山歩き:御池岳詣2020秋
山歩き:御池岳詣2020秋
一年ぶりの鈴鹿、紅葉を求めて恒例の御池岳詣をする。
なんだか病で気分が乗らないまま惰性で来ることについては反省。
晴れの天気予報にも逆目で翻弄され、濡れた泥んこ道を歩く。
奥ノ平から南部を右回りに淵に沿って散歩し記憶の上書きをする。
【山行日】2020年10月25日(日)
【山 域】鈴鹿北部:御池岳
【天 候】ガス曇り霧雨のち薄晴れ
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】鞍掛峠東側駐車地、起点
P7:21--7:36コグルミ谷登山口--8:23カタクリ峠--9:07丸山--散歩、奥ノ平・
南部エステイト・淵や池の定点観測--11:22鈴北岳--11:56鞍掛峠--12:11P
御池岳で困るのは駐車地のこと、竜と御在所とここはいつも三密。
もうひとつの心配事は天気、下界で晴れていても山の上は気分屋。
滑りやすい土壌と濡れた笹や草原はローファー靴には辛いのだ。
鞍掛峠東の駐車地はぎりぎりなんとか空いていた、単なる幸運。
それにしても変な間隔や横着な駐車が多く、後の車のことを考えてほしいな。
両隣の車のナンバーを見ると、「神戸」「香川」ほかに「堺」とか!
下山時には路駐がたくさんあったから、人気の山はおそるべし。
用意して出発、まずは車道をコグルミ谷登山口へ下っていく。
三重県側から入山する御池岳、コグルミ谷コース。
人は多くても静かでそれなりに整備された急な道を上がっていく。
粘土質の土と石灰岩と木の根っこの道は湿っていてとても滑りやすい。
五合目を過ぎると急斜面になり、登山道はジグザグになる。
秋は足元に凝集されていて、栗の抜け実や落葉がたまっている。
人気者の君だけはモデル慣れしてお疲れ、もとい元気様です。
六合目カタクリ峠を過ぎると緩やかな尾根道になり御池の秋を感じる。
七合目・八合目もそれなりの黄紅葉で、積もった落葉を踏んでいく。
そして、ここ。
ここを通るといつも、御池に来たんだという気持ちになる。
苔の谷道を過ぎて三叉路の分岐を丸山に向けて上がっていく。
苔だけは青々しているが、滑りやすい道は泥濘そのものでぐちゃぐちゃ。
ぬかるみに足を取られ、気を抜くとずるっと滑り落ちる。
ガスの中とりあえず山頂の丸山へ、一応、御池岳の最高点。
石積みの山頂は、ふだんは北に展望が開けるが今日はなし。
先客はみなさん同じ道を下っていくが、何を急いでいるのか。
ここからはいつも通り、御池テーブルランドの散歩に移る。
霧雨で濡れた草が汚れた靴とズボンのすそをさらに湿らせていく。
奥ノ平方面へ向かうと左下から先ほどの若者たちがあらわれる。
わざわざいったん下らなくても、すぐに行けるのに。
見れば、彼らの手元にはスマホ。
そしてすぐ先の開けたところでもう腰を下ろしてザックをあけている。
小物や火器と食材など、キャンプ調理か?
奥ノ平の象徴はオオイタヤメイゲツより健気な1本ブナだ。
てっぱん君が言ってたな。
奥ノ平南峰から見わたしてもよどんだ天気でいまひとつさえない。
道があるようで薄い踏後だけの、濡れたシダ類の繁茂する草原。
ここ数年はすぐにまゆみ池方面へ向かっていたが惰性はだめ。
南部エステイトもとい南部不動産もとい御池ワンダーランド。
しっかり開発されている。
すぐにでもタワマン並の展望絶佳、豊かな自然生活ができそうだ。
庭も花壇も、両肘ついた盆栽もあるでよう。
土倉岳を見下ろす。
下り口というか、御池への上り口からは道ができている。
おお、日が出てきた、映えるね。
ボタン岩の紅葉は趣があるのに、また曇ってしまって残念。
まゆみ池も遠目でないとさえないんだから。
定点観察重要地点の幸助の池。
ここで再び光に照らされる、太陽のめぐみ、もっと光を。
ボタンブチ、天狗ノ鼻に孤影。
ボタンブチから臨む秋色。
琵琶湖方面。
そしてずるずる滑る道をおそるおそる進み、道池慕情。
鈴北岳に来るとそれなりの天気になり360度の眺望だが、遅い。
最後は鞍掛尾根をちんたら下る。
鞍掛峠からの下りは急で要注意だが、傘やんの休憩場に寄る。
今年もなんとか御池詣できたが、喜ばしいで済ませては遺憾と。
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