文化・芸術

2017年6月12日 (月)

劇団どくんご『愛より速く2号』

劇団どくんご『愛より速く2号』

旅するテント劇団どくんご、今年は4月から11月まで日本各地をめぐる。
今年も「愛より速く」で、ふたつのバージョンなんだそうな。
4月から7月中旬までは「2号」、7月下旬から旅の終わりまでは「FINAL」で。
場所も例年は名古屋とか豊橋だったのになんと知多、景色ががらりと変る。
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【公演日】2017年6月11日(日)
【場 所】知多野間大坊・大御堂寺、特設”犬小屋”テント劇場
【構成・演出】どいの  【美術・衣装】五月うか
【出 演】石田みや 空葉景朗 五月うか 2B Lee

公演場所の知多は知多四国というぐらいで、空の大きさや景色が変る。
人口密度もちがうし、何よりも交通アクセスというのがよそ者には難しい。
悩んだ末の結論、車で行く。

通り過ぎる町や道路が知多サイズで知多ナイズされているから異境気分。
半田・武豊の東側から常滑・美浜の西に入るとこれまた変化が大きい。
でもって野間なのだ。
地理的なものだけでなく、歴史的にも移動する。
でも、なつかしのあのテントが見えるといつものあの世界に入っていく。
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音楽面のみメンバーを増強して華々しく始まる。
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2Bの手際の良い料理教室も健在。

中華鍋だけど、場所はアマルフィ海岸だったんだ。
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都会の喧騒の中、メンバーが言葉であそぶ。
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このコーナーはすっかり定着、というか一番受けがいいようで。

九州三姉妹はそれぞれ巣立ち、ローカル言語だけは健在。
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旅する合唱団のハーモニーは響く。

久しぶりの空葉景朗さん、よく声が出て汗もどばっどばっ。
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この深刻なやりとり、大きい人を相手に新入りのLeeさん落ち着いていた。
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場と奥行きをしっかり使ってめまぐるしく動く面々。
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照明も音楽もしゃぼん玉も綺麗きれい。
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最後はどいの親分がどや顔でほえる。
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今年も引き続き出演してくれた石田みやさん、演技はいつも通り明るく元気。

出番待ちの時は、なんか元気がなかったなあ。
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でも、ガチャでは念願通り「みやバッチ」が出たのですべてよし、と。

追伸、ところで久しぶりといえばFINALの時折旬さん、見たかったなあ、まだやけど。


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2016年9月23日 (金)

劇団どくんご『愛より速く』豊橋公演

劇団どくんご『愛より速く』

【公演日】2016年9月22日(木)
【場 所】豊橋市松葉公園、特設”犬小屋”テント劇場
【構成・演出】どいの  【美術・衣装】五月うか
【出 演】五月うか 2B 石田みや ちゃあくん iku サドゥ瑞穂
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昨年、旅・芝居の新しい展開を求めて1年間の休演をした劇団どくんご。

待ち焦がれた6月、名古屋公演を予約すると満席にはじかれる。
ふらっと行けばいつでも入れる、というのは遠い過去のことで時代は変わる。

「みんな!エスパーだよ!」の町は秋霖にけぶる。
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いまだ顕在か、残された張りぼてのかわいいロケット。

アーケード街を通りぬけていくと、声をかけられそうにはならない。
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スマートボールだなんて。

松葉公園に到着。
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待つ間、なつかしい顔と少し話す。

気がつくと傘をさした列がどんどんと伸びていた。
今回も、若い観客がさらに増えて、満員御礼。

『愛より速く』のはじまりは、楽団演奏から。
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新人はikuさんとサドゥ瑞穂さん。

ますます迫力アップの石田みやさん(今回も参加してくれてありがたい)とで九州三姉妹。
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エロスと腹芸はこれぞ新路線というか、おやじ殺し。
カメラなんてとても受け付けない姿態に茫然自失。

テレビ向きの語り芸人でもよかったちゃあくん、声が太くたくましくなったぜよ。
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料理の腕をあげた、といったら失礼な2B、停滞路線かも。
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即応、即答演技の連続で苦しい消耗だが、しりとり復活はなつかしい。
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いやはや緊張と緊縛の時間は秋の夜に消えて行く。
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この日、NHKFMの特集は「一日フォーク三昧」で、解説者はなぎらけんいち。
切れ味鋭い変態が売りなのにもったいぶった言い回しは老醜そのもの。
ノスタルおじさん・おばさん・その集団よ、恥を知れ。
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新しい地平を拓くお芝居や、音楽・人付き合いに明日をみたい。

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2014年6月21日 (土)

劇団どくんご『OUF!』

劇団どくんご『OUF!』
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【公演日】2014年6月19日(木)
【場 所】名古屋城山八幡宮、特設”犬小屋”テント劇場
【構成・演出】どいの  【脚本】根本コースケ
【出 演】石田みや 五月うか 高田百合絵 ちゃあくん
      2B 根本コースケ

『光の王に 私はなる!
電子は 止まれない ですから
誰でも 簡単に 殖やせます
宇宙人と いっしょに暮らすのは むずかしい
貴殿の 心の状態が 肝心であります
ちょっとした 真空のトリックだな!』

6月の今は日が長い。
ここに来る前に、今池のシネマテークでジャ・ジャンクーの『罪の手ざわり』を観る。
映画館では、前の作品の上映が延びて15分以上の遅れ。
失った時間、予定が狂ったことで、金を返せと怒る客がいた。
自分もこの芝居があるから、内心あせってはいたが、予定通り歩いて行く。
田舎から出てきて、街中をふらり散歩するのも楽しみのひとつなのだ。
今池から池下・覚王山、大きくてしゃれた立派なマンションが多い。
通りも広くて、こういうのが都会的なんだろうか。
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どんな人がこんな所に住んでいるんだろう。

おいおい、路チューですか。
高校生のような若いのではなく、三十代の大人が別れを惜しんで抱き合ってる。
街ではこんなのもふつうの風景なの。
ジャ・ジャンクーの銀幕風景なら拳銃でぶっ放されてもおかしくない。

気がつけば大学の歯学部のある末盛で、思いのほか早く来れた。
まだ十分に明るいし、会場の城山八幡宮へは2度目。
方々から入れそうだ、正門ではなく西からの坂道をぐるっと上がっていく。
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なんとまあ古風な建物だこと。
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こちらもだ。
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案内がきちんとあり、誘い込まれていく。
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へえ、来られて当然だけど、ここへ出てくるんだ。
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いつのまにか方角を失い、予想もしない展開って、やはりいい。

見慣れたテントを見、開場までまだまだ余裕があることを確認する。
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すぐに知り合いをみつける。
傍らを通り過ぎる人はお客さん、それとも八幡宮への参拝者なの。

予告どおり7時に開場、お客さんは多い。
席は、かぶりつきではなく、舞台全体をしっかり見渡せる正面。
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その間も若いお客さんがどんどん入ってくる。
隣に座ったおねえさんは、知り合いが多いようで何度も手を振っている。
聞くと、以前、劇団をやっていたそうで、その時の仲間とのこと。
なるほど、みなさん目がきらきらしていて反応も表情もいい。
どくんごも初めてではなく、面白いから来ている、と明回答。
テント芝居というけど、昔と今では認識が違うし、その間には何世代もあった。
なんやかんやとこだわり、難癖をつけていた時代こそ笑止。
そもそもそんなことを話題にすることがずれてるし、おかしい。
どくんごは、今も昔もずっと劇団どくんご。
いつの間にか数十年過ぎているが、彼らはいつも「今」の芝居をやっている。

始まりは怪しい一団。
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そして、いつものように。
まずは2Bが客席をにらみつけるように現われ、打楽器をセットする。
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今回は、メンバーが半分以上替わっている、はたして・・・。

音は多少の変化はあっても、いつものように落ち着いて聞ける。

さて、ひとりひとりや、からみはどうなるんだろう。

スター登場。

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聞き間違いや言い間違いに注意しないと、書き間違えるから。

これ、2Bの呪縛。

五月うかさん、気持ちよさそうに緊縛プレイ。
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こんなのもよくあるアイディアだけど、こなれてる。
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映像といっしょに演技。

劇の中心線だった根本コースケさん、舞台袖で笑う石田みやさん。
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昨年はクレジットもなく、あやしい存在だったちゃあくん。
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リフレインが多くて、三割ぐらい文が減らせそうに思った。
舞台ではなくテレビ向けのような声だし。
でも、しっかり受けていた。

元気いっぱいの高田百合絵さん。
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販売促進物品としても貴重な「がまぐち」の公開シーン。
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最後はふたたびそろって音出し。
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いつもありがとうさん。
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それにしても、2Bの引き締まった肉体にはびっくり(現物は自分の眼で)。
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あの力強い声を腹筋だけで出しているのだろう。
体脂肪率は数パーセントで、イチローやヨン様レベル(たとえが古い)。
このおじさんもそうだろうか。
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2014年6月16日 (月)

劇団どくんご『OUF!』のお知らせ

劇団どくんご 公演第二十八番『OUF!』

彼らがやってくる。
待ってたぞ。
勿論、行く。

名古屋公演

期日:2014年6月19日(木)・20日(金)
    毎夕19:30開演(19:00開場)

場所:城山八幡宮 特設”犬小屋”テント劇場

料金:前売・予約 3000円
    当日    3300円
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2013年9月27日 (金)

劇団どくんご『君の名は』

劇団どくんご『君の名は』

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【公演日】2013年9月26日(木)
【場 所】名古屋城山八幡宮、特設”犬小屋”テント劇場
【構成・演出】どいの
【出 演】暗悪健太 五月うか 2B どいの
     石田みや(第七インターチェンジ) 他

『名も知らぬ君を訪ねて・・・
       相呼び慕う
      恋のさすらい』

いつもの豊橋松葉公園での公演は6月で、行けなかった。
だから名古屋での公演は少しの不安もあったが、楽しみだった。
昨年、名古屋は豊橋と比べて客の入りが悪かったそうだ。
時期なのか、土地柄なのか、それとも。
ここ数年、出演者のメンバーチェンジが続いている。
旧来、客演、新メンバー、なんだろう。
チラシによれば、制作メンバーは毎度おなじみなんだが。

会場の城山八幡宮は覚王山と本山の間のちょっとした丘にある。

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それまでのしゃれたマンションなどが立ち並ぶ表通りから一気に暗い世界へ。
その一角だけ鎮守の森で、夕刻も相まっていた。
「犬小屋テント」を標榜するのにこれは大丈夫か。

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19時開場、19時半開演にはまだ十分の時間。

この神社には「連理木」があるそうで、拝観する。
あらまあ、おいたわしいことで。

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台風の影響で風が吹き荒れ、気温が一気に下がる。

すぐに日が暮れ、境内はテント明かりだけになる。

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開演を待つ、といってもちょこっと座る所もない。
開いてるテント内に勝手に入り込む(いけないこととは分かりつつ)。
そして、その前に見てきた映画のことを振り返る。
すると、あわわわっ、やぶ蚊の攻撃にあう。
すぐに劇団の方が、蚊取り線香を随所に置いてくれる。
スキンガードもあるそうで、準備は万端なのだ。
これが、この劇団どくんごのある意味での特徴だろうか。

客入りは心配するまでもなく、入った。
客層も幅広く、老若男女、外国人の方も見受けられる。
かつてのそれらしい人はいなくて、若い勤め人らしきが多い。
これも、この劇団の特徴。
少しお歳をめした方や女性には毛布やブランケットを渡している。

さて、開演。

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いつも通りいい音を出してる。

昨年は見られなかった暗悪健太さんも、いい味を出している。

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2Bは相変わらず、と言うより、ますます磨きがかかってきた。

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彼の場合、舞台の上も、そでにいる時も、受付をしている時も、
それこそどんな時でも、彼一流の緊張感とダンディズムを保ち、
ずっと演技をしている。
ひょっとすると、風呂に入っている時も、トイレの中でも、
ずっと居ずまいを正して、ひとりでごちてるのかもしれない。
どんどん面白くなっている。

五月うかさんは、安心という存在。

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彼女のいつも通りは、この劇団そのものなのかな。

で、どいのさん。

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今回はまた派手に、いったいどうしちゃったのか。
ま、こうしてバランスをとっているのかな。

そして、客演?の石田みやさん。

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うまいなあ。

ずっとこの劇団にいるみたいで、息もぴったり。
声も太いし、迫力もある。

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終演後、少しお疲れモードだったのが、気になった。

来年も見たいけど、無理なのかな。

付け足し。

名古屋だけの特別出演、パフォーマンスチームのプレジャーB。

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これは見ていて苦しかった。大変なことが起きていたかも。

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お疲れさまです。

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2012年12月 5日 (水)

GARAKUTA Vol.4カケルヒロゲルガラクタ

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【訪問日】2012年12月4日(火)
【会 場】劇団pH-7地下劇場★密室シアターⅣ★
    名古屋市中区栄2-6-5中島ビルB1FB号
    電話052-263-3722
    最寄りの駅、JR千種駅または地下鉄新栄駅
【出品者】ばばとしお、阿木暦
    電話0564-54-8705

ばばさんと阿木さんの絵と写真、その他満載の展覧会。
かれらの生活の一部がそのまま作品になっている。
その総集編。

ビル地下におりるとそこには懐かしの空気が漂う。
かつては当たり前のように吸っていたあの匂い。
決して忘れていたわけではないのに、
いつの頃からか、逃げていた。
ここにいると、山歩きで使う表現、
静かな歩きができる。

12月8日(土)には18:30から
「偽阿木と阿木とばばのアクションモドキ」
というパフォーマンスもあるそうな。
かつて劇団白髪小僧として活動、あれから幾星霜。
いろんな意味で若年寄の反対、老青年のパワー発露なるか。

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2012年9月30日 (日)

劇団どくんご『太陽がいっぱい』

劇団どくんご『太陽がいっぱい』

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【公演日】2012年9月28日(金)
【場 所】豊橋市松葉公園特設”犬小屋”テント劇場
【構成・演出】どいの
【出 演】2B 内田裕子 五月うか どいの
     サンチョルJr. たかはしみちこ

「何してるの?」
「泳いでいるのさ」

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今年も来た、待ってたぞ。
でも不安だった。
何がって?
案内をもらって見ると、メンバーがかなりかわっている。
暗悪健太さん空葉さんも、また時折旬さんもいない。
何よりも、まほさんがいない。
五月うかさんとどいのさんは当然として、それに2Bか。
新メンバーはうまく絡めるのだろうか。
ことば対決というか、台詞ボクシングで対等に打ち合えるのだろうか。
アドリブ突っ込みに固まってしまわないか。

夕刻、名古屋から豊橋往復切符を利用してぎりぎり間に合った。
JKほかにぎやかな人々と、見回る人も多い豊橋駅前の喧噪。
猥雑な雰囲気はいつものこと、松葉公園に来るとなんだか静か。
これって逆転してるぞ。
でも、薄明かりのテントを見つけてほっとする。

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開場時刻を過ぎてはいたが、開演には余裕が。
案内もそのほかもなんかやさしそう、声がマイルド。
場内もいつもと同じで安心する。
グッズ担当が五月うかさんではない?これ大きい変化。
観客層はかなり高め、熟年いっぱい。

しかしその、舞台上に張り巡らされたロープ類が不思議だ。

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舞台背景の幕画と、出演者と、大いにじゃましあう。

万国旗もあるが、それらを張ったり取り込んだりで、忙しい。
それがかえって妙にテンポをあげてもいる。
だれがどれをどうするか、決め事があるようなないような。
舞台で演技が執り行われているその時に、
背後で周囲で整然と無駄なく慌ただしく動き回る。
うん、これもやはり演技、演出なのだ。
舞台同様、見ていて興味深いし、面白い。
舞台を喰ってはいけないし、なおざりでは気をひかない。
2Bなんて、本当に目立つんだが、さりげなく美しい。

舞台は、往年の名画音楽「太陽がいっぱい」で始まった。

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掟破りのような、ずるいようなこの掴みはうまい。
でもチラシの背景は「ひまわり」なのだ。
午前10時のロードショー。ワンコイン。

舞台は、背景カーテン幕画の変化に引きずられていく。

そう言えば最初に、関西弁で概要説明があった。
テント芝居でこんなの初めて聞いたぞ。
サンチョJr.って、フォーク界の坂崎のようで器用な存在か。
五月うかさんとこんな対峙もこなしていた。

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いやはやお疲れさま。

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「旅の絵本」と、どいのさん。バンジョーの響きよろしくお疲れさま。

言葉が大きな声で乱射され、激しく動き回るのもいつも通り。
役者さんの対決がかなり減った分、すっきり引き締まっていた。
2Bなんて、発想が面白いというか、かつての大声ではなく、
パントマイムに近い動きと表情で、観客を惹きつけていた。

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五月うかさんはどこでもいつでもベテランの味、
足りないモノにさりげなく潤いを与えていく。

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でもって個人的に一番気に入ったのが、たかはしみちこさん。

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舞台上はもちろん、それ以外の動きや表情がお見事。
他の人が演じている時に真剣に応援し、見守っている様がいい。
時に体育会系のように水分補給しつつ、汗びっしょり。
最初、あまり目立たない優男と思った不明を恥じる。

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今年の劇団どくんご、近年になく分かりやすいし、まとまってる。
メンバー変更のことを心配していて申し訳ない。
この集団は、お互いをぶつけあって大きな力を造りだしている。
そして、どんどん成長している、うらまやしい。

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2012年7月12日 (木)

『安達勝典 魅入った40年』写真展

「第2回 安達勝典 魅入った40年」写真展

【訪問日】2012年7月12日(木)
【会 場】刈谷市美術館 全館(刈谷市住吉町4丁目5番地)
【出品者】安達勝典さん
【会 期】7月11日~7月15日(日)午前9時~午後5時

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ある土地へ行ってそこで見た景色に圧倒されることがある。
そんな場所をさがして行くこともあれば、
思いもよらず偶然に遭遇することもある。
いずれにしても思わず息をのむような景色にあえることは幸運である。

どんな景色に心を奪われるのかは人それぞれ、感じ方だってみんなちがう。
でも思わず魅入った場面を写真に切り撮れるなんてやはり幸運である。
そんな幸運に恵まれた方が写真展を開いている。
市井に生きるふつうの方(と勝手に自分が思っているだけ)が、
撮りためてきた写真を引き延ばしたり、整理して見せてくれる。
第2回ということは、前回の評判がよくてさらに求められた結果である。

安達さんは、フルマラソンや登山、旅行に競馬、なんでもござれの方。
ここでは、旅行先で撮られた作品が中心になっている。
ネパール、カナダ、スイス、ニュージーランド、そしてハワイ。
日本では、北海道、新潟、長野、九州、屋久島など。
山岳風景であり、豪華な花畑であり、桜並木や人と馬が駆ける。
有名な観光地も、いままで見たことのない場所もある。
とにかく、よくぞここまでいろんな場所に降り立ったものだと感心する。
別にプロのカメラマンでもないし、コンクールを目指すのでもない。
行きたいところへ行く、いいものをたくさん見る、だろうか。

そのためには金を稼がなければならない、会社勤めだ。
身体がある程度丈夫でなければならない、だから鍛えている。
休暇をしっかり取っている。
そのために働いているのだ、この姿勢が一貫している。

こういうことが普通にできる社会でありたいものだ。
うらやむ前に、だれもが行動を起こし、出かけてみればいい。
行った先で、人生観が変わるような景色にあえばいい。

思い立って最初の旅、何もかもが不安な旅。
その時がいちばんのチャンスだと思う。

ところで安達さんの今後は?
出身地の新潟県で○○していきたいそうな。
さらなる幸運を祈りたい。

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2012年4月26日 (木)

『神々の座パート2と高嶺の花』展

「神々の座パート2と高嶺(たかね)の花」展

【訪問日】2012年4月26日(木)
【会 場】安城市安城町市民ギャラリー
【出品者】前川滋さん

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ヒマラヤの地にあこがれがあり、前回の写真展にはとても惹きつけられた。
美しい山の写真はそれだけで素晴らしい。
ヒマラヤの有名な、それこそ神々の座は有名な写真家の作品集で見られる。
身近な(といってもこの場合、住まいが近いというだけ)方だとどうか。
どんな方法で、どんな風に歩いて気に入った対象物を納めるのだろう。

前日の朝日新聞が紹介していた。(以下、記事から引用)

ヒマラヤの自然 撮りためて140点(2012年04月25日版)
青いケシの写真などを集めた個展を開く前川滋さん=安城市の市民ギャラリー
●安城のアマ写真家 個展
ヒマラヤに魅せられた安城市のアマチュア写真家が
6年がかりで撮りためた作品140点を集めた
「神々の座パート2と高嶺(たかね)の花」展が25日、
同市安城町の市民ギャラリーで始まる。
朝夕の山々の表情と高山の花々に焦点をあて、
のべ12回の遠征を重ねた成果だ。
撮影したのは全日写連会員前川滋さん(76)。
県職員として林業指導にあたった経験から山岳写真を撮り始め、
退職後にヒマラヤの8千メートル以上の14山すべてを撮影。
2005年に写真展「神々の座」を開催し、今回が2回目の個展になる。
今回展示するのは、
ネパールでの5回計177日のトレッキングで記録したエベレストなど
8千メートル級の山を含む山岳写真75点と、
ブータンや中国への7回計62日間の旅行でカメラにおさめた花々65点。
すべてポジフィルムで撮影し、山岳は全紙、花々は半切サイズに統一した。
山岳写真では、夕方の12分間に影がエベレストの山肌を上っていく様子など、
日差しによる表情の変化にこだわった。
花々は標高3千メートル以上で撮った作品ばかりで、
ヒマラヤの青いケシとして知られるメコノプシス属を25点並べた。
前川さんは「高山を歩くうち、過酷な環境の中で開く花の生命に魅せられた。
今後は国内での撮影に励みたい」と話している。
5月6日まで。1日は休館。
~~以上を朝日新聞より引用。

神々しい山の姿はそれだけで圧倒されるが、
圧倒されっぱなしでは、それこそ息がつまるというもの。
今回は、貴重な高山植物の花々もありそれこそ花を添えている。
でも、そんな一枚一枚を撮るためにかなりの苦労があったことだろう。
撮影地点の標高が五千メートルを越えている所も多い。
撮影にふさわしい空気の澄んだ時間帯は早朝や、夕方だ。
そこへ足を運ぶには夜中に歩き始めなければならない。
夕方の撮影だと、終わってからの下山は闇下だ。
高所での滞在は高所順応などそれだけで大変だ。

自分が気に入ったのは、カンチェンジュンガ山域の怪峰ジャヌー、
そして、ヒマラヤ襞際立つカンレヤムだ。
鋭い峰を突き立てるヌプチェもいい。

出品者の前川さんは、物静かな語り口の方で、
となると、内に秘めたものが相当なものなのだろう。

タイトルが神々の座と高嶺の花なので、
人の息吹や歩く道、生活感がまるでないのがないものねだり。

自分も元気なうちに一度しっかり対峙してみたいものだ。
ありがとうございました。

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2012年3月19日 (月)

スキガラクタキライVol.3

GARAKUTAスキガラクタキライVol.3

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【訪問日】2012年3月18日(日)
【会 場】ギャラリー彩雲堂(岡崎市康生通南1-17)
【出品者】ばばとしお、阿木暦

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ばばさんと阿木さんの絵と写真などの展覧会。
かれらの生活の一部がそのまま作品になっている。

ばばとしおさんはかなり大きい油彩。

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点描画に近いタッチの明るく楽しそうな絵。

でも、中をのぞくととてもそんな風ではない。

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ひとつひとつの部分を見ていくと、こわい。

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でも大局的見地に立つとバラ色。

ばばとしおさんはこんな絵を描いていたんだ。
ちょっとびっくり、ふだんからだと、
マグリットに惑星メランコリアが乱入したような印象、偏見。

このGARAKUTA展そのものは今回が3回目。

第1回は「バルカン★ガラクタ展」
バルカン(+ハンガリー)で出会ったガラクタと、
絵と写真の展覧会。

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昨年の第2回は「ガラクタ★ショクドウ」

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毎年、3月のこの時季に開催されていて、
不幸にも自分は観覧しなかった。
今回足を運んでみて月並みな言い方だが、後悔した。
機会を逃すと穴埋めはできないものだ。

花粉症ほか一年で一番巡り合わせの悪い時期とはいえ、
かれらは目標を定めていたんだ、脱帽。

毎年かれらに会うのは、劇団どくんごなどの芝居小屋。
かれらは学生時代から演劇芝居活動を日常としていた。
かれらの誘いや影響でなんとたくさんの芝居が見られたことか。
黒テント、紅テント、風の旅団、白髪小僧、その他いっぱい。
そんな活動をしつつ自分たちの昔のルーツってのも忘れていなかった。
大変失礼な言い方をしたが、ただ自分が知らなかっただけのこと。

阿木暦さんの線の動きは軽やかで美しい。

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余技で似顔絵もされているから、デッサンがきちんとしている。

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そして何よりも今回刺激を受けたのが写真。

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ばばさんもだが、かれらが異国の地を歩いて見るもの。
そこで感じたものがびんびん伝わってくる。

かれらが行く所はおよそ普通の人が歩く所とはかなり違う。
でも最近はそんな普通でない人が結構多いのも特徴。
違いは、同じ所を見た時の感じ方、切り取り方だ。
その感性や感覚がうらやましい。

彼女がこつこつ作成したエッセイ本やフォトブック。

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まずは「ポルトガル食堂」と「灼熱のセルビア」を購入。

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「灼熱の~」にはしっかり「クストリッツァ」が出ていた。

日本では2009年上映の『ウエディングベルを鳴らせ』。
村が戦場なのに一方では・・・、あれなんだよな。
自分もその年のトップに選んだのは当然で、あの感覚と余韻。
おっと脱線。

キャロル・キングが流れるギャラリーでまったりと過ごす。

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こんな場、展覧会があるんだ。

思わず時を忘れ、片づけを手伝っていた。

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来年もよろしく。
初日は無理でも早くに訪れます。

ありがとう、おつかれさま。ばばさん、阿木さん。

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気になったのがこの乱舞。写真ではなく、行ってなんとしてでも見たいなあ。

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