山歩き:鈴鹿

2017年6月 1日 (木)

山歩き:新緑の烏帽子・三国岳・焼尾山へ

山歩き:新緑の烏帽子・三国・焼尾山へ

篠立パーキングを起点に左回りで4座(狗留孫・烏帽子・三国・焼尾)を周回する。
シャクナゲの季節はにぎやかな山域だが、少し遅い新緑だと人の気配はまるでなし。
ブナ将軍に再会し、遠慮しない動物の姿にびっくりする。
ヤセ尾根には照葉樹の落葉が堆積し、すべりやすくてとても危険。
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【山行日】2017年5月28日(日)    
【山 域】鈴鹿北部:篠立、焼尾・三国山・烏帽子岳・狗留孫岳
【天 候】晴れ
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】篠立パーキング、起点
P7:34--7:54長楽寺--8:57狗留孫岳--9:33烏帽子岳9:42--10:33ブナ将軍10:55--
--11:33三国岳--12:27焼尾山12:53--14:24中電ゲート--14:52P

時期を検討しながらうまくいかず、2年ぶりの来訪になる。
すっかり夏日の天気のもと、広くて空いている篠立パーキングに着く。
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トイレや休憩所のある、いかにも使い勝手のいい便利な場所だ。

2年前は右回りで挑んだこの周回コース、気分を変えれば新鮮そのもの。

旧道・生活道・新道が並行するなか、まずは長楽寺と篠立林道を目指す。
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林道に入ってすぐ、にぎやかな五人組のハイカーに会う。
烏帽子岳の周回か往復のようだ、と勝手に推理。

その後、下山するまで人っ子ひとりとも会わなかったのはいったいなぜ。

植林の薄暗いなか、坑口らしきを見て、すぐに登山口となる。
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ジグザグに上がっていくが、道型はしっかりしている。

やがて枝尾根を経て尾根の肩にあがる。
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そこからは急だがしっかりとしたほぼまっすぐの道を上がっていく。

左、タカンス谷側は自然林で、右の集落側は時に植林。
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遠くから見るこの尾根はなだらかなのに、歩いてみると意外と急なのは体調か。

尾根が広がってくると開けた広場になり、反射板のある狗留孫岳に着く。
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山名は狗留尊仏に由来するらしいが、クルソンの呼び音がいい。

展望も多少開けるので、この後に行く山や尾根稜線を下見する。
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ここから烏帽子までの稜線はなだらかで、その新緑の道を密かに楽しみにしてきた。

コブをひとつ越えて、ゆるやかに広がり、カーブしていく道。
これだこれ、このなんともゆったりとした稜線歩きがたまらない。

ピピーなのか、キーなのか嬌声をあげてダダダッと逃げていく鹿の音。
最近はたくさんいるという鹿だが、いつも目にするのは逃げていく姿だけ。
そこに逃げ遅れたというか、小鹿かバンビちゃんらしきがじっとしている。
様子がおかしい、どうしたもんか、とカメラを構えて撮る。
逃げれないのか。
この先、大変だろうな、と思いつつも。

新緑の中で鮮やかに咲く山ツツジの橙色と、落花したシロヤシオ。
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烏帽子岳に近づくと勾配が急にきつくなる。

上りきったところが烏帽子岳最高点で、山頂は右へもう少し行く。
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いつもにぎやかなところだが、今日は自分ひとり。

展望が南方向にだけ開けるが、それで充分とも思う。
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反対側の細野からの道を見ると、これまた急な道だこと。
烏帽子と名がつく山だから、それなりに尖っているわけだ。

山頂を後にして、最高点にもどり、さらにバンガローへの道を下りる。

途中、岩場から西北方面に視界が開ける。
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ここはシャクナゲの多いところだがもちろん花は終わっている。

すぐに県境尾根への分岐があり、左折する。
烏帽子岳と三国岳をつなぐ県境尾根は起伏の多いヤセ尾根が特徴。

付け加えて今日は、照葉樹の落葉がしっかりと積もっている。
照葉樹の葉は固くてしかも厚い。
重なる落葉はつるつるっとすべって動きまくる。
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とにかく危なくて仕方がないので慎重にゆっくりと歩いていく。
落葉スキーの経験はないが、これだけ滑れば雪などいらない。
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このヤセ尾根だが途中、西に派生する尾根に入り込む。
すべる巻き道に足を取られてしまっていた、気を引き締める。

それにしても起伏というより上下動に多い尾根だ。

そんなことを繰り返しながらも、ブナ将軍と副将軍の存在感は格別。
どっしりと粛然と立っていた。

「ご無沙汰していてすんません、将軍様。お元気ですか」
花とかローソクとか線香でもあげるといいのだが、違うか。
悦ばれるのは、供物か。
近くに寄って抱きついてみる。

少し離れて、デジカメる。
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とにかく急斜面なので、足場には苦労する。

立ち去りがたいが先へ進む。
三国岳に近づくと大岩が立ちふさがっていて、そこを巻くように上がっていく。
稜線に上がり左折してしばらくで山頂へ着く。
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三角点山頂はこことは反対方向へ下るのだが、行く気はない。

途中、烏帽子からこの三国岳への起伏の激しい県境尾根を見る。
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山頂のあと、さらに高みを目指していくと最高点になる。
厄介な山だこと、って気にしなければいいのだが。

三国岳から焼尾山へは地形図を見ればわかりやすい。
来た烏帽子からと距離は似ているが、尾根の起伏はほとんどない。
150mをぐんと下がり、ふたたびそれだけ上がる。
単純なだけに他へ迷い込むこともないとは思う。

だから特徴はないのだが、山ツツジがとにかく多いということ。
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ツツジの色から「カラクレナイ尾根」でどうだ、って無理強い。

上がったところは、別の尾根と交差していて迷いやすい。
鞍掛峠からの道へは、もう少しヤセ尾根を進む。
このヤセ尾根の左側、北東側は崩落が激しいので要注意。

鞍掛峠からの道と合流して、左へ高みを目指すと焼尾山。
ネイムバリューこそ低いが本日の山の最高地点で922m。
ちょっとした岩が鎮座し、多少展望が開ける明るい頂だ。
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やれやれ、ということでここでは靴を脱いで休憩する。
このところすっかり夏日になって日差しもあるが、風は涼しく冷たい。
風を避けつつぼんやりしていると目の前にのそっと動くものが出てくる。
Dsc02743

思わず声が出てしまう。
さすがに隠れてしまった、黄土色で細長いからイタチかな。

さてと、休憩は終わり、あとは下るだけ。
といっても、この焼尾の下りはちょっと不安。
さーっと下っていく。
道も覚えているし、方向も記憶どおりだ。
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南へ振って、下りてからは東へぐんぐん。

時々鉄塔のところで切り開かれているので位置もわかりやすい。

厄介事案で有名な中電小屋のところはさっと通り過ぎる。
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その後も道型はしっかりしているし、一般道のように踏み跡も確か。
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よほどたくさんの人が入っているのだろう、と思う。

尾根芯を通らずに巻き道を行くところも確かで、ここは滑りやすくて慎重に。
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窯跡がいくつかあり、尾根の下部になる。

問題はここからだ。
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中電の鉄塔巡視路を利用しているので道がいくつにも分かれる。
以前、行き詰まったのにそれを再び選んで、またしても鈍詰まる。
スギの植林の急斜面をへつり横断し、なんとか巡視路にもどる。
落葉の堆積が多くてそれに惑わされたこともあるが、下りは難しい。
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なんとか中電私有地に近づいて、ほっとする。

あとは舗装された道をとぼとぼと歩くだけ。
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2017年5月15日 (月)

山歩き:鈴鹿の上高地でヤブオフ会

山歩き:鈴鹿の上高地でヤブオフ会

第19回ヤブコギネットオフ会が鈴鹿の上高地(神崎川右岸)で開催された。
山の楽しみ方や歩き方など色んな面で影響を受けているネットページ。
日頃ほとんど人との交流がない自分には貴重な刺激と時間である。
昨日からの雨で山全体が湿った中、花は少々の道をぐるりと歩く。
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【山行日】2017年5月14日(日)    
【山 域】鈴鹿中部:御在所岳、国見岳、神崎川
【天 候】朝のうち霧、曇り時々晴れ
【形 態】周回 往きは単族、復路はKさんと 軽装
【コース】武平峠東駐車場、起点
P7:39--峠道--8:40御在所岳--9:10国見岳--9:30青岳--西尾根--
--10:31オフ会場13:37--コクイ谷道--一服峠--車道--16:00P

最近は読むだけで、レポも上げず、レスも心の中で思っているだけ。
そんな関わり方に申し訳ないとは思いつつ、オフ会は貴重な機会なので参加する。
迷惑だけはかけられないので、コース選択は慎重に、間に合うように出る。
開始時刻が11時なので、会場には余裕の30分前の到着を目指す。

旧鈴鹿スカイラインの御在所・鎌界隈の人気は高く、Pの出足は非常に早い。
早々に中道や裏道は諦めて、表道または武平峠付近をねらって車を走らせる。
帰りのことを考えて、表道に近いPをやめたが、武平峠はほぼいっぱいだった。

現在時刻は7時半、となるとオフ会場までは3時間ある。
昨日は雨がしっかり降って、峠道に上がる道は沢になっている。
これではコクイ谷や上水晶谷道はきつい、くだりが急な尾根道も避けたい。

こんな時でないと来られない久しぶりの御在所岳を目指して上がっていく。
東登山口から武平峠に上がる道って、いつも思うけど、一番の難路だ。
峠からは崩落の危機にずっとさらされている道を気をつけて上がっていく。
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霧の中、しっかり濡れてべとべとの木々や根、岩をつかみながら行く。

アカヤシオの落花がそこかしこで見られ、顔を上げると咲いてる花がある。
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もう下ってくる人がいて、御在所岳のお達者倶楽部はずっと健在なのだ、と。

鉄柵にぶつかり、笹の中の道を回って、山頂園地の舗装道に出る。
それなりに花は見られるが、一斉とか満開とは縁遠いのが今年の特徴。

御嶽大権現へ、そして池の神へ。
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山頂三角点も通り道なので外せない。
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ちらほらとはいえ見られるアカヤシオ、背景は国見岳。
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雨露がきらきら輝く草原のスキー場を下りていく。

荒れた沢は浮石やすってんころりんに気をつけて。
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国見峠から国見岳というのも本当に久しぶり、いつもは逆方向が常だった。

あらためて逆は新鮮だが、ほんの少しでも長く感じるのがおかしい。
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石門に寄ると、被写体に都合よく入ってくれるアカヤシオ。
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ここに来た人はみんな同じ写真を撮って満足するんだろうな。

国見岳山頂。
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先客がいた、失礼して岩に上がり周囲の様子を伺う。
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真っピンクの絨毯を敷き詰めたような景色は望むべくもなし。

いつもは花の名所になる斜面の道をおりていく。
ふだんの何分の一にすぎないが、ピンクの花は健在。

少し道から外れて見上げると、樹間のむこうに目立つ大岩。
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記憶にない、でも本当に立派だなあ。

ここで知人のHKさんに会う。
初めてオフ会に出た時からその都度、よく会う人だ。
ブナ清水が好きな彼は朝明から上がり、オフ会へは上水晶谷を下る、という。
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青岳に来る。
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ここも先客があり、同様なことをして。

先へ進むとキノコ岩分岐、これはパス。
最近のキノコ岩はどんどん風化が進んでいるようで痛々しい。

県境稜線道はここから方向を西に変える。

国見岳には目立つ大岩が豊富にあり、先ほどのも存在感を示している。
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大岩は道の途中にもあり、なんとかそれを巻いて進むのも記憶にある通り。

稜線道が向きを北へ、根ノ平峠方面に下るところでそちらには行かず、西へ。

この道は以前、上高地でのオフ会の帰りに上りで使ったことがある。
あの時の印象は、歩きやすくてほとんど一般登山道に近い、というもの。
いざ尾根芯に入って下降していくと、自分は勝手に記憶を加工していたようだ。
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道はまっすぐ楽に歩けるものではなく、バリルートらしい要素がいっぱい。
枝木は自然に生えているのだからそれを避けるために右へ左へとふられる。
尾根の下降は枝尾根の分岐で進路を間違いやすいのでコンパスの出番が必要。
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さらに下りていくと、地形図通り千種街道にぶつかり、尾根はその先へ。
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最後だけは急な斜面になるのも一般的で、上高地らしいところに到る。
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大正池とかなんとか池とも言われる水たまりが左に見えた。

人が集まっている様子はない。
さらに下り、右の北方面へ進むとそれらしい光景が見られた。
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時刻はほぼ予定通り、これだけは毎度のことで衰えてはいない。

いつもの暖簾がいくつも掲げられ、包み込まれるような布陣。
オフ会には40数名の参加があり、盛況。
熱く語る人あり、元気な人あり、突っ込みを入れる人あり。
会がほぼ終了したのち、神崎川対岸へ山シャク見学に出る人多数。
この渡渉を濡れずにするのが難しい。
防水の登山靴ではなくローファーの自分は情けなくもパス、無理は禁物ですから。

帰路はKさんとコクイ谷道で武平峠を目指す。
これが一番標高差が少なくて楽ではないか、という判断。
標高差は少なくても渡渉の多いコクイ谷道は難度が高い、微妙なところ。

常に黒ずくめで重装備というKさんは、山にも詳しいのでありがたい。
少し外れたところにある、鈴鹿で一番形がよくて崩れていない窯跡を見学。
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もうひとつ。
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コクイ谷出合に来る。
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水量が少し多く、少し荒れていて、コースには少しの変化があるようだ。

お互い、過去の記憶を確かめながら道をさぐっていく。
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渡渉箇所や巻き道が微妙に変っているような、記憶違いのような。

厄介なところはそのまんまで楽にはなっていないのは確か。

沢谷に移ってからも何かとある。
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雨乞岳への道の路肩にある窯跡へきて休憩。
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武平峠へは直接行かず、一服峠から雨量計のところへ下りるを選択。
道は急でも、巻き道よりはリスクが少ない。

そこで彼とは別れ、あとは車道のふちをたらたら歩いて戻る。
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なんやかや、距離的にはよく歩いた感じ。

刺激を受けて更なる意欲の向上があればいいのだが、それこそ簡単ではない。

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2017年5月 2日 (火)

山歩き:入道から鎌が岳、花の様子見山行

山歩き:入道から鎌が岳、花の様子見山行

花の時季でも紅葉でもどこかで必ずヒットする宮妻峡を囲む山と尾根を歩く。
先週歩いたイワクラ尾根では一週間の生長が見られそう。
最高気温が25度を超える夏日になったのに、山の上は寒風が吹きぬける。
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【山行日】2017年4月30日(日)    
【山 域】鈴鹿:宮妻峡、入道・水沢・鎌が岳
【天 候】晴れ、稜線は冷たい風
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】宮妻峡駐車場、起点
P7:41--宮妻新道--8:51北ノ頭--8:57奥宮--磐座(イワクラ)尾根--
--10:25水沢峠--鎌尾根--12:10岳峠--12:23鎌が岳12:44--
--12:51岳峠--カズラ谷道--13:54P

連休の休日なので宮妻峡駐車場の朝は早い。
最近の皆さんの衣服や装備は色の組み合わせも鮮やかにばっちし決まっている。
向かう先は車道なので、水沢峠やかずら谷がほとんど、入道方面は少ない。
何せこの時期、内部川の最初の渡渉が難点。
飛び石の上にロープが渡されていて、補助はされている。
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慣れた人だと、ぽんぽんぽんと一気に行く。
行きかけて一旦躊躇すると、悩む事になり、時間だけが過ぎていく。
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格好を気にしなければ、真ん中の石にしがみついて次の足場を探ればいい。

宮妻新道の登りはわかっていても辛い。

あんな急なところに無理やり(ていねいに)道が造られたので足場がもろい。

なんとかそこを過ぎると樹林帯の急な上り。
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じっとがまんすれば、右に視界が開ける。
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新緑がまぶしくて明るい、でも倒木がことのほか多い。
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樹林帯を抜けて笹原の上りになれば気分はいい。
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おっと、先行者がうつむきながら上がっていく。
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疲れているんだよな、わかるぞ、その気持ち。
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そこへ元気に下ってくるトレラン風の人、最近はこれが多い。

北ノ頭から新しい鳥居に代わった入道が岳方面を見る、見るだけ。

ついでに鎌も。
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今日は先が長いので山頂は割愛して奥宮へと進む。
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先週の今日と拝礼も簡素に、先へ。

イワクラ(磐座)尾根に入る。
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何度も来ていてお気に入りの尾根だが、上下動が激しくてゆったりできない。
足の踏ん張りが利かなかったりバランスを崩したり、体力の衰えが激しい。

花の様子はどうか。
先日、突風が吹きぬけたので落花も多いように感じる。
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でもなんとか面目を保ちつつ三分咲きというところ、他よりずっと優秀。

美しい道型。
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重ね岩を過ぎ磐座こと仏岩に来る。

その前に仏岩と御本尊様と、もちろんアカヤシオも加わっての記念撮影。
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手前にあればいいのに、その向こう側で花開いているのでもどかしい。

当然だけど先週よりもいい。
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水沢岳とアカヤシオ。
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尾根分岐を過ぎて県境稜線の崩壊地に来ると一本だけ目立つのがある。
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どうみても本日の一番だが、少し低い位置で離れた位置なのが惜しい。
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水沢岳南面はといえば色っぽさはなし。
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水沢峠に向けてがくんがくんと下っていく。

ここら辺からはどこからともなく人声が聞こえるようになる。
峠を過ぎて、急でしんどい水沢岳への道。
こんなアップダウンの繰り返しが今日の歩きのほとんどでじわじわと消耗する。

ざれ場もちょっとした難所だが、その上が危険区域になっている。
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谷側にあった潅木がすべて根こそぎ崩壊したもよう。

よっこらせで水沢岳、少し休憩。
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水沢岳を過ぎると正面に鎌が岳があらわれ尾根歩きの後半戦になる。
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まだまだ先は長い、キノコ岩付近のざれた急下降をやりすごす。

普通に歩くというか下りるだけだが、結構な量の土砂を共連れにしている。
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崩壊をどんどん進めているようで心苦しいが、足場だけに已む終えず。

その先のしばらくは稜線漫歩で鎌尾根(県境稜線)の楽しい一面。
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衝立岩が見え隠れするとなにかと気分も昂揚する。
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枯山水の崩れがそのまま盆栽のような衝立岩、そのむこうに鎌が岳。

急下降のち岩場の上りで、反対側から先ほどの急崖を見る。
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青空のもと暖かいようで吹き抜ける風はまだまだ冷たい、変な感じ。
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花崗岩のざれ場の歩きに足はどんどん重くなるが、近づいてくる鎌には救われる。
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今日も鎌の山頂にはたくさんの人影が見える。

長い鎖場では、中間部分の鎖だけがなくなっている、遺失?
カニの横ばいのようなへつる部分の鎖は健在で、これは安心。

あと少しという狭い部分で20人ほどの団体さんに出会う。
先頭のガイドさんがよく気のつく人で、後続にしっかりと注意連絡をする。
だからこちらも、すぐ後ろに来ているグループの人数や位置を知らせる。
先ほどの横ばいやタテばいのところがちょうどすれ違いそうなので、わあ大変。
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必然、足止めになるので、自分だけ先へ通してもらう。

岳峠に近づき、鎌が岳への最後ののぼりとなる。
岩石がごろごろのざれた道はさらに広がりを増したようだ。
それにしても足が上がらない。
一歩進んでは立ち止まり、呼吸を整えてからのっそりと進む。
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ここまで休憩はとっていない。
腰を下ろして休んでしまうと、再び歩き始めるときが辛い。
だから休憩は立ったまま、またはだらだらのもたもた歩きでも前へ進む。
高齢化社会とかで、70歳まで現役で働いてもらおうなどという。
確かに元気な人が多いのは認めるが、それはあくまで一部のみ。
老人と言われる年齢になったら身体のいろんな部分で劣化がはじまる。
気力だけではなんともならないし、空元気だけがたよりなんだから。

それにしても山頂が遠い。
足場の岩にもたれかかるように上がって行く。
ようやく、着く。

鎌尾根を見下ろす、風のあたらない場所をさがす。
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いつもの場所があいていた、靴を脱いでくつろぐ。
家族連れが多いし、子どもの声がよく聞こえるのは連休だからか。
ふだんと違って至る所でレジャーシートを広げる人がいてピクニックのようだ。
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休憩おわり、あとはカズラ谷道を下るのみ。
今日の帰り道は登り返しがないのでその分、気は楽だ。
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岳峠から少しの笹原を抜けて、樹木の美しい共用尾根を下る。
共用尾根とは雲母尾根・馬の背尾根・かずら谷右岸尾根などの元締めのこと。
ええっ、ここでもまだ花が咲いていない、って今年はやはり遅い。
今週末、ひょっとしたら来週のほうがもっときれいに花が見られたりして。
アカヤシオとタムシバではなく、アカヤシオとシロヤシオの紅白になるかも。

かずら谷道への分岐で少し立ち止まって考える。
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白ハゲ方面にピンクの花がたくさん見られたような。
かつてなら勇んで様子見に行っただろう、でももう今日はダメ。
無理のきかない感じ。

カズラ谷道は掘割状で、落葉の堆積がとても多いのが特徴。
ざれた部分もあるが、総じてふかふかなので安心して下れる。
南斜面なので時折、ツツジや椿、アカヤシオも見られる。
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道はなんどもジグザグを切り、どんどん下っていく。
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明るい道もあり、しっとりと暗い道もあり、趣のある道もあり、
派手さはもちろんなく、地味な感じで通向きとしておこう。

滝を横目に、沢の横を通り、数回渡渉する。
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登山口に近づくと、新緑のまぶしさにくらっとする。
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駐車場はいっぱい、朝とは車が入れ替わっていた。
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今日の反省

この一週間に三度の鈴鹿の山歩き。
自分の妄想では年齢・体力的に最後のチャンスと4~5日の縦走をねらっていた。
それが試すまでもなく無理のような予感がしたのは、自らの侮れない予知能力か。
山でもなんでも、身の丈にあった生活や生き方でいいし、終活に入る、と。

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2017年5月 1日 (月)

山歩き:釈迦が岳から羽鳥峰(初の中尾根道)

山歩き:釈迦が岳から羽鳥峰(初の中尾根道)

禁断の平日山歩き、釈迦が岳の中尾根道は初めての体験になる。
庵座滝道と松尾尾根道の間のヤセ尾根をうまく上がっていく。
釈迦から猫岳を経由して羽鳥峰は定番の稜線道で味わい深い。
この山も道も久しぶりに訪れても、忘れていることが多いので何もが新鮮。
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【山行日】2017年4月28日(金)    
【山 域】鈴鹿中北部:朝明渓谷、釈迦が岳・羽鳥峰
【天 候】晴れ
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】朝明渓谷有料駐車場、起点
P8:25--中尾根道--10:19釈迦が岳10:35--10:55猫岳--
--11:35羽鳥峰11:59--猫谷道--12:48P

春の妖精が芽吹く時季をぎっくり腰や長雨の悪天候で山へ行けなかった。
できればせめて週に一回ぐらいは山へ行きたい、そんな個人的欲求がある。
樹木の花が咲き始めている今、休日を待てずに平日山行をする。
ふだん平日山行を行わないのは労働者への遠慮ではなく道路事情による。
それが分かっていたのに所々で朝のとんでもない通勤ラッシュに巻き込まれる。
勤め人からしたら、自分のような遊び人の行動こそがとんでもない迷惑だろう。
今日の予定は漠然と宮妻峡、またはできれば御在所か、と。
でもずっと混雑する23号線の途中で、しびれを切らして行先を変更する。
ひょっとして朝明の駐車場って平日だと集金人がいないのではないか、と。

そんなわけはなく強面の山ヤらしい兄さんが、すぐにやってきた。
予定コースを聞かれ、それをメモっている(竜ケ岳とは少し違う)、そして。
入山料や駐車料金を徴収するところはバスも入れるようないい道のところ、らしい。
平日でもそこそこ駐車していて、帰りには遠足のバスが何台も停まっていた。

とにかく準備して出発。
途中までは庵座ノ滝道と同じらしいが、その道の記憶がない。
かつても分かりづらいというかこんなところを通り抜けていいのか、と思った。
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少し変ったような感じもするが、表示にしたがって進む。
庵座ノ滝道は左、中尾根道は右、を見落とさなかったのでまずは安心。

すぐに渡渉がある。
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場合によっては濡れてしまう、またはドボン(昔、伊勢谷で苦労した)とか。
橋はなかったが置石でなんとか渡れた、ほっとする。

すぐに尾根に取り付いていく感じで、なかなかいい道だ。

広いところもあるが、徐々にヤセ尾根を通るようになる。
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最初にここを通ってコース道を探り、定め、整備した人ってすごいと感心する。
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順調に高度を稼ぐ、歩きやすい道だ。

鳴滝のコバ、と言われても少し展望の開ける尾根の肩だ。
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振り返ると、すこしピンク色のハライドと国見岳が見られる。
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釈迦はともかく、猫岳が正面で格好いい。
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そのまま順調に上がっていくのかと思ったら、急登になった。
確かに釈迦が岳も山頂に近いところはどこも急だからそうなって当然なのだ。

階段状に道がしっかり造られている事にもあらためて感心する。
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問題はその次だ。
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表示板には「この先岩場、迂回路・落石注意」とある。
左が迂回路、ということは岩場の真っ直ぐの順路がある、ということか。
どちらでもいいなら、わざわざ迂回しなくても順路でいい。
そう思って、踏み跡のあるまっすぐに進み、がれ岩場を注意して上がっていく。
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ある程度上がると、がれがなくなり、大きく斜め状の岩板があらわれた。
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うーむ、自分の技術ではこれを越えていくのは難しい。
他に表示または踏み後があるのではないか、と探すが見つけられない。
まっすぐの順路こそ速い道と思ったが、時間はかかるが緩やかな迂回路に戻ろう。
ということで、浮石の多いがれ岩場を慎重に下り、元にもどる。

なんか釈然としないまま迂回路に入っていく。
その迂回路は、がれ場を横切っていく道で、しっかりと整備されている。
途中からはどんどん上がっていくが、先ほどの道とつながることはなかった。
ということは、自分があると思った「まっすぐの順路」は、ないということになる。

やっとこさ上がったところで少し右手に行くと、ちょっとした展望岩がある。
ひょっとしてまぼろしの順路はここへ出てくるのか。
とすると、なかなか高度感のあるきつそうな道かもしれない。
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そこからも急なのぼりが続き、頂のような「お釈迦様の白毫」に出る。

ざれた岩場を一旦下り、再び上がって最高点を目指すが、きつい道だ。
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先行する二人連れが見えるが、あんなところによくへばりついているものだ。

えっちらおっちらと続き、ぽんと出た先には当然のように先客がいた。
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広いようで狭い、釈迦が岳の最高地点だが山頂ではない、という場所。

そこから三角点のある釈迦が岳の山頂へはもうひと歩き。
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こうなるとどこが山頂でもいいような、決め手は何だ、とも。

三角点の山頂にも当然、先客がいて休憩中。
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独り静かに山を楽しむ寡黙なおじさん族と、挨拶しても話に夢中で無視する男組。

少し休憩し、ころあいをみて適当に切り上げて稜線歩きに入る。

天気のいい今日の稜線歩きはまさしく漫歩というやつ。
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ふだんはかぶらない帽子だが、こんな日に忘れてきたのは少し痛い。
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猫岳までは少し下って上がっていく。
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中尾根道を歩いているとき、こんな見栄えのする猫岳は初めてだった。

遠くから見ているとゆったりとした稜線も、歩くと勾配があって閉口する。

それにしても稜線のすぐ際まで迫っている源流部の美しいこと。
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ところどころに残雪もあって今年の積雪の多さにおどろく。

わあ雰囲気よさそうと下りていくと、堆積した落葉にだまされドボンする、要注意。

釈迦の西面の崩壊はさらに進んでいるようで。
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羽鳥峰まではいくつものコブを越えていく。
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基本的に下っていくので、歩きとしては楽なはず。

この時季でも樹木に花はなく、新緑があらわれてまもない様子。

とにかく尾根の両側に迫ってくる源流部が明るく美しい。
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白滝谷分岐に来る。
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ここの記憶ははっきりしている。
狭くえぐれた掘割状の道はまさしく沢で、ぬかるんでいて足の置き場に困った。
その道は閉鎖され、土手に道が変更され、歩きやすくなっていた。

すぐに林道分岐があり、そこから羽鳥峰は近い。
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あの白い独特の形状の山は、初めて見たときから不思議だった。
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のちのち鈴鹿のほかのところでも似たような岩質があるとはいえ、と。

時間もいいのでここで休憩する。
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天気がよくて暑そうなのに、吹く風は強く寒く感じる。
風の当たらない場所を選んで靴をぬぐ。
ここは標高が低い分、周囲に包まれるような感覚。
だから落ち着く、というか。
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時間はまだ早い。

ここから水晶岳とかブナ清水、ハライドに足を延ばす気力はもう無い。

岩石を上手に積んでしっかり整備された猫谷道を下っていく。
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林道に出てからも、道は長い。

キャンプ場とか山荘とか、ここは養老みたいだと、ふと思った。
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駐車場に近づくと、遠足・デイキャンプの学生の嬌声がよく聞こえた。

普通の一般的な山歩きコースだが、歩き甲斐は充分。
時間的にも距離的にも、もう無理がきかない年齢だと感じた。

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2017年4月28日 (金)

山歩き:宮指路岳から入道が岳、花見山行

山歩き:宮指路岳から入道が岳、花見山行

宮指路岳から入道岳への稜線歩きは名所あり、花見ありと。
タムシバ、アカヤシオ、ミツバツツジに紅の椿が同居する季節。
久しぶりに訪れても、忘れていることが多いのでいつまでも新鮮。
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【山行日】2017年4月23日(日)    
【山 域】鈴鹿中南部:小岐須峡、宮指路岳・入道が岳
【天 候】晴れ
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】小岐須峡山の家駐車場起点
P7:30--車道--7:52登山口--ヤケギ谷道--9:34宮指路岳9:44--9:54小岐須峠--
--県境稜線--11:02小岩11:21--11:26イワクラ尾根分岐--磐座尾根--12:41奥宮--
--12:51入道が岳13:08--二本松尾根道--13:30滝が谷道--14:23P

今年初めての鈴鹿、朝が早いので辛い。
目覚ましをセットして起床するのだが、朝寝の毎日なのでそれは心配。
めくるめく気分は遠い昔のこと、なのに目覚めは早かった。
何事もあきらめているという後ろ向きの気持ちを格好だけでも追い払わないと。

車に乗ってしまえば休日の道路は速い。
通る道、行く道を必死に思い出す。

今日は小岐須峡。
宮妻峡への道を過ぎ、椿大社の門前を通り抜けて行く。
こんな狭くて悪い道だったかと感じながら小岐須峡山の家の駐車場に着く。
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あらびっくり、いっぱいではないか、珍しい。

その先の大石橋まで進もうとすると、なんと通行止め。
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だから駐車車両が多いのか、下調べしなかったことを悔やむ。
車道歩きがある分、コース変更、左回りを右回りに変更する。
帰りは池ケ谷道ではなく滝ケ谷道の方が歩きの重複部分が減る。

どんどん出発していく人々は車道歩きだから宮指路岳や仙ケ岳なのか。
団体というかグループや友人連ればかり。
後に続くが、話し相手がいない分、進むのが速くなる。
大石橋の駐車地をうらめしく見て、すぐに宮指路岳登山口。

何度も歩いているヤケギ谷道だが、ずっと来ていないので気分は新鮮。
最近は忘却力が進み、記憶があてにならない。
その薄い記憶と勘を照合しつつ、味わいのあるヤケギ谷道を上がっていく。
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谷沿いの巻き道には落葉が堆積し、そこに朝日が差し込む。
沢の流れや滝の音がずっと聞こえる。
たまに崩れた窯跡があり、樹木はまだ冬のままのような感じ。
ジグザグの登りが続き、巻くようになると、ところどころで渡渉がある。
水量があるので靴を濡らさないように気を使う。
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谷道はそのまま左の主稜へ上がり、この山の名所を通っていく。

道からすぐのところにあるこの岩場は「東海展望」。
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表示がなかったけどいいのかな。
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それにしても大袈裟な名前をつけたものだ、否、立派なところです。

額縁のような穴から臨む山は野登山。
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登山道にもどりもう少し進むと今度は少しだけ離れていて、表示アリ。
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「三体仏岩」。

先ほどの東海展望と何が違うのか、といえば能動態と受動態。
東海展望は景色を見るための岩場、能動態。
三体仏岩は、遠くから見て三体の仏様が並んだように見える岩ということ。

頂上へはいったん下ってだらだらと上っていく。
こんな表示を見ると、仙ケ岳もいかめしくなる。
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宮指路岳の山頂は展望も何もないさえない通過点だったはず。
だけど山頂を尊重する人々の努力の結果、少しずつ切り開かれている。
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その先にも名所がふたつ。
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「馬乗り岩」とだるまさんが転んでいく「○○岩」。

それよりもこのだだっ広いような山頂広場の樹木群が異様。
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よほど風が強いのか、積雪に押しつぶされてイヤになったのか。
倒木や折れ枝が多い。

ここからは鈴鹿山脈の主稜線(県境稜線)道になる。
ここの下りは他のところの下りともよく似ていて、既視観に陥る。

明るく開けた鞍部が小岐須峠。
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右に下りればカワラコバ道で、ふりだしに戻る。

峠をすぎて上がっていく。
ここら辺の明るさもこの稜線道では随所に見られるもので、特長。
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少し荒れていて、目印もなくなっている下りをやりすごす。
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左側(西側)のすぐ下に源流部が迫ってきている。

やがて、その象徴たる仏谷峠。

通り過ぎるだけなら少しきつい下り上りのある単なる峠だ。
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でも雰囲気のあるいい峠だと、自分は勝手に思っている。
少し複雑に尾根が重なってきている右側(東)が興味を惹く。
ここを通るたびに道を外れてそこら辺をふらっとしたくなる。
別に何があるわけでもない。
段になったところに落葉が堆積し、ちょっとした空き地をつくっている。
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それだけのことで、新発見は何もなし、でも満足。

さて次の遊び場というか寄り道、道草するところは。
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久しぶりに寄って、休憩しよう。
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ということで、立ちふさがる潅木をよけつつへつり歩き。
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遠くから見ると、立派な花道が一本延びているが。
近くに来ると、それら大岩の出っ張りは平行に三本?
それぞれ高さが違うので一番立派な真ん中を選ぶ。
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先端近くには盆栽の松(ローマの松でないのが惜しい)。
靴を脱いで休憩しようとしたのに、吹き抜ける風が冷たい。

残念だが仕方がない、大岩はあきらめて定数1の小岩へ行こう。

県境稜線って静かそのもの。
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今風というか両手ストックのスピードハイク系の単独さんに会っただけ。

そんなことはなかった、小さな少年が先頭を切っての家族づれが来た。
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小岩に着く。
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定員1名、独り静かに山を楽しむ寡黙なおじさん族専用。
眺めもそこそこ、眼下にはアカヤシオ、鳥のさえずりもある。
途中、羽虫のようなのがいっぱい来たのはなんで。

休憩を終え、下って上がっていくとそこはアカヤシオが多いところ。
期待したからはずれ、まだ全然だった。
そして、イワクラ尾根分岐に至る。
ここからは稜線歩きでもゆったりできない、せわしい尾根道になる。
ただ見所は多いし、ここなら花木が楽しめるはず。

まずはフェイク岩。
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左は仏岩、右は重ね岩の共に劣化モデル。

ただ少し下りると、ホンモノの仏岩が遠くに拝める。
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まだ早いけど一部のアカヤシオは可憐な花をひらひらさせている。
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白いタムシバ、ピンクのアカヤシオ、少し濃いミツバツツジ、紅の椿。
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今年は時季が送れていることで同居状態。

下を見れば、薄ピンクの猩猩袴にピンクの岩団扇の群生。
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時期的にまだ早いとはいえ、それなりに見られる状態。

本当にイワクラ尾根というのは外れのない尾根だ。
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イワクラの本体、磐座こと仏岩。
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ロープが張ってあっても、本体がしっかり見られる場所で撮りたい。
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仏岩と御本尊の鎌が岳にアカヤシオを添える。

歩いて楽しく、目に麗しく。
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ずっと上下動ばかりの足に応える(とても疲れる)尾根の最後は急登。
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馬酔木と低笹原を抜けていくと入道庭園に出る。
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まずは奥宮へ。
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それから入道山頂を遠望する。
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鳥居が新しくなって、訪問者がさらに増えたようで。

おそらく利用者は数えるほどの池ケ谷道を横目に上がっていく。
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祭りのようなにぎわい。
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鈴鹿のどの山よりも展望がよくてしかも広い。
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山歩きの格好がみなさんとても新しくて、初々しい。

寝転ぶのだって、この山頂なればこそ。
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最近の人は火器の使用が大好きなようだ。

下りは久々の二本松尾根道から。
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急というより滑りやすい。
気をつけながらタッタカター、もう足は踏ん張りがきかないけど。
避難小屋って現役?
滝ケ谷道への分岐は左右に分かれる。
戻っていくようなへつり道。
ロープで下りると沢の渡渉があって、表示を探す。
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細いしへつり道なので気がぬけない。
沢をずっと下っていると、どうもおかしい雰囲気。
道を外していた。
戻っていくのも厄介、と土手を越えて見上げると表示があった。
いつまでも怪しくて危ない歩きの自分。

今日のコースは経験から軽めと思っていたので疲労にたじろぐ。
こうやって年齢を重ね体力も衰えていくのだな。
レポを書くのも億劫だし、記憶を文章で再現できない。
それらを実感できた歩きになった

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2016年11月14日 (月)

山歩き:錦秋の奥ノ畑から雨乞岳

山歩き:錦秋の奥ノ畑から雨乞岳

ここにきて鈴鹿のあちらこちらからなかなかよい終盤の黄紅葉便りが聞こえてくる。
となると外せないのが近江鈴鹿の千種街道、そこに奥ノ畑からの雨乞岳を加える。
稜線は風もない青空、斜光が奥ノ畑と千種街道の黄紅葉に降り注いだ。
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【山行日】2016年11月13日(日)    
【山 域】近江鈴鹿:甲津畑、藤切谷、奥ノ畑、雨乞岳、千種街道
【天 候】曇りのち晴れ
【形 態】一部往復の周回 単族 軽装
【コース】鳴野橋付近の駐車地、起点
P8:17--9:17蓮如跡--奥ノ畑--11:02清水頭--11:27南雨乞11:48--
--11:56雨乞岳--12:23杉峠--千種街道--13:20蓮如跡--14:15P

昨日は高校の同窓会で出身地に出向く。
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不参加の知人も多く、情報不明や鬼籍に入っていた方もいて複雑な気分。
46年前の姿と現在を結ぶために記憶を総動員、大変だが楽しい作業。
見て話せば昔日の素振りや考え方などその面影はどこかに必ず伺えた。
出席することにはかなり躊躇していたが、時に思い切りも大切かと。

さて久しぶりの近江鈴鹿、石榑トンネルを抜けていくそこは本当に遠い。

鳴野橋付近の駐車地はかなり埋まっていた。

準備して歩き出す。
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対岸の山腹が朝日に照らされ錦秋に期待を抱かせる。
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趣のある千種街道の歩きもはじめは林道で、それが長いのが少し残念。

黄紅葉は藤切谷にもしっかりと下りてきていて逆光に映えていい。

地元の軽トラックが追い越して行っては停車、ふたたび発車を繰り返している。
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最初の小屋のところでUターンして帰っていき、登山者の静かな世界になる。

千種街道のゆるやかに蛇行する道には落葉がしっかりと秋を主張していた。

蓮如上人一夜宿跡手前の塩津橋を渡り、奥ノ谷出合で右折する。
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最初こそ少し高度感のある細くてへつる道を通り過ぎると、黄茶色の森が迎えてくれる。
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道は奥ノ畑谷の沿ってあるようなないような、何度も渡渉をくりかえす。

南から南東そして東へと進むので、逆光の朝日が導いてくれる感じだ。

光に透いた葉や、きらきらと照り返す赤黄の葉に何度もはっとさせられる。
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カメラを向けて撮りまくるのだが、再生画像はさえないものばかり。

いつものカメラを数ヶ月前に落として壊したので、ずっと前の安物を使っている。
それが原因かと一昨日、通販で新しいのをようやく購入してそれも大事に持参。
その新しいのでも試してみたのだが、単純に自分の技術と知識不足だった。

明るくなってくると奥ノ畑の下の畑。
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シダ類が少し増えてきて、手入れの行き届かない畑になってる。

道はあるようでなく、たまに赤テープ目印や濃い踏み後が見られる。

下の畑をすぎるとふたたび茶黄の森に入り、緩やかに上がっていく。
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谷の音はずっと大きくて、主流からできるだけ離れないように進む。

上の畑に来る。
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そしてふたたび黄葉の森に入る。

そろそろあの主に会える頃だけど、見落としたのかな。
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心配は無用だった、右手の下方にはっきり、太い枝を広げた巨木があった。
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奥ノ畑の主、シオジの大木。

シオジといえばまっすぐに伸びた高木でこれは異なるが、樹皮はそのもののようだ。

巨木(大木)はいくらデジカメってもその大きさが伝わらないのが残念、ということで。
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しばしシオジの大木と戯れたあとは慎重に方向を選ぶ。
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先回は、清水ノ頭を目指すためにすぐに右手の急な斜面に取り付いた。

今回は谷にそってもう少し上流を目指し、できれば奥ノ畑峠へと。
でもそこはそれ、雨乞岳西尾根の崩壊地を見て、右手に稜線が見えた所で取り付く。
ゆるやかにケモノ道もあるようで(錯覚)、がしがしと上がっていく。
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稜線と見たのは手前の谷の左岸尾根だったが、なんとか詰めると峠には近かった。

清水ノ頭へは少し上がるだけで到着。
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展望のよいところで、この開放感がいつ来ても印象的だ。

奥ノ畑は眼下に見える。
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そこを後にして、雨乞岳方面に進む。

この歩きが自分にもだれにとっても気分がよいところで、だれもが撮る景色。
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笹が低いうちはいいけど、少しずつ背を上げると南雨乞岳へと近づいていく。

南雨乞岳へ到着、ここで昼食休憩。
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この狭い山頂(?)こそ展望良し、孤立感良し、日向ぼっこ良しの休憩適地。
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日差しがきつくて帽子が必要だが、風もない日だまりには虫が集う。
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東雨乞岳から雨乞岳へ続く美しい稜線や、御在所岳・鎌が岳が見える。
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それにしても東雨乞岳には今日もたくさんの人が集っている。

さてと、笹の海を泳いで雨乞岳に向かう。

奥ノ畑では朝露で足元がけっこう濡れたが、ここの笹の海が大丈夫かな。
どうも濡れることはなさそうで、慎重に道筋を見つけていく。

ただ、にぎやかな人の声が聞こえる頂上直下こそ外して、がさごそもがいてしまった。
ばさっと山頂に飛び出したが、大人ばかりの団体さんで全く無視されてよしや。
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もがいている間に靴紐がほどけてしまっていた。

山頂となりの、先回はカエルの卵があふれていた池をちらっと見ていく。

へえ、ここから東雨乞岳がぽっかりと見えるではないか。
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ここから杉峠への下りは予想通り少し困った。

湿った粘土地面が滑りやすくて、急な斜面では足場を選んだ。
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杉峠からは今日のメイン、ふたたび千種街道に入る。
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すぐに鈴鹿では有数の大木の並木道、その美しい道型。

落ち葉が積もり、黄紅葉が南西からの光を浴びて映える。

一反ホーソは元気かな。
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また少し弱ったような。

大シデ並木ではなんども足が止まる。

気に入った錦秋を切り取ろうとするのが無駄な抵抗かもしれない。
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でも下手な鉄砲でも数を撃てばなんとかなるかもしれない。

向山鉱山跡付近でたそがれる。
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これで満足しないとバチがあたるぞ。

今の人も、織田信長など昔の人も、危険だったかもしれないけど必要な道。

塩津橋で周回は閉じ、朝とは逆の光を浴びる。
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単調な林道歩きもなんのその。
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イブネでテント泊した帰りの人の重い足取りがこの道にふさわしかった。
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聞くとイブネでは昨夜は15張りぐらいとのこと、テント聖地かいな。

今日の反省

山の黄紅葉は中腹まで下りてきて、千種街道・奥ノ畑はその真っ最中。
いい時期に、山域の選択も読みも当たり、充分に満足の歩きができて気分はいい。
秋の山歩き、出遅れ感が強かったけど、ここにきて文句はない。
スポーツクラブやゴルフ会に汗を流す同窓生を思い、異なる老年やそれもよし。
帰途、永源寺関連の観光客・車に我慢がまんの運転を強いられたのは仕方ないか。

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2016年11月 7日 (月)

山歩き:紅葉の宮妻峡ラウンド(入道・水沢・鎌・雲母峰)

山歩き:紅葉の宮妻峡ラウンド(入道・水沢・鎌・雲母峰)

冴えないらしい今年の黄紅葉、鈴鹿では標高900m辺が見頃だという。
気象が多少おかしくても自然はどこかで帳尻あわせをするらしい。
ならばどこかで必ずヒットする宮妻峡を囲む山と尾根を歩くのがふさわしい。
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【山行日】2016年11月6日(日)    
【山 域】鈴鹿:宮妻峡、入道・水沢・鎌・雲母峰
【天 候】曇りのち晴れ、冷たい強風
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】宮妻峡駐車場、起点
P7:47--宮妻新道--9:00入道が岳--9:09奥宮9:15--磐座尾根--
--10:27水沢峠--鎌尾根--11:49岳峠--11:59鎌が岳12:16--岳峠--
--雲母尾根--13:44吉良良山--14:06東西平(791峰)--14:47P

さすがに皆さんよくご存知で、宮妻峡駐車場の朝は早い。
向かう先は水沢峠やかずら谷がほとんどかと思いきや、入道方面も多い。
入道が岳へは最初の渡渉が難点。
飛び石にロープもかけてあり、ぽんぽんぽんと一気に行ける人はすごい。
行きかけて一旦躊躇すると、次は悩む事になる。
格好を気にしなければ、真ん中の石にしがみついて次の足場を探ればいい。

宮妻新道の登りはわかっていても辛い。
あんな急なところに無理やり(ていねいに)造られたので足場のもろいこと。
なんとかそこを過ぎれば樹林帯の急な上り。
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じっとがまんすれば、右に視界が開ける。
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風が強いし寒い、ガスというか山は雲に覆われている。

この上りになれば気分もいい。
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北ノ頭から入道が岳方面を見る。
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そのまま奥宮方面へと誘われるが、庭園は周回してこそ味がある。
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入道山頂に来る。
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テントから人声がするだけ、だれもいない、あらまあ。

奥宮へ回り、少し休憩する。

磐座尾根に突入する。
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何度も来ていてお気に入りの尾根だが、ヤセ尾根続きで緊張する。

足の踏ん張りが利かなかったり、バランスを崩したり、体力劣化がひどい。
肝心の紅葉、うんむ、まあまあ、というか太陽の光が足りない。
紅葉しようとしつつ枯れてしまった、とか。

重ね岩を過ぎ仏岩に、その前に仏岩と御本尊様とのツーショット。
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えっちらおっちらふらふらしつつなんとか進む。

県境稜線に近づくにつれ、紅葉の色合いが増している。
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水沢岳南面はなかなかのもの。
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それを見つつ、峠に向けてがんがん下っていく。
下れば上がる、水沢岳への急でしんどい道。
こんなアップダウンの繰り返しが今日の歩きの特徴。
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水沢岳を過ぎると正面に鎌が岳があらわれ印象が変わる。
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遠めに黄紅葉を味わい、キノコ岩付近のざれた急下降をやりすごす。

しばらくはルンルンの稜線漫歩で鎌尾根(県境稜線)の楽しい一面。
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衝立岩が見え隠れするとなにかと気分も昂揚する。

枯山水または盆栽の紅葉といってもいいような衝立岩、そのむこうに鎌が岳。
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急下降のち岩場の上りで、反対側から先の急崖を見る。
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冷たい風こそ吹いているが、青空になってきて光が豊富。

花崗岩のざれ場の歩きに足は重いが、鎌がどんどん近づいてくるのは救われる。
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今日も鎌の山頂はたくさんの人がいるようで、人工の色がつらつら。
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岳峠に近づき、鎌が岳への最後ののぼりとなる。

岩石がごろごろのざれた道はさらに広がりを増したようだ。
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山頂に近づくと仲間内で休憩の場所を求める声が聞こえる。

上がっていく道も人がいなければとうせんぼされそうで、にらまれてしまった。
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鎌尾根を見下ろせて冷たい風のあたらない場所をさがすがふさがっている。

しばらくうろうろして、空くのを待ってようやく腰を下ろす。
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こりゃあとても靴を脱いでくつろぐ雰囲気ではない。

岳峠からの下りで振り返ると、笹原が低くなっていて、鎌の別の姿を見る。
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太陽光線を受けて、懸崖盆栽の黄紅葉の正しい姿というやつ。

この共用尾根(雲母尾根・馬の背尾根・かずら谷右岸尾根などの元締め)ってすごい。

かずら谷道への分岐で少し立ち止まって考える。
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黄紅葉の宮妻峡を巡る歩きが主目的の今日、もう十分ではないか、と。
体力や持久力の衰えもひしひしと感じるし、この後の歩きも長いから大変だと。

でも変な性というのか、足は違う方へ向かっていた。

白ハゲといわれる崩壊地も紅葉の名所だが、まだ早かったようだ。
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そこから見る鎌の東斜面の山腹も外せないところだが、早かった。
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少しがっかりしつつ、雲母尾根に入る。

はじめこそ不安定な下りが続くが、白砂茶松が近づくと落ち着いてくる。
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踏み跡はしっかりあるが、人の気配がまるで感じられないのがこの尾根の特徴。

稲森谷分岐をすぎて2人組の女性に会ってちょっとびっくりする。
その後もこの尾根を往復で使って鎌へ行ったという人が3人いたから認識を改めないと。

ゆったりどっしり開けた雲母尾根の歩きは起伏もなだらかで気持ちがいい。
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ただ今日は寒風が吹き抜けるのと、黄紅葉にはイマイチということで少し残念。

折れた枝がそこここに散乱してるし、枯れ木や倒木もある。
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長いゆるやかな巻き道の途中にある、ヌタバックス泥琲。
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たらたらと上がっていくと雲母峰ではなく吉良良山の標識の山頂へ。
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ここでも風が通ってすうすうしているので休めない。

結局すぐに引き返し、東西平(791峰)から宮妻峡駐車場を目指して下る。

植林と二次林の境界にそって造られたほぼ一直線の点線印(?)の道。
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急なくだりが多いので疲れた足には踏ん張りがきつくて大変。

最後の詰めも目印はあるがときどき見失いそうで不安になる。
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駐車場に戻ると前後して、朝出発のときに一緒だった人々も帰ってくる。
歩いたコースも別々だし、山の上ではとんと会わなかったのに、不思議な事だ。

今日の反省

確かに春の花シーズン、秋の黄紅葉には絶好の宮妻峡を囲む山々と尾根。
距離はそんなに長くはないが、累積標高差というか上下動が激しい。
体力とバランスの怪しい自分には、こんな酔狂な歩きもそろそろ潮時だな。

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2016年10月25日 (火)

山歩き:竜ヶ岳の秋羊とヤブオフ会

山歩き:竜ヶ岳の秋羊とヤブオフ会

シロヤシオという放牧羊は竜ヶ岳の春の定番だが、秋もなかなかとのこと。
藤原岳・御在所岳と並んで山ブームを支えるおしゃれな山なので近寄りがたい。
セキオノコバで開催のヤブコギネットオフ会に便乗しての欲張り山歩きとする。
図体が大きくて急峻な竜ヶ岳は見所も多いが楽には歩かせてくれなかった。
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【山行日】2016年10月23日(日)    
【山 域】鈴鹿北部:竜ヶ岳、静が岳
【天 候】曇り一時晴れ、風強し
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】宇賀渓落合橋無料駐車場、起点
P--観光案内所7:59--ヨコ谷道--10:12竜ヶ岳10:19--10:30県境三叉路--
--10:55セキオノコバ13:46--14:09三叉路--遠足尾根新道--15:39案内所--P

ふだん気楽にひとりで歩いているから、いざオフ会となると準備で急に悩む事になる。
2時間というオフ会時間(昼食と歓談)なので装備(火器や寛ぐもの)が増える。
防寒着ほかあれもこれもとなって、ザックの大きさやパッキングもややこしくなる。
ふだんよりずっと重くて大きな装備になって再び悩み、全部ひっぱり出して考え込む。

竜ヶ岳はしばらく訪れていない山なので、コース他で記憶や資料をあさる。
なんか年齢だけはしっかり重ねても、慣れないことになると途端に狼狽する。

まずは駐車場、入山料200円をとるか駐車料金500円にするか。
それとも宇賀渓から遠く離れた地域からもぐりこむ(決して裏口入山ではない)か。
宇賀渓にしても隣の朝明渓谷も観光地だから仕方ないが駐車料金がどうも、だ。
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久しぶりということで妥協して、少し早朝に訪れることでなんとか駐車地は確保。
もたもた準備してのち、入山届ほかでさらに時間を使ってようやく出発。
登山計画や時刻・時間の記入を通してぎゅっと身が引き締められる感覚。
入山するや小市民で気が小さいから一気に規範意識の虜になってしまう。

最初はおしゃれな若い人たちの後を追うように観光地の舗装路をすたすた歩いていく。
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記憶にない新しい水場を過ぎ、トイレや遠足尾根新道登山口を見ていく。
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丸太橋を過ぎると旧来の登山道で、くねくね歩いて金山尾根登山道口も通り過ぎる。

固そうな岩やへつり道を上がったり下がったり、窯跡や滝を見ながら進む。
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この「中道」はなかなか変化に富んていて楽しい。

ヨコ谷に出合うと川原歩きと堰堤越えが交互に現れる。
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堰堤越えの鉄ハシゴが多くの利用者によって垂れてしまっているのがすごい。
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川原歩きに飽きたころ、急角度で右折し、尾根に取り付く。
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ここの標識は明白だが直進する踏跡があって、右折はもう少し先と勘違いしやすい。

間違えて進むと、土手のむこうに堰堤があらわれ、対岸の傾斜地に取り付いて往生する。

さて、正しい道に戻っても苦労が多い。
尾根への取り付き道は当然のことながら急なので足に来る。
ずっとなんとか歩いてきてここに来て一番きつい登りになるのだから、顎が上がる。

尾根(七つ頭?)に乗ると、ここの下りに対して注意書きがあり、通せんぼロープあり。
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広がりがあっていい雰囲気のところだが、危険と裏腹なんだろう。

ここら辺からは上がっていくごとに視界が広がっていくから気分的には楽になる。

樹林帯を抜けると眼前に、竜ヶ岳らしい景色があらわれる。
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この山のどこの登山道を上がってきてもそうなのだが、印象は異なる。

振り返ると、別の意味で雄大な景観があらわれる。
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疲れた足でゆるゆると開けた笹原の道を山頂方面へ上がっていく。
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うわぁ、冷たくて強い風に押し戻されそうになる。
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とても長居はできない。

逃げるように県境三叉路から静が岳方面へ降りていく。
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しかし、ところどころで足が止まる。

竜ヶ岳の秋の放牧羊が散らばっているような、群れてるような光景。
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ドローン持参者は強風なのであげるのを躊躇している(無事ヤマレコにアップされてた)。

県境三叉路付近で手を振る知人を見かけたが、あっという間に見えなくなった。
zippさんて、忍びのような風采だけでなく、歩きそのものもすたすたと速すぎる。
彼を早くに見失ったので、追尾フォーカスが狂い、間違えてこちらに来る。

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記憶ミスの勘違い、とてもセキオノコバの池ではない。

えんやこら辛い登りをしてようやく静が岳への分岐、そして手前の池。
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銚子岳への縦走路に入って左手に、やっとヤブコギネットオフ会会場を見る。

落忍さんがしっかり通る声で呼んでいる、ありがたいことだ。
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すでに十人以上の懐かしい顔ぶれの方々が寛いでいた。
その後も、レポやブログなどで見ているだけの人のなま実物にびっくりする。
ヤブコギの明日を背負っていく若い団体さんには湿った空気が華やぐ。

自分にとっては、このブログだけが社会に開かれた小さな窓で、
オフ会で他人に会って話すなどというのは、びっくり驚きの接点なのだ。
と書きながら、印象が薄いから後日再会しても忘れられているだろう。

復路は、距離は長いが足にはやさしい遠足尾根新道で帰る。

県境三叉路で、石くれ峠へ向かう梨丸隊・クロオさんたちと別れる。
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向かう先は開けた豪快な景色で、遠足尾根の雄大さが際立つ。
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この尾根に大日向手前から新道を設けることで登山道にできてよかった。

人工林の急な暗いところだが、勾配を上手につけて新道はできている。
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以前の遠足尾根道もなかなかよかったが、最後が急できつかった。

舗装路に出て、なんとか下山予定時刻に間に合うかたちで案内所に到着。
どこかで時間を気にする枠にはめられているような感じの山歩きになった。

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個人的には、秋色もなんとか感じられたし、人からの刺激もたくさんあった。
冬山の誘いはうれしかったが、ほとんどひとりでしか歩かないのでどうかな。
沢装備のようになりそうなので、そこは辛い。


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2016年10月16日 (日)

山歩き:秋の御池岳詣’16

山歩き:秋の御池岳詣’16

今年の高い山の紅葉は会いに行く前に、長雨と台風が持ち去っていた。
ならば近場の低山はどうか、ここ数年、どこも紅葉の時季は早まっている。
もれ聞こえるたよりでは、どうも今年はそうではないらしい。
小さい秋を求めて、快晴の空の下、今年も御池詣をする。
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【山行日】2016年10月15日(土)    
【山 域】鈴鹿北部:御池岳
【天 候】晴れ
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】鞍掛峠東側駐車地、起点
P8:00--8:15コグルミ谷口--9:14カタクリ峠--9:35八合目--10:01丸山--
--散歩・定点観測・池めぐり--12:24鈴北岳--12:59鞍掛峠--13:13P

山歩き、最近は鈴鹿でさえ遠く感じて、出かけるのが億劫になっている。
近場の猿投山や西尾茶臼山のきまったコースを歩くだけでリアル充実。
以前は毎週のように通った鈴鹿だが、道とか装備とかすっかり忘れている。

土曜の朝は日曜に比べて車の量が多いのは覚えている。
前をふさぐようにゆっくりと進む大型車に溜息をつきつつなんとかいなべ市へ。
御池岳には大事な道路306号線、鞍掛峠トンネルが崩落で通行止め。
ということは、三重県側からの登山者には何の不便も不都合もない。
そうは問屋はおろしてくれず、駐車地が工事で閉鎖、狭くなっていた。
なんとか滑り込んで停め、コグルミ谷登山口を目指して下りて行く。
鞍掛峠~コグルミ谷間ならばどこに駐車してもいいわけだが、そのPがない。

コグルミ谷登山口は静かなもので、ほとんどの人が鞍掛峠からの往復のようだ。
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よく整備された急な道をずんずん上がっていく。

むきだしの石灰岩が枯れ山水の谷をつくっている。
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タテ谷分岐を過ぎると朝の光が深緑の樹木を照らし出す。
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五合目を過ぎると登山道はジグザグにきざまれる。
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これがつい2年前に整備されたとは思えないほど風格を備えてきている。

かさこそ動くのは何?
そっと出てきて愛嬌をふりまいて、カメラを構えるとすっと木陰に隠れてしまう。
ここはもう彼らシマリスの侵略地なんだろうか。
イガ栗だってごろごろ落ちていたんだから、忙しくて仕方ないらしい。
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六合目のカタクリ峠から緩やかな尾根道になり、七合目・八合目。
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秋の黄紅葉はほとんど見られないけど、落葉がかさこそ静かに鳴っている。

ここを歩いているだけで、御池岳に来たんだとしみじみ思える。
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苔が生い茂る谷道を過ぎ、分岐を丸山に向けて進む。
このところの晴天続きで道は乾いていて歩きやすい。

汗もしっかり出てきた頃、右手に明るく開けた山頂が見えてきた。
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御池岳の最高点丸山は岩が積もっただけのところだが、なぜか今日は静かだ。
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ここら辺では昨年、滋賀県の人たちが樹木に鹿避けのネットを巻きつけていた。
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それは依然、健在で、効果も上がっているのだろう。

奥の平を目指す。
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こちらでは網柵で広い面積の貴重な植物を護っているのだが。
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内側と外側で違いがあればいいのかな。
これが良しとなってその内、柵の面積が動物園や植物園のようになったりして。

名所、ボタンブチと天狗の鼻には人が見え、そのむこうに天狗堂が鎮座する図。
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奥の平のオオイタヤメイゲツは来るたびに小さくなっていくような気がする。
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奥の平南峰でしばし休息。
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ここは場所としてはいいが、座ってゆったり寛げる丸い岩石がないのが惜しい。

シダ類の繁茂する草原をぐるっと回り込むように進んで、マユミ池で定点観測。
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えっ、マユミの実がない!

実のなる木の表と裏年ってこんなにはっきりしているのか。

次は幸助の池へ。
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当然ここも紅葉にはまだだが、なんかこのまま終わってしまいそうで。

太陽の光を上手にためこんで、池の鏡は感じがいい。

崖側から回っていくと、ボタンブチが眼前に見える。
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反対側(ボタンブチ側)から先ほどいた場所を見ると、少し秋を感じる。
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人が少ないし、落ち着けるので今日はここで休憩する。

手ぬぐいを乾かし、靴を脱いで靴下も乾かす。
この時季、こんなに静かな御池岳もめずらしい。
ここから見る丁字尾根は決して丁の形には見えないし、ましてTではないけど。
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休憩後は天狗の鼻へ。
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ここらへんは御池岳の名所として訪れる人が本当に多い。
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天狗の鼻は亀の頭とかサイの角のようにも見えるとか。
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ここからは丸山へ戻らず、テーブルランドの西側を通っていく。

風池へ。
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まわりのシダ類の繁茂が強いので少し残念。

同じようなコースを歩く方が前方にいる、これも御池らしいというか。

途中からどんどん方角が離れていったからこれまたお互い様でいい。
今自分はどこら辺にいるのか、それだけ抑えながら散歩を続ける。
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こんな所からこんな景色が見られるのか、とか。
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それらしい場所にはかならず池がある。
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かつて一面笹原に覆われたなかに隠れた池探しをした方がいた。
それこそ池を定点観測し、場所を特定し、特徴から池に名前をつけた。
それによると、これは南池らしい。
なんか特徴も愛着もわかないような命名に思えてならないけど。

そのまま雨のときは小川になり流れていく先に、真の池があった。
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ここは登山道沿いにあるから誰もが見ている池だけど。

そのまま道を横断し、県境稜線を目指して小さな丘のような尾根にのっかる。
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これはこれであらたな景色を見せてくれる。

そのまま県境に出て右折し、稜線を戻り、少し開けた場所を散歩する。

同じような事をやっている人がままいるようで、どこにもその痕跡があるのも面白い。

途中、開けたところからよく通る場所が見えて、ふたたび違う景色を楽しむ。
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そんな散歩のあとは鈴北岳へ向かい、おとなしく鞍掛尾根で帰ることにする。

鈴北岳からは360度の展望が広がり、あらためて景色を楽しんでいく。

皆さん、風当たりを避けて思い思いの場所で寛いでいるようで。
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霊仙山って悩みが多いのか、見事なはげっぷりだな。
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秋の好日、名残惜しいが明るい尾根稜線をどんどん下っていく。
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鞍掛峠までくるとほっとするが、ここからの下りこそ本日一番の難所。

ずるずるっと滑りやすい狭い道を慎重に下りて行く。
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ここは一旦すべったら、そのまま脇に落ちたら、それこそ大変な事故だから。

なんとか無事、登山口へ、そして駐車地へもどる。
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お決まりのコースに少しぶらぶら散歩を入れて、秋の御池詣の楽しいこと。

来年も普通にできるといいな。

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2016年4月25日 (月)

山歩き:旧三嶽寺表参道から国見岳、花見

山歩き:旧三嶽寺表参道(割谷道)から国見岳、花見

鳥居道、旧三嶽寺表参道を通り、ヤシオ尾根経由で国見岳へ行く。
ガスに覆われ天気はイマイチで、アカヤシオもまだ蕾の多い五分咲きといった感じ。
帰路、腰越峠からハライド、その後のコブ尾根は花満開で満足の歩きになった。
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【山行日】2016年4月23日(土)    
【山 域】鈴鹿:国見岳、ハライド、コブ尾根
【天 候】曇り
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】鳥居道付近の駐車地、起点
P7:43--割谷道(表参道)--9:56旧三嶽寺付近--ヤシオ尾根--11:12青岳--
--11:25国見岳園地11:53--13:00ハライド13:08--コブ尾根--14:22風越峠--14:57P

この時期、鈴鹿はアカヤシオ人気もあり、朝早くから人出が多い。
御在所岳登山口周辺の駐車地は競争が激しいので鳥居道、希望荘周辺に駐車。
天気が予報に反してよくないので、コブ尾根を帰りにして、鳥居道の鳥井戸川を先に。
今まで旧三嶽寺跡地は何度も訪れたことがあるが、割谷道(表参道)は未踏。
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鳥居道から入ればなんとかなるのでは、という軽い気持ちのコース選択。
これはすぐにしっぺ返しを受ける事になるが、帰りをこちらにしていたらもっと悲惨だったかも。

スカイラインのガードレールを越えて、立派な堰堤を眼前に左岸を歩いていく。
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道は行き止まり、周囲を見回しても堰堤を越える踏み跡もない。
無理はできないのであたりを再び見回すと、右岸の上の方に車道がある。

ということで、鳥井戸川を渡り、土手を必死に上ることになる。
最初から一体なにをやっているのか。
堰堤工事で使われたであろう車道でもって、大きな堰堤をいくつも越えていく。
ようやく鳥井戸川の川原に降りる。
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川幅も川原もなかなかで結構な流れだが、そこを数回、渡渉する。

この渡渉のための石跳びというのは何度やっても不安が多く、嫌なものだ。

徐々に川幅が狭まってくると、前方に表示が現れ、川にオサラバできそうだ。
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こんな立派な表示があるのだから、今後は安心してよさそうと気が楽になる。
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苔むした道は、窯跡があったり、ほどよい距離に丁仏があったり。
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それらを受けて一ノ坂、二ノ坂、三ノ坂の表示がある。

ただ、あまりというかほとんど歩かれていないようで、倒木あり石崩れあり、と。
いくつかの沢を横切っていくかと思えば、その沢を上がっていったりする。
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何度も進むべき道を失い、その都度、行ったり来たりで迷うことが多かった。
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そして、荒れた谷道をずんずん上がっていくとようやくここに到着。
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ここから谷側をのぞき見るととても喜んで下っていきたい道には思えない。
ここで本日、初めて人に会う。
歩いてきた表参道は名前とはうらはら、まるで人の気配を感じさせなかった。

逆にここからはきちんとした石階段があり、そのまま旧三嶽寺跡になる。
折角だから歩きの続きでこのまま岳不動に参拝すればよいのだが、疲れていてパス。
尾根筋をそのままヤシオ尾根へあがる道に入る。

この道は急坂で結構つらい道だが、先ほどの表参道よりは気分的に歩きやすい。
それにしてもガスがしっかりと立ちこめ、視界が狭いのが残念。
トラバ道にはしっかりとロープがつけられていて、整備がきちんとされている。
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尾根端にあがり、藤内小屋への旗印も、その先も残念ながら見えない。
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期待したアカヤシオはガスのむこうにもやって見えて残念。
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ヤシオ尾根道は腰越峠からの道と合流して、幽玄の林の中を進む。
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ブナ清水への道を分けて、人の往来をしっかりと感じるようになる。

ガスの中、道から離れたところで佇む人たちがいる。
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人の声がよく聞こえるようになるとキノコ岩分岐。

今日もにぎわっているが、さすがの展望岩も立ち寄りスポットに過ぎず、か。
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県境稜線に入ってもガスは一向に切れず、花見の明るさにも足りず。
青岳からの展望もおあずけなので、とにかく国見岳を目指す。
掘割状のざれた歩きづらい道は脇の巻き道を選んだりして、もたもた歩き。
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国見岳の岩の上では昔の娘さんたちが楽しそうに食事中。
ガスで展望がきかないと思っていると、雨乞岳が見えると黄色い声がする。
ここにきて西北の風の勢いで、時折、薄い青空が現れる。

じゃあ、石門や他へ移動しよう。
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まずは石門の上から。
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御在所藤内壁を臨む場所では・・・、うむ。

そんな国見岳園地を一通りぐるりして、引き返す。
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ヤシオ尾根から腰越峠・ハライド方面への道に入る。

上りではきつい坂で嫌なところだが、下りは別の意味で辛い。

ただ、ガスのむこう、手前のアカヤシオと、樹幹越しに見えるハライドがいい感じなのだ。
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腰越峠周辺のアカヤシオはとにかく見事。

ハライドの山腹にまばらにはえるのもなかなか見ごたえがある。
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峠からハライドの中腹に上がって見下ろすアングルが今日一番のようだ。
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展望の山、ハライドは、再びガスに覆われてしまった。
しばらく様子見するが、変らず。

ここからは、コブ尾根を風越峠までくだる。
時間的にも距離的にも疲れを覚えているので、コブ尾根は辛いが仕方がない。
今日の歩きのコース、反対周りでこれから割谷道(表参道)だったら、悲惨だったろうな。

ハライド東峰から下りに入ると、ガスのむこうにはなやかなアカヤシオがいっぱい。
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あらあらまあまあ、こちらも満開じゃん。
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そんな道がずっと続く。
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こちらの道で人に会うということはまず考えられないので、ひとりのんびり下っていく。

花の中心はアカヤシオからミツバツツジへと変わっていく。
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道はアップダウンがあり上り返しがきついが、背丈ほどの笹原はしっかり刈り込まれている。
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仏谷の源流部を右手に、後半、南コブへののぼりが嫌になるが、
山頂へ寄らずワープしていく道には感謝ですわ。
それでも風越峠までの下りは結構あるし、長い。

峠周辺は、椿の紅の花の落下があざやか。
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ここからは東海自然歩道になるので登山道よりずっときつい歩きになる。
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井戸谷も仏谷、倍上谷も水量が多いのか、滝の音がびしびし響く。
とても沢筋に入り込める余地はない。
ダム池が現われ、橋を渡り、舗装道路が現れ、建物にたくさんの駐車車両。
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今日も虚弱体質の身体には辛い歩きになった。
ぎっくり腰もそうだが、右腕肩が押す事も引く事もできない状態なので上出来だな。

今日のアカヤシオの花見の結論。

国見岳・ヤシオ尾根は五分咲きであと数日、腰越峠・ハライド・コブ尾根は満開。

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