日記・コラム・つぶやき

2017年11月19日 (日)

日記:石田ゆうすけ氏の講演を聞く

日記:石田ゆうすけ氏の講演を聞く

昨日の土曜日は雨、今日は晴れの貴重な休日。
残り少ない紅葉を求めて山歩きだったが、石田ゆうすけ氏を見逃すわけにはいかない。
Dsc04826

文化講演会『本を読んで、冒険の旅に出た』
【講 師】石田ゆうすけ氏(旅行作家・グルメ作家)
【講演日】2017年11月19日(日)14時~15時半
【場 所】刈谷市中央図書館2階視聴覚室
【主 催】刈谷市図書館協会

著書やブログから感じる人柄やなりを、是が非でも目と耳で確かめたかった。
内容はおそらく各地で行っている慣れたもので、何度も話していることだろう。
聴衆の年齢層や主催者の意向、その場の雰囲気をふまえて丁寧に話されていた。

旅のスライドは厳選され、提示する時間と間の取り方もよく考えられている。
だれもが感動する美しい観光写真はさっさと手短に、
旅のほとんどの時間を占めたであろう何もない亡羊とした光景はしっかりと。
自撮りを含めて彼の切り取る景色写真には、対象に到る時間が詰め込まれている。
文章がうまいだけでなく、フォトグラファーとしても感心する。
Dsc04827

Dsc04828


安定した生活を前に、人生を棒に振りそうな冒険の旅に出ること。

なぜ、旅に出たかったか。
とにかく、感動したかった。
幼い頃から成長するにつれ、時間はどんどん短くなる。
どんどんなくなっていく時間なら、やりきってやれ。

選択するにあたって、後悔しない方をとること。
自分を奮い立たせ、日程を決め、ささいなことからでも行動に移す。

Dsc04825


いつものんべんだらり、なんでも先送りの人生を送っている身の上には、グサッと来る。

ただ講演会場の聴衆は、自分を含めて年齢の高い人ばかり。
人生の時間の使い方に良質なヒントをくれた石田さんには、本当に申し訳なかった。
シリアやポーランド、中国の人の話などネットや新聞では絶対わからないもの。
Dsc04829

せめて会場で散見した学校関係者がその価値に少しでも気がついてくれることを願う。

《講師、石田ゆうすけ氏の紹介》
和歌山県白浜町出身。
高校時代から自転車旅行を始め、20歳のときに日本一周を達成。
サラリーマン生活を経て、自転車で世界一周へ。
『行かずに死ねるか!』から始まる「世界9万5千km自転車ひとり旅」シリーズ3部作は
韓国、台湾、中国でも発刊され、累計30万部を超えるヒット作に。
現在は、各誌で取材・執筆のかたわら、全国の学校や企業のほか、
アメリカや台湾でも講演を行っている。
主な著書は『行かずに死ねるか!』『いちばん危険なトイレといちばんの星空』
『洗面器でヤギごはん』『道の先まで行ってやれ!』『大事なことは自転車が教えてくれた』


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月 3日 (金)

日記:雪と紅葉の札幌

日記:雪と紅葉の札幌

観光都市、札幌の魅力はどの季節でも魅力にあふれていること。
食べものは素材がよくておいしいし、きちんと管理された公園が多い。
それなりの都市計画がなされていて、粗忽な訪問者にもわかりやすい。
昨年は紅葉盛期に遅れたので一週間早め、それがどんぴしゃだった。
Dsc04445

【訪問期間】2017年10月23日~27日
【地 域】北海道:札幌市
【天 候】到着日は0度、翌日から快晴5~15度

往復航空券とホテル宿泊(食事なし)のついた4泊5日のツァー。
2泊でも3泊でも料金は同じなので最大の4泊で手を打つ、お値打ち。
実質は中3日で、その3日目にバスツァーを予約した。
台風の接近通過で、行けなければキャンセル料金は満額で返金なし。

何はともあれ、前日というか当日朝まではほとんどあきらめていた。
欠航または大幅遅延のはずの飛行機が条件付ながら予定時刻に出航。
天候状況が悪ければ引き返す、だったが大きく揺れながらも着陸。
JR新千歳駅から札幌まで、車窓から見える景色は積雪の冬だった。

札幌市内でも積雪があり、みぞれに変わって足元はじゅくじゅく。
ただ翌日からは文句なしの晴天が続き、温度もぐんと上がった。
地元では10月中旬からずっと雨続きのうっとおしい生活だったので心も晴れる。

思いつく札幌の紅葉の観光名所を地下鉄やバスを利用して巡る。
足元が湿っていても普通に歩けるだろうということで、まずは中島公園。

地下鉄出口から地上に出ると頭上を覆う黄色。
Dsc04386

この公園を通勤・通学で使う人、散歩で来る人。
Dsc04389

Dsc04391

一番多いのは自分のような旅行客で、外国からの観光客が特に多い。
Dsc04395

造られた庭園だから自然ではない、だからこその見事すぎる味わい。
Dsc04417

Dsc04410

Dsc04401

Dsc04423


次は地下鉄で真駒内へ移動する。
いつも行くのはすずらん公園だが、今日は途中の芸術の森を目的地にする。
バスの便がいいのと、足元の状況から判断する。

野外にある彫刻の森美術館。
Dsc04438

Dsc04443

Dsc04445_2

景色は素敵なモデルさんがいてこそ引き立つ。
Dsc04447

Dsc04456

Dsc04463

Dsc04467

北斗七星もひっそりと。
Dsc04490

Dsc04492

ここの食堂のランチビュッフェ、素材の野菜の新鮮さにびっくり。


真駒内駅に戻るバスを途中で下車し、広い真駒内公園へ寄る。
Dsc04500

Dsc04503

Dsc04504

競技場ものぞいてみる。
Dsc04508

Dsc04505

ふつうだった、アイスアリーナは省略。
Dsc04506

プロ野球ドラフトで盛り上がっていた日本ハム、ここに球場を求めているらしい。

真駒内駅にむかう歩道が最高かも。
Dsc04510

緑から黄色、橙、赤色が順番だろうか。
Dsc04512

しっかり歩いた最後は、夕方の大通公園。
Dsc04513

高校生がモデルガンで戯れていた、なんともはや。
忙しいツァーのわずかな合間をぬって、紅葉をデジカメる訪日客の人。

次の日は、まずは円山公園へ。
公園の紅葉の素晴らしさは言うまでもないが、自分は山歩きで紅葉の円山へ(既述)。

円山公園のあとは、駅周辺で食べる遅い昼食の予定にあわせて歩いていく。
地下鉄でもぐるより、地上の並木の紅葉や町並みを見ていくほうがずっといい。
一区間歩いて近代美術館へ、ただ好みの催事ではなかったのでちら寄り、残念。

隣の知事公苑。
こここそ、きちんと造られた庭園で、権力者?の意向や威力をひしひし感じる。
Dsc04583

Dsc04593

Dsc04594

Dsc04587


街の真ん中の広い緑の土地、北大植物園。
Dsc04597

造られた場所とはいえ、自然感というか、のびのび育てられている。
Dsc04615

Dsc04613

Dsc04600

Dsc04602

地図では広い土地も、ぐるっと歩くと意外と狭い。
Dsc04606

Dsc04601


赤れんがに来ると、びっくりするほどのたくさんの人、観光客なんでしょう。
Dsc04628

Dsc04627

スマフォを空にむける人が半端ない。
Dsc04623


丸っと一日使える、帰る前日は日帰りバスツァー。
札幌市内の各所と定山渓、豊平峡へ行く、温泉とランチビュッフェのそれ。
料金は8980円で少し高いとも思えたが、無駄や無理の無い楽なもの。
客層も、ほとんどの人が札幌市内の人というのにはびっくり。

紅葉の名所といっても近所のそれを巡っていくもの、大丈夫?
駐車場やトイレがしっかりとあるそれらは上手いところに眼をつけた。

藻南公園、豊平川と紅葉。
Dsc04629

エドウィン・ダン記念公園、北海道開拓時代の洋風建築。
Dsc04641

Dsc04636

石山緑地、岩肌と彫刻と紅葉。
Dsc04659

Dsc04645

Dsc04647

定山渓のリゾートスパに入り、そこのランチビュッフェも申し分なし。

豊平峡ダムの紅葉はすっかり終わっているという話だったが。
Dsc04662

Dsc04668

Dsc04667

Dsc04670

それにしても観光で気楽に、こんなにも見事な黄紅葉に遭遇すると今後が心配。
そんなどうでもいい不安を覚えてしまった。

観光都市、札幌って若い人、特に女の子がとても多い街だと行くたびに思う。
自分も含めて年寄りしかいない田舎に住んでいると特にそう感じる。
Dsc04392


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年10月 5日 (木)

日記:ニューヨークへ行く

すっかり御無沙汰で申し訳あります。ネタなし、なもんで。

日記:ニューヨークへ行く

世界の中心的存在の大都市、ニューヨークへ行く。
現地で6泊する8日間旅だが、実際に活動できるのは5日間。
美術館めぐりを主目的に摩天楼のすきま、人種のるつぼにせわしく浸る。
言語や物価、治安など不安がいっぱいで覚悟はしていたが、なんとか生還。
Dsc03737

【訪問期間】2017年9月21日~28日
【地 域】アメリカ合州国、ニューヨーク
【天 候】日本よりも暑く、まだ夏という感じ。ずっと晴れ

世界一周はとても無理だが名だたる大都市を少しだけ見るのならなんとかなりそう。
これまで香港、台北、南京、シドニー、ロンドン、パリ、ローマ、北京など。
そこへ、ニューヨークへビジネスクラスで行く、贅沢だがお値打ちな旅行プランが。
時差が13時間あり、体調維持も大変だからこれはありがたい。
ホテルはウェスティンNYタイムズスクエアに連泊で、行動・移動にはとても便利。

ニューヨークは世界の政治や文化の中心であり、また観光地でもある。
何を見てどこを訪れるかはあまりに漠としていて迷ってしまう。
主目的をいくつかの有名な美術館めぐりとし、できれば都会の雰囲気を味わう、とする。
5日間の内、一日だけは遠征してフィラデルフィアの美術館へ行く。

パリのように便利でお値打ちなミュージアムパスがあれば言うことはないのだが、ない。
ただそれに似た、観光客向けの便利でお得なNYシティパスがあり、それを購入。
いろんな名所や美術館・博物館9箇所から6箇所を選ぶというもの。

移動は徒歩と地下鉄とバス、メトロ7日間フリー32ドルというのを購入。
NYメトロは一回乗車が2.5ドルだが、何よりもフリーという便利さを優先する。
ということでいつの間にか、まさしく
ニューヨークおのぼりさん向け豪華(せわしい)メニューになって(して)しまった。

結果、次のようなところへ行く。

ニューヨークシティパスを利用して
①メトロポリタン美術館、②グッゲンハイム美術館、③イントレピッド博物館、
④自然史博物館、⑤サークルライン観光クルーズ、⑥エンパイアステートビル展望台。

①②④は最初から希望で、①④は1日だけではとても回りきれない、もっと時間を。
⑤⑥はシティパスにあったから利用したが、だからこそ満足できた。
選択しなかった他のパスは、
⑦トップオブザロック展望台、⑧自由の女神、⑨9・11メモリアル博物館。
⑦は⑥との比較で、⑧は⑤で見られる、⑨は③との選択で遠かったので外した。

予約したり直接出向いたのは
フリック・コレクション、近代美術館、フィラデルフィア美術館、バーンズ財団などの美術館。
ほかにセントラルパーク、ハイライン、ブルックリンブリッジなど。

さわりだけ少しずつ、付け足していくつもり。続けばいいけど・・・。

①メトロポリタン美術館
とにかく広くて、作品も多すぎて、1日あてたが2階の一部だけ
Dsc03976

レンブラント
Dsc03879

そしてゴッホ
Dsc03973

お目当てはルノワールのこれ
Dsc03897


②グッゲンハイム美術館
次回特別企画があり、展示の入れ替えで一部分だけ公開と残念
Dsc04201

これが胸に響く
Dsc04199


③イントレピッド博物館
航空・海洋・宇宙・軍事など豪華、ここも広大すぎて、でも
Dsc04253

コブラもあるけど、こんなのがみんな好きなようで
Dsc04249


④自然史博物館
映画ナイトミュージアムはどこだったか、今は主流の展示方法がお見事
Dsc04085

Dsc04078


⑤サークルライン観光クルーズ
ハドソン川からイーストリバーへ、水上からマンハッタンの摩天楼をながめる。
いくつかの橋を下から見上げるのも美しい。
Dsc03728

Dsc03750

Dsc03737_2

Dsc03733

人がたくさん歩いているのが見える、これは行って歩かねば。


⑥エンパイアステートビル展望台
観光入場者がすごい数、それをさばくスタッフもなれたもので。
展望台では、自撮りもいっぱい。
英語以外のことばしか聞こえないのがうれしい。
Dsc04139

つづく

ということで、2017-10-16追記

NY滞在中の中日、たまたまの日曜日、フィラデルフィアに遠征する。
前日、バスターミナル(ホテルからすぐ近くという幸運)へ下見も兼ねて切符を買いに行く。
当日朝、発車40分前に行くともうすでにたくさんの人が並んで待っている。
発券番号が50番台だからそれなりに覚悟はしていたが無事乗車できるのか。

発車時刻10分前ごろ係員が来て準備、整列番号の確認をして、声をあげる。
「シニア?」
相方がシニアだが、あわせて自分もシニア扱いになっていたので手をあげる。
係員は我々を呼び、当然のように、最前列に並ぶように指示する。
なんか申し訳ないような気分になっているのは自分たちだけで、だれもが平然としている。

かつて学生時代あこがれた、長距離大陸間移動バスのグレイハウンド。
Dsc04074

NYからフィラデルフィアへ、高速に乗るとほとんどまっすぐの道をバスはひた走る。
眺めの良い最前列の優先席だったが、景色は単調、文句は言えない。
町になり、高速を出て中心部に近づくにつれ高層ビルが見えてくる。

平屋のだだっ広い、普通に地方にあるようなターミナルに着く。
情報が何もないので、美術館への行き方とシティマップをもらう。
フィラデルフィアは大都市という印象があるが周囲に人は少なく、車も同じく。
地図をしっかり見て、町の中心からまっすぐ離れたところにあるそこを目指す。

高層ビル群をすぎて角を斜めに曲がっていくと公園のようなとても広い通りになる。
Dsc03996

この通りをずんと進んだ突き当たりがフィラデルフィア美術館になる。
Dsc04003

なんか、美術館のためにこの広くて立派な道路が造られているようで、すごい。
ところで町の雰囲気が今日はどうも変、祭りかパレードがある特別な日のようだ。

そんな晴れがましい中、緊張するパレード出場者を見ながら歩いていく。
途中、ロダン美術館があり、もうひとつの目的地、バーンズ財団美術館を確認していく。
パレードの先頭はマニアなら垂涎もののバイクが並んでいる。
Dsc03999

祭りの前の準備中、立派な噴水があり、立派な建造物が美術館。

建物の前の石階段が長くて立派、真夏の日差しのもと、こりゃ大変そう。
でも周囲には、先ほどからその階段を元気に駆け上がっていく若者が多い。
とても美術館に来ている、とは思えない。
最上段に上がると、みんな申し合わせたように両手を挙げて跳びはねている。
Dsc04009


なんかどこかで見たような光景。

まるであの映画の一シーンのようだ。

フィラデルフィア美術館は内部もとても大きな教会のような感じだった。
チケットを購入すると2日間有効とのこと、それはNYでこそやってほしかった。
ここも印象派の作品をたくさん持っていて、落ち着いた雰囲気でとても満足。
Dsc04049

Dsc04010

Dsc04022

有名どころはともかく、印象派の外縁というか、つまはじきされたニッティスもあった。
Dsc04014

彼の作品は、ローマの近代美術館でとても印象的だったので、少しほっとする。

次は、バーンズ財団美術館へ。

とその前に、先ほどの映画の一シーンはしっかり銅像になっていてファンがいっぱい。
Dsc04051


バーンズ財団はルノワール181点、セザンヌが69点とその方面では圧倒的な存在。
Dsc04062

展示方法が個人(故人)の意思(遺志)なんだから。

壁面を埋める絵画に呆然、目がまわる。(内部は撮影禁止、財団ホームページより借用)
Ensembles1

1点、1点きちんと見たり、全体に圧され、椅子に座って浸ったり。
どうしても大きくて目立つ作品が気になる。
その各部屋の主というかセンターになる作品を引き立てるように他が配置されていたり。
主は当然のようにルノワールが多いが、モジリアーニの存在感も際立っていた。
セザンヌは最近はどこの美術館へ行っても人気がない、見ている人がいない。
でもここでは、その目立たなさがとても貴重な役割をはたしている。
一時期、日本ではとても人気のあったユトリロもここでは引き立て役として立派な存在。

今回の、おのぼりさんニューヨークの美術館を歩く、では一番印象的な美術館になった。

フィラデルフィア美術館から町を見る。
あれから40年、とても「ごみだめ」のような町ではなくなっている。
Dsc04039

つづく、かな?


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月12日 (水)

日記:猿投山の公式?草取り、笑う資本主義

日記:猿投山の公式?畑の草取り、笑う資本主義

629+2=701 
ヤマレコでみたこれ。Sさんが書いている。

6月29日は猿投山の標高(629m)にちなんで「猿投山の日」と。
てっぱんさん他が提唱し、制定記念日当日、記念ボードを設置している。
P1100150

一時期、というか今もその記念版さがしで一部盛り上がっている。

先の629+2=701、なるほどと思いつつ実際はまるで分かっていなかった。
計算上はふつう629+2=631で、631は猿投山の最高地点の標高らしい。
+2の2は2日ということで、6月29日に2日加える(過ぎる)と7月1日。
先に習えば、7月1日は「猿投山最高地点の日」とも。
猿投山に数式上の公式でもできたのか、と期待したのは自身の耄碌だった。

この前、登山口駐車場で靴の店が試し履きの出前をしていた。
P1100134

なじみのモントレイル靴もどっさり。
レオナから出発したモントレ生活、自分の場合はずっと助かり、充実している。

でも山頂で会ったこの人の足元を見たら、浮気しそう。
P1100161


あの有名なブログ「猿投山の達人」とも連続でニアミスした。
おそらく何度も会っているはずだが、面と向かって話したことは一度もない。
最近のレポ「南駒が岳~越百、擂鉢窪避難小屋での夜」は身の毛がよだつ。
猿投山の達人であることは明白、ただ、他の山では勝手が違うようだ。

Dsc03182

Dsc03187

Dsc03184

Dsc03183


週に一度、畑の手伝いに借り出される。
6月末の頃、雨が続いて畑の草が日ごとにぐんぐん伸び放題。
早いうちに始末しないと大変、とは思っていたが。
このところの、かんかん照りになってからの作業である。
根を詰めるには軟弱なので、作業は1日ではとても終わらず連日に。
P1100163

それにしても雑草とはよくいったもので、しっかり根が張ってたくましい(憎たらしい)。

雑草とはいえ、野草の一種で、イネ科植物がほとんど。
P1100171

ただ植物にも人間のこの法則はあてはまるらしい。
人は弱いから群れるのではない、群れるから弱くなるのである。
ぎっしりと密に茂ったところは大変そうだが、土が湿っていて剥ぐと一網打尽にできる。
まばらに生え丈の短いのは、かちんこちんに根を張り、鎌の刃も跳ね返される。
作業後、家に帰るとき、ずっとくしゃみが出て、花粉症がぶりかえした。
P1100132


市の住民検診の結果がくる。
昨年、要観察・要指導とされた箇所をそのままにしていたら(いつもの先送り)・・・。
今年は、要医療になった。
高血圧に続いて腎臓機能疾患、脂質異常症とは、節制した生活してるのになぜ。

Dsc03128

右のものを左に、左のものを右に。
お笑い芸人のネタうたにあったような、(彼、あれからどうした)。
左右にモノを動かす、たったこれだけのことで金になる。

GNP計算はそも、金の移動が元になっていて、それを経済活動という。
「ゆうちょ」で下ろした金をJAに定期で預け、JAで下ろした金を「ゆうちょ」に戻す。
これだけで数千円と粗品をどっさり手にする。
笑う、資本主義。
Dsc03125


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月28日 (水)

日記:故宮博物院を歩く

日記:故宮博物院を歩く

ツァー旅行で行った中国で、世界遺産「故宮博物院」を歩く。
かつての明・清王朝を物語る紫禁城と呼ばれた映画でもおなじみの場所。
そこを訪れる前には必然的に、あの天安門広場も歩くことになる。

Dsc03017

【訪問期間】2017年6月中下旬
【地 域】中国北京市内:故宮博物院(紫禁城)
【天 候】30度を越えて暑い、霞がかった空

全食事付きとはいえ、ツァー旅行特有の観光と営業が混在した計画。
移動はすべて貸切バス、ガイドの掲げる旗の下、団体行動をとる。
目玉の世界遺産はいくつもの観光訪問先のひとつで、移動も行動も忙しい。

中国三千年の歴史を物語る映画やドラマで見ているとはいえ、そこはどんなん。
『王宮の紋章』『ラストエンペラー』などの舞台ロケ地だけど実際に見てみないと。
だだっ広いばかりの城は、土台も壁も石造で、うるおいってものがまるでない。
あんなところで政治が行われたらしいけど、裏というか生活の場はどこや。

朝早くから、それこそ中国全土から来た訪問客がガイドの下に動いている。
Dsc02977

整列し点呼、並んでぞろぞろ歩くのはどこでも見かける光景。

大国中国の首都のその中心部、警備は厳しく、警察や軍部も控えている。
Dsc02984

少しでも変な行動を取ればそれこそすぐに連行されるのか、と思える感じ。

今歩いているのは、あまりに広すぎてそれを感じなくなってしまう天安門広場。

だだっ広い広場は方向感覚も何もあったものではない、ただ着いていくだけ。
人民広場の象徴のひとつだったような。
Dsc02988

そして、観光客でもあるたくさんの中国人民の取る行動はみんな同じ。
もちろん外国から来ているわれわれも同じ。

スマホやカメラを構えて、ある者は衣装を調えて、ポーズを取って写真撮影。
他人は全く目に入らず、いろんな自撮り棒で、真剣に自分に向かい合う。
これをSNSで拡散するのは、最高の自己存在証明なんだろうか。

被写体の中心はもちろん毛沢東、その肖像画。
Dsc02994

Dsc03001

何を想う、チベット仏教徒の方。

その前には広い道路があり、いったん地下にもぐってから近づく。
Dsc03003

Dsc03004

ようやく「故宮博物院」。
Dsc03008

ここまでが長かった、とにかくだだっ広い平地をずっと歩いているだけ。
アスファルトかコンクリートか、または石造の固い道ばかり。

これって、ヨーロッパの街でも感じたこと。
パリもロンドンもローマもナポリも、ポンペイ遺跡でもそうだった。

人の列がふたたび集まり、並び、進む。

立ちはだかるのは大きな城壁門で、通路は5つ。
真ん中が大きくて、左右がその次で、その外は狭くなる。
真ん中の大きいのは皇帝だけが通れる道、左右は側近で、一般はその外。
狭いといっても充分な広さと高さで、中の特別な3つと比べるから馬鹿らしい。
真ん中、側、外の通路で、通行料金に差をつければ面白いし、稼げるかも。

門壁トンネルをぬけるとそこはふたたび前方に門壁がある広場だった。
Dsc03009_3

というのが続く。
Dsc03017_4

Dsc03029

暑いから飲料水が売れる、城内の移動はこれだぜ。
Dsc03014

神社の初詣というか、スマホ教というか。
Dsc03023

人の大きな流れから外れると。
Dsc03012

Dsc03025

Dsc03032

Dsc03027

Dsc03034

緑というか、潤いがある。

Dsc03035

Dsc03036

映画ではここに兵士が控えていて、一斉に弓矢や槍を射撃する(見えないけど)。

大きな門をくぐってようやく外へ。
Dsc03043

でかいを越える巨大建造物で、広いといえば道は長かった。

遺産といえばそうだけど、大味だわ。

堀も大きい。
Dsc03045

巨大魚か古代魚がいたらGJ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月25日 (日)

日記:長城を少し歩く

日記:長城を少し歩く

ツァー旅行で行った中国で、世界遺産「万里の長城」の一部分を少しだけ歩く。
旅程は3泊4日、観光訪問先は盛りだくさん、移動は団体バス。
大きな国の広い道路は車がいっぱい、観光地も人があふれている。
Dsc02927

【訪問期間】2017年6月中下旬
【地 域】中国北京郊外:長城、八達嶺
【天 候】30度を越えて暑い、霞がかった空

全食事付きとはいえ、ツァー旅行特有の観光と営業が混在した計画。
ガイド付きの団体行動で、移動もすべて貸切バス。
目玉の世界遺産とはいえ、いくつもの観光先のひとつで移動も行動も忙しい。

テレビや雑誌・教科書で、幼い頃から見て知っている有名な「万里の長城」。
秦の始皇帝からずっと、時の皇帝のよって増改築され続けてきた。
百聞は一見に如かず、何事も体験し、五感で味あわないと分からない性質で。

広々中国、広々北京から離れ、少しずつ山域に入っていく。
バスや、横を走る大型車が、ずっと苦しそうに登坂車線を上がっていく。
それまで、山というものがどこにもなく、見えなかったので、変にびっくり。

山はそんなに高くはないが、岩ゴロゴロの険しい山並みである。
Dsc02910

どこが目立つでもないが、どこも登山対象として充分といえる。
斜面は急なので登るのは大変そう、どこにも人はいないし登山道も見えない。

おっと、なんだなんだ、見えちゃいました。
Dsc02909

ええっ、こんなところにジグザグも切らず石で城壁を築いた!
なんかとんでもない世界に来た感じ。

そこは通り過ぎて、長城の観光地として一番有名な「八達嶺」という場所に行く。
Dsc02915

歩き方はといえば、長城は途轍もなく長いのでゴールや頂上はない。
ガイドが言うには、長城に取り付いて、左が「男坂」で右が「女坂」というそうな。
歩きやすくて人気があるのは「女坂」だそうで、4つ目のポイントぐらいまで、と。

説明や記念写真とかなんとかで、滞在活動予定時間はどんどん少なくなっていく。
ここら辺が団体ツァー旅行の欠点というか難しいところ。
50分でどれぐらい歩けるか、動き回れるか。

まずは急なので人気の無いという「男坂」へ。
Dsc02958

案内板には左「南城」だそうで、これが男坂らしい。

なるほど人はほとんどいない。
Dsc02920

坂はそれなりに急で、長城歩きの感覚は分かった。

長城の上は、どこからも視界が開けるので眺めはいい(そのために造られた城壁)。

それなりに高いところへ行き、振り返って「女坂」方面を見る。
Dsc02919

どっしりうねうねと続く長城の雰囲気はよくわかるし、あちらの方がずっと人が多い。

これ以上登ると時間的にきついので引き返し、今度は「女坂」を目指す。
Dsc02924

下るときに分かったのは、この長城の石の道、階段は下りが大変、ということ。
Dsc02922

石段の登りで緊張した筋肉が、下りになってブルブルしていると踏ん張れず危ない。
調子に乗って上がったはいいけど、締まらない筋肉で下りると、くたんとなる。

それ以降は、ペースと自分の年齢を考え、息を整えて歩いていく。
とはいえ、折角の機会なのでと無理をするのは貧乏性なもんで。
Dsc02925

Dsc02927_2

それにしても、急なところは本当に急。
Dsc02928

よくこんな急な石段を造ったものだ。

なるほど、ヒマラヤ、ネパールで聞いた話は本当だった。
高所登山は大変だが待っていれば、チョモランマの頂まで中国人なら石段を造る、って。

ほぼ目的のところまで来たので引き返す。

この先は、一段と高くて距離があるのと、別世界になりそう。
Dsc02940

というのは、あの高いところへはロープウェイが来ている!!
そして、苦労する下りはといえば、なんと「スライダー」!!!ができている。
金を払ってそれを使えば、1分もかからずに下りるという。

「万里の長城」は、その大きさや距離、出来具合から異次元の世界だが、
現在のその観光地化は、別の次元の活かし方でもあるらしい。

下りこそ気をつけて、たらたらと。
Dsc02949

Dsc02952

トイレに寄ると、ニセ壁の写真がいい。
Dsc02960

映画『グレイトウォール』の長城、城壁はそれはまた別世界。
漢人にとって北からの侵略者は、得体の知れないエイリアンで恐怖そのもの。
これだけの城壁を造っても防げなかったのだから、さもありなん。

長城ロングトレイル6000キロだと、どうみてもきついし、水は食料の補給はどうするのか。

駐車場までの道も、遊園地の帰りのよう。
Dsc02964

Dsc02966

ほう、あれがロープウェイか。
Dsc02967


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017年2月 5日 (日)

日記:イタリア旅行で「ローマの松」を知る

日記:イタリア旅行で「ローマの松」を知る

ツァー旅行でローマと南イタリアに行く。
何十年ぶりかのツァー旅行は最近流行のビジネスクラス体験というやつ。
少し豪華な食事や欲張りな旅行計画に腹いっぱいでずっと身体は慣れず。
せめてもの救いは「ローマの松」が分かったこと。
Dsc02160

【訪問期間】2017年1月中旬から下旬
【地 域】ローマ、南イタリア
【天 候】日本と同じで寒い、雨に降られることも

飛行機はエコノミークラスしか知らず、ビジネスクラスは縁のないものだった。
料金が4倍、5倍だったらその分、旅行の回数を増やすというのが自分の性。
そこへ多少はお得の3倍という釣りえさ体験プラン、清水の舞台から落ちる。
飛行機だけがビジネスで他はふつうの計画、なので盛りだくさん余裕なし。
予習で「地球の歩き方」を少し見るがその情報量の多さにすぐに降参。
添乗員の旗の下、ついて行けばなんとかなる、と開き直りの情けなさ。

はじめてのイタリア、ローマ、少しぐらい知っていることや疑問はある。
地理の知識、イタリア映画は何本もみている、そして音楽もある・・・。

きっかけはレスピーギのローマ三部作のひとつ「ローマの松」だ。
オーケストラの盛り上がりがなかなか派手な作品で変った題が記憶に残る。
いったいローマの松って何だ、松が楽曲の題になるほどのものなのか・・・。

もうひとつは、夏目漱石の「坊ちゃん」、教科書で読んだのだ。
【以下「坊ちゃん」より引用】
赤シャツ:あの(島の)松を見給え、幹が真っ直ぐで、
   上が傘のように開いてターナーの絵にありそうだね。
野だ:全くターナーですね。あの曲がり具合ったらありませんね。ターナーそっくりですよ。
   (中略)どうです教頭、これからあの島をターナー島と名付けようじゃありませんか。
赤シャツ:そいつは面白い。我々はこれからそう言おう。

その島は観光案内では松山の四十島らしいが、なるほど盆栽の松のようだ。
松といえば枝ぶりに特徴があり、日本では黒松とか赤松、落葉松やハイマツだ。
一方、ターナーの絵が好きでロンドンへ2度も行きしっかりと観たのは最近の事。
ターナーの松のことも気になったが美術館のどこにもそんな盆栽の松の絵などなかった。

ただ最近、”ターナーの松”を知識として知ってしまったのだ。
それは「金枝」や「チャイルド・ハロルドの巡礼」という作品で見られるもので、
幹がすっくと伸びててっぺんの方だけに枝葉が集まっている。
Img_b001a1eb185085c8d64a264a3c8032d

Tarner2

まるで日本で見ている松ではない、美術館で見つけられないはずだ。
でもそれこそターナーがイタリア旅行した時に描いた作品の中にある松なのだ。

ということで、つまらんことにこだわるおじさんの頭の中で両者が繋がった。
「ローマの松」と「ターナーの松」は同じらしい。
そしてイタリアはローマの地を踏むとそれはすぐにむこうからやってきた。
Dsc02139

Dsc02101

Dsc02106

Dsc02155

なんやこれ、並木になってどこにもいっぱいあるやん。

このローマの松はイタリアカサマツ(笠松)で、もちろん松の一種。

高いのは25mぐらいになるらしく、それは見事なもの。
ボルゲーゼ公園で見た。
Dsc02277

幹肌を見て、粋なイタリア男と同じようにパリッと刈り上げされている、と見た。

帰ってきてから調べると、老木になるに従い自分から下枝を落としていくらしい。

その実(松ぼっくり)は食用になり、古代ローマ時代から重宝されている、とも。
Dsc02276

ところで「ローマの松」は分かったけど「ターナーの松」に疑問が残った。
当時はまだ田舎のイギリスから文化の中心地イタリアへターナーが物見遊山に行く。
そこで見て聞いて知ったものはすべてが文明の香りのするものだったはずだ。
そのひとつが「ローマの松」だったかも。

それを孫引き引用した赤シャツと野だの言動、というか夏目漱石。
当時の日本は東洋の僻地で、世界の中心はイギリスに移っていた。

そこから、盆栽の松をよくぞターナーに見立てたものだ、えらい。

そう書いてもだれも問題にしないし、最終的にはローマに飛ぶんだから、お見事。
Shijushima_turner_island_matsuyamac

四国、松山の四十島(ターナー島)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月 3日 (火)

日記:定例山行 空耳の観音山

日記:定例山行 空耳の観音山

毎年正月2日は麗人街カヌー倶楽部の年に一度の例会でなぜか山歩きの日。
初詣の車の混雑を避けて近場の山として選ばれたのは1号線沿いの観音山。
ふもとには古刹の財賀寺と平尾ゴルフ場があり、山そのものが聖域と思われる。
財賀寺とゴルフ場を囲いぬうように周回する豊川自然歩道が整備されている。
P1080338

【山行日】2017年1月2日(月)    
【山 域】東三河:観音山、財賀寺
【天 候】晴れ
【形 態】周回 軽装 HくんとNくん 
【コース】稲束墓地周辺の駐車地 起点 時計回り
P11:36--豊川自然歩道--12:55観音山13:53--財賀寺--15:06P

今年も年末から正月にかけておだやかな天気の日々が続いている。
隣近所や世間を見回しても静かなのだが正月2日の道路は要注意。
プロの運輸業が少ない代わりに大量の初詣一般車両で、ところどころで大渋滞。
伊勢神宮など有名どころに参り、事故や大渋滞にあってその御利益ってなに。
本日利用の1号線は岡崎の一畑山薬師寺と豊川市内で流れが止まってしまう。

でもすぐにアイアン名電赤坂駅付近で道を外す事ができて、ほっとひと息。
峠を越えて山から下りつつ、本日の登山口付近に無事到着。
財賀口とも稲束神社、稲束墓地付近が行き帰りのもとで、さっそく準備して出発。

はじめは先ほど車で下ってきた道をたらたらと上がっていく。
さっそくゴルフ場の横には立派な看板がある。
「人の問題、ゴルフの悩み すべて解決します。○○社会保険労務士事務所」

なんかその商売上手に感心しつつ、道路わきを見ると電話機が落ちている。
P1080317

当然使えるわけがない、と受話器を取って耳に当てる。
「もしもし、君の名は。」
「キミの縄、ぼくのムチ」

道の両側には立ち入り禁止柵や、防獣電気柵が走っている。
鎮守の杜が珍獣の森とは。
「サルや鹿も困るけど、一番はイノシシかな」
「ゆっくり言えば、IN-NO獅子って、ライオン?」
ぽかぽか陽気の日だまりハイクなのに、時々さーっと寒風が抜けていく。

遠くから近くから、空の上から人の話す声が聞こえる。
なんだ、頭上のゴルフ場の陸橋をプレイヤーが歩いていた。

すぐに豊川自然歩道の看板があり、右矢印で指示している。
まだまだ車道の道をとぼとぼと歩いていく。
並木柵が途切れ、立入禁止ゲートのむこうには広々とした世界があった。
P1080318

と、そこで道は左折、落葉の林道、自然歩道になる。
P1080319

やがて林道の自然歩道は静かな植林帯に入っていく。

下草は赤い実が葉の上にあつまる「千両」。
P1080321

鳥さんが喜んで啄ばんではところかまわず排泄した感じ。

林道はすぐに終点になり、枝尾根に巻き上がると階段があらわれる。
P1080322

視界がほとんど開けないまま、少し暗い樹林帯の中をとにかく進む。

財賀寺へ下る道を右に分け、さらにずんずんと上がっていく。

明るい小広場があらわれたが、それは展望広場らしい。
P1080323

記憶にあるあの時の観音山とはちがう。

20年以上むかし、一度だけNくんとこの山に来ている。
植林帯は低かったし、展望広場は草原だった。
本当に様変わりだ。
わずかに視界の広がる展望広場の雰囲気はいいので、後で来る事にする。

急な坂を山頂をめざして進む。

ふたたび前方がそれとなく明るくなったところが観音山山頂だった。
P1080324

なるほど、観音様が箱に鎮座されている。

展望広場と同じくここからの視界も狭まっていた。
三河湾がばーんと見えたこの山の展望が好きだったのに。
樹木が年月の分だけ生長したんだ。
「立ち木の伐採を禁ずる」表示看板があるから、聖域として護るのだろう。

ただ、北西方面は切り開かれ、形のよい額堂山が見えた。
【訂正】額堂山ではなく、鳥川の京ケ峯(441.8m)。
    手前の山は新東名の額堂山トンネル上の約320mほどの山。
P1080326

そういえば本日の山計画のひとつが弘法山から御堂山だった。
他の計画として観音山があり、そして本宮山があった。
自分はそれを弘法と観音、御堂と額堂と混ぜて、観音山から額堂山と思いこむ。
そうなると距離も標高差もあって大変で、その時から空耳と勘違いが始まっていたのかも。

何はともあれ山頂だ。
ここの下草で目立つのは赤い実が葉の下に垂れ下がる「万両」。
P1080325

千両と万両が分かれてそろい踏み、めでたい山だこと、さすが。

北東方向には薄い踏み後があり、峠を経て西に額堂山、東に西蔵へ行けるらしい。

風が吹き抜けて寒いので長居はできず、急坂を慎重に下って広場に戻る。
P1080332

ふたたび展望広場、なるほど山頂よりは少しだけ視界が広い、気がする。

テーブル・ベンチで寛ぎ、昼食にする。

往きの道でもずっと話が途切れなかったのに、まだ話すことの多いおじさんたち。
いつもながら政治や社会情況という堅い話ばかりで、大事なことだが面白くない。
世相の冷たい風がすーすー吹き抜けて会話の糸をどんどんこんがらがらせていく。
「AKB48って、歳をとったらHeyKB?」
「生前退位って、譲位だろう」
「その、~タイイって、どんな体位」
身体が冷えてきて耳も働かなければ、思考力もなくなる。
退散。

来た道をしばらく下り、途中から財賀寺方面に左折、下りる。

有名な大きなお寺には、長い参拝道があり、きつい階段がつきものだ。

それがここでは、天上界たる山上伽藍の大師堂に、側面というか背後から参上する。
P1080333

まったくもってなんというか、コースのあやというか、謹んでうやむや。
今日の財賀寺には当然、たくさんの人が参詣している。
P1080335

そんな人の突く鐘の音が山の上にまで響いていた。

本堂から三十三観音堂、不動堂、石段の脇に三十六不動。
P1080339

弘法大師、四国霊場お砂踏み回路(回廊ではない)。

人間界の本坊は脇の駐車場付近なので、直下の仁王門へ石段を降りていく。
P1080344

左右に立つ金剛力士像とともに国の重要文化財だが、国宝級だとも。
P1080346

近年、修復されたそうで、金百円でライトアップにも応じる。
作者は運慶か、はたまた快慶か、それとも陰~か。
十の並びの日に奉納土俵入りが行われたが、兄弟そろい踏みはギャラで折り合わず。
P1080350

どこまでも人間界の下世話というか金目というか、空耳と耳鳴りは已むことがなかった。

そこから出発地点まではできるだけ車道を避けて歩く。
まだ日中の明るい時間に周回コースの歩きを終えることができてほっとする。
P1080356


観音山をふくめて付近の山々は近年、どんどんハイキングの対象になっている。
これではいつまでたっても山の人間界から川のカヌー界へは近づけないかも。
それよりもアゲハの緊縛、ロープワークを学んで岩に取りつかれるとか。
そんなことをぼやきながら、おじさんたちの正月は過ぎていくのだった。

来年はどうなることやら。2人以上こそ危ないのだが。
P1080338_2


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2016年3月27日 (日)

日記:西尾茶臼山、無の里で抹茶を味わう

日記:西茶、無の里で抹茶を味わう

寒の戻りが少しあり、再び春がここそこで広がる。
桜は染井吉野だけではない、無の里では薄墨桜が白い。
里山では生きものたちが活発に動いている。
出不精になってぐずぐずしているのが恥ずかしくなる。
Dsc09851

【歩行日】2016年3月26日(土)    
【山 域】三河(西尾・幸田):西尾茶臼山、いきものふれあいの里
【天 候】晴れ
【形 態】周回 単族 軽装  
【コース】平原の滝(無の里)駐車場 起点、いきものふれあいの里
P1214--展望台--西稜線道--12:50山頂--13:09南茶臼山13:24--
--13:40頂--西稜線道--14:02P--無の里  14:24いきものふれあいの里

なまった身体を近くの里山をぶらつくことで自然にひたしてほぐす。
上を仰げば、これって桜だよな。
Dsc09824

すばしこく周りを飛んでるのは、お前か。
Dsc09825

テング蝶。

花粉症なのでマスクをして歩く。
これだと少しは息苦しいので薄い酸素すなわち高地順化訓練になる(ウソ)。
Dsc09827

歩きなれた道なのに先週、尾根を一本間違えていた。

思い込みなのか勘違いか、どこで間違えたのか確認するために慎重にたどる。

この木はなかなかの太さだが、どうしてこんな枝ぶりになるのか。
Dsc09830

枝を出したとき、よほど辛い出来事があったんだろうな。

人災の可能性が高い。

裏白が繁茂する斜面は、今や恐竜時代を再現する雰囲気でいい。
Dsc09831

山頂に来る。
Dsc09835

少しぼーっとしていると彼があらわれる。
Dsc09836

このヒオドシチョウはここら辺を縄張りにしていて血気盛んだ。
啓蟄の日に見たのとは同一か違うのか、羽が少し痛んだような。
Dsc09630


電波塔の南広場は、もう少ししたら絶好の花見場になる。
Dsc09837

花はまだ全然だが、おじさんたちが仲良く寛いでいた。

南茶臼山まで行き、休憩して、もどる。

西稜線道から長い階段道を降り、駐車場の手前で無の里へ向かう。

岐阜県の旧徳山村から移築した建築物がある。

庭にはこれまた岐阜県根尾村から譲り受けた薄墨桜がある。
Dsc09846

大垣市出身の自分には、いずれの地名も懐かしい。
子どものころ、あの徳山ダムが出来る前に、何度も行ったことがある。
今この西尾の地で、少し離れた土地の家と樹木が並び立つふしぎ。
Dsc09848

そこに西尾の抹茶がブレンドされるのだから、ありがたいことだ。

次に向かうのは西尾いきものふれあいの里。

人の手がいっぱい入って造られた里の自然だが、これまた懐かしい風景。
Dsc09855

歩く道が土で、土手にはレンゲだなんてありそうでなかなかない。
Dsc09857

ここも少し足を伸ばすと、これぞ正しい日本の田園風景があらわれる。
Dsc09858

ヤマアカガエルのオタマは少しずつ大きくなってるけど、数は激減している。
Dsc09861

アズマヒキガエルの産卵はいまだに見られず、大丈夫かなあ。
昨年は産卵が大きく遅れて4月に入ってから、それも少なかったらしい。

ここでもすばやく元気に飛び回るチョウがいる。
2~3頭がしょっちゅう縄張り争いをしている、ルリタテハ。
Dsc09658

Dsc09651

生きものが安心して自分たちの生活を送っている感じ。

今日はついでだからと、碧南へ。
知人が案内を送ってくれた、先回は2年前。
Dsc09875

この町はなぜか芸術のにおいがする。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月14日 (月)

日記:天野千尋監督の舞台挨拶を聞く

日記:天野千尋監督の舞台挨拶を聞く

3月12日(土)19時より刈谷日劇にて天野千尋監督の話を聞く。
現在同館にて上映中の『うるう年の少女』『どうしても触れたくない』についてほか。
40人近い人が集まる。老若男女というか幅広い年齢層。
毎月行われている「映画を語る会」の人もついでに参加とか。
天野さんの人気なのか、映画好きの人がこんなにたくさんいるということになぜかほっとする。
自分は上映中の作品について少し後ろ向きの感想を覚えたので意を決しての参加。

劇場管理人の亀谷さんの司会で天野監督が登場。
Dsc09663

Dsc09662
若くて少女のような感じだが最近出産されたとか、地元豊田出身。
5年の会社勤務を経て、映画制作を始められた、と。
2013年『どうしても触れたくない』で劇場長編デビュー。
『うるう年の少女』が2014年作品で、
以前、刈谷日劇で上映された『放課後ロスト』は2013年の3話のオムニバス作品と。
他にも短編やドラマ・音楽ビデオなどがあり、脚本もありのプロの方。

まずは司会の亀谷さんから質問。
『どうしても触れたくない』という男が男に恋をするBL作品の見方(?)について。
何が普通で何が特殊かは人それぞれ、対象を置き換えれば分かりやすくなるけど。
異性に惹かれ、恋するように、同性に惹かれ恋することだってある。
自分が普通と思っている状態に置き換えて観れば、なんだけど。

Img_0
《story》『どうしても触れたくない』
『転職先の職場に初出社したゲイの青年・嶋は、エレベーターで新しい上司・外川と出会う。
無遠慮なように見えて気づかいを怠らない外川にひかれていく嶋だったが、
過去のトラウマに苦しむ嶋は素直になることができない。
一方、つらい記憶を抱えながらも前向きに生きようとする外川は、
傷つくことを恐れず嶋に思いをぶつけるが……。』

経験とか先入観、知ってる世界とわからない世界。
こればかりは頭で考えても解決できず、ずっともやっとした感覚。
映画は淡々と進み、ふたりと周囲数人をのぞいては隔離されたような世界。
外川が嶋に別れ際にキスする外の広い階段を数人通り過ぎるのが唯一世間との接点とも。
ふたりがそれぞれ住まうマンションも劇画の世界の見栄えのよい広さで生活感はない。
四畳半や一間にモノがあふれた部屋ではBLは成就できないとでも。
あくまでもファンタジーであり、生々しいのはもうこりごり。
そんな世界を、その中に入り込むのではなく少し引いたところから撮る。

会場では映画やファンタジーに造詣の深い女性の質問や発言が続いた。
へえ、みんな外川課長にほれる、だって。
ぶっきらぼうだが気遣いのできる、そんな彼に男も女もほれる、と。
そうかな?外川は人前で平気でタバコを喫う男だぞ。
決して繊細ではない、というか一見豪放磊落、というか無神経無頓着で自分勝手。
ずけずけと他人の領域(おとなしい嶋)に入り込んでくる。
それがいつの間にか、変っているのだから。
ただ、嶋を覗き込むようにした時に見せた表情があの男に似ていてびっくりした。
橋口監督作品『恋人たち』のあのクールな弁護士で完璧人間・四ノ宮。

どうも世間はというかこの作品は一部で熱狂的に迎えられ、天野監督の出世作になる勢い。
台湾でも歓迎されたとか。
ツァイ・ミンリャンがいて、若い監督も育っているから下地は充分だな。

そしてもうひとつの作品『うるう年の少女』。
《story》
『夢を追って東京に出たものの、いまだ売れない女優のエミは、12年ぶりに帰郷。
田舎の風景は何にも変わってないようで、実はすべてがあの頃とは違っている。
皆いつの間にか、ちゃんと大人になっている。
結婚、出産、金、生活、老い・・・じわじわと迫ってくる現実。
でも私は、他の人とはちがう。
昔から信じている奇跡があるから。私は変わらない。私は老いない。
私はきっと、特別な人間になれるはず・・・。』
Czyp7houaaazf7k

『どうしても触れたくない』で沈んだ気分を次のこの作品で晴らそうとした。
2本立ての映画を観る時、この順番を考えるのはとても重要なことだ。
たとえば先々週まで刈谷日劇2で上映していた犬童一心監督2本立て。
『メゾン・ドヒミコ』と『ジョゼと虎と魚たち』なら、先にメゾンで後にじっくりジョゼとなる。
あくまで個人的な感想だが、久しぶりの『ジョゼ~』の満足感はメゾンよりずっと大きいはず。
そしてそれは予想通りで、観た後の寂しさや悲しさはずしんとその後、数日続いた。

さて、そのお口直しになるはずの『うるう年の少女』。
もうだらだら書かないで率直に、何これ、この痛い痛い作品は。
救いようがないというか、世間知らずの妄想ねえさんにつける薬は、ないとも。
そんな華も才能もない売れない女優さんを、まるでそのまんま演じた女優さん。
地ということはないから、天野監督の人物造形が際立っていたんだろうな。
それにしても彼女の数十年後(50年後)の姿まで描くというか、さらすという念入れ。
孫がいるという設定は?だが、よく家庭がもてたものだという疑問と相殺か。

キャスティングにも異議アリで、渋川清彦さんの登場ですぐに先が暗くなった。
個性派俳優で実際は本当にいい人かもしれないが、色がつきすぎている。
『モーターズ』で格好いいはずの主人公にして、他人の彼女に注ぐあのスケベな視線。
自分の中ではあれだけで作品がひっくり返ったけど、再びあれに会うとはご愁傷さまだった。

と、年甲斐もなくどんどん感情的になってしまって反省。
年齢を重ねていくつになっても知らない世界のことでああだこうだと思い悩む。
映画って本当に面白い。
いつもひとりでうだうだしてるけど、他人様の感想や考えを聞くのもいい刺激になる。
刈谷日劇さんは本当にありがたい存在だ。

天野監督作品2本立て上映は3月18日まで。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧