日記・コラム・つぶやき

2017年7月12日 (水)

日記:猿投山の公式?草取り、笑う資本主義

日記:猿投山の公式?畑の草取り、笑う資本主義

629+2=701 
ヤマレコでみたこれ。Sさんが書いている。

6月29日は猿投山の標高(629m)にちなんで「猿投山の日」と。
てっぱんさん他が提唱し、制定記念日当日、記念ボードを設置している。
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一時期、というか今もその記念版さがしで一部盛り上がっている。

先の629+2=701、なるほどと思いつつ実際はまるで分かっていなかった。
計算上はふつう629+2=631で、631は猿投山の最高地点の標高らしい。
+2の2は2日ということで、6月29日に2日加える(過ぎる)と7月1日。
先に習えば、7月1日は「猿投山最高地点の日」とも。
猿投山に数式上の公式でもできたのか、と期待したのは自身の耄碌だった。

この前、登山口駐車場で靴の店が試し履きの出前をしていた。
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なじみのモントレイル靴もどっさり。
レオナから出発したモントレ生活、自分の場合はずっと助かり、充実している。

でも山頂で会ったこの人の足元を見たら、浮気しそう。
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あの有名なブログ「猿投山の達人」とも連続でニアミスした。
おそらく何度も会っているはずだが、面と向かって話したことは一度もない。
最近のレポ「南駒が岳~越百、擂鉢窪避難小屋での夜」は身の毛がよだつ。
猿投山の達人であることは明白、ただ、他の山では勝手が違うようだ。

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週に一度、畑の手伝いに借り出される。
6月末の頃、雨が続いて畑の草が日ごとにぐんぐん伸び放題。
早いうちに始末しないと大変、とは思っていたが。
このところの、かんかん照りになってからの作業である。
根を詰めるには軟弱なので、作業は1日ではとても終わらず連日に。
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それにしても雑草とはよくいったもので、しっかり根が張ってたくましい(憎たらしい)。

雑草とはいえ、野草の一種で、イネ科植物がほとんど。
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ただ植物にも人間のこの法則はあてはまるらしい。
人は弱いから群れるのではない、群れるから弱くなるのである。
ぎっしりと密に茂ったところは大変そうだが、土が湿っていて剥ぐと一網打尽にできる。
まばらに生え丈の短いのは、かちんこちんに根を張り、鎌の刃も跳ね返される。
作業後、家に帰るとき、ずっとくしゃみが出て、花粉症がぶりかえした。
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市の住民検診の結果がくる。
昨年、要観察・要指導とされた箇所をそのままにしていたら(いつもの先送り)・・・。
今年は、要医療になった。
高血圧に続いて腎臓機能疾患、脂質異常症とは、節制した生活してるのになぜ。

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右のものを左に、左のものを右に。
お笑い芸人のネタうたにあったような、(彼、あれからどうした)。
左右にモノを動かす、たったこれだけのことで金になる。

GNP計算はそも、金の移動が元になっていて、それを経済活動という。
「ゆうちょ」で下ろした金をJAに定期で預け、JAで下ろした金を「ゆうちょ」に戻す。
これだけで数千円と粗品をどっさり手にする。
笑う、資本主義。
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2017年6月28日 (水)

日記:故宮博物院を歩く

日記:故宮博物院を歩く

ツァー旅行で行った中国で、世界遺産「故宮博物院」を歩く。
かつての明・清王朝を物語る紫禁城と呼ばれた映画でもおなじみの場所。
そこを訪れる前には必然的に、あの天安門広場も歩くことになる。

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【訪問期間】2017年6月中下旬
【地 域】中国北京市内:故宮博物院(紫禁城)
【天 候】30度を越えて暑い、霞がかった空

全食事付きとはいえ、ツァー旅行特有の観光と営業が混在した計画。
移動はすべて貸切バス、ガイドの掲げる旗の下、団体行動をとる。
目玉の世界遺産はいくつもの観光訪問先のひとつで、移動も行動も忙しい。

中国三千年の歴史を物語る映画やドラマで見ているとはいえ、そこはどんなん。
『王宮の紋章』『ラストエンペラー』などの舞台ロケ地だけど実際に見てみないと。
だだっ広いばかりの城は、土台も壁も石造で、うるおいってものがまるでない。
あんなところで政治が行われたらしいけど、裏というか生活の場はどこや。

朝早くから、それこそ中国全土から来た訪問客がガイドの下に動いている。
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整列し点呼、並んでぞろぞろ歩くのはどこでも見かける光景。

大国中国の首都のその中心部、警備は厳しく、警察や軍部も控えている。
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少しでも変な行動を取ればそれこそすぐに連行されるのか、と思える感じ。

今歩いているのは、あまりに広すぎてそれを感じなくなってしまう天安門広場。

だだっ広い広場は方向感覚も何もあったものではない、ただ着いていくだけ。
人民広場の象徴のひとつだったような。
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そして、観光客でもあるたくさんの中国人民の取る行動はみんな同じ。
もちろん外国から来ているわれわれも同じ。

スマホやカメラを構えて、ある者は衣装を調えて、ポーズを取って写真撮影。
他人は全く目に入らず、いろんな自撮り棒で、真剣に自分に向かい合う。
これをSNSで拡散するのは、最高の自己存在証明なんだろうか。

被写体の中心はもちろん毛沢東、その肖像画。
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何を想う、チベット仏教徒の方。

その前には広い道路があり、いったん地下にもぐってから近づく。
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ようやく「故宮博物院」。
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ここまでが長かった、とにかくだだっ広い平地をずっと歩いているだけ。
アスファルトかコンクリートか、または石造の固い道ばかり。

これって、ヨーロッパの街でも感じたこと。
パリもロンドンもローマもナポリも、ポンペイ遺跡でもそうだった。

人の列がふたたび集まり、並び、進む。

立ちはだかるのは大きな城壁門で、通路は5つ。
真ん中が大きくて、左右がその次で、その外は狭くなる。
真ん中の大きいのは皇帝だけが通れる道、左右は側近で、一般はその外。
狭いといっても充分な広さと高さで、中の特別な3つと比べるから馬鹿らしい。
真ん中、側、外の通路で、通行料金に差をつければ面白いし、稼げるかも。

門壁トンネルをぬけるとそこはふたたび前方に門壁がある広場だった。
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というのが続く。
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暑いから飲料水が売れる、城内の移動はこれだぜ。
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神社の初詣というか、スマホ教というか。
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人の大きな流れから外れると。
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緑というか、潤いがある。

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映画ではここに兵士が控えていて、一斉に弓矢や槍を射撃する(見えないけど)。

大きな門をくぐってようやく外へ。
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でかいを越える巨大建造物で、広いといえば道は長かった。

遺産といえばそうだけど、大味だわ。

堀も大きい。
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巨大魚か古代魚がいたらGJ。

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2017年6月25日 (日)

日記:長城を少し歩く

日記:長城を少し歩く

ツァー旅行で行った中国で、世界遺産「万里の長城」の一部分を少しだけ歩く。
旅程は3泊4日、観光訪問先は盛りだくさん、移動は団体バス。
大きな国の広い道路は車がいっぱい、観光地も人があふれている。
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【訪問期間】2017年6月中下旬
【地 域】中国北京郊外:長城、八達嶺
【天 候】30度を越えて暑い、霞がかった空

全食事付きとはいえ、ツァー旅行特有の観光と営業が混在した計画。
ガイド付きの団体行動で、移動もすべて貸切バス。
目玉の世界遺産とはいえ、いくつもの観光先のひとつで移動も行動も忙しい。

テレビや雑誌・教科書で、幼い頃から見て知っている有名な「万里の長城」。
秦の始皇帝からずっと、時の皇帝のよって増改築され続けてきた。
百聞は一見に如かず、何事も体験し、五感で味あわないと分からない性質で。

広々中国、広々北京から離れ、少しずつ山域に入っていく。
バスや、横を走る大型車が、ずっと苦しそうに登坂車線を上がっていく。
それまで、山というものがどこにもなく、見えなかったので、変にびっくり。

山はそんなに高くはないが、岩ゴロゴロの険しい山並みである。
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どこが目立つでもないが、どこも登山対象として充分といえる。
斜面は急なので登るのは大変そう、どこにも人はいないし登山道も見えない。

おっと、なんだなんだ、見えちゃいました。
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ええっ、こんなところにジグザグも切らず石で城壁を築いた!
なんかとんでもない世界に来た感じ。

そこは通り過ぎて、長城の観光地として一番有名な「八達嶺」という場所に行く。
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歩き方はといえば、長城は途轍もなく長いのでゴールや頂上はない。
ガイドが言うには、長城に取り付いて、左が「男坂」で右が「女坂」というそうな。
歩きやすくて人気があるのは「女坂」だそうで、4つ目のポイントぐらいまで、と。

説明や記念写真とかなんとかで、滞在活動予定時間はどんどん少なくなっていく。
ここら辺が団体ツァー旅行の欠点というか難しいところ。
50分でどれぐらい歩けるか、動き回れるか。

まずは急なので人気の無いという「男坂」へ。
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案内板には左「南城」だそうで、これが男坂らしい。

なるほど人はほとんどいない。
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坂はそれなりに急で、長城歩きの感覚は分かった。

長城の上は、どこからも視界が開けるので眺めはいい(そのために造られた城壁)。

それなりに高いところへ行き、振り返って「女坂」方面を見る。
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どっしりうねうねと続く長城の雰囲気はよくわかるし、あちらの方がずっと人が多い。

これ以上登ると時間的にきついので引き返し、今度は「女坂」を目指す。
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下るときに分かったのは、この長城の石の道、階段は下りが大変、ということ。
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石段の登りで緊張した筋肉が、下りになってブルブルしていると踏ん張れず危ない。
調子に乗って上がったはいいけど、締まらない筋肉で下りると、くたんとなる。

それ以降は、ペースと自分の年齢を考え、息を整えて歩いていく。
とはいえ、折角の機会なのでと無理をするのは貧乏性なもんで。
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それにしても、急なところは本当に急。
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よくこんな急な石段を造ったものだ。

なるほど、ヒマラヤ、ネパールで聞いた話は本当だった。
高所登山は大変だが待っていれば、チョモランマの頂まで中国人なら石段を造る、って。

ほぼ目的のところまで来たので引き返す。

この先は、一段と高くて距離があるのと、別世界になりそう。
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というのは、あの高いところへはロープウェイが来ている!!
そして、苦労する下りはといえば、なんと「スライダー」!!!ができている。
金を払ってそれを使えば、1分もかからずに下りるという。

「万里の長城」は、その大きさや距離、出来具合から異次元の世界だが、
現在のその観光地化は、別の次元の活かし方でもあるらしい。

下りこそ気をつけて、たらたらと。
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トイレに寄ると、ニセ壁の写真がいい。
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映画『グレイトウォール』の長城、城壁はそれはまた別世界。
漢人にとって北からの侵略者は、得体の知れないエイリアンで恐怖そのもの。
これだけの城壁を造っても防げなかったのだから、さもありなん。

長城ロングトレイル6000キロだと、どうみてもきついし、水は食料の補給はどうするのか。

駐車場までの道も、遊園地の帰りのよう。
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ほう、あれがロープウェイか。
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2017年2月 5日 (日)

日記:イタリア旅行で「ローマの松」を知る

日記:イタリア旅行で「ローマの松」を知る

ツァー旅行でローマと南イタリアに行く。
何十年ぶりかのツァー旅行は最近流行のビジネスクラス体験というやつ。
少し豪華な食事や欲張りな旅行計画に腹いっぱいでずっと身体は慣れず。
せめてもの救いは「ローマの松」が分かったこと。
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【訪問期間】2017年1月中旬から下旬
【地 域】ローマ、南イタリア
【天 候】日本と同じで寒い、雨に降られることも

飛行機はエコノミークラスしか知らず、ビジネスクラスは縁のないものだった。
料金が4倍、5倍だったらその分、旅行の回数を増やすというのが自分の性。
そこへ多少はお得の3倍という釣りえさ体験プラン、清水の舞台から落ちる。
飛行機だけがビジネスで他はふつうの計画、なので盛りだくさん余裕なし。
予習で「地球の歩き方」を少し見るがその情報量の多さにすぐに降参。
添乗員の旗の下、ついて行けばなんとかなる、と開き直りの情けなさ。

はじめてのイタリア、ローマ、少しぐらい知っていることや疑問はある。
地理の知識、イタリア映画は何本もみている、そして音楽もある・・・。

きっかけはレスピーギのローマ三部作のひとつ「ローマの松」だ。
オーケストラの盛り上がりがなかなか派手な作品で変った題が記憶に残る。
いったいローマの松って何だ、松が楽曲の題になるほどのものなのか・・・。

もうひとつは、夏目漱石の「坊ちゃん」、教科書で読んだのだ。
【以下「坊ちゃん」より引用】
赤シャツ:あの(島の)松を見給え、幹が真っ直ぐで、
   上が傘のように開いてターナーの絵にありそうだね。
野だ:全くターナーですね。あの曲がり具合ったらありませんね。ターナーそっくりですよ。
   (中略)どうです教頭、これからあの島をターナー島と名付けようじゃありませんか。
赤シャツ:そいつは面白い。我々はこれからそう言おう。

その島は観光案内では松山の四十島らしいが、なるほど盆栽の松のようだ。
松といえば枝ぶりに特徴があり、日本では黒松とか赤松、落葉松やハイマツだ。
一方、ターナーの絵が好きでロンドンへ2度も行きしっかりと観たのは最近の事。
ターナーの松のことも気になったが美術館のどこにもそんな盆栽の松の絵などなかった。

ただ最近、”ターナーの松”を知識として知ってしまったのだ。
それは「金枝」や「チャイルド・ハロルドの巡礼」という作品で見られるもので、
幹がすっくと伸びててっぺんの方だけに枝葉が集まっている。
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まるで日本で見ている松ではない、美術館で見つけられないはずだ。
でもそれこそターナーがイタリア旅行した時に描いた作品の中にある松なのだ。

ということで、つまらんことにこだわるおじさんの頭の中で両者が繋がった。
「ローマの松」と「ターナーの松」は同じらしい。
そしてイタリアはローマの地を踏むとそれはすぐにむこうからやってきた。
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なんやこれ、並木になってどこにもいっぱいあるやん。

このローマの松はイタリアカサマツ(笠松)で、もちろん松の一種。

高いのは25mぐらいになるらしく、それは見事なもの。
ボルゲーゼ公園で見た。
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幹肌を見て、粋なイタリア男と同じようにパリッと刈り上げされている、と見た。

帰ってきてから調べると、老木になるに従い自分から下枝を落としていくらしい。

その実(松ぼっくり)は食用になり、古代ローマ時代から重宝されている、とも。
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ところで「ローマの松」は分かったけど「ターナーの松」に疑問が残った。
当時はまだ田舎のイギリスから文化の中心地イタリアへターナーが物見遊山に行く。
そこで見て聞いて知ったものはすべてが文明の香りのするものだったはずだ。
そのひとつが「ローマの松」だったかも。

それを孫引き引用した赤シャツと野だの言動、というか夏目漱石。
当時の日本は東洋の僻地で、世界の中心はイギリスに移っていた。

そこから、盆栽の松をよくぞターナーに見立てたものだ、えらい。

そう書いてもだれも問題にしないし、最終的にはローマに飛ぶんだから、お見事。
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四国、松山の四十島(ターナー島)


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2017年1月 3日 (火)

日記:定例山行 空耳の観音山

日記:定例山行 空耳の観音山

毎年正月2日は麗人街カヌー倶楽部の年に一度の例会でなぜか山歩きの日。
初詣の車の混雑を避けて近場の山として選ばれたのは1号線沿いの観音山。
ふもとには古刹の財賀寺と平尾ゴルフ場があり、山そのものが聖域と思われる。
財賀寺とゴルフ場を囲いぬうように周回する豊川自然歩道が整備されている。
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【山行日】2017年1月2日(月)    
【山 域】東三河:観音山、財賀寺
【天 候】晴れ
【形 態】周回 軽装 HくんとNくん 
【コース】稲束墓地周辺の駐車地 起点 時計回り
P11:36--豊川自然歩道--12:55観音山13:53--財賀寺--15:06P

今年も年末から正月にかけておだやかな天気の日々が続いている。
隣近所や世間を見回しても静かなのだが正月2日の道路は要注意。
プロの運輸業が少ない代わりに大量の初詣一般車両で、ところどころで大渋滞。
伊勢神宮など有名どころに参り、事故や大渋滞にあってその御利益ってなに。
本日利用の1号線は岡崎の一畑山薬師寺と豊川市内で流れが止まってしまう。

でもすぐにアイアン名電赤坂駅付近で道を外す事ができて、ほっとひと息。
峠を越えて山から下りつつ、本日の登山口付近に無事到着。
財賀口とも稲束神社、稲束墓地付近が行き帰りのもとで、さっそく準備して出発。

はじめは先ほど車で下ってきた道をたらたらと上がっていく。
さっそくゴルフ場の横には立派な看板がある。
「人の問題、ゴルフの悩み すべて解決します。○○社会保険労務士事務所」

なんかその商売上手に感心しつつ、道路わきを見ると電話機が落ちている。
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当然使えるわけがない、と受話器を取って耳に当てる。
「もしもし、君の名は。」
「キミの縄、ぼくのムチ」

道の両側には立ち入り禁止柵や、防獣電気柵が走っている。
鎮守の杜が珍獣の森とは。
「サルや鹿も困るけど、一番はイノシシかな」
「ゆっくり言えば、IN-NO獅子って、ライオン?」
ぽかぽか陽気の日だまりハイクなのに、時々さーっと寒風が抜けていく。

遠くから近くから、空の上から人の話す声が聞こえる。
なんだ、頭上のゴルフ場の陸橋をプレイヤーが歩いていた。

すぐに豊川自然歩道の看板があり、右矢印で指示している。
まだまだ車道の道をとぼとぼと歩いていく。
並木柵が途切れ、立入禁止ゲートのむこうには広々とした世界があった。
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と、そこで道は左折、落葉の林道、自然歩道になる。
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やがて林道の自然歩道は静かな植林帯に入っていく。

下草は赤い実が葉の上にあつまる「千両」。
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鳥さんが喜んで啄ばんではところかまわず排泄した感じ。

林道はすぐに終点になり、枝尾根に巻き上がると階段があらわれる。
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視界がほとんど開けないまま、少し暗い樹林帯の中をとにかく進む。

財賀寺へ下る道を右に分け、さらにずんずんと上がっていく。

明るい小広場があらわれたが、それは展望広場らしい。
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記憶にあるあの時の観音山とはちがう。

20年以上むかし、一度だけNくんとこの山に来ている。
植林帯は低かったし、展望広場は草原だった。
本当に様変わりだ。
わずかに視界の広がる展望広場の雰囲気はいいので、後で来る事にする。

急な坂を山頂をめざして進む。

ふたたび前方がそれとなく明るくなったところが観音山山頂だった。
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なるほど、観音様が箱に鎮座されている。

展望広場と同じくここからの視界も狭まっていた。
三河湾がばーんと見えたこの山の展望が好きだったのに。
樹木が年月の分だけ生長したんだ。
「立ち木の伐採を禁ずる」表示看板があるから、聖域として護るのだろう。

ただ、北西方面は切り開かれ、形のよい額堂山が見えた。
【訂正】額堂山ではなく、鳥川の京ケ峯(441.8m)。
    手前の山は新東名の額堂山トンネル上の約320mほどの山。
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そういえば本日の山計画のひとつが弘法山から御堂山だった。
他の計画として観音山があり、そして本宮山があった。
自分はそれを弘法と観音、御堂と額堂と混ぜて、観音山から額堂山と思いこむ。
そうなると距離も標高差もあって大変で、その時から空耳と勘違いが始まっていたのかも。

何はともあれ山頂だ。
ここの下草で目立つのは赤い実が葉の下に垂れ下がる「万両」。
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千両と万両が分かれてそろい踏み、めでたい山だこと、さすが。

北東方向には薄い踏み後があり、峠を経て西に額堂山、東に西蔵へ行けるらしい。

風が吹き抜けて寒いので長居はできず、急坂を慎重に下って広場に戻る。
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ふたたび展望広場、なるほど山頂よりは少しだけ視界が広い、気がする。

テーブル・ベンチで寛ぎ、昼食にする。

往きの道でもずっと話が途切れなかったのに、まだ話すことの多いおじさんたち。
いつもながら政治や社会情況という堅い話ばかりで、大事なことだが面白くない。
世相の冷たい風がすーすー吹き抜けて会話の糸をどんどんこんがらがらせていく。
「AKB48って、歳をとったらHeyKB?」
「生前退位って、譲位だろう」
「その、~タイイって、どんな体位」
身体が冷えてきて耳も働かなければ、思考力もなくなる。
退散。

来た道をしばらく下り、途中から財賀寺方面に左折、下りる。

有名な大きなお寺には、長い参拝道があり、きつい階段がつきものだ。

それがここでは、天上界たる山上伽藍の大師堂に、側面というか背後から参上する。
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まったくもってなんというか、コースのあやというか、謹んでうやむや。
今日の財賀寺には当然、たくさんの人が参詣している。
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そんな人の突く鐘の音が山の上にまで響いていた。

本堂から三十三観音堂、不動堂、石段の脇に三十六不動。
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弘法大師、四国霊場お砂踏み回路(回廊ではない)。

人間界の本坊は脇の駐車場付近なので、直下の仁王門へ石段を降りていく。
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左右に立つ金剛力士像とともに国の重要文化財だが、国宝級だとも。
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近年、修復されたそうで、金百円でライトアップにも応じる。
作者は運慶か、はたまた快慶か、それとも陰~か。
十の並びの日に奉納土俵入りが行われたが、兄弟そろい踏みはギャラで折り合わず。
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どこまでも人間界の下世話というか金目というか、空耳と耳鳴りは已むことがなかった。

そこから出発地点まではできるだけ車道を避けて歩く。
まだ日中の明るい時間に周回コースの歩きを終えることができてほっとする。
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観音山をふくめて付近の山々は近年、どんどんハイキングの対象になっている。
これではいつまでたっても山の人間界から川のカヌー界へは近づけないかも。
それよりもアゲハの緊縛、ロープワークを学んで岩に取りつかれるとか。
そんなことをぼやきながら、おじさんたちの正月は過ぎていくのだった。

来年はどうなることやら。2人以上こそ危ないのだが。
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2016年3月27日 (日)

日記:西尾茶臼山、無の里で抹茶を味わう

日記:西茶、無の里で抹茶を味わう

寒の戻りが少しあり、再び春がここそこで広がる。
桜は染井吉野だけではない、無の里では薄墨桜が白い。
里山では生きものたちが活発に動いている。
出不精になってぐずぐずしているのが恥ずかしくなる。
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【歩行日】2016年3月26日(土)    
【山 域】三河(西尾・幸田):西尾茶臼山、いきものふれあいの里
【天 候】晴れ
【形 態】周回 単族 軽装  
【コース】平原の滝(無の里)駐車場 起点、いきものふれあいの里
P1214--展望台--西稜線道--12:50山頂--13:09南茶臼山13:24--
--13:40頂--西稜線道--14:02P--無の里  14:24いきものふれあいの里

なまった身体を近くの里山をぶらつくことで自然にひたしてほぐす。
上を仰げば、これって桜だよな。
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すばしこく周りを飛んでるのは、お前か。
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テング蝶。

花粉症なのでマスクをして歩く。
これだと少しは息苦しいので薄い酸素すなわち高地順化訓練になる(ウソ)。
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歩きなれた道なのに先週、尾根を一本間違えていた。

思い込みなのか勘違いか、どこで間違えたのか確認するために慎重にたどる。

この木はなかなかの太さだが、どうしてこんな枝ぶりになるのか。
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枝を出したとき、よほど辛い出来事があったんだろうな。

人災の可能性が高い。

裏白が繁茂する斜面は、今や恐竜時代を再現する雰囲気でいい。
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山頂に来る。
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少しぼーっとしていると彼があらわれる。
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このヒオドシチョウはここら辺を縄張りにしていて血気盛んだ。
啓蟄の日に見たのとは同一か違うのか、羽が少し痛んだような。
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電波塔の南広場は、もう少ししたら絶好の花見場になる。
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花はまだ全然だが、おじさんたちが仲良く寛いでいた。

南茶臼山まで行き、休憩して、もどる。

西稜線道から長い階段道を降り、駐車場の手前で無の里へ向かう。

岐阜県の旧徳山村から移築した建築物がある。

庭にはこれまた岐阜県根尾村から譲り受けた薄墨桜がある。
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大垣市出身の自分には、いずれの地名も懐かしい。
子どものころ、あの徳山ダムが出来る前に、何度も行ったことがある。
今この西尾の地で、少し離れた土地の家と樹木が並び立つふしぎ。
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そこに西尾の抹茶がブレンドされるのだから、ありがたいことだ。

次に向かうのは西尾いきものふれあいの里。

人の手がいっぱい入って造られた里の自然だが、これまた懐かしい風景。
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歩く道が土で、土手にはレンゲだなんてありそうでなかなかない。
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ここも少し足を伸ばすと、これぞ正しい日本の田園風景があらわれる。
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ヤマアカガエルのオタマは少しずつ大きくなってるけど、数は激減している。
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アズマヒキガエルの産卵はいまだに見られず、大丈夫かなあ。
昨年は産卵が大きく遅れて4月に入ってから、それも少なかったらしい。

ここでもすばやく元気に飛び回るチョウがいる。
2~3頭がしょっちゅう縄張り争いをしている、ルリタテハ。
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生きものが安心して自分たちの生活を送っている感じ。

今日はついでだからと、碧南へ。
知人が案内を送ってくれた、先回は2年前。
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この町はなぜか芸術のにおいがする。

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2016年3月14日 (月)

日記:天野千尋監督の舞台挨拶を聞く

日記:天野千尋監督の舞台挨拶を聞く

3月12日(土)19時より刈谷日劇にて天野千尋監督の話を聞く。
現在同館にて上映中の『うるう年の少女』『どうしても触れたくない』についてほか。
40人近い人が集まる。老若男女というか幅広い年齢層。
毎月行われている「映画を語る会」の人もついでに参加とか。
天野さんの人気なのか、映画好きの人がこんなにたくさんいるということになぜかほっとする。
自分は上映中の作品について少し後ろ向きの感想を覚えたので意を決しての参加。

劇場管理人の亀谷さんの司会で天野監督が登場。
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若くて少女のような感じだが最近出産されたとか、地元豊田出身。
5年の会社勤務を経て、映画制作を始められた、と。
2013年『どうしても触れたくない』で劇場長編デビュー。
『うるう年の少女』が2014年作品で、
以前、刈谷日劇で上映された『放課後ロスト』は2013年の3話のオムニバス作品と。
他にも短編やドラマ・音楽ビデオなどがあり、脚本もありのプロの方。

まずは司会の亀谷さんから質問。
『どうしても触れたくない』という男が男に恋をするBL作品の見方(?)について。
何が普通で何が特殊かは人それぞれ、対象を置き換えれば分かりやすくなるけど。
異性に惹かれ、恋するように、同性に惹かれ恋することだってある。
自分が普通と思っている状態に置き換えて観れば、なんだけど。

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《story》『どうしても触れたくない』
『転職先の職場に初出社したゲイの青年・嶋は、エレベーターで新しい上司・外川と出会う。
無遠慮なように見えて気づかいを怠らない外川にひかれていく嶋だったが、
過去のトラウマに苦しむ嶋は素直になることができない。
一方、つらい記憶を抱えながらも前向きに生きようとする外川は、
傷つくことを恐れず嶋に思いをぶつけるが……。』

経験とか先入観、知ってる世界とわからない世界。
こればかりは頭で考えても解決できず、ずっともやっとした感覚。
映画は淡々と進み、ふたりと周囲数人をのぞいては隔離されたような世界。
外川が嶋に別れ際にキスする外の広い階段を数人通り過ぎるのが唯一世間との接点とも。
ふたりがそれぞれ住まうマンションも劇画の世界の見栄えのよい広さで生活感はない。
四畳半や一間にモノがあふれた部屋ではBLは成就できないとでも。
あくまでもファンタジーであり、生々しいのはもうこりごり。
そんな世界を、その中に入り込むのではなく少し引いたところから撮る。

会場では映画やファンタジーに造詣の深い女性の質問や発言が続いた。
へえ、みんな外川課長にほれる、だって。
ぶっきらぼうだが気遣いのできる、そんな彼に男も女もほれる、と。
そうかな?外川は人前で平気でタバコを喫う男だぞ。
決して繊細ではない、というか一見豪放磊落、というか無神経無頓着で自分勝手。
ずけずけと他人の領域(おとなしい嶋)に入り込んでくる。
それがいつの間にか、変っているのだから。
ただ、嶋を覗き込むようにした時に見せた表情があの男に似ていてびっくりした。
橋口監督作品『恋人たち』のあのクールな弁護士で完璧人間・四ノ宮。

どうも世間はというかこの作品は一部で熱狂的に迎えられ、天野監督の出世作になる勢い。
台湾でも歓迎されたとか。
ツァイ・ミンリャンがいて、若い監督も育っているから下地は充分だな。

そしてもうひとつの作品『うるう年の少女』。
《story》
『夢を追って東京に出たものの、いまだ売れない女優のエミは、12年ぶりに帰郷。
田舎の風景は何にも変わってないようで、実はすべてがあの頃とは違っている。
皆いつの間にか、ちゃんと大人になっている。
結婚、出産、金、生活、老い・・・じわじわと迫ってくる現実。
でも私は、他の人とはちがう。
昔から信じている奇跡があるから。私は変わらない。私は老いない。
私はきっと、特別な人間になれるはず・・・。』
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『どうしても触れたくない』で沈んだ気分を次のこの作品で晴らそうとした。
2本立ての映画を観る時、この順番を考えるのはとても重要なことだ。
たとえば先々週まで刈谷日劇2で上映していた犬童一心監督2本立て。
『メゾン・ドヒミコ』と『ジョゼと虎と魚たち』なら、先にメゾンで後にじっくりジョゼとなる。
あくまで個人的な感想だが、久しぶりの『ジョゼ~』の満足感はメゾンよりずっと大きいはず。
そしてそれは予想通りで、観た後の寂しさや悲しさはずしんとその後、数日続いた。

さて、そのお口直しになるはずの『うるう年の少女』。
もうだらだら書かないで率直に、何これ、この痛い痛い作品は。
救いようがないというか、世間知らずの妄想ねえさんにつける薬は、ないとも。
そんな華も才能もない売れない女優さんを、まるでそのまんま演じた女優さん。
地ということはないから、天野監督の人物造形が際立っていたんだろうな。
それにしても彼女の数十年後(50年後)の姿まで描くというか、さらすという念入れ。
孫がいるという設定は?だが、よく家庭がもてたものだという疑問と相殺か。

キャスティングにも異議アリで、渋川清彦さんの登場ですぐに先が暗くなった。
個性派俳優で実際は本当にいい人かもしれないが、色がつきすぎている。
『モーターズ』で格好いいはずの主人公にして、他人の彼女に注ぐあのスケベな視線。
自分の中ではあれだけで作品がひっくり返ったけど、再びあれに会うとはご愁傷さまだった。

と、年甲斐もなくどんどん感情的になってしまって反省。
年齢を重ねていくつになっても知らない世界のことでああだこうだと思い悩む。
映画って本当に面白い。
いつもひとりでうだうだしてるけど、他人様の感想や考えを聞くのもいい刺激になる。
刈谷日劇さんは本当にありがたい存在だ。

天野監督作品2本立て上映は3月18日まで。

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2016年2月10日 (水)

日記:詩人 茨木のり子とふるさと西尾

日記:詩人 茨木のり子とふるさと西尾

西尾茶臼山に行った帰り、西尾市岩瀬文庫で開催中の特別展に寄る。

茨木のり子没10周年で「詩人 茨木のり子とふるさと西尾」。
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1926年に大阪で生まれた彼女は父の転勤で6歳の時に西尾市に移り住み、
小学校と女学校時代をここですごし、その後、東京に移ったそうだ。
1950年(24歳)に結婚。その頃から詩を書き始め、
1953年(27歳)に詩人仲間と同人誌「櫂(かい)」を創刊。
1975年(49歳)、四半世紀を共に暮らした夫が先立ち、
以降、31年間にわたる一人暮らしが始まる。
そして、2006年に自宅で脳動脈瘤破裂により死去、享年79歳。
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よく知られた詩としては詩集の題名にもなった「倚(よ)りかからず」がある。


 『倚(よ)りかからず』 ※73歳の作品

もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくはない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある

倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ


また、たくさんの人がぴしっとするのはこれだ。


 『自分の感受性くらい』

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ


どの作品もはっとさせられる言葉遣いなんですが、
自分としては今回、これが一番印象に残った。
日々をだらっと過ごしているから余計にそう感じたのかな。
『売れないカレンダー』という詩で、一部分だけ抜粋。


今のカレンダーは未来永劫
 自分の命の続きそうな錯覚を売っておる
 自分の命数あと何日というカレンダーがあれば
 まちっと人も ましに生きられるんではあるまいか


また、彼女がひとりで過ごした家の間取りがとても興味を引いた。
必要最低限のものだけだが、それだけで充分に生活できる環境。
もちろん、あの倚りかかれる椅子も展示されている。

特別展は西尾市岩瀬文庫にて2月21日(日)まで。
入場は無料です。
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2016年2月 7日 (日)

日記:ゴダールが観られて幸せだが

日記:ゴダールが観られて幸せだが

過日、刈谷日劇でゴダールを観る。
映画史上、燦然と輝く巨匠のゴダールである。
ゴダールといえばここら辺では名古屋のシネマテークあたりで上映されてきた。
映画ファンには有名だが、どうにも敷居の高い監督で、身構えてしまう。
それが刈谷日劇で「ゴダールでござーる」なのだ。

上映作品は『女は女である』と『女と男のいる舗道』。
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1961年ごろの作品なので5,60年前だからずいぶん昔の映画なのだ。
自分が小学校にあがったかどうかの頃、こんな映画があったということ。

スクリーンではきれいなお姉さんがコケティッシュに魅力を振りまいている。
片や娼婦であり片や24時間以内に子どもを授かりたい、なのだ。
観てから数日たったのでどちらがどうだということもごっちゃになってしまった。
主役のおねえさんは同じでアンナ・カリーナ、ゴダールのミューズらしい。

映画監督には心底ほれ込んだ女優さんが付き物なのか、制作過程でそうなるのか。
大島渚には小山明子、園子音には神楽坂恵、新藤兼人には乙羽信子とか。
光り輝く魅力を見つけるのも、磨いて輝かせるのも監督の腕なんだろう。

ゴダールの映像にはカメラの動きや編集でとことん映画の可能性を追求するという。
今ではだれもが普通にやっていることも元をたどれば彼が先見的に始めたとか。
音楽を含めて音の入れ方も凝っているような感じがする。

それにしても当時のパリ、花の都のあのパリのシャンゼリゼなのだ。
まるで距離的にも時代的にも遠くて、何よりも知る術もない世界の出来事。
そこで繰り広げられる女と男のいちゃいちゃ。
意外とドン臭いし、スマートでもない。
あんなのに恐れおののいていたのかな。
ジャン・ポール・ベルモンドもそこら辺のあんちゃんと変らないぞ。

先に刈谷日劇でやっていた『冒険者たち』のアラン・ドロンよりフランスでは人気があったなんて。
というかあの作品のほうが繰り返しみながらも夢や郷愁などいろいろと感じられた。

ということでなんやかや、ゴダールは苦手だな。
ただ名画座として、いろんな作品をばんばん上映してくれる刈谷日劇さんには感謝だ。
スクリーンでゴダールが観られる機会なんてそうそうあるものじゃないからチャンスは逃すな。
2月12日までやっている。

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2016年2月 2日 (火)

日記:西茶の里に卵塊、クヌギコンダ

日記:西茶の里に卵塊、クヌギコンダ

春が確実に近づいている日の里山歩き。
西尾いきものふれあいの里ではヤマアカガエルの卵塊が見られた。
西尾茶臼山の小茶臼への道ではクヌギコンダが待ち構えていた。
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【山行日】2016年1月31日(日)    
【山 域】三河(西尾・幸田):西尾茶臼山、いきものふれあいの里
【天 候】晴れ
【形 態】周回 単族 軽装  
【コース】平原の滝北駐車場 起点、いきものふれあいの里
P12:35--12:50展望台--西支尾根--13:12反P--13:28小茶臼鞍部--
--城跡--13:38南茶臼山13:59--14:16山頂--西稜線道--14:38P
--14:51西尾いきものふれあいの里15:27--

昼を過ぎた日曜日の西尾茶臼山、駐車している車は多い。

いつもにぎわっているカラオケの前を通り過ぎ、少し行ってから今日は右折する。
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手前にキャンプ場の案内標識があるから右折の道はそこへ行くような錯覚あり。

最初だけ幅広い道はすぐに堰堤にぶつかって行き止まりになる。

左、尾根の芯に上がって上っていく。

枝っぷりがいいというか、根の張り方が豪華というか。
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すぐにニセ木造コンクリートの203展望台に着く。
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ここは東屋や展望台というより出雲大社のあの歴史上の社殿を真似たのかもしれない。

それなりの展望が開けて気分はいい。
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ここからは西の一般稜線道を進み、途中から支尾根に入り反対側Pへ向かう。

その日の気分によっていくらでもコースを選べるのが里山のいいところ。

反対側Pから小茶臼の鞍部にむけて上がっていくと少しびっくり。
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これは、この前来たときには分からなかった。

その時に気がつかなかったのか、ほんの数日の間に仕掛けられたものなのか。
クヌギの枯れ落ちた枝に細工を施していて結構太い蛇様なのでクヌギコンダ。
鞍部にあがるまで少なくても3頭はいた感じ。

猿投山では朴の大きな葉に切れ込みを入れた作品があった。
最近はこんなのが方々で流行っている感じ。
あまりに自然に手を加えすぎるのはまずいと思うが、遊び心は面白い。

一方、この道は右手の細い沢沿いにあるのだが、沢には堰堤が連続している。
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ほんの2~30メートルの間隔で頑丈なコンクリートの堰堤が並んでいる。
沢の流れはほとんどなく、ちょろちょろと水が流れているだけ。
かつて、こんな目立たない所に巨額の工事費を注ぎ込んでいた時代があった。
その時の工事用の道の跡が今歩いている道なんだろうな。
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いつもの休憩場所、南茶臼へ来ると先客があった。
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誰もが考える事は同じだから仕方がない、少しはなれたところで休む。
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帰りは山頂を通り、西一般稜線道で戻る。


その後、西尾いきものふれあいの里に寄る。
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つい数日前にも気になって行った。
冬から春に向けてのこの時季、いきものの動向がいろいろ探れるよい場所なのだ。
こちらも訪れる人は多い。

4日前にはアレはまだだったが、その後、しっかりと雨が降った。
その雨の後だから、なんか期待できそうな気分。
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少しずつ近づいていくがどうもアレはなさそうな感じ。
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と、あきらめていたらさもありなん。

あまり多くはないがしっかりと方々にあった。
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ヤマアカガエルの卵塊。

産み出されてからほんの数日のはずなのに、もうだれっとしている。

でも今年も着実にDNAが受け継がれていっている、安心の世代交代。

こちらもここでしばらく一服する。
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次はヒキガエルだけどどうかな。
昨年は4月に入っても産卵がなく、その後は来なかったので確認できなかった。
センターの人の話では、わずかだが産卵の確認はできたそうな。
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