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2021年11月20日 (土)

山歩き:川原峠から養老山、三度目は?

山歩き:川原峠から養老山、三度目は?

紅葉を愛でる山歩き、経験と情報からねらいをつけて懇意の養老へ来る。
昨年は10日遅かったという反省から今年は一週早めたがそのもくろみや如何に?
三度目の正直なのか、人生は至る所運のみ、それとも新たな教訓はありや。

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【山行日】2021年11月13日(土)    
【山 域】養老山地:川原峠、養老山
【天 候】晴れ
【形 態】周回(一部電車利用) 単族 軽装
【コース】美濃津屋、農村公園駐車場、起点
P7:08--東海自然歩道--8:35川原峠--9:14避難小屋--10:05養老山--
--10:22小倉山10:51--10:58笹原峠--アセビ平--12:30滝P--13:12養老駅13:31--
--養老鉄道(¥260)--13:35美濃津屋駅--13:48P

今年の紅葉は遅れていたのに、ここにきて徐々に早まっている。
いにしえの歌人が心惑わされたように、今時の山歩き人も伝統を受け継ぐ。

今日のコースの一番の目的地は、川原峠から北に上がった坂の黄金ロード。
ある連中が養老から南下してきてそこで恩恵にあずかった、という過去レポ。
それを深く望みつつも、外してもほかの各所に見どころはある。

それに自分の心境の変化として、焦らずゆったりと味わいたい。
養老という人気の観光地と自然歩道という一見楽そうな縦走コースである。
でも距離は二十数キロにおよび、アップダウンも結構なものなのである。

稜線漫歩という都合のいい記憶は抑え、そこに至る苦しみを胸に刻む。

昨年も利用した駐車地に来る。
そこのトイレはバス停を兼ねていて、「農村公園前」の表示。
なるほど少し趣があるとは感じていたが、気が付かなくて申し訳ない。

出発。

ここから、美濃津屋駅方面から来る東海自然歩道に合流するのは少し難儀。
単純に向かえばいいのだが、ともすると短縮路がありそうに見えてしまうので要注意。
ショートカットするとどこかで鉄条網に引っかかるか、ヤブコギになる。

自然歩道は何度も枝分かれするが、きちんと表示がある。
林道のような歩道なのでペースを上げそうになるが、それは如何なものか。
辛い上りの記憶はどうしても忘れやすくなり、一気に次へ飛んでしまう。
単純な道だから速度を上げすぎてしまい、それが結構足にくるのである。
その負担が後半にじわじわと悪い方に効いてきて息の上がるもとになる。

それがようやく分かるようになり、自分も大人になったものだと思う。
気が付いた時にはもうすっかり高齢者、老人である。

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石がごろごろしていて急で歩きづらいこともあり息が上がる。
でも焦らずじっくり、体力の浪費を抑え、呼吸を整えつつ進んでいく。

崩落の進んだ斜面にネットで補修がされたところに来る。
とてもありがたいのだが、この補修は崩落の激しさに追いついていない。
そしてここから川原峠までずっとこの崩落状態が続くのである。
とにかく深い谷に落ち込む急斜面なので崩れが止むことはない。
自然歩道だからと変な期待はしないで、相応の覚悟をして臨むこと。

峠に近づくとあたりは開けてくるが、たぶんなかなかたどり着けない。
峠に上がりさえすればなんとかなる。
右手、養老方面へはさらに斜面を上がっていく。

道が急に広がり、東屋が見えてくる。
とてもいいところなので、ここで休憩する。

さて、うわさの黄金ロードや如何に。

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うーん、だったか。
期待しすぎた自分がアレだったな。
うまく予測したつもりだったが、そこが自分の甘ちゃんたるところ。

そこで教訓として、逆を考えてみる。
何も期待せずにここへ来ればよかったんだ。
だったら冷静に対処できるし・・・。

ルンルン山歩きも、記憶と違いかなりの高低差がある。
楽そうだなどと期待しないで覚悟が大事、ということ。

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避難小屋に来る。
この周辺はちょっとした公園風で、視界が一気に開けるところである。
ロケーションとしては申し分なし。

期待改め覚悟の、静かな歩きを続けていく。
と急に、前方に人の姿を認める。
きれいな尾根遺産のようだ。
今日はじめて会う人で、あわてていてマスクも出来ず。

養老方面からの人で、多度まで向かう、という。
エスケイプルートとしては石津とか。
強いなあ。
それなりに荷物も背負い、すぐに淡々と駆けて行った。

アップダウンはあるものの静かな山歩きは養老山まで続く。
そこからは一気に人気の山、観光地となる。
小倉山までの区間は独標も含めてそれなりに味は濃い。
展望もいいし、鞍部の灌木のその向こうに期待をもたせる。

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遠く、霊仙が凛々しい。

小倉山でぐったり休憩。
広場だが、ベンチの数が少なくてほとんどが埋まっている。
場所取りそのものが運だけのような気がする。

笙が岳や裏山、これから歩く独標と表山が見える(写真は割愛)。
遠くを見れば、もうかつての山体はない赤坂こと金生山。

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笹原峠まで下り、アセビ平までの痩せ尾根歩き。

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上下動がきついけど、左右に視界が開けるのが良き。

こちら側から登ってくる人が結構多いのはなぜ。

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アセビ平からは大回りの林道で下っていく。
もちろん、紅葉鑑賞のため。
ということは、すれちがったたくさんの人もそれなのか。

とそこへ各人が少しずつ離れて上がってくる一団。
疲れた様子で、そして聞かれる。
「山頂まではあとどのぐらい?」
「あと1時間はかかります」
「ええっ」

驚いて、しかも自分に怒りをぶつけられても困る。
汗がたらたらで重い足取りから、本当はもっとかかりそうだけど。
あとでわかったことは、養老町の『養老山頂登山道』の記述が紛らわしい。
入山口にこちらを勧め、所要時間の合計が分かりにくい、ことなど。
彼らは林道だから簡単と見くびり、ペース配分が分からずに怒った、てか。

さて紅葉の定点観測の、昨年おじさんたちが盛り上がっていた場所は?

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うーん、だよね。
自分のよみはすべてにおいてこうなんだ。

期待すれば当然外すことになる。
期待していなければ、逆に、偶然の幸運に巡り合える。
マイナス志向って捨てたもんじゃない。
そこからもう少し下っていくと、最初の場面に出会った。

そんな長い周回縦走コースも滝口の登山口・下山口で終了。
年間百万人が訪れるという観光地「養老の滝」園地に至る。
もちろんこちらの紅葉はまだ、でも観光客はいっぱい。
外国の人のグループ参加の多いのがある意味、特徴か。

養老鉄道の駅まではなお距離があり、下りで急いだので足の裏が痛い。
電車は40分間隔。
それなりの時刻で救われた。

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次回は北上ではなく南下で考えるのか、別のコースか。
なんとか歩けたことこそ、もうけものって感じでもある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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