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2020年11月24日 (火)

山歩き:川原峠から養老山、再び

山歩き:川原峠から養老山、再び

十分満足の今年の山の黄紅葉、最後はお気楽縦走コースへ来る。
昨年より10日早めたが遅かったか、時機選択は本当に難しい。
急登、ヤセ尾根、トラバへつり、ゆったり逍遥に急下降でぐったり歩きになる。

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【山行日】2020年11月21日(土)    
【山 域】養老山地:川原峠、養老山
【天 候】晴れ、冷たい風
【形 態】周回(一部電車利用) 単族 軽装
【コース】美濃津屋駅から少し離れた駐車地、起点
駐車地7:18--東海自然歩道--8:43川原峠--9:20避難小屋--10:09養老山--
--10:22小倉山10:47--10:54笹原峠--11:28アセビ平--12:25滝P--13:15養老駅13:31--
--養老鉄道(¥260)--13:36美濃津屋駅--13:48駐車地

コロナ禍とはいえそこは紅葉で人気の観光地、養老と養老ノ滝。
背後の養老山には山頂登山道が整備され年間を通してよく歩かれている。
滝上から三方山経由、小倉山・養老山であせび平から林道を下るのが一般的。
ごく一部の人が笙ケ岳をからめ、表山・裏山を踏む人はうんと少ない。
ふもとの養老鉄道を利用して山上を縦走するトレランさんや健脚さんもいる。

晩秋の紅葉を愛でる歩きに養老は最適で、お気楽縦走できればさらによい。
ローカル感満載の養老鉄道はそんな縦走登山のつよい味方である。
昨年は、養老駅に駐車して、まず美濃津屋駅まで電車で移動。
美濃津屋駅を出発点にして東海自然歩道で川原峠まで上がった。

今年は、駐車地を変更して東海自然歩道に近い公園駐車場に停める。
今日のコースは、尾根歩きが多いので南下は考えず、北上する計画。
太陽を背に受けるほうが視界が開けるから、自分は北上が好きだ。
そして電車の時刻をあまり気にすることなく、歩きの最後にゆったり乗って戻る、と。

東海自然歩道に近い公園駐車場は、道路から近くきれいなトイレもあった。
自然歩道に合流するために近道を探るが、なくて、急がば回れ、と。
広い道路脇を少し下って、美濃津屋駅から山に向かう一直線道に入る。

ここからは記憶に頼るところだが、いくつか分岐する道で不安になるのは残念。
川原峠方面を示す道標は随所にあるのでそれをきちんと確認していく。
石がごろごろとしている荒れた広い道だが、そのまま進んでいく。

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はじめこそ素直な山道だが途中からどんどん急な階段になる。
自然歩道特有の足の上げ幅が大きいので、あわてると息が上がる。
「マムシやヒルに注意」「熊出没」の看板もあまり気分のいいものではない。
歩き始めから感じていたのだが、静かで暗くて人の気配がないのも不気味。

きつい歩きに消耗していると、今度は別の試練がやってくる。
見た目はなんともなさそうな道だが半分崩壊しかけているトラバ道。

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そして倒木があり、急な階段が交互にあらわれて、それは峠の手前まで続く。

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川原峠に着くとほっと一息だが、反対側の下に林道が見えるのでがっかりもする。
休憩したいところだが少し後回しにして、右手の養老山方面へ進む。
少し上がれば東屋のある感じのよい広場があり、展望もよい。

そしてここが本日の、最初でしかも一番の目的地の「黄金ロード」。
しばらくは黄葉の樹木トンネルになるはずだった。
昨年はその名残りだけでもそれなりだったので、今年は10日も早めたのに。

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人生そんなに甘いものでないのは承知済み、うらめしく後ろを振り向く。

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こんなもんだぞ、文句を言うな。

少し先にも見所はあったはず、どうか。

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やっぱり一週間ぐらい遅かったのかなあ。
来年の課題ができた、ということで先へ進む。
尾根縦走のようなトラバ道のような、右手に視界があるので明るい道。

苦しい山登りではないがルンルン稜線歩きでもない、健康的な山歩き。
しばらく行くと津屋避難小屋。

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ここを上手に利用すれば楽しい山旅ができるとは何度も思ったこと。
一時期、ダニか虫が発生と、自分の記憶違いだといいけど。

誰にも会わないまま、少しの起伏を何度も繰り返して山上の散歩道は続く。
アセビとコケの道とか、左には源流部が何本も。
右手には樹間の向こうに濃尾平野。

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そして山頂には用がないのだが、養老山。
礼儀として寄る。

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記憶にある山名板が下に、というのはよくあるパターン。
装備も凛々しいふたりの尾根遺産。
人気の山域の養老で、今日初めて会う人々。
機能性も価格も高そうな登山スタイルなので圧倒されますわ。

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養老山から独標を経て小倉山の間というのはまさに漫歩だ。
わずかな区間にたくさんの人をやりすごし、小倉山園地で休憩する。

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日当たり以上に吹き抜ける風が冷たいのでじっとしておれない。
笙ケ岳と南のダイラを見ながらだれも寄らないあそここそ紅葉の盛りではないか。

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そう思っても、あそこまで行く気力はもうわいてこない。
退散する。
小倉山からの下りでもたくさんの人に会う。
笹原峠までくると、やはりほとんどの人が三方山方面に下りていく。
ここからアセビ平やもみじ峠までの稜線歩きこそ養老山歩きの華なのに。

疲れた体に急なアップダウンはきついが、高みを歩く優れた道だと思う。
樹間からは今までとちがって、左右に視界があるのだ。

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ただこの下り階段を見ると、ちょっとうんざり。

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でも、こんなのが眼前に開けると、来てよかったとも。

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旧牧場ことアセビ平に来る。

冷たい風が吹く今日のような日は、ここで休憩するのがいいのかも。
背もたれのあるベンチとか事務机もある、なんてシュール。

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道はもみじ峠へ続くが、ここで切り上げて林道に入る。
峠から古道を下りるよりもかなり遠回りになるが単調な林道を選ぶ。
目的は晩秋の名残の紅葉。

山道とはちがって気をつかう必要のない広い道をだらだらと下りて行く快感。
そして、たしかに残っていた紅葉の道。

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ふりかえると、光線が変わってまた乙なもの。

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カメラを手にしたおじさんたちで盛り上がっている。

いいじゃないか。

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そしてふりかえる、別物だね。

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ここも本心では昨年よりも遅かった感じ、でも落葉は今年の方がいい。
なにかと歩き疲れたが、それなりに充実のクールダウンにはなったとさ。

いわゆる一般登山口の滝駐車場にくると観光客がどっと増える。
ここからは喧騒の世界。

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静かな山とは異なる世界を見るのも大切なこと、いいじゃないか。
子どものころから何度も来ているけど、飽きることはない。

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養老駅にはさらにぐんと下り、硬い道の歩きで疲れる。

駅で電車を待つ間、楽しそうに話している人たちをぼんやり見る。

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ことばから外国の人が多い。
ベトナムの若い人とか、公園でもヒジャブを着用するムスリム女性とか。
天気のよい休日、誰もが来るのは人気の観光地だからこそ。
「養老の滝」だってすこしも素晴らしい珍しい滝ではない。
でも、伝統とか歴史とか、ブランドというものの重みを感じる。

電車を使った周回縦走山歩きは、変化があって満足感は高い。
次回は春、またはふたたび秋、もう一工夫して再訪したい。
冷たい風が吹くときは、北上よりも南下の方がよかったのではないか、と。

 

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