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2020年10月23日 (金)

山歩き:紅葉の伯耆大山へ

山歩き:紅葉の伯耆大山へ

旅先でのちょっと山歩き、中国地方は伯耆大山の紅葉を見る。
日夜崩落の激しい山体だが植生の豊かさと歴史の重みはずっしり。
西日本の人気観光地として名実ともにその大きな存在感を感じる。

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【山行日】2020年10月19日(月)    
【山 域】中国山地:大山(弥山)
【天 候】曇りのち晴れ
【形 態】一部周回、往復
【コース】夏山登山道~元谷
夏山登山口10:02--10:48五合目--11:42弥山--12:35行者谷分れ--
--元谷--13:21奥宮

今回の旅行は浅ましいとはいえ、例の強盗騒乱~を利用する。
三泊四日の実質二日で、休暇村奥大山と休暇村蒜山高原に宿泊する。

約50年前の学生時代、電車とバスで一度だけこの地へ来ている。
休暇村へは寄っただけで、学生の貧乏旅行では宿泊などできなかった。
先に蒜山高原へ、当時も人気の観光地でとても居場所はなかった。
流れて大山鏡ヶ成(現在の奥大山)へ、少し落ち着きジンギスカンを食べた。
途中で知り合った九大のN君と、社会問題や学生運動を喧々囂々。
だれかに「大山ならすぐに登れるよ」なんて言われたのだが、興味すらなかった。

前日の日曜日、長い道のりの高速で事故渋滞もあったがなんとか15時過ぎに到着。
受付で山のことをたずねると、しげしげとこちら(後期高齢者)を見て言う。
近場の擬宝珠山・象山なら小学生でも歩けます、大丈夫ですよ。
烏ケ山(からすがせん)は中級ですから、時間的にもちょっとお勧めできません。

ということで、擬宝珠山と象山をえっちらおっちら、夕日を浴びて歩く。
軽い気持ちで臨んだが、豊かな樹林に展望も優れ、十分に満足する。
山陰のマッターホルンと呼ばれる烏ケ山といえば、ずっと頂を雲が覆っている。
えーい忌々しい、姿も見せず無礼な奴、嫌いなヤブ漕ぎもあるし。

翌日、行き先を悩みつつ、相棒を「とっとり花回廊」へ送る。
となると、観光の合間の山歩きは必然的にここ大山になった次第。
天気予報は徐々によくなるとのこと、遅い出発は好都合かも。

ふもとの大山寺は一大観光地で駐車場もたくさんある。
主流は当然お寺参りの人々だが、大山登山の人もなんだかとても多い。
登山届の予定コースには、ア:夏山登山道往復、イ:夏山登山道~元谷、
ウ:下宝珠越~ユートピア、エ:その他、となっている。
初めての山で、準備も万全ではないのでイを選択する。

登山口に入ると、まっすぐの道がずっと伸びている。

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しばらく進んでも、前にも後ろにも人っ子ひとり見えない、なんなんだ。
よく整備された道は、ずっと上り一辺倒。
ここまで整えられた道は知らんとぶつくさ言うとやっとひとり、見つけた。

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自分のペースを守りつつ、ひたすら黙々と進む。
四合目を過ぎたころから樹相が代わり、紅葉が目立つようになる。

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時折、青空も見えるようになり、気晴らしになる。
すれ違う人も増えてきて、六合目ではお祭り状態、若さっていいなあ。

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この時刻だから下りて来る人も多く、団体さんに足も止まる。

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あれだけの数だと、山頂の崩落が3センチぐらい進んだのではないか。
よからぬことを考えていると、おっと。

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左手に視界が開けてきて、大山の鋭鋒の数々や北壁を見る。

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九合目の手前で山頂ループの木道になり、歩きやすくて気分が乗る。

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これがイチイやアララギの一種、ダイセンキャラボクね。

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あまりにうまそうなので一粒だけ口に運ぶ。
甘いねえ、毒を含む種はきちんとぺっ。

山頂らしき一帯が見えてくる。

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小ループを右回りで回る。
休憩スタンドとか木製桟敷席は山を楽しむ観光登山者でいっぱい。
きょうびの若者は火器を使う調理スタイルが大好きなようだ。
山頂から俯瞰する。

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弥山山頂から縦走禁止区間と剣が峰を見る。

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崩落防止で縦走は禁止だが、壁からの登山者は多いらしい。
そんな人々でヤマップやヤマレコは盛り上がり、一部お祭り状態らしい。

山頂から下界を見る、ガスでどうしても霞んでしまう。

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折角、霊峰大山に上ったのだが、いまひとつ気分が乗らない山頂だこと。
下りは山頂大ループの石室方面へ進む。

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かなり高度を下げていくのである意味がっくりだが、意味のある楽しい歩きだ。
石室や梵字ケ池、植生を見るこの木道歩きがなかったら魅力は半減する。

下りは上りと同じ道だが、とにかく足元に気をつけながら下りていく。
滑りやすいし、すれ違いも危なっかしい。
六合目を過ぎ、色めく五合目に近づいて分岐を右にとる。

行者谷道に入ると世界は一変する。

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道は狭くて急な階段になりきついが、目に入ってくる色がいい。

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色づいたクロモジやナラ、ブナが整列して迎えてくれる。

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それがずっと続く。

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経験の少ない自分だから説得力はないが、こんな豊かなのは初めて。

荒れた枯れ沢に出るとそこが元谷。

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逆光の北壁を正面から見る。

その後も樹林帯は続き、緑の多い、いわゆる巨木が加わる。
そして一段と大きな樹木の向こうに建造物が見えると登山道は終了。

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大神山神社の聖域になり、少し奥にはいると下山神社。

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なんかできすぎ。
その後も長い長い参道を下っていく。

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大山寺から休暇村への帰り道、展望台から烏ケ山や大山を見る。

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こんな時だけでも天気に恵まれてよしや。

ちょっと山歩きで、こんなに満足できるなんてありがたや。

 

 

 

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