山歩き:鈴鹿

2020年11月 2日 (月)

山歩き:三池岳・仙香山で秋に浸る

山歩き:三池岳・仙香山で秋に浸る

紅葉の鈴鹿を味わおうと訪れた第2弾は、八風峠周辺。
ここ数年、釈迦~八風峠~三池岳を結ぶ稜線は一部で人気が高い。
ぬけるような青空、黄紅葉は真っ盛り、こんな山日和はめったにない。

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【山行日】2020年10月31日(土)    
【山 域】鈴鹿北部:八風峠、三池岳、仙香山
【天 候】晴れ
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】八風登山口付近の駐車地、起点
P--三池岳登山口7:36--8:34分岐--8:53三池岳--9:31八風峠--
--仙香山周辺--11:56八風峠--12:56P

この週末、紅葉を求める山好きの人はだれもが行き先で悩んだのではないか。
記憶や記録から計画しても、ネットであふれる情報に心乱される。
正統派の御在所や宮妻峡、竜ケ岳の赤羊、御池・藤原その他奥座敷とか。

例年なら外れのない宮妻峡(入道・水沢・鎌・雲母)を周回していた。
ただこのコースは元気というか体力がとてもいる。
今の自分には4~5時間の歩行時間で限界のような気がする。

そこで、少しは楽そうな穴場の八風に来たのだが、びっくり。
無人の八風キャンプ場を過ぎると、その後の駐車地はどこもいっぱい。
後情報だがこの日の鈴鹿はどこも混雑したらしい、ここだけではないのだ。
だからといってここまで人気になっているとは、要対策だわ。

さてコース、あの稜線を歩くのに一番効率がいいのは岩が峰を上りに、だ。
ただそれだとますます惰性の山歩きになるので今日は逆の三池からにする。

三池岳登山口は早く来た車で見えなかった(ふさがれていた)、困るなあ。
道は元射撃場横を通っていくが、射撃場って一体いつの話なんだ?
疑問は三池岳という山名とか、稜線はずっと高い笹ヤブに覆われていた、とか。
ついこの間までとても歩きづらいところだった、って御池やイブネと同じだったわけ。

林道は途中、登山者は迂回路へまわれ、の表示で尾根に取り付く。
ここからはそれはもう、山らしいぐんぐん登っていく山道になる。

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特徴としては急であること、岩が多く花崗岩特有の白いざれざれ道なこと。
一部、白砂青松の趣のあるところもあるがずっと息の切れる急登が続く。

ひたすら上り続けると、左手の樹間から遠く釈迦が岳が見えてほっとする。

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そしてなだらかになると分岐表示があり、片や福王山へ下りる道(難路)。

目の前には、美しい三池庭園が現れる。

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ずっと急な上りのあとでこれがあるから、山歩きはやめられない。
しばらくはゆったり右に左に、そして落ち葉に隠れたお菊池などを味わう。
山頂へは、いったん尾根芯を外れてざれ場に出る。

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右手には、竜ヶ岳の広い山頂が見える。

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今日もたくさんの人で盛り上がっていることだろう。

向かう先の紅葉の枯れた華やかさがいい。

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左手を見れば、ぎらつく陽光に紅葉が映える。

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やるじゃないか三池庭園。
山頂は、あと少しだ。

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三池岳山頂は三角点表示と山頂が異なっている、がどうでもいい。
肝心なのはここで広がる眺望。

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釈迦へ続く稜線っていいのよね、うっとり、なのか
それとも視点が少し右にずれて、稜線の幅とふくらみににんまりなのか。

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思わず足はそのまま直進。
西へ向かっているようで実は北進で、竜ヶ岳への縦走路に入る。
高いピークがふたたびあらわれ、下っていくと別のコブがある。
ここら辺でもたもたしていると、何人もの人が通り過ぎていく。
竜というか石ぐれ峠方面からこんなにも往来があるとは驚いた。
引き返してふたたび三池岳へ、そして八風峠方面へ向かう。

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このちょっとしたコブ越えの道のなんと美しいこと。

途中、竜と釈迦を往復するという人やトレランさんが抜いていく。

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八風峠を過ぎて高みから何度も三池岳を振り返る。

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朝、国道から見るとあんまり判然としなかった三池岳。
こうして角度を90度変えてみると、双耳峰ならぬ三目峰だった。

北仙香山や休憩岩、中峠をすぎて仙香山へ。
ここまで来たら寄らないわけにはいかない。

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風弱く、陽光よし、いいじゃないかひょうたん池こと仙香池。
ということで周囲を歩く、これが今日の主たる目的。
以前も来ているけど記憶がないのはいいことだ。

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開けたここで一服しよう。
ふつうは稜線上の開けたところから平野や伊勢湾を見る。
こちとらはあの鈴鹿の奥座敷稜線を目の栄養にしよう。

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独り静かに山を楽しむ寡黙なおじさん族の矜持、というやつだ。

南仙香小山、いいじゃないか。
注意して下りていけば、小川も楽園もありそうだ。

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ここは全部、赤坂谷の源流部。
沢ヤはこういうのを知っているからやめられないのだろうな。

釈迦・三池の縦走路に戻ってから、段木尾根に少しだけ入る。
ここから見るワイドビューというのが八風周辺の魅力を語る。
3枚のフォト、左から右へ脳内変換してくだされ。

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さてと下りは悩むまでもなく、八風峠道の一択。
釈迦東尾根、岩が峰、大平尾根、段木尾根、三池岳では足膝に辛い。

人気の稜線縦走路を戻っていく。

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時折左手を見ては、こんなところの先に楽園があるのだな。

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八風峠からは歴史と先人の歩みを味わいながら道を下る。

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かなり下ってきてから、正面の高いところに段木尾根を見る。
随分な標高差を一気に下る、そんな変化を年寄りは求めませぬ。

 

 

 

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2020年10月27日 (火)

山歩き:御池岳詣2020秋

山歩き:御池岳詣2020秋

一年ぶりの鈴鹿、紅葉を求めて恒例の御池岳詣をする。
なんだか病で気分が乗らないまま惰性で来ることについては反省。
晴れの天気予報にも逆目で翻弄され、濡れた泥んこ道を歩く。
奥ノ平から南部を右回りに淵に沿って散歩し記憶の上書きをする。

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【山行日】2020年10月25日(日)    
【山 域】鈴鹿北部:御池岳
【天 候】ガス曇り霧雨のち薄晴れ
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】鞍掛峠東側駐車地、起点
P7:21--7:36コグルミ谷登山口--8:23カタクリ峠--9:07丸山--散歩、奥ノ平・
南部エステイト・淵や池の定点観測--11:22鈴北岳--11:56鞍掛峠--12:11P

御池岳で困るのは駐車地のこと、竜と御在所とここはいつも三密。
もうひとつの心配事は天気、下界で晴れていても山の上は気分屋。
滑りやすい土壌と濡れた笹や草原はローファー靴には辛いのだ。

鞍掛峠東の駐車地はぎりぎりなんとか空いていた、単なる幸運。
それにしても変な間隔や横着な駐車が多く、後の車のことを考えてほしいな。
両隣の車のナンバーを見ると、「神戸」「香川」ほかに「堺」とか!
下山時には路駐がたくさんあったから、人気の山はおそるべし。

用意して出発、まずは車道をコグルミ谷登山口へ下っていく。
三重県側から入山する御池岳、コグルミ谷コース。
人は多くても静かでそれなりに整備された急な道を上がっていく。
粘土質の土と石灰岩と木の根っこの道は湿っていてとても滑りやすい。

五合目を過ぎると急斜面になり、登山道はジグザグになる。
秋は足元に凝集されていて、栗の抜け実や落葉がたまっている。

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人気者の君だけはモデル慣れしてお疲れ、もとい元気様です。

六合目カタクリ峠を過ぎると緩やかな尾根道になり御池の秋を感じる。

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七合目・八合目もそれなりの黄紅葉で、積もった落葉を踏んでいく。
そして、ここ。

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ここを通るといつも、御池に来たんだという気持ちになる。
苔の谷道を過ぎて三叉路の分岐を丸山に向けて上がっていく。
苔だけは青々しているが、滑りやすい道は泥濘そのものでぐちゃぐちゃ。
ぬかるみに足を取られ、気を抜くとずるっと滑り落ちる。

ガスの中とりあえず山頂の丸山へ、一応、御池岳の最高点。

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石積みの山頂は、ふだんは北に展望が開けるが今日はなし。
先客はみなさん同じ道を下っていくが、何を急いでいるのか。

ここからはいつも通り、御池テーブルランドの散歩に移る。
霧雨で濡れた草が汚れた靴とズボンのすそをさらに湿らせていく。

奥ノ平方面へ向かうと左下から先ほどの若者たちがあらわれる。
わざわざいったん下らなくても、すぐに行けるのに。
見れば、彼らの手元にはスマホ。
そしてすぐ先の開けたところでもう腰を下ろしてザックをあけている。
小物や火器と食材など、キャンプ調理か?

奥ノ平の象徴はオオイタヤメイゲツより健気な1本ブナだ。
てっぱん君が言ってたな。

奥ノ平南峰から見わたしてもよどんだ天気でいまひとつさえない。

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道があるようで薄い踏後だけの、濡れたシダ類の繁茂する草原。
ここ数年はすぐにまゆみ池方面へ向かっていたが惰性はだめ。

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南部エステイトもとい南部不動産もとい御池ワンダーランド。

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しっかり開発されている。
すぐにでもタワマン並の展望絶佳、豊かな自然生活ができそうだ。

庭も花壇も、両肘ついた盆栽もあるでよう。

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土倉岳を見下ろす。

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下り口というか、御池への上り口からは道ができている。
おお、日が出てきた、映えるね。

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ボタン岩の紅葉は趣があるのに、また曇ってしまって残念。

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まゆみ池も遠目でないとさえないんだから。

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定点観察重要地点の幸助の池。
ここで再び光に照らされる、太陽のめぐみ、もっと光を。

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ボタンブチ、天狗ノ鼻に孤影。

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ボタンブチから臨む秋色。

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琵琶湖方面。

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そしてずるずる滑る道をおそるおそる進み、道池慕情。

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鈴北岳に来るとそれなりの天気になり360度の眺望だが、遅い。

最後は鞍掛尾根をちんたら下る。

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鞍掛峠からの下りは急で要注意だが、傘やんの休憩場に寄る。

今年もなんとか御池詣できたが、喜ばしいで済ませては遺憾と。

 

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2019年11月26日 (火)

山歩き:晩秋のダイラ周辺

山歩き:晩秋のダイラ周辺

時季は晩秋、今年は遅いという山の黄紅葉もさすがに退場したか。
会いたい樹木と歩きたい古道、あのダイラはどうしているか。
急登、ヤセ尾根、トラバへつり、ゆったり逍遥に急下降の歩きに満足する。

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【山行日】2019年11月24日(日)    
【山 域】鈴鹿北部:阿蘇谷、烏帽子岳・三国岳
【天 候】曇り
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】時山、清内橋付近の路肩駐車地、起点
P7:57--西北尾根--9:16烏帽子岳--県境尾根--10:14ブナ将軍10:24--
--11:04三国岳--11:57ダイラ12:35--13:20ビワ池--13:50P

このところ所用が多く体調もよくないまま時が過ぎ紅葉を愛でる山歩きはあきらめていた。
それなりに天気のよい土曜日もぐだぐだ、翌日の日曜日は雨予報で望みなし。
そんな夜、何気なく天気予報を聞いていたら日曜の日中はなんと晴れらしい。
捨てる神ばかりではなかった、準備用意。

まだ暗い朝方、外に出ると湿っぽくて、水溜りができている。
夜半しっかり雨が降ったようで、雲がどんより重いままだ。
雨天も泥んこも願い下げだが、そんな風だとますます山が遠くなってしまう。
なんとかなるかもしれない、とにかく出発。

休日の朝はどなたも早いようで、23号線は速い車がいっぱい。
三重県に入り、桑名から員弁に来るとうんと静かになってくる。
今日は藤原・御池を横目に岐阜県に進む。
目的地の時山は今でこそ大垣市だが上石津でも特に山奥の印象がある。

烏帽子岳の山裾を大きく回りこんで、狭い道を抜けていく。
川沿いの道にはフェンスのある建造物が多く、目立つのは「立入禁止」の表示。
時山養魚場に入る赤い橋(清内橋)が目印で、手前の空き地に駐車する。

烏帽子岳と三国岳へは数回来ているがダイラは2回、記憶はまるで薄い。

初めて来たときはガイドブックを見て唯一の登山道の「鐘釣谷」を利用した。
登山道は表示も含めてすぐにあやしくなり、行きつ戻りつしながらなんとか烏帽子へ。
途中、身体を上げようとつかんだ岩が、力をかけた途端にくずれてきてびっくり。
ひとかかえ以上の岩は幸運にも自分の体を避けて、でも転げ落ちていった。
ただその音はずっと聞こえつづけ、人がいればとんでもない事故になっていたはず。

その後、いつのまにか「鐘釣谷コース」は立入禁止になっていた。

今日は烏帽子岳の西北尾根(新)コースを利用する。
コースの約7割が鉄塔巡視路という(新)コースだがもう20年は経っているはず。
「鐘釣谷コース」に代わる道でその後「細野道」や「南尾根道」が整備された。

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清内橋を渡り、道を養魚場へは行かず左折すると登山口はすぐ。
暗い植林帯の急斜面を歩きやすい斜度で道は造られ、プラ階段が整備されている。
道はなんでも人工的だが、このプラ階段巡視路は便利だが味気ない。
造るのも大変で維持するのも手間だが作業では資材荷物担いで通るわけだ。
遊びでちんたらへいこらしている人間が文句言ってはバチがあたる。

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単調だがどんどん高度を稼いでいく道にすぐに息があがる。
鉄塔を通り過ぎてまもなく尾根が開けてくると雰囲気が変わる。
道は潅木の間を右に左に抜けていくのだが上りはよいが下りは外すかもしれない。

三国岳への県境尾根道分岐を過ぎると展望岩があり今日のコースを確認する。

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前方に山姿が見えてくるが双耳峰の烏帽子岳のどちらとは少しわかり辛い。

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右に狗留孫岳への巻き道分岐を見てすぐに最高点の山頂。

もう少し進むと南東に視界の開ける、いわゆる烏帽子岳山頂。

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時集落に来てここまで、誰にもあっていないので思わずひとり言。
「烏帽子、山頂だ」
すると右手の木陰から人が現れ細野方面へ逃げるように下山していった。

こんな朝早くに上ってもう下山!?
人にはそれぞれ事情があって当然だが・・・。
結局この日、見た、会ったのはこの人が最初で最後になった。

今日の目標をここで設定。
あわてずあせらず、見たいところはじっくりと。

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といいつつ遠くを眺めるともう用はなく、三国岳への分岐へと道を戻る。

烏帽子岳と三国岳を結ぶ尾根は岐阜県と三重県の県境でもある。
やせた尾根にはそれなりにアップダウンがあり道も左右にまたぐ。
ぼーっとしていると外すこともあり、ヒヤッと高度を感じるところもある。

烏帽子から三国へ三分の2ほど進んだところに、あの方々が居られる。
「将軍様、またまたご無沙汰しています、ご機嫌如何ですか」
鈴鹿山脈のブナ巨木界ではいわずと知れた伝説的な存在。

並んで立つ似たような2本のブナ。

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手前が「副将軍ブナ」で、下奥が「将軍様」。

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近寄ると違いははっきりとするが比べるのは邪道、無事でなにより。
ただ気のせいか肌のつやがよくないようで、頭部の欠落が痛ましい。

ひとつの大きな目的を遂げたあとは、三国岳への急な上りになる。
一気に上がるのではなく、手頃な大きさのデカコブ平を越えていく。

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ぬた場もあって、この広がりがミニテーブルランド。
その後は、岩場のきつい上りをこなして稜線に上がる。

今歩いてきた県境稜線や烏帽子を確認する。

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そこから三国岳へはもうひとのぼり。

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特に用はないがそこはそれ大人の対応というやつ。
山頂からは御池・鈴北・鈴が岳が見えるが、鞍部のヒルコバがいちばん目立つ。

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三国岳には山頂らしきものが3つあって、三角点、山頂、最高点がある。

ダイラへは道を戻り、急降下していく。
きつい下りでまだ先が長いので、三国岳山頂へは寄らなければよかった。

この下りの先で分岐を左に上がると三角点だが、もちろんパス。
それよりも先のミニテーブルランドと標高が同じだからバイパスが欲しかった。
三国岳へのあのきつい上り下りを経験すると、本当にそう思う。

ダイラというか阿蘇谷へ降りる道はすぐその先に分岐があった。

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左はダイラの頭を経て横根や五僧方面、右へ降りていく。

斜面をへつるようにして狭い道を行く。
谷があらわれそれに沿っていくようになると、踏み跡があやしくなる。

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コケが付きざれて濡れた岩がごろごろですべりやすくあぶないことこの上ない。

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この区間が一番緊張し、苦労した。

そして「ダイラ南口」から侵入。
阿蘇谷道はぐるりとカーブを描くようにしてダイラに入りそして谷へと抜けていく。
ダイラは広く、地形図だと阿蘇谷道はほんの少しかすっていくだけ。

さてと、以前来たのはどこだったか。

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広々としたところで寛いだようだが、どこもかしこも同じように似ている。
三段の縦に並んだ釜跡はよく目立つ。

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うろうろしながらもあたりを見下ろすここぞというところに陣を張る。

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ついこの前までは寒かったのに、今日はしっかりと汗をかいた。
靴を脱いで、と。
そうか、これから昼飯休憩には陣幕でも張ると気分が高揚するかも。

地形図で歩いてきた道を確認しながら、点線の道に疑問や不満を覚える。
この後は、・597を目指してだだっ広いダイラをさまよえばいい。

休憩後、コンパスを頼りにするとその前にひらひらピンクテープが目に入ってくる。
阿蘇谷道でもよく目に付いたがこちらも多そうだ。
尾根に上がれば確実だが、同じ高度をずっと保っていけば楽に行ける。

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広いダイラを、左から右へとゆったりカーブするように行けば、と。
ピンクテープは下、中、上にあり、どちらへ導いていくのか不安にもなる。
ここらへんが地形図とコンパスだけでは判断できない自分の弱さでもある。
結論から言えば、中のテープはうまいことコースを導いてくれた。

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ただ最後に来て尾根の急登があり、もっとなだらかにできなかったのかと不満。
それにビワ池と阿蘇谷のどちらの方面から道を探ったのかでも異なるのでは。
また上中下のそれぞれのテープの付けられた意味もわからないままではこわい。
いわゆる赤テープはありがたいようでミスリードもあるから要注意。

で、峠状の開けたところに出て、その先には池があったとさ。

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名前はビワ池だったと思うが、どうしてそうなのかは不明。
稜線上にある不思議と、その存在がいい感じだ。

開けた場所なのでこのあとに下る方向はコンパスで慎重に探る。

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テープ表示もここは大事なので多いが、きちんとした固定表示が必要だろう。
ここからは植林帯の急な下りになる。
あいかわらずピンクテープが先導するが、途中から消える。
右手への分岐であらわれ、すぐ下で阿蘇谷道に合流する。

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さいごは害獣除けの柵を開閉して時山養魚場へ戻っていく。

それなりの急登、ヤセ尾根の上下動、トラバへつり、ゆったり逍遥、急下降。
阿蘇谷の源流域、ダイラとその周辺の山をつなぐ歩きはとても変化に富んでいた。
距離や標高差もそれなりで、先を急ぐ必要もないのでじっくりと晩秋を愛でる。
最後の秋になんとか間に合ってよかった。

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車のところに戻るとテントウムシが屋根、窓、タイヤに群がっている。
追っても払っても効果はなく、一部は100km離れた自宅まで付いて来ていた。
生態系とかなんとかでそれでよかったのかどうか、そんなこと知らん。

 

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2019年11月10日 (日)

山歩き:宮指路岳から入道が岳で秋を味わう

山歩き:宮指路岳から入道が岳で秋を味わう

宮指路岳から入道岳への稜線歩きは静かで秋を味わうにはよい。
樹木の黄紅葉、起伏のある稜線、そしてごろごろと点在する大岩。
久しぶりなので新鮮気分、ただ衰えた身体には少し辛い歩きになる。

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【山行日】2019年11月9日(土)    
【山 域】鈴鹿中南部:小岐須峡、宮指路岳・入道が岳
【天 候】晴れ
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】小岐須峡大石橋付近の駐車地、起点
P7:53--7:56登山口--ヤケギ谷道--9:34宮指路岳9:40--9:52小岐須峠--
--県境稜線--11:09尾根分岐--磐座尾根--12:24奥宮12:56--池ケ谷道--14:18P

秋の鈴鹿山脈第2弾は小岐須峡。
宮妻峡への道を過ぎ、椿大社の門前を通り抜けて行く。
高速道路とインターチェンジが新設されてどんどん変わっていく風景。

小岐須峡に入ると途端に道は狭くなりぼこぼこと荒れている。
山の家の駐車場はがらがら、途中、落石もあったがなんとか大石橋へ。
先客が1台、狭い駐車地で傾斜があるので停め方に気をつかう。

駐車地から宮指路岳ヤケギ谷道登山口はすぐで、入山。
何度も歩いているヤケギ谷道だが気分はいつも新鮮、どこでもだけど。
少しの記憶を確認しつつ、味わいのあるヤケギ谷道を上がっていく。

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谷沿いの巻き道には落葉が堆積し、そこに朝日が差し込む。

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ジグザグの登りが続くようになるとどんどん高度を稼いで行くが少し辛い上り。

谷道はそのまま左の主稜へ上がり、この山の名所を通っていく。
道からすぐのところにある大岩「東海展望」、特に表示はなし。

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たぶんいつも同じところから思わずデジカメっている。

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登山道を少し進むと少し離れたところにある大岩「三体仏岩」、表示なし。

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遠くから見て三体の仏様が並んだように見える岩、ということで存在感あり。
先ほどの東海展望は景色を見るための大岩展望台ということ、どうでもいいけど。

宮指路岳山頂へはいったん下ってだらだらと上っていく。

宮指路岳の山頂は展望も何もないさえない通過点だった。
しかし山頂を尊重する人々の努力の結果、視界が少しずつ切り開かれている。
そこから見える「馬乗り岩」と「だるまさんころんだ○○岩」。

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だだっ広い山頂広場からは他にも何かとデジカメ対象によいものが多い。

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山頂広場を右折すると、鈴鹿山脈の主稜線(県境稜線)になり、カワラコバ道になる。
ここの下りは鈴鹿の他のところの下りとよく似ていて、既視観に陥る。

明るく開けた鞍部が小岐須峠。

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右に下りればカワラコバ道で、最近は道も整備されて利用者が多いらしい。
この稜線道の広さと明るさが特長といえばそうで、日向ぼっこにとてもよい。

少し荒れていて、目印もなくなっている下りをやりすごす。
左側(西側)のすぐ下に源流部が迫ってきている。
やがて、その象徴たる仏谷峠。

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ふつうに歩けば、少しきつい下り上りのある単なる峠だ。
でも周囲を少し歩き回れば雰囲気のあるところだと、自分は勝手に思っている。
尾根が入り組んで重なっている右側(東)が興味を惹く。

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別に何があるわけでもないが、道を外れてそこら辺をふらっとしたくなる。
窪地に落葉が堆積し、ちょっとした空き地があって、それだけのこと。
新たな発見は何もないけど今日の目的、秋をじんわりと感じる。

鈴鹿山脈の主稜線に三重県と滋賀県の県境が定められているらしい。
愛知県人の自分にはどうでもいいことだが、ボーダーはいい。
特に登山道が設けられているわけではないが、人が歩いて踏み跡がある。
最近は目印テープがいっぱい、でもそれが一定しているわけではない。
テープに指図されるのがイヤなら、太い尾根芯を外さないように行けばよい。
潅木が繁茂しているところでは注意も必要。

ほら、ぼやっとしていたら迷い込んでいた。

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右手に立派な巨大な大岩、そのむこうに入道ケ岳。

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今日は大岩への寄り道は、気分がのらないのでパス。
先へ進み、小岩というか定員ひとりのプッチ岩を確認していく。

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眺めはそこそこ、独り静かに山を楽しむ寡黙なおじさん族専用。

そして県境稜線は、イワクラ尾根分岐に至る。

樹間から水沢岳の秋と、鎌が岳の一部を見る。

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イワクラ尾根に入ると途端、一気の下りとなりせわしい尾根歩きになる。
ただ秋を感じる樹木や見所は多く、何ごとでも外れのない尾根だ。

県境稜線では誰ひとり会わなかったのに、ここではすれ違う人がままある。

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といっても元気な若者であり、孤独なおじさんがぼちぼち。
とにかくアスレチック尾根よろしく、下っては上りという動きがずっと続く。
ゆったり稜線漫歩というのがまったくない。
これは弱ってきた足にびんびん疲れを与え、痛めつける。

イワクラの本体、磐座こと仏岩もゆっくり眺める余裕なし。

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重ね岩も同じく。
とにかくへろへろになりながら最後の急登をこなすことを考える。

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ようやく馬酔木と低い笹原を抜けて、入道庭園に。
もう先に進む体力はなく、奥宮へ。
荷物をほおり出して、入道山頂を遠望する。

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なんだ、あのたくさんの人は、祭りか。

そこへひとり、ふけたおじさんが来る。
奥宮に向かってかなり長い時間、御参り(願い事)している。
離れた山頂からは、にぎやかで華やいだ声が風にのって届く。
落ち着かず、今どきのきれいな尾根遺産でも見学しようか、と迷う。
そこは信仰心や疲れがまさって、すなわち長い休憩となる。
その後、自分としてはけっこう長居したが、奥宮はずっと静かなまま。
おじさんと思えた人はよく見るとモダンな若者だった、失礼。

重い腰を上げてふたたび山頂方面を見れば、ますます人が増えている。

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「みんな集合、つぎは動画を撮りますよ」
おいおい、遠足か。

鈴鹿ではここ数年、御在所岳の一本人気で、次いで竜や御池。
高速道路の整備で自分は仙が岳南尾根あたりが人気になると予想したが、外れた。
時代は、入道ケ岳だった。
きつい登りはあるものの、鈴鹿のどの山よりも展望がよくてしかも広い。
流行や世相というのをよむのはむずかしいものだ。

休憩後、山頂に用はなし、ではなくてもう行く気力なし。
あとは下るだけ。
今日は手短に、池ケ谷道に入る。

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はじめこそ岩がれの道をたんたんと下っていく。
蛍光ピンクのテープがこれでもかというくらい付いている。

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谷から離れ高巻きになると、けもの道のような幅で気をぬけなくなる。
しかも下りは急ですべりやすく、踏ん張りがきかないとヤバイ。
分かってはいたがこれが池ケ谷道の特徴で、じわじわと後悔の念が高まる。

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道も一部変わっていて、へつりが崩れた箇所に変更とは、何。

今日の大きな反省点はコース選択、池ケ谷道の扱い。
ここは上りならきつい上りで我慢できるが、下りにここは使うべきではない。
イワクラ尾根で体力、筋力の疲れた自分には少し辛い最後の歩きになった。

記録と経験から、比較的軽めのコースと思っていたのに、思わぬ疲労度。
秋を味わう目的はなんとかなったけど、体力の衰えが少し早すぎる。

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2019年10月27日 (日)

山歩き:御池岳詣2019、泥濘の秋

山歩き:御池岳詣2019、泥濘の秋

紅葉の秋を求めて鈴鹿へ、恒例の御池岳詣をする。
このところのとんでも降雨や長雨から晴れの天気予報もあまりあてにできない。
それでもなぜか足が向いてしまう御池岳、霧の中、泥濘の道を彷徨う。

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【山行日】2019年10月27日(日)    
【山 域】鈴鹿北部:御池岳
【天 候】ガス曇り霧雨
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】鞍掛峠東側駐車地、起点
P7:17--7:27コグルミ谷登山口--8:28カタクリ峠--8:45八合目--9:10丸山--
--散歩・定点観測・淵めぐり・池めぐり--11:13鈴北岳--11:45鞍掛峠--11:56P

昨年の御池岳詣は10月28日、晴れの天気で青空が見えていた。
今年もそれを期待して朝早く出てきたのだが、道中で気分はダウン。
ただひとつの望みは鞍掛トンネル付近の駐車場が空いているかどうか。

コグルミ谷を過ぎると上の駐車場から下りて来る登山者はちらほらと少ない。
工事で封鎖されていた駐車地が開放された効果は大きいと見る。
それでも下山時には路駐がそれなりにあったから、人気の山はおそるべし。

用意して出発、まずは車道をコグルミ谷登山口へ下っていく。
今日もこちらから入って峠へ下りてくる周回コースの人が多いみたいで、人の列。
定番コースなのでその後も各所で同じ人と顔を合わせることになる。

三重県側から入山することになる御池岳、コグルミ谷コース。
人は入っても静かな、それなりに整備された急な道を上がっていく。
粘土質の土と石灰岩と木の根っこの道はしっかり湿っていてとても滑りやすい。
ふだんは枯れ山水の谷なのに、今日は水量の多い普通の谷だった。

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五合目を過ぎると急斜面になり、登山道はジグザグになる。
秋は足元に凝集されていて、栗の抜け実や落葉がたまっている。
シマリスの姿は見えず、手袋や服に霧が霜のように積もっている。

六合目のカタクリ峠が近づいてもそれは変わらず、休憩の人々。
ここからは緩やかな尾根道になり、御池の秋をそれなりに感じる。

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七合目・八合目も枯れた黄紅葉で、積もった落葉を踏んでいく。

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苔が生い茂る谷道を過ぎて三叉路の分岐を丸山に向けて上がっていく。
苔だけは青々しているが、滑りやすい道は泥濘そのものでぐちゃぐちゃ。
ぬかるみに足を取られ、気を抜くとずるっと滑り落ちていく。
丸山頂上を目前にして、どろんこ渋滞ができる。

それでもなんとか山頂の丸山へ、一応、御池岳の最高点。
石の積もった山頂は、ふだんは北に展望が開けるが今日はなし。
ここからは予定通り、御池テーブルランドの散歩に移る。

泥んこに汚れた靴を、朝露というか霧雨で濡れた草がぬぐってくれる。
その代わり、靴とズボンの足元はびっしょりになる。

奥の平のオオイタヤメイゲツ。

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来るたびにしょぼくなっているような気がしてちょっとさびしい。

奥の平南峰から臨むテーブルランド、ふだんは美しい起伏だが今日は無理。
濡れたシダ類の繁茂する草原をぐるっと回り込むように進んでいく。

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時に、大きな窪地や落とし穴のような池をのぞいていく。

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御池にはたくさんの池があり、喜んでデジカメるのはいつものこと。
ただ、池は池であってどれも似ていて特徴を見出すのは難しい。
自分の好きな池を決め、季節や年月を置いて会いに来るのがいい。

マユミ池の定点観測、手抜きしてズームで撮る。

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ここの淵はちょっとお気に入り。

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ここからテーブルランドをながめて秋を探す。

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次は幸助の池、ここも定点観測。

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この池は、御池で最も様になっている池だと思う。

崖側に回り、ボタンブチと天狗ノ鼻の両人気淵を見るのだ・・・。
だめだ、どんどんガスが上がってきて、うっすらと人影が見えるだけ。
あきらめて、幻想のような池のほとりで休憩とする。

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ボタンブチへ一応、行ってみる。

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被写体としてはだめだったが、ガスの切れ目をねらって行く。
先ほどの場所を見ると、秋をなんとか・・・うーむ。

そんなガスが舞う中でもそれなりに人がやってくるのには感心する。

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他人のことは言えないけど、誰もが期するものがあるのだろう。

ふたたび丸山を通り、滋賀県側一般道に入る。

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植生保護だけでなく道迷い防止も兼ねてロープが両側をしっかりとガードする。
起伏もゆるやかなトラックコースを下っていく。

ところがここで想定外のこと。
ふだんは歩きやすいいい道なのに、今日は泥んこのぬかるみの道。
ずるずる滑るはすべる、危なくて仕方がない。
道を外さないようにロープで定めたことが、良くもあれ逆目にでることもあり、と。
その分、周囲の樹林の雰囲気やよし。

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真の谷の源流の枯れた道にぶつかり、右折する。
定番コースは左折だが、こんな日こそお気に入りの「道池」に会いに行く。

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最も池らしくない、水たまりのような池。

日常では全くない、ちょっとした恋人のような池に再会して少し安心。
たとえ天気(青空)には恵まれなくても、これがあるからやめられない。

ドリーネを横に見ながら鈴北岳方面へ向かう。
瞑想の谷や北池はパス、ぐるりと大回りする昔ながらの道を行く。

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どんな時季でも青々としている苔の絨毯の中を歩くのがいい。
ただ、元池は、もういいか。

鈴北岳に近づくと、あらまあなんと天気が好転、青空が見えてくる。

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午後から天気になる、という予報は正しかったのだ。
でももう留まる気はない。

鈴北岳、いつもの360度の展望はまるでなし。
すんなりと鞍掛尾根道を下山する。
ただ一番懸念していたのは、この下り道。
こここそ泥んこぬかるみの道で有名だったところ。

それがなんともはや、よく整備された道はどこも滑るところがない。
道を外さないようにしっかりロープが張られているのは興醒めだが。
このすばらしい整備の結果、御池岳は入門定番コースになったのだろう。

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鞍掛峠で一息入れ、一番の難所といえる坂道を慎重に下った。

なんとか今年も御池詣ができて、それはそれで喜ばしいこと。

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2019年4月30日 (火)

山歩き:新緑の入道から水沢・鎌が岳へ

山歩き:新緑の入道から水沢・鎌が岳へ(宮妻峡ハーフラウンド)

今年の初鈴鹿は春、花と新緑の宮妻峡HR(入道から水沢・鎌が岳)へ。
連休はじめの行楽日和でたくさんのハイカーが花木と新緑の山歩きを楽しんでいた。
この周回コースは磐座を愛でる巡礼と修行の道でもある、と思いつつぐったり。

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【山行日】2019年4月28日(日)    
【山 域】鈴鹿:宮妻峡、入道・水沢・鎌が岳
【天 候】晴れのち曇り
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】宮妻峡駐車場、起点
P7:23--宮妻新道--8:38入道が岳--8:47奥社--磐座尾根--10:15水沢峠--
--10:35水沢岳--11:21衝立岩11:30--12:02岳峠--12:17鎌が岳12:46--12:56岳峠--
--かずら谷道--14:10P

連休の日曜日、行楽の車が道路に多い。
通り抜けて行く道の両側は、朝まだ早いので静かなまま。
宮妻峡に入ってもしーんとしていたが駐車場を見てびっくり、満車に近い。

グループや団体さんが入っていて、みなさん準備をしている。
トイレとかなんやら、集団で行動するのは時間がとてもかかりそう。
そんな時、ひとりはいい、準備して登山口に向かう。

鎌尾根やカズラ谷道を目指す鎌が岳組に比べてとても少ない入道組。
すぐに内部川の渡渉がある。
手前のは軽くいなし、本流で立ち止まる。

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昨年の秋とはまた川相が変わり、石の位置が違う。
最初のここで無理をする必要はないので一番楽そうな渡渉地点をさぐる。
結果、ふだんとは異なり、一番下流の大岩を利用して立ち木も使う。

宮妻新道の上りはいつものことながら気を遣う。
最初はとにかく荒れているので足元とすぐ目の前だけをみてひたすら黙々。
ここはホント下りでは使いたくない道だ。

日陰の暗い道に朝の光が入り込んでくると少しほっとする。

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ここらへんから先を行く人の気配が感じられ、山登りをしている気になる。

しばらく歩くと視界が開けてくる。

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新緑には早すぎる淡い薄緑、まだ新芽だろうか。
馬酔木は白い花なので景色に溶け込んでいる。
右手向こうに鎌が見えてくるこの瞬間がいい。

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笹原の急傾斜になると、ああ入道に来た、という気持ちになる。

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北ノ頭に出て一休み。
先が長いのでこのまま奥社へ向かおうかと思いつつ、入道が岳へ行く。
片づけをしている人って、山頂でテント泊したのだろうか。

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山頂入道庭園を下り、池が谷道への道を左に、奥社へ向かう。

奥社から入道が岳方面を望遠で見る。

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入道が岳の最高地点は奥社の背後にあるが、なぜ南ノ頭にしなかったのか。
一度その南ノ頭に寄ってもいいかと思いつつ、磐座尾根に入る。

急降下の続く道はずっと気が抜けない。
両側がキレ落ちた上下動の多いヤセ尾根がこの尾根道の特徴。
そして樹木と植物が綺麗なこと。

花木ならアカヤシオ・ミツバツツジ・タムシバそしてヤマザクラ・ツバキが咲く。
足元にはハルリンドウ、ハナウチワ、ショウジョウバカマほかが輝いている。
天気は晴れからすぐに薄曇に変わり、どんよりスクリーンが青空を覆う。

重ね岩を過ぎたところで巡礼道のハイライトを撮る。

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入道の奥社の本尊こと磐座の仏岩が左、そして右手には山座の鎌が岳。

今だからもっと綺麗にアカヤシオを入れたかったが、樹木にも都合がある。

その仏岩も登山道から見て撮るとなかなか難しい。

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昨秋も思ったが、春になったら御簾のむこうのお偉い方や如何に、だった。

その後もこのフィールドアスレチック尾根のゆさぶりは激しく続く。
奥ノ谷分岐で少しだけほっとする。

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その先で宮指路からの稜線と合体、水沢峠へ向かう。

途中、開けてざれたところがこの尾根最後の見せ場。

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峠へ下りる最中、眼前の水沢岳は秋と全然違う姿だ。

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水沢峠では屈伸ストレッチで疲れた身体をいたわる。

そこで赤いシャツのKさんに会う。
いつも元気な彼は汗びっしょりで、コースの下見に来たとのこと、お疲れ様。

疲れた身体にはとても辛い水沢岳への上り。
ほうほうの態で水沢岳へたどり着く。

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つい先ほどまで団体さんが居た感じで、少し休んで間をとる。

きのこ岩の下りに入る。
前にはその団体さんがいて、もがく人の姿を見るのは興味深い。

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そこから衝立岩まで稜線歩きが続く。

イワクラ尾根とは違ってゆったり、でも上下動はさらに長い。
左右にしっかり視界が開けるのは気持ちいい。

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ただここら辺から自分の身体に異常が出てくる。
上げる足が重いのはいつものこと、それを屈伸とかで散らすのがふだん。
それが利かなくなり、太ももの筋肉がぴくぴくしだす。

ということで、やっとのことで上がった衝立岩の上で休憩する。

シャリバテというのもあるので、行動食を口にする。
休憩場所から見る景色というのも新鮮で気が紛れる。

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そういえば鎌尾根、左右に視界の開ける広い尾根なので随所で見た。
特に多いのが西側の雨乞・綿向方面を見ながら休んでいる人たち。
そうだ、先を急ぐばかりが山歩きではない。
といいつつ、身体に余裕があってこそゆったり休めるとも思う。

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ふらふらで岳峠へ、そして最後の辛くて苦しい最後の上りに挑む。

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山頂はもちろんたくさんの人。

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少しのスキマを先客に譲ってもらい、ぐったり昼食休憩とする。

下りはカズラ谷道で帰る。

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溝状にえぐれた道ではふんばりがきかずずるっと滑ることも何度か。

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時にあらわれる平坦そうな道がなんともありがたい。

それにしても下りながら道のりの長さに不満を覚える。

そう感じることがもう体力も気力も衰えていることの証左。

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あらためて自分の身体の現状がわかった、今後は気をつけないとヤバい。

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2018年11月 1日 (木)

山歩き:入道から水沢・鎌が岳へ(宮妻峡ハーフラウンド)

山歩き:入道から水沢・鎌が岳へ(宮妻峡ハーフラウンド)

天候不順であまり冴えない今年の黄紅葉、でも自然はどこかで帳尻あわせをする。
鈴鹿の秋を愛でる週間、第2弾はどこかで必ずヒットする宮妻峡を囲む山と尾根へ。
それなりに雰囲気はあるものの、青空と太陽の光の乏しかったのが残念。
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【山行日】2018年10月31日(水)    
【山 域】鈴鹿:宮妻峡、入道・水沢・鎌が岳
【天 候】曇り一瞬雨、冷たい風が吹く
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】宮妻峡駐車場、起点
P7:56--宮妻新道--9:11入道が岳--9:18奥宮--磐座尾根--10:46水沢峠--
--11:07水沢岳11:17--鎌尾根--12:31岳峠--12:43鎌が岳13:10--13:18岳峠--
--かずら谷道--14:29P

黄紅葉を愛でられる時期は長いが気象条件のよい時に行ける機会は意外と少ない。
土日祝日だけではそれを逃しかねないので、禁断の平日に抜けがけ山歩きを目論む。
天気もよく、山の土も乾いている状態の日を選んで、朝早く勇んで出かける。

夜明け前の暗闇でもどんよりと空を覆う雲が確認できた時には、もう引き返せない。
通勤時間帯前をねらったのにトラック他流通の車輌が多くて、渋滞ではないか。
その23号線から地元の道に入ったら、すでに通勤・通学時間帯の真っ最中だった。

それでも水沢から宮妻峡に入ると急に静かになり、車の気配すらない。
宮妻峡駐車場には何台もの駐車があるが、人っ子ひとり認めず、音もしない。
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これらの車は登山者なのかそれとも工事関係者なのか。
こんな天気の悪い平日の朝、ここにいる自分のことは棚に上げて変に考え込む。

準備して、工事で通行禁止の看板を見つつ、登山口に向かう。
入道が岳への宮妻新道は、最初の内部川の渡渉が難点。
いつもすぐには渡れず、悩んだり躊躇するのだが、今日は様子が違う。
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ロープはなくなり、石の並びががらっと変わっている。
自然の力ってすごいなあ。
これじゃあ、橋を渡したり、ロープを張ってもすぐに流されてしまうわけだ。

宮妻新道の登りは辛い。
特にはじめの岩ごろごろの部分、常に落石真っ最中なのだ。
そんな状態の悪いところに無理やり(ていねいに)足場が造られるのでもろいこと。

なんとかそこを過ぎれば樹林帯の急な上り。
じっとがまんすれば、右に視界が開ける。
いつもの景色だが、樹木に秋の気配はあまりないし、風が冷たい。

部分的にデジカメるとそれなりに色づきは感じられるのだが。
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この上りになれば気分も変わるのに、ブルーに沈んだまま。
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北ノ頭から入道が岳方面を見る。
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そのまま奥宮方面へと誘われるが、庭園は周回してこそ味がある。

入道山頂に来る。
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平凡かつ茫洋としたながめ。

奥宮へ回り、少し休憩する。

磐座尾根に突入する。
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何度も来ていてお気に入りの尾根だが、ヤセ尾根続きで緊張する。

足の踏ん張りが利かなかったり、バランスを崩したり、体力劣化がひどい。
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肝心の黄紅葉は悪くないしそれなりに、ただ曇り空で太陽の光が足りない。

黄色はなんとか、黄紅葉しようとしてそれを経ずに枯れ茶のままとか、枯れてしまった。
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期待しなければ充分に平均点。

尾根道は上下の激しい動きが多くて、重ね岩や仏岩になかなか辿りつけない。

気を抜いたその時、右ひざ・すねを思い切り何かにぶつける。
息がつまる痛さ。
狭い登山道の邪魔になる木を伐採したはいいが、基部を30センチほど残していた。
患部をなんどもさすりながら、痛みを散らそうとする。
少し様子見をしつつ、歩けそうなのでゆっくりと進む。
痛みがひどいなら引き返すのは辛いので奥ノ谷から降りればよい。

すぐに重ね岩、そこは通過して、仏岩に。
そこには、仏岩方面への侵入禁止ロープがしっかりと張り直してあった。
となると御身体の撮影は樹木越しになるので、スクリーンがかかったよう。
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春の花の時季や新緑のときには、御簾のむこうのお偉い方になる。

その後も磐座フィールドアスレチック尾根のゆさぶりは続きえっちらおっちら。
右ひざ・すねの痛みは引かず、身体全体の疲れがぼよーんとくる。
奥ノ谷分岐ですこし考え進むことにする。
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その先の水沢峠でふたたび進退を考えればよい。

紅葉の色合いは、奥ノ谷はさえなかったが、水沢岳南面はなかなかのもの。
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県境稜線から水沢峠に回りつつ、こここそ外れのないところだと感心する。
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水沢峠へ向けてぐんと下り、少し休憩、続行に決定。

下れば上がる、峠から水沢岳へは急でしんどい道をひーこらへーこら。
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こんなアップダウンの繰り返しが、この宮妻峡ラウンドの歩きの特徴。
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水沢岳では思わずへたりこみ休憩する。
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そこを過ぎると正面に鎌が岳があらわれ印象が変わる。
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遠めに黄紅葉を味わい、キノコ岩付近のざれた急下降をやりすごす。
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途中、やっぱりずるっとすべった。

しばらくはルンルンの稜線漫歩で鎌尾根(県境稜線)の楽しい一面。
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衝立岩が見え隠れするとなにかと気分も昂揚する。

枯山水または盆栽の紅葉といってもいいような衝立岩、そのむこうに鎌が岳。
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それにしてもここまで、誰ひとりというか、まったく人の気配なし。
人はよく静かな山歩きにあこがれたり望んだりするが、それも程度問題だ。
磐座尾根でも、ふだんは人気の鎌尾根でも前後左右だれもいない。
感傷ではない、空はどんより曇り空で、吹き抜ける風がずっと冷たい。

急下降のち岩場の上りで、その先の急崖を見る。
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下りや上りで手がかりが付けられてはいるが、タフな上下動である。

花崗岩のざれ場の歩きに足は重いが、鎌がどんどん近づいてくるのは救われる。
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その時、人の声が聞こえた。
空耳かとも思ったがそうではなかった。
やっぱり人はいるのだ、いつもの鎌の山頂。
岳峠に近づくと、そこで今日始めて人に会い、それが先ほどの声の主。
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なんと30人の団体さんで、鎌尾根で鎌に登ったとのこと。
朝の駐車場の車の主は彼らだった。

鎌が岳へは最後ののぼりとなる。
岩石がごろごろのざれた道は石の積み方や並びがすこし変わったような感じ。
山頂に近づくと先客はひとりだけ。
三角点にむかうとそこにもひとりだけ。

冷たい風が吹き抜けるだけの静かな鎌が岳の山頂。

鎌尾根を見下ろせて冷たい風のあたらない場所をさがし、腰をおろす。
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靴を脱いで、防風防寒に雨具を羽織り、やっとこさの休憩をする。
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しばしくつろぎ、おもむろにユン・ゲサン。

下りで振り返ると、鎌の秋の別の姿を見る。
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曇り空で光が弱くても、懸崖盆栽の黄紅葉の正しい姿というやつ。

岳峠からかずら谷道へ。
この共用尾根(雲母尾根・馬の背尾根・かずら谷右岸尾根などの元締め)ってすごい。
花の時季も黄紅葉の時期も、いつだって見どころ満載なのだから。
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かずら谷道への分岐で少しだけ立ち止まって一応考えるふりをする。
宮妻峡ラウンドだから雲母峰へはどうするか、と。
答えは決まっているのに何年も前の気分を思い出し、現実が分かっていない。

足は素直に下へ下へと進んでいく。
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地味なかずら谷道だって、それなりに見どころはある。

黄紅葉だって捨てたもんではない。
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掘割状の道とジグザグの道が交互に出てくるが、とにかくがんがん下る。
ああ、ここの道もとても長く感じるのは、くたばっている証拠だ。
樹林に覆われどんどん暗くなってくるのがこの道の特徴。
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滝のあたりであの一団に追いつく。
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団体のみなさんの助け合い、和気藹々の空気にふれながら後に続く。
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それこそ新鮮だ。

今日の反省

春の花シーズン、秋の黄紅葉には絶好の宮妻峡を囲む山々と尾根。
距離はそんなに長くはないが、累積標高差と上下動がとても激しい。
体力とバランスの要求されるこのタフなコース、お薦めだが、自分にはもう辛い。
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2018年10月30日 (火)

山歩き:秋の御池岳詣’18

山歩き:秋の御池岳詣2018

鈴鹿の秋を求めて快晴の空の下、今年も御池岳詣をする。
猛暑の夏と梅雨よりも本格的な秋の長雨や台風であまり期待はできない。
それでもなぜか足が向いてしまう御池岳、これはノルマというか執念の山歩き。
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【山行日】2018年10月28日(日)    
【山 域】鈴鹿北部:御池岳
【天 候】晴れ
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】鞍掛峠東側駐車地、起点
P7:12--7:30コグルミ谷登山口--8:14カタクリ峠--8:32八合目--8:56丸山--
--散歩・定点観測・淵めぐり・池めぐり--11:04鈴北岳--11:41鞍掛峠--11:53P

この人気の山は駐車場が少ないので、例年よりもさらに早く家を出る。
鞍掛トンネルがずっと通行禁止なので三重県側から入る車は登山者だけのはず。
焦る必要はないのだが、コグルミ谷を過ぎると上の駐車場から下りて来る登山者が多い。
案の定、7時前の段階で駐車場は満杯、それでもどんどん車が入ってくる。
スキマに無理やり停めたが、案ずることはなかった。
路駐であふれていたが、ここは御在所と違って取り締まられることはない、たぶん。

用意して出発、まずは車道をコグルミ谷登山口へ下っていく。
今日もこちらから入って峠へ下りてくる周回コースの人が多いみたいで、人の列。
定番コースなのでその後も各所で同じ人と顔を合わせることになる。

この三重県側の御池岳、コグルミ谷コース。
人は入っても静かな、それなりに整備された急な道を上がっていく。
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粘土質の土は湿っていてとても滑りやすい。
土に気を取られていると、石もツルッズルッと滑るので困ったものだ。
そのむきだしの石灰岩が枯れ山水の谷をつくっている。

五合目を過ぎると急斜面になり、登山道はジグザグになる。
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一息ついて周囲に目を向けられるようになるが朝の光はまだずっと上の方。
おなじみのシマリスが我が物顔でぴょこまか動き回っている。

六合目のカタクリ峠が近づくと朝の光を受けて黄葉が映えてくる。
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ここからは緩やかな尾根道になり、いつもの御池の秋を感じる。
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七合目・八合目とそれなりの黄紅葉で、積もった落葉を踏んでいく。
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台風被害はここでも深刻で、チェーンソーで倒木を処理する方がいた。

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苔が生い茂る谷道を過ぎて三叉路の分岐を丸山に向けて上がっていく。
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昨日の朝まで雨だったので、滑りやすい道はぬかるみの度を増してさらに困る。

前を行く若い衆の一団は明るくて元気だが、こちらは足が重く汗もじわっと出てくる。
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そんな若い声が裏返ると、明るく開けた丸山山頂が見えた。
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御池岳の最高点、丸山は岩が積もった展望のひらけるところ。
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若い衆が登頂を喜んでいるのを尻目に、すぐに奥の平方面へ向かう。
バンザイはともかく自撮りとか少しの喜びも表せない拗ねた性分。

昨年見た、樹木への鹿避けネットとか植生保護網柵の今や如何に。
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内側と外側でそれなりに違いがあるようなので、少しは報われた、か。

奥の平のオオイタヤメイゲツ。
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来るたびに小さくなっていくように感じる。

でも存在感はあり、被写体として申し分ない。

奥の平南峰からはひと気のないテーブルランドの美しい起伏が臨める。
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シダ類の繁茂する草原をぐるっと回り込むように進んで落とし穴の池をのぞく。
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テーブルランドはどこでも歩けるが、繁茂する草はしっとり濡れているからやっかい。
ダニにいつ食いつかれるかわかったものではないダニ。
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垣間見える鈴鹿の山並みや、草紅葉にうっとり。
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丁字尾根降下点に近づき、テーブルの淵、懸崖を見る。
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世間ではボタンブチと天狗ノ鼻だけが人気だけど他の淵もいいダニ。

マユミ池の定点観測。
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木がうなだれて・・・、元気だしてね、まゆみさん。

淵からながめるテーブルランド。
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次の定点観測は、幸助の池。
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紅葉は終わっていたけど、枯れたさまが様になる。

崖側に回ると、ボタンブチと天狗ノ鼻の両人気淵が並ぶ。
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ここは滋賀県の山、なんだねえ。
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ボタンブチから先ほどの場所を見ると、濃い秋を感じる。
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みんなが向かう道を、風池へ。
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風が通り抜ける姿、には撮れずがっくり。

ふたたび丸山を通り、滋賀県側一般道に入る。
植生保護だけでなく道迷い防止も兼ねてロープが両側をしっかりとガードする。
起伏もゆるやかなトラックコースを下っていく。

真の谷の源流の枯れた道にぶつかり、右折する。
定番コースは左折だが、それだとお気に入りの「道池」をカットしてしまう。
初めて御池に来たとき、登山道を歩くその道の前にあらわれた池が印象的だった。
なんの変哲もない、水たまりのような池。
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この池らしくない「道池」がいいだに。

ドリーネを横に見ながら鈴北岳方面へ。
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真ノ池なんてまるでそのまんま池なのだ、ガイドブックには載っているけど。
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瞑想の谷や北池へは進まず、ぐるりと大回りする昔ながらの道を行く。
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どんな時季でも青々としている苔の絨毯を見たい。

ついでに元池へ。
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御池で一番大きな池はいつもにごっている感じ、ここも当然ガイドブックに載っている。

鈴北岳にはたくさんの人がずっと停滞、ツァーの一団?
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稜線上から、いつもきれいな黄紅葉のみぶな野を見る。
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鈴北岳から鈴が岳方面。
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ユン・ゲサンは鞍掛尾根道。
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よく歩かれた広いゆるい道は方々で崩れ、整備がとても追いつかない。
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ただ以前のような滑りやすいぬかるみ道がなくなったのはうれしい限り。

背後からのぎらぎらする日光をがんがん受けて頭が痛くなる。

もうかれこれ昼なのに、これから上がっていく一団がある、人気だねえ。
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鞍掛峠で一息入れ、一番の難所といえる坂道を慎重に下っていく。

途中であの若い衆の一団に追いつく。
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ほらね、定番コースでは結局逃げ場がないのだ。

とかなんとか言ってるが、自分の、定番を加工する努力不足こそ困ったものだ。


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2018年6月 2日 (土)

山歩き:御在所越えてヤブオフ会へ

山歩き:御在所越えてヤブオフ会へ

今回のヤブコギネットのオフ会は20回目で、節目の数字になる。
開催地が同じだったり近いので、コース取りが似たり同じになりやすいのが残念。
経験に裏打ちされた貴重な意見を聞いたり、新鮮なメンバーに会えるのが楽しい。
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【山行日】2018年5月26日(土)    
【山 域】鈴鹿中部:御在所岳、鈴鹿の上高地(神崎川右岸)
【天 候】曇り時々晴れ
【形 態】周回、単族、軽装
【コース】旧鈴鹿スカイライン表道口付近の駐車地、起点
P7:34--表道--8:35下山口--8:43御在所岳8:54--上水晶谷道--
--10:10上高地(オフ会場)13:33--13:48上水晶谷道--14:16地獄谷出合--
--15:05西峰--15:32峠道口--16:04武平峠--16:19P

旧鈴鹿スカイライン沿いの駐車場の多くは御在所岳を目指すのに都合がいい。
御在所岳の人気とあいまってそこは、朝早くから多くの登山者の車で溢れる。
特に旧料金所跡に新設された駐車場は、人気の中道に最寄りなのでいつも満杯。
朝7時頃には駐車場から溢れた車が路上の空き地をどんどん埋めていく。
自分の、あわよくば裏道か中道を使ってオフ会へ行くというもくろみはすぐに霧散する。
そのまま車を走らせると、標高はどんどん上がり、武平峠に行き着く。
最近はずっと武平峠Pが多いので、少し下から、しかも空いているP。
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11時半開始なので30分前の到着を目指すと持ち時間は3時間半と充分。
こんな時でないとゆっくり御在所岳に来ることもない、しかも少しはトレーニングを。

駐車地から車道を少し上がっていくと、表道の途中に入る。
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道の特徴はよく覚えていて、いきなりの急登が続く。
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一息つくと眼下に車道や武平峠Pが見え、眼前には鎌が岳が見える。
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無駄なくまじめに高度を稼いでいく道でよいのだが、下りにはあまり使いたくない。

途中、軽快な歩みの若者に会ったが、人に会うのが珍しい道でもある。

後半、渡渉するが、このロープはずれていて当てにならない。
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上空が少し開けてくると、表道の先は短い。

振り返ると正面眼下に雲母峰、下りでは道を間違えやすそうなところだ。
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ぽんと出たところは、山頂の建造物がある車道で、どこかの町のよう。

山頂に用がないこともないので、車道をそのまま進んでいく、実に歩きやすい。

ふだん田舎では人に会うのが少ないし、山歩きの最新ファッションというのも見たい。
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右折し、階段を上がっていくと御在所岳三角点、早いので静かだ。

望湖台へ寄ると、うっすらと琵琶湖が見えた。
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今日のコースのおおざっぱな下見(このおおざっぱさが後で苦労を招く)も兼ねてと。

スキー場に来ると、朝の早い登山者たちがもうどんどん登ってくる。

途中から少しワープして上水晶谷へ下りていく。
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この岩から入るが、最初だけ道がはっきりしない。

基本的には上水晶谷の右岸に沿って、くねくねと進んでいく。
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地獄谷出合を過ぎて少し方向を変え、すぐに崩落場所で左岸に移り、また戻る。
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その後は広がって歩きやすくなり、やがて千草街道にぶつかる。

オフ会場の上高地へはどこからでも行けそうと思うのだが、地形は意外と複雑。
少し小高い丘のような尾根端を越えるのだが、そのむこうにまた丘が現れる。
斜面はところによってはかなり急だし、窪地や平地には水たまりや流れができている。
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落葉がしっかりと積もっていて、ゆだんするとぐちゃっとなる。

潅木の間を抜けていくと、それらしい雰囲気の会場が見えてきた。
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順調に来れたので予定よりもうんと早い到着だ。
先客は、いつも早く来ているメンバーだ。

オフ会終了後は皆さん、三々五々と去っていく、えっえっ何?。
あれっ、皆さんほぼ同じ方向というか、朝明駐車場方面ばかりだ。
こちらは駐車場に戻るために、標高差が少しはあるが再び御在所越えで行く。

ショートカットということで上水晶谷道から地獄谷を経て峠道だと近い。
来た道をそのまま戻るのでお気楽、新鮮な新緑が目に優しい。
上水晶谷右岸から一旦、左岸へ、そしてふたたび右岸に戻る。

そして地獄谷出合に来る。
樹木に付けられた落書きだけでなく、きちんとした表示板もある。

数回通っているのでなんの躊躇もなく下の方から渡渉し、眼前の谷に入っていく。
水が少ない、というのは先回もそうだったから疑問に思わない。
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すぐに二股になる、早いな、ここは太い右だったはず。
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枯れ沢に近いが湿り気は多いし、手掛かりが少ないので何でもつかんでいく。

すぐにまた二股になる、なんか雰囲気が記憶とはちがうような感じもする。
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太い右股は滝状に立っているのでさけて、上がりやすい左というか間を上がる。

つかめる枝や根、草木も利用してとにかく沢から尾根に逃げることにする。
ようやく上がると、目指すべき御在所と西峰のコルが遠くに見えた。
左手のはるか眼下に、本来進むべき地獄谷らしきがあるようだ。
戻るには急すぎてとても無理、危ないので上にあがるしかない。

今自分がいる狭い尾根を見るとなんともふしぎ、踏み後があるではないか。
まさか間違えてここに入ってくる人がそんなにいるとはとても思えないのでけもの道か。
かかとが伸びきってしまうようなきつい上りだが、そうするしかない。
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数歩あがっては肩で息をし、少しでも楽をしようとなだらかな方や枝木を求めていく。
あわてて動き出したのはヤマカガシか、びっくりさせるな。

進む方向は当然、見当がつく、北西尾根稜線。
今いるのはその北西尾根の地獄谷側の急斜面。
まさかこんなまっさかさまの斜面を歩くとは、この凡ミスなければ考えもしないコース取りだ。

重い足をとにかく上げつつなかなか近づかない彼方の稜線へ向かう。

おっ、ようやく見えてきた。
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なんとそこは数年前にオフ会場になった西峰の開けたところだった。
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因縁というか、何つながりか知らんけど。

下草がなくなった西峰と北西尾根をずるずる進み、樹間から御在所岳を見る。
ズームで撮っているから何が写っているのかは分からない、後の楽しみ。
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あらまあ、別世界だわ。

峠道下り口まではそんなところ。
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下山だけだと一気に高度を下げる便利な峠道だが、膝にはきついので気をつける。
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武平峠からは車道の隅をたらたらと行く。

今日もまた愚かなミスをしてぐったり、でも結果として筋力をつける山歩きにはなった。
いつまでも あると思うな 山とヤブコギ(ネット)、なのか
いつまでも 楽しく遊ぼう 山とヤブコギ(ネット)、になるのかは気分次第。
どこまでも懲りないし進歩がない、のだけは変らない自分。
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2018年5月23日 (水)

山歩き:岩が峰から釈迦が岳

山歩き:岩が峰から釈迦岳

金曜日に雨が降り、土曜日には平地でも強い風が吹き荒れた。
となると、山の上で満開の白八汐や石楠花、山躑躅の運命や如何に。
今日は以前歩いた安心のコースをすたすたと記憶を辿るように歩く。
見上げては感心する花のトンネルもあれば、落花でできた絨毯もとても楽しい。
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【山行日】2018年5月20日(日)    
【山 域】鈴鹿中部:釈迦が岳、岩が峰
【天 候】晴れ
【形 態】周回、単族、軽装
【コース】八風林道の栃谷付近の駐車地、起点
P7:13--8:09北山--8:42岩峰--9:04県境稜線--9:12釈迦岳9:30--
--10:53仙香山11:15--11:31八風峠--12:38P

普段から予定を立てた計画的な山歩きではないので、いつも行先には悩むことになる。
現状の体調では新しい山域とか未踏のルートを試す心意気も激減している。
過去ログからめぼしいコースを思い出しては、ああだこうだとぐだぐだ。
岩が峰から釈迦は数回歩いてるが、数年前のことでもう記憶にないからありがたい。

桑名から登山口の田光・八風への道路って、距離が短く早く行けるのはどこなんだろう。
北からいなべ警察東、石榑東を通ってくるのか、南から朝明を目指す道からなのか。
道路地図を見ても、カーナビにしたところでいつも決定打に欠ける。
仕方がない、往きは北からアプローチして、帰りは南へ回ってみよう。

八風林道を上がり、キャンプ場を過ぎると、記憶にある小さな橋がある。
そうそうここら辺だ。
おっと時刻は早いのに先客が結構多いではないか。
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最近は山歩き人気が上がっているのか、鈴鹿自体が人気なのだろうか。

とにかくなんとか準備して、栃谷左岸の林道へ入っていく。
先行していた連中は、犬尾山へもいくということで、すぐに渡渉していく。
もう少し林道を進んで、渡渉しやすいところを選んで対岸に渡る。

植林の中を高みを目指して歩いていく。
すると、自然にはっきりとした踏み跡にぶつかり、それが岩が峰への道になる。
かつてはバリルートだったらしいが、今は立派な人気コースなのだ。

数回、ざれたコルを越えていく。
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岩が並んだところを上がっていく。
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視界が開けて見えるのは、となりの大平尾根、その向こうには三池岳の尾根。
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北山までこんなにも時間がかかるのか(記憶が飛んでいるからそう感じる)。
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そして右手に目立つ立派な岩、鏡岩ことジョーズ岩。
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それを見ながら岩が峰では一番リスキーな部分にとりかかる。

へつるような、幅の狭い部分を抜けて、ほっとすると、左手にこれ。
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岩が積み重なって雨宿りができそうな穴場だが、上から水が落ちてくるので無理だろうな。

それよりもよく見ると、昔の古墳の石室のようでもある。
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急な斜面をジグザグに上がっていくと庭園のような、目立たない岩が峰に。

そして次のこの小さな池は上から見るよりも落下点をむこうに見たほうがいい。
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コバのような、そしてかつて往来のあったようなたしかな道型を踏んでいく。
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壁のような上りが続くと稜線は近い。

お助けロープもあり、周りには白八汐の落花が白い。
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稜線に上がる。
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おお、釈迦への道にもまるで雪のように白い花びらが散乱している。

何はともあれ釈迦が岳山頂へ。
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それなりの景色、そして今上がってきた岩が峰の尾根がよく見える。

そこに来た連中、なんと石榑峠からだそうで、3時間超とは速いなあ。

山頂周辺をしばらく歩いてみる。
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ここから八風峠まで、最近は特に人気のある稜線漫歩になる。

三重県側の展望よし、新緑よしがとても気持ちいい。

そして滋賀県側の、源流につながるとてもなだらかな傾斜がなんともいい。

視界が開けて明るくなると、稜線では特に目立つ崩壊地。
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仙香山までの平坦というか凡庸な地は、滋賀県側に踏み込むのがよさそう。
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これなんか、仙香池ほどではないが明るくていいんでないかい。

その仙香池は光が強くて明暗が大きいので、モデルを入れて撮る。
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休憩にはどこでもいい、ピクニックなんだから。
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日差しが強いからちょっとした木陰がいい。

景観も花木も落花の絨毯もなんでもそろう稜線だこと。
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少しやつれた(失礼)感じのおじさんが話しかけてきた。

なんでも白八汐に赤色が混ざったのがどこそこにあって、それを見に来た、と。
それって、ヤマケイやヤブコギネットでは竜が岳から静が岳への途中にあるのが話題になってた。
彼によると、年によって違いはあるがそんなのが他のどこそこにもいくつもあり、それが楽しみなのだと。
そんな山歩きの楽しみもある、参考になりますわ。

八風峠に到る。
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もう体力的にはいっぱい一杯、三池岳は遠い。

何よりもこの釈迦~三池岳間の三重県側の下り道といえば急なところばかり。
そのなかで、緩くてしかも趣のあるのがここ八風峠道。

まるでこの道しかない、ユン・ゲサン。

下り始めてすぐに感じる安心感。
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山躑躅ロードあり、地蔵ありと。
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川原歩き区間を途中に挟む。
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ただその後の林道歩きも記憶よりはずっと長かった。

最後に登山口(下山口)こと登山届け提出小屋。
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ほう、8月4日にはイベントあるとね。

何はともあれ、ここら辺でもっと歩きたいところが出てきた、いい傾向。
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