり。
スタンプラリーについても、バス降り場から歩いて下れば達成できるというもの。

ということで、出発。

苦労は買ってでもする自分は歩いて、自分以外のほとんどの人はバス乗り場に直行。

はじめこそ沢を渡るため、下ってから上がっていく階段歩き。
そこからはカートが余裕で通れそうな幅の舗装されたコンクリート道になる。

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足の上げ幅が必要ない分、ふつうの道を歩く感覚でどんどん進んでいける。

周囲には面積が125ヘクタール、東京ドーム26個分というすすき野原が広がる。

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パンフによれば箱根仙石原の7倍という、東京近郊観光地の比較基準が面白い。

これから歩いていく道や目的地が一望できるのはなんとなく安心感がある。

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ふと香港のいくつかのロングトレイルを思い出す。
コンクリート舗装で幅も同じぐらい、海が見えるのもよく似ている。

前方の先を行く人は同類?否、生態というか植生を観測する調査員の方だった。
ススキ原とはいえ足元をよく見ればリンドウやセンブリ、リュウノウギクが咲いている。

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ヒョウモンチョウやシジミチョウがひらひら、ヤマカガシの幼ない蛇があわてて逃げる。

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暑い日ざしのもと、ずんずん歩を進める。

草原の合間に山並みが見え、なかなか美しい稜線だ。

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途中から勾配のあるジグザグの道になるが、舗装道なのできつさは軽い。
上りつめたところが約八合目のシャトルバス降り場で、係員やバスの乗降客がいた。

そこからは一応だれもが徒歩ということでえっちらおっちらと階段道を上がっていく。
左手におすすめ絶景ポイントがあらわれるが寄るのはあとにして山頂へ向かう。

山頂も明らかに開けた場所らしく、先を急ぐ。

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到着する前からどんどん広がる視界はいわゆる360度の展望というやつ。
展望台もありここまであけっぴろげだと苦笑。

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風車は稜線を北へと続き、そこで東西に横たわるのが天城連山だという。

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先ほどから見えていたのは万三郎岳や万二郎岳という有名な百名山だった。

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山腹に点在する家々が異様だが、土地が少ないというよりも別荘感覚での開発なのだろうか。

おすすめ絶景ポイントに下って行く途中の眺めもいい。

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絶景ポイントから山頂方面を振り返っても、いい。

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約八合目へ下っていくと、行楽客がどんどん上がってくる。

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さてその下りには、行楽客の一部の人が加わることになる。

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本当はここに一番の問題というか難点がある、と思う。
舗装された道は歩きやすくてちょっと油断するとスピードが出る。
それでなくても速度を抑えながらのつんのめる歩きなのだ。
コンクリート舗装の固い道は膝や足のいろんな部位にじわっとダメージを与えてくる。
みなさん、元気に楽しそうにしてるけど、明日は如何?

そんなイベント参加の行楽観光だが自分には納得のいく展望の山歩きになった。
こんなのは山歩きの風上にも置けない、とはまったく思わない。
むしろ人が多いからこそその隙間で静かなひとり山歩きができてありがたいこと。

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