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2020年10月 7日 (水)

山歩き:長野市民の山、飯縄山を歩く

山歩き:長野市民の山、飯縄山を歩く

旅先でのちょっと山歩き、北信の飯縄山を戸隠中社から周回する。

長野市の北西に位置し、手軽に登れる山としてまさに長野市民の山。

信越五岳(ほかは斑尾・妙高・黒姫・戸隠)のひとつとして存在感はいまいち。

百名山に選ばれなくてよかった、万人を受け入れる山、こういうのがいいんだよ。

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【山行日】2020年9月29日(火)

【山 域】北信:妙高戸隠連山国立公園

【天 候】曇り時々晴れ

【形 態】周回 単族 軽装

【コース】西登山口から飯縄山のち瑪瑙山から戸隠中社へ

西登山口9:30--9:58萱の宮--10:51南登山道合流--10:58飯縄神社11:06--

--11:14飯縄山山頂11:34--12:21瑪瑙山--13:34分岐--14:02中社P

 

休暇村妙高に三連泊し、のんべんだらりの日々の合間に山歩きする。

そこにいるなら当然、妙高山だが16年前に登っている。

宿の豪華な朝食を食べてから山へ向かえば、出発は9時過ぎになる。

往復8時間ほどの山に対してそれはとても失礼なこと、遠慮する。

火打山、黒姫山、高妻山、戸隠山なども以下同文。

すると、飯縄山しかない。

いい山を残しておいて本当によかった。

 

一般的に飯縄山への登山は南登山道が主である。

信仰の山らしく十三もの石仏があり、道中を見守ってくれている。

でも往復はもったいないし折角なので衛星峰にもよりたい、と西にする。

 

休暇村妙高から1時間余、黒姫山を大きくぐるり回って戸隠に至る。

戸隠は神社で有名なだけでなく牧場、キャンプ場ほかレジャー施設もある。

森の中心に一本道が通りわかりやすそうだが、いつ来ても迷いそうになる。

途中、黒姫山登山口にはそれなりの車が停まっていた、山日和。

戸隠の高妻山駐車場はといえばもうあふれるぐらいの台数だ。

 

中社付近で工事中の道の脇を西登山口目指して入っていく。

休日は大混雑するちびっ子忍者村の側を通るがとても道が狭い。

こちらは道端に3台駐車していて、そこまで送ってもらい、出発する。

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いきなりの急登はすぐにおわり、よく整備された樹林帯を進んでいく。

薄日の漏れるカラマツ混じりの道は静かで、淡々と歩く。

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先行者の鈴の音が聞こえる。

しまった、熊鈴を忘れた。

 

林道を横切り少し行くと鳥居と祠がある萱の宮。

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そこから少しずつ勾配を増すが万人向けのよい道である。

高度があがると徐々にごろごろの石の道になり歩きにくくなる。

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下りや濡れているときは滑りやすそうだ。

 

右手に少し展望が開けるが雲が出ていてはっきりしない。

南登山道に近づく尾根筋に出ると明るくなり視界が開ける。

岩と石が混在する道なので足の置き場に注意する。

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前方の先行者は足さばきが軽いので歩きなれた地元の人だろうか。

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振り返るとそれなりに眺めがいい、上がってきた高度に少しの満足感。

こちらの道にも石仏があってちょっと安心。

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行き先の雲間にはニセピーク、もとい飯縄神社らしきが見えている。

下りてくる登山者は早出の人だ、元気がいい。

そこら辺が南登山道との分岐というか合流点で、彼女は南へ下っていく。

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その先を見れば、道筋に行き交う数人の姿を認める。

 

ガスという雲間を、山頂は近いのか遠いのかすぐなのかまだなのか。

ぼやいていると目の前に鳥居が現れた。

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えっ、もう着いたの、でもピークらしくない場所だ。

 

少し進むと道端の石仏の周囲にだけシラタマノキ、にくいね。

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草葉に隠れた右手の下がったところに建築物がある。

飯縄神社の祠だった。

鳥居・祠・神社と山頂の位置関係が飯豊山にとてもよく似ている。

 

きれいなトイレブースもある。

飯縄山山頂へはいったん下って登り返す。

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山頂はかなり広くて大きな石がごろごろとしている。

どこでも腰が下ろせ、学校登山や多くの家族連れに対応できるはずだ。

雨の昨日とは変わって平日の今日は数人の人が点在するのみ。

展望はいいのだが座ったままでは見えず、端の方へ行く必要がある。

東側の飯縄高原新道方面が切り開かれていて一番眺めがいい、なんでやねん。

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休憩を終え北へ少し下ると右に霊仙寺山への縦走路がある。

時間と体力に余裕があれば往復したかったが、かなわぬ夢とする。

瑪瑙(めのう)山への道はゴロ石の滑りやすい急な道で、少し焦る。

慎重に足の置き場を見極めつつ、樹間を下りる。

 

しばらく下って振り返ると霊仙寺山へのなだらかな稜線が見え、後悔。

もう少し進むとちょっとした露岩があった。

 

ここからの眺めが本日の一番。

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どっしりとした瑪瑙山はそれなりに、右の美形は高デッキ山なのね。

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見る位置や高度、角度によってどんどん変わるので軽口は慎みたい。

露岩から見下ろす鞍部や緑の笹原の、遠目ならではの美しさ。

 

露岩からの下りをこなすと嫌な登り返しがあってふつうは少し落ち込む。

ところがこの平坦な鞍部の歩きはルンルン稜線歩きのそれ。

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瑪瑙山への登りもそれほどではなかった。

 

瑪瑙山の山頂へは少しの寄り道になる。

名前に惹かれて来ると、宝石のメノウはないが飯縄山の本体がしっかりと見渡せる。

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神社と山頂、霊仙寺山を繋ぐ稜線がなだらかでやわらかい。

反対側の西方面を見ると、あらまあ、いと興ざめなり。

この山の存在は雪山シーズンのボーダーやスキーヤーのものなのだ。

恰好の一服休憩場所てか。

 

その後はゲレンデをひたすら下り、怪無山手前の分岐で左、中社方面へ。

すぐに笹やぶの道になり、笹の背が高い。

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前日までの雨のしずくがぽたぽた、嫌なパターンだ。

 

すぐに樹林帯をジグザグに下る一般的な登山道になる。

いくつか沢を渡り、沢音が一段と大きくなるとふたたび分岐がある。

左、飯縄山、右、中社。

現在地の認識があいまいで、標識の意味がすぐにはよくわからなかった。

左の飯縄山へ、は別の登山道なのか?

否、おそらくこれは中社方面から来て西登山口へ向かう道、らしい。

 

右の戸隠中社方面へ進むとすぐに水路沿いの道になった。

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これはネットでも見ていた、とても印象的な道だ。

左側は急斜面、右に用水のような水路、道はその間を進む。

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この水路は水源でもあるらしくとても大切にされているのがわかる。

ただとても長いので少し不安になる。

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前方に開けたススキ原と戸隠山が見えてきて、標識も現れ一安心。

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左に踏み跡があるのに標識は示さず、右手の越水方面のみを指す。

どちらにも不明な自分は水路に沿ってまっすぐに進むという愚を犯す。

草丈の高いやぶに入り、浄水場にぶつかり、民家に突入。

広い車道を求めて、這う這うの体でようやく戸隠中社の駐車場に着いたとさ。

 

今日の反省

所要4~5時間の山ならいつでも歩けるように常に備えたい。

時に、飯縄山のような「あたり」もあるわけで、一応合格。

北信五岳ほか名山の並ぶこの地の山歩きは選択の幅がとても多い。

信州山のグレイディングで2B初級の飯縄山にしても山体が大きい。

衛星峰も多く四方に登山道がありいろんなレベルに応じている。

 

昔の思い出

夜中に笹ヶ峰に着き翌朝雨の火打山へ、ネマガリダケにとことん邪魔をされた。

雨なのでむれるのがいやだと短パンで妙高山、数十か所虫に刺され泣いた。

黒姫山は東のスキー場から、ここでも竹や笹にずいぶん足を取られた。

人気の登山道ではなかったので山頂付近で団体さんに変質者扱いされる。

距離があり時間のかかる高妻山へは早朝に挑む、これ常識。

歩き出しのキャンプ場でグランピングしているキャンパーたちを観察する。

優雅に椅子でくつろぐその結果が、朝から死んだ魚のような眼をしていた。

最近はソロキャンプが流行しているらしいけど所詮ブームにすぎないのでは。

モノやスタイルに凝って、うんちく垂れる様になったら・・・末期かもね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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