ニュージーランド

2019年3月11日 (月)

NZ:あれこれで人は変われるのか

NZ:あれこれで人は変われるのか

NZ南島の西北部、ネルソン、タスマン、マールボローをぐるっと回る。
夏のNZは今回が初めて、しかもネルソンは通称まんまサニーネルソンだった。
人の意識や行動は何がきっかけで決まるのか、すっと生活に入るのはどんな時。
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【訪問日】2019年2月上旬    
【地 域】ニュージーランド南島:西海岸、ネルソン・タスマン、マールボロー
【天 候】 ほぼずっと晴れ

NZの車道は片道1車線でも都市部を離れるとすぐに100km/hになる。
信号はまるでなくて車も少ないのでちょっとした高速道路走行といった感じ。
景色がいいのでじっくり味わいたいがこの速度では無理があり余裕もない。

これがいつも残念に思うところ。
ただ田舎や町中に入るとずんと40km/hに落とし安全走行になる。

大きな都市間(といっても人口数千人の町だが)は主要道路で結ばれている。
普通はその道しかないが、それを外して側道に入ると状況は一変する。
いわゆる生活道路なんだから距離も時間もかかるが味わいは深い。

アーサーズパスから急降下した幹線を途中、側道に進む。
モアナの町はそんな田園牧場のなかにぽっとあらわれた。
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観光列車がグレイマウスの前にきちんと停まる鉄道駅もある。
近くに小学校もあり、屋外で読み聞かせの授業中だった。
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先生の話に集中できず、立ち上がる児童がいるのはどこでも同じか。

駅前のロータリーもきれいだった。
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グレイマウスからウエストポートに向かう。
しばらく進むと標識があり「この先90kmガソリンスタンドなし」と。
途中、パンケーキロックとも言われる観光地プナカイキ。
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次の大きな町ウエストポートに寄りしばらく行くと再び「この先90kmGSなし」。

ネルソンレイクス国立公園はその名前からしてまぎらわしい。
大きな町のネルソンと名前がだぶり、湖レイクスの名前がまた他とだぶる。
美しいロトロア湖の周囲にはNZらしい森と山が連なり、トレイルもある。
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もうひとつの大きな湖、ロトイチ湖もおなじような雰囲気。
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人はこちらの方が少し多い。
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エイブル・タスマンは南島北西部の人気の観光地で、中心がネルソンの町。
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人口は4万人ほどだが、この地方の中心だけあってずっと大きく感じる。

市場に行く。
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見る人も演奏する人もみな楽しそう。
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深刻な歌の彼、思わずブルース・コバーンそれとも田中研二か、と。

町中では年の功は70代より上、自転車で旅をしている老夫婦。
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えっ、どんだけ背負ってるの。

スーター美術館では絵もよかったが、弦楽四重奏に足が止まる。
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小林秀雄を思い出し、なんて悲惨な高校生時代だったのか。
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タカカ方面ではいくつかの名所を訪ねる。

有名なププスプリング。
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NZ版柿田川湧水池。
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THE GROVEとTHE CAVEはいいところなのに観光地化で失敗。
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つくづく思ったのが観光地よりもビーチ。
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トイレ他の整備状況がよく、ちょっとした休憩には適地だ。
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マールボローではハブロックに3日滞在する。
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リアス式海岸でここでもたくさんのトレイルがある。
山も豊富で、ハブロックでは背後のこの山をねらっていた。
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左右の奥の空が霞んでいるのは、ネルソンで一週間以上続いた山火事の影響。

総じてどのコースも同じような景色になりそうで、すくんでしまった。
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ピクトンは港町で、北島の首都ウェリントンとフェリーで繋がっている。
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小さな町だが公園の大きさ、トレイルやトイレの整備状況など抜群。
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歩く人、走る人、MTBの人すべてに専用コースを用意している。

カイコウラもとても明るい町で観光地。
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眺めよし歩いてよしで、この断崖の上のトレイルは容易に得るものが多い。
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オットセイもしっかり見られる。
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アジアの人がとても多くて、中国の観光パンフではしっかり宣伝されているみたい。

このキャッスルロックでも多かった。
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またNZに来る前のメルボルンでも観光客は彼らばかりだった。
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こんなところはさすがに知られていない。
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そんな日本の冬、夏のニュージーランドで感じたこと。

いったい何を思い、そして何も考えない。
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2019年2月20日 (水)

NZ山歩き:アバランチピーク再び

NZ山歩き:アバランチピーク再び

アバランチピーク(Avalanche Peak1833m)はアーサーズパスでおそらく一番人気の山。
その名のとおり山崩れやなだれが多そうな急峻な山でデイハイク対象として歩き応えがある。
6年前に憧れの山として登り、その充実感をふたたびと期待して挑む。
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【訪問日】2019年2月3日(日)    
【地 域】ニュージーランド南島:アーサーズパス
【天 候】 晴れ
【コース】スコッツ トラック(Scotts Track)往復
登山口10:10--11:45タソック帯--12:30合流点--12:37山頂12:50--
--13:00合流点--13:30タソック帯--14:40登山口

前回はDOC兼ビジターセンター裏のピークトラックから入山し、復路はスコッツトラック。
今回はざれた急登のピークトラックを敬遠し、眺めの良いスコッツトラック往復とする。
一応前回の教訓を踏まえ、そして現在の自分の体力や状態を考慮しての事。
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宿泊したアルパインモーテルから20分ほど峠に向かって歩き、登山口に来る。
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いきなりの急登だがすぐに落ち着き、よく整備された道を進んでいく。
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この季節、ニュージーランドは夏でしかも快晴の上天気、お日様が照りつける。
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帽子やサングラス、汗拭きタオルなどは必携品になる。

ガイドブックか何かに毎年2月の第一土曜日がアバランチピークチャレンジの日とあった。
この山を舞台にして、トレランレースが行われているらしい。
昨日がその日で朝早くからヘリコプターが飛びうるさかったけど、痕跡はなかったような。
土曜日の昨日、たくさんのハイカーがこの地に来ていたのは実感した。
今日も昨日以上に天気がいいので人が多いと思いきや、まだそんな感じではない。

樹林帯を大きくジグザグで上がる道は、時々すばらしい眺望も用意している。
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あの人気の滝も正面からしっかりと見られる。
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そしてロールストン山が昨日よりもぐっと近い位置からはっきりと見える。
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とにかく森林限界のタソック帯に出るまではひたすらがまんの歩きが続く。
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それにしても同好の士がいない、だれにも会わない。
昨日、垣間見たたくさんのハイカーの姿がどうして日曜日の今日はいないのか。

タソック帯に近づく最後の上りで、ようやく前方に人を認める。
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その人は、えっと何、もう下ってきた、ということは朝早くから登っていた!

さらに進んでいくと、自分と同じで上がっていく人がいる、なぜかほっとする。
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よく見るとその2人組は、昨日見た健脚の中国娘さんたち。
大きなリュックを背負い、手にも荷物を持って苦しそうにしている。
ペース配分のミスか、山に慣れていないのか、申し訳ないが抜かしていく。

タソック帯に出ると、ぐわんと景色が広がり、山頂方面が臨まれるようになる。
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少しの間だけ草原のやさしい歩きになる。
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すぐにざれた石ごろごろの急な上りになる。
この頃から、多くの下ってくるハイカーに会うようになる。
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そうか、時刻に左右されないウォーキングと違って、山歩きはこちらでも早出なんだ。
こちらのハイカーのスタイルを見、さらに大きくなるロールストン山を見て上がる。
それにしてもこの上がりがきつい。

下ってくる人には進んで道を譲るようになる。
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前方のピークは、合流点手前の大岩で、にせピーク。
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ずっと向こうのピークトラックも見えるが、タソック帯ではあちらが歩きやすそうだ。
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ふらふらしつつも、ようやく合流点手前の大岩にたどりつく。
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ここまで来ればあと少し、ほっとする。
そこからはピークトラックを歩くたくさんのハイカーの姿を見る。
先回自分がしたように、この山はピークトラックで入りスコッツトラックで下る、らしい。
さて、山頂までの最後の100m。
両側が切れ落ちた高度感のある岩場なので慎重に行く。

なんやかんやあったがなんとかもう一度この山頂に来れた。
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天気はいいし、同好の士が何人もいる、というのは単独よりもいいのではないか。

狭い山頂で一番大きな態度をとっているのがケアという鳥。
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油断も隙もない鳥らしいから、優しそうなふりをしながらも警戒は解かない。

この山域の山がすべて見られるというのはうれしいこと。
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ロールストン山の青い氷河はこの山頂だからこそ見られるというもの。
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外国の山でそれなりに苦労して登った山というのは、とても満足感は大きい。

あとは無事に下ること。
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やはり疲れが足にきていたのであわてず慎重に下って行く。
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途中、中国娘に会うと辛そうだったが、あと少しと励ます。

スコッツトラックはよく整備されたいい道だと思ったが、疲れてくると厄介ではあった。
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とにかく6年ぶりに、ふたたび登れてひと安心。
ただ満足してしまって更なる登山意欲がどんどん消えていった。

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2019年2月16日 (土)

NZ山歩き:アーサーズパスで軽く歩く

NZ山歩き:アーサーズパスで軽く歩く

デヴィルズパンチボウルトラックはA4のNZウォーキング30選のひとつで人気のコース。
ドブソンネイチャウォークは峠近くの、自然観察中心の容易なコース。
それに少しの歩きで絶景眺望が得られるテンプルベイスントラックを加える。
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【訪問日】2019年2月2日(土)    
【地 域】ニュージーランド南島:アーサーズパス
【天 候】 晴れ
【コース】
デヴィルズパンチボウルウォーキングトラック(Devil's Punchbowl Walking Track)
ドブソンネイチャウォーク(Dobson Nature Walk)
テンプルベイスントラック(Temple Basin Track)

朝ビーリースパートラックの半分を歩き、日中はアーサーズパスのいくつかを歩く。
あまり歩くのが好きではない相方がそれなりにやる気になっている時はそれにあわせる。
とても天気の良い休日の土曜日という事もあってハイカーや観光客がとても多い。
ハイカーの多くは地元ニュージーランドの方であり、装備がいまいち軽いのが観光客。
ビーリー川河川敷のデヴィルズパンチボウルWTの大きな駐車場が起点になる。
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デヴィルズパンチボウルウォーキングトラックは距離は1km、時間は30分が目安。
急勾配のアーサーズパスの山々にはその切り立った地形から滝が多い。
そのなかでも車道73号線からでもはっきり見えるのがこの滝。
駐車場から近く、道もきちんと整備されているのでたくさんの人が気楽に踏み込む。
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ビーリー川の橋を渡ると正面に見えている大きな滝を目指していく。
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まるで問題のない道だが、階段の蹴り上げ幅というのが少し辛い。
体格があり足が長いNZの人向けなので、小柄なアジア人はその段差に悩む。

始めこそ元気よく気楽に進んでいくが、すぐにあごが上がり休憩する人が多い。
ある程度上るとトラバから下りになり、最後は展望台への上りになる。
水量が多くて豪快な滝からは水しぶきがかかる。

下りでは、樹間から垣間見える対岸の山姿に心奪われる。
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この地帯では標高の高い部類のロールストン山2275mで、美形だ。

途中、エイクン山1858mへの入山口がある。
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今見た滝の左岸を詰めたところの山で、登山道は急でとてもきつい。

次のドブソンNWへは車で移動して峠に近い駐車場に停める。
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車道脇のざれた道を歩き、道を横断してトラックに入る。
ドブソンネイチャウォークは距離750m、時間は15分。

いわゆる草木を観察する、山野草が好きな人にはたまらないコースだ。
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今の時季は夏で、少しずつ秋に入っていて枯れ始めている。

ジグザグにうまく造られた道を花がほとんどないのを悔やみながらゆったり歩いていく。

眺めはとてもいい。
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対岸というかむこうに見えているのがテンプルベイスンの道。

こちらの山歩きグループらしい老人たちとすれ違う。
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道はループだったが今は閉鎖され、往復になる。
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歩いていて気持ちがいいし、歩き足りない感じだったのでその先へ進む。
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レイクミゼリートラック(Lake Misery Track)で先に湿地帯が見えた。

これがなかなかいい雰囲気の池塘で、先へ進む。
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その内、木道が冠水するようになったので引き返す。
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コースがループだと無駄がないが、往復はどうしても不便な感じがする。

戻って、このコースに接続するアーサーズパスウォーキングトラックにも少し入る。
こちらのコースはデヴィルズパンチPからずっと来ている道で健脚さんが多いとみた。
紹介では距離3.4km、時間は80分、片道なので往復にするとそれなりになる。
脇目もふらずさっさと風のように歩き去っていく若い2人の中国娘。
帽子をかぶりそのスタイルからトレランのようだ。

ここで一旦休憩、この日の宿にチェックインする。
その後まだ日が長くて天気がいいので、自分だけで出る。
お気楽コースながら絶景が見られるというテンプルベイスン(往復3時間)へ。

アーサーズパスでこんな天気がいいのは初めて、でも紫外線がとても強そうだ。
お気楽歩きの最中も、首筋がひりひりしていた。
駐車場は、ドブソンNWと同じ場所。
夕方なので、駐車車輌はぐっと減っていた。

コースはドブソンの時に見えていた急斜面につけられたジグザグの道。
四輪駆動の大きな車ならがんがん上がっていけそうながらがら道。
それもそのはず、テンプルベイスンは冬にはスキー場になるところだ。

もう歩いている人はいないと思ったら、先行者がいた。
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石がごろごろがらがらの道はとても歩き辛い。

必死に歩くのだが、先行者との距離は少しも縮まらない。
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ふと見ると、道の脇にサングラスが落ちている。
そのままにしておいてもゴミになるので拾って一時の借り物にする。
おおいいじゃないか、紫外線をしっかり防御していて暑さがすこし和らぐ感じ。

単調な道をひいひいいいながら進む。
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ベンチで休んでいた人に落し物を尋ねても、違うとのこと。
きつい上りをひたすら進む。
もう少しで台地にあがるところで、デジカメろうとした。
すると、おおマイガッド、カメラがない。

素晴らしいという景色を撮りに来て、その道具を落としている。
先行者はいたが後続者はいない、もう上へ行くのはやめてとにかく探そう。
がっかりぐったりしつつも、必死にもどりながら探す。
やっぱり、サングラスを拾ったのがまずかった。
ただ心当たりのところまで来たら案の定ころがっていた。
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よかった、ほんとによかった。

ということでお気楽というテンプルベイスン。
ウソばっかりだわ、とてもきついコースだった。

その絶景はロールストン山が別の角度から見られた。
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トラブル発生であせったがなんとかなったのでよしよし吉田くんだな。
今日一日、時間的にはそれなりによく歩けたので満足。

夕方、アーサーズパス駅へ行く。
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ちょうど貨物が停車していて、出発し、トンネルに入っていくのを見る。
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なんか、とても懐かしいながめだった。

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2019年2月14日 (木)

NZ:ビーリースパー往復

NZ:ビーリースパー往復(Bealey Spur)

ビーリースパートラックはクライストチャーチからだとアーサーズパスへの入口にある。
正面にこれぞアーサーズパスという眺望と、山脈から流れ出る河川敷が雄大だ。
時間に制約があり、トラック中途のピークで折り返すが、雰囲気は充分に味わえた。
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【訪問日】2019年2月2日(土)    
【地 域】ニュージーランド南島:アーサーズパス
【天 候】 晴れ
【コース】ビーリースパートラック(Bealey Spur Track)
P6:45--6:55登山口--7:55ビーリースパー8:05--8:55登山口--9:00P

前日の昼にクライストチャーチで入国、夕方に宿のビーリーホテルに到着する。
レストランでの夕食の時間の制約で、一旦下見に出るが7時には戻る。
ただ夜の9時頃まで明るく、この時季に夏時間を採用しているのを実感する。

チェックアウトは朝10時なので、早朝の7時から入山、9時までに戻る計画。
このトラックの標準歩行時間は4時間なので中間点までの往復とする。

宿から73号線を少し走り、道路脇の指定された駐車場に入る(前日撮影)。
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ここから登山口までの500m、車道をずんずんと上がっていく、長い。

途中、周囲の山を見る、モルゲンロートというやつ。
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最初はかなり急な上りだがすぐに落ち着いた歩きになる(前日撮影)。
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ブナ林の根っこの多い道はよく整備されとても歩きやすい。
苔も繁茂し、これぞニュージーランドの森の山歩きだと感心し、感慨にふける。
また、ここに戻ってこれた。

なだらかな下りになると木道もあらわれ、足元に不安はない。
そこを過ぎるとずんずんと上がりに転じ、左手にすぱっと切れ落ちた深い谷が見え出す。
その向こうには朝日に照らされた大きな山塊があらわれる、雄大だ。
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そちらに向かうわけではないが、何もないそこに登高意欲が刺激される。
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いつのまにか潅木帯に変わり、さらに上がっていくと稜線の歩きになる。
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向かう先や左手に立派な山がずんと控えているのでまだ途上なのだが、ここでストップ。
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目印も何もないがこの周囲より少し高いところがビーリースパー921mらしい。

360度遮るもののない丘の上の景色。
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これぞ聞きしにまさるというやつ。
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先へは一度樹林帯に向けてぐんと下って行くと湿地帯になり池塘があるらしい。
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その先は再び上りに転じ、小屋がトラックの終点になる、1時間。
そこからヤブをしっかりと登ればピークに到達できるがさらに1~2時間かかるらしい。

時間のない計画に少し後悔しながら、この場所での休憩に喜びを覚える。
朝8時はまだ早い時間帯らしくガスや雲海が方々にあらわれている。
正面の左の谷がアーサーズ峠に向かう車道やデイハイクの拠点になる。
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少しあわてたがなんとかそれなりに歩けて安堵、下山にかかる。
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なんと、シラタマも見られた。

登山口から駐車場に向けて別荘地の車道を下りて行く。
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そこで2組のハイカーに会う。
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そうか、これが一般的な山歩きの時間帯らしい。
自分もまだまだなんとか歩けそうだ。


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2016年7月 1日 (金)

NZのケンブリッジ 秋 その4

NZのケンブリッジ(Cambridge) その4

毎日、曇り時々晴れ時々雨という決まった(きまぐれな)天気の秋のニュージーランド。
日本へ帰国する空港のあるオークランドの前に宿泊したのがその名もケンブリッジ。
NZもオーストラリアも元がイギリス連邦の国なので、地名にも英国の地名が多い。
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【訪問期間】2016年5月中旬から下旬
【地 域】NZ北島:ケンブリッジ
【天 候】毎日、晴れのち曇り時々雨

ロトルアから火山様の観光地ワイオタプに寄り、再びロトルア経由でケンブリッジへ。
5号線を車で進み、1号線に近づく頃、ちょっとした見所がある。
道の両側に、古墳のような丘のようなぽこんとした半球形の地形が連なって見られる。
これはホビットで有名になったマタマタ付近の地形と似ている(距離も遠くはない)。
そこここにあのホビット村がありそうで、ミステリーツァーの隠れ目的地を見つけた気分。
実際のホビット村は私有地で、映画のロケ地の跡は有料ツァー観光地になっている。

ケンブリッジは、はじめてNZに来た時、1号線沿いのこの町になんとなく寄る。
名前にひかれたこともあるが、町並みと街路樹がよくて、すぐに気に入った場所だった。
それが気になっていて今回、ようやく宿泊地として少しだが滞在することにした。
この町の大きな変化として、1号線高速道路がこの町を迂回して造成されつつあることか。
旧道で市街地に入り、B&Bの場所が分からないので、i-SITEに寄る。
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町外れにあるらしい目的のB&Bは料金も一番高いのでそれなりに期待して訪れる。
ケンブリッジの町そのものがクラシックというか気高い所で、その分、物価も高いらしい。

部屋はしっかりと○○風で統一装飾され、観る分には豪華そのもの。
ただ寛げる椅子が少なく、スペースに乏しいのではなはだ使い勝手が悪そう。
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お風呂と洗面所も広いひとつの別の部屋だが、昔の貴族の苦労がしのばれる。
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バスタブが深くて大きいから、すべっておぼれそうになる。

朝の食事は食堂に通されるが、ここも当然、統一装飾の部屋。
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朝食はコンチネンタルなので簡素かと思っていたら、途中からどんどん出てきて豪華に。

誰も泊まっていない他の部屋も見てみたが、これが西洋クラシックなんでしょう。
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庭もそれなりに広く、自分たちの好みをしっかりと追求しているのがよく分かる。
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どこでも旅行者気分でいいが、やってみたいのは地元の人に混じっての散歩。

ケンブリッジの町もそれなりに歩く道コースは充分にあり、町の真ん中の公園がそれ。
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大きな池の周囲を、池沿いに歩く平坦な道と外輪のような堤の上を歩く融合コース。
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上がっていくといくつかの公共建造物があり、これはボウリング・クラブなんだって。
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そこから坂を下っていくが、きちんと名前がつけられている。
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周囲の樹林も並木も年季を感じさせる立派なもので、道もしっかりと整備されている。
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もちろん、地元の人が入れ替わり立ち換わりいろんな方向へ歩いている。

ここにもいた、プケコ。
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鉄仮面のような白いのもプケコなんだろうか。人間に似ているが。
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これは犬がモデルのゴミ箱、それとも犬専用のゴミ箱。
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松のような木の根元にやってくると、にょきにょきと筍が林立している。
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ちょっとしたピナクルズのようだが、根瘤(ネコブ)といい、松などの根もとがふくれたものらしい。

こんなちょっとした散歩コースが身近にあれば、毎日が楽しいだろうな。

その後は、少し離れた保護自然公園へ行く計画もあったが、天気が安定しない。

だから「ケンブリッジ アートトレイル」という画廊めぐりをしつつ合間に町中をたらたらと歩く。
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町の中心のモニュメントは競走馬。
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なんとこの町は競走馬の育成牧場がたくさんあり、メルボルンカップ優勝馬を多数出している。

そういえば牧場は多いのだが柵がしっかりとしていて、でも牛や羊の姿をあまり見かけなかった。

昼食を兼ねて、川沿いの散歩道に来る。
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図書館に寄り、果物屋さんで種類が多くて安いのを物色していると、キター。
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毎日、スコールのように降られた雨の正体をやっと撮った。

アートトレイルの方は、店や展示物が撮影禁止なのでこんな感じで。
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そんなこんなのNZのケンブリッジ。

ガイドブックではほとんど紹介されていないけど、こじんまりといい町。

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2016年6月 8日 (水)

きまぐれな天気の秋のNZ その3

きまぐれな天気の秋のNZ その3

タウポからロトルアへの移動日、朝にトンガリロへ行ったからあまり時間がない。
同一場所に2泊というのは自由時間もあまりなく限られるということ。
途中から雨になったので、がっかりしつつ、車中なのであきらめもつく。
夕方、観光地のロトルアに着き、宿の確認だけして少しの買い物や散策。
この地に宿を取ったのは、宿が多いことと、拠点になり動きやすさから。
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【訪問期間】2016年5月中旬から下旬
【地 域】NZ北島:ロトルア、オポチキ
【天 候】毎日、晴れのち曇り時々雨

ロトルアは火山と温泉で有名な観光地で、日本からも名所の目的地になっている。
ロトルア湖に面して町が開け、通りは碁盤目状でわかりやすい。
観光客は日本からよりも中国や韓国からの方がずっと多い、というのが特徴。

と言いながら、翌日はロトルア湖の兄弟湖を見ながら移動してオポチキへ行く。
以前、オポチキのB&Bに泊まり、その時の印象がよかったのと蜂蜜の購入である。
B&Bは2人までなので利用できないが、それ以外でも再び訪れたくなる所なのだ。

宿の前から30号線に入って、これぞNZの自然や田舎風景を見ていく。
ロトルア湖の次はロトイチ湖そしてロトエフ湖、ロトマ湖と兄弟はいずれも立派なもの。
そして幹線道路なのに狭い橋ということで、信号で交互通行になったりもする。
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運転手なので勝手に写真を撮れないのは悔しいが、いやはや楽しいドライブなこと。
オポチキに近づき、記憶も徐々に蘇るが、細かいところは飛んでいる。
オポチキ市内のインフォメーションで、蜂蜜屋(家内工業)さんに連絡をとってもらう。
市(町)内を散策し、記憶のいくつかを確認して、ついこの間のできごとと感じる。
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町のはずれ、道が行き止まりになりそうなところにある思い出の工場。
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でも残念ながら不在、ということで、その先にあった自然保護区域へ行く。
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広さにして5ヘクタールのフクタイアドメインは再訪だが、ちょっといいというのがいい。
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こんな昔のNZらしい自然林がきちんと保護され、だれでも気楽に訪れられる。
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しばし自然と巨木の森と鳥の鳴き声にひたり、なつかしさを感じる。
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そして、再々度訪れると、ヒクタイア蜂蜜さんは在宅だった。

ここで購入した蜂蜜の印象が強かったことを話し、はるばる日本から来た事を告げる。
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幸運にも入手できてよかったのだが、値段は数年の間にぐんと上がっていた。
世界的に自然界というかミツバチの異変が叫ばれている現況を鑑みれば仕方ないのか。

帰りはオヒワ湾を周回しつつ、遺跡に寄って、少し高い地から湾を見る。
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干潮の今、あの湾の向こう側からこちらを見ていた過去を思い出す。
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そんなドライブの帰り、ロトルアの戻ってから、ロトルア湖を臨む公園へ行く。
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夕方だからか、しみじみNZは今秋なのだ、ということを紅葉で納得する。
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そして、町を歩くのだが、観光客が全然いない。

どうしちゃったのだろう、あの観光地として有名なロトルアの賑わいが、ない。
豪華に並んだレストランも人がいないから閑散としたまま。
ということで、歩きまわって戻ってきた自分たちにも、呼び込みがかけられる。
三品で29ドルという、なんともお値打ちなメニューであると。
ふだんならそんな高価なものには見向きもしないのだが、引き寄せられるように入る。
前菜のスープはともかく、メインのラム肉は旨しで、何よりもデザートにびっくり。
飴で縁枠取りされた中に、マシュマロがギリシャヨーグルトに泳いでいた。
周囲のお客はよく分かっていたのか、みんな箱詰めでお持ち帰りしていた。
金さえ出せば、この世にはいくらでもうまいものがあるんだ、という当たり前の事実を知る。
金持ちや、ふだんから躊躇せず金払いがいい、というのは幸運も身に着ける。
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泊まったモーテルは、露天スパ付きで部屋も余裕がある。
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翌日は移動日、でもロトルアの観光をしていない。
火山や噴火のあと、今も噴き上げる温泉のもと、などとにかく多い。
ただし、どれもどこもしっかり観光地としてシステム化されていて料金が高い。
ガイドブックをみながらずっと迷い悩むことになる。
そんな時こそ、日本からのガイドブックの出番で、簡単に比較できるのはありがたい。
結局、入場の発生しないところ(日本のガイドブックには載っていない)をまずは歩く。
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クレイター・レイクス・トラックで、歩きと自転車用にきちんと整備されている。

数分歩いていくと、ちょっとした展望台に出て、眼下に火山湖が臨める。
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もう少し先へ進むと、山肌からガスが噴き上げているのも見られる。
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歩道は山頂まで続いているのだが、雨が降り出したのであわてて引き返す。

次に向かったのは、入場料が33ドルのWAI-O-TAPUというところ。
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なるほど有料なのはそれなりに見所が多くて、歩きやすくて、はずれがない、と。
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そんな当たり前のことを感じながら、皆さんとほとんど同じところで同じような写真を撮りまくる。
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結局、これぐらい設備を整え、維持していないと観光地としてやっていけない、ということか。

続く、あともう1回ぐらい、次回はケンブリッジ


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2016年6月 4日 (土)

きまぐれな天気の秋のNZ その2

きまぐれな天気の秋のNZ その2

前回の行き先のワイプ洞窟、タハロア湖、シェイクスピア公園はどこでみつけたか。
おそらくあの有名な「地球の歩き方」には掲載されていないだろうと思う。
あの本は海外旅行のガイドブックとしては便利で素晴らしいが、とにかく重い。
以前は何かとお世話になったが、当地ではフリーマップやビジターガイドを参照する。
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A4やJasonsで全域をほとんどカバーでき、それ以外は地方ので補うようにする。
空港やレンタカー屋さんには必ず置いてあるので必要な分をがばっと持ってくる。

【訪問期間】2016年5月中旬から下旬
【地 域】NZ北島:ハミルトン、タウポ
【天 候】毎日、晴れのち曇り時々雨

タウポへの移動日、シェイクスピア公園の散策で名残惜しさを感じていたが、
車に戻るほんの少し前に、スコールのような激しい雨にあう。
森林の中ですれ違ったたくさんの人々は大変な思いをしているだろうな、と。
毎日こんな天気ばかりだが、傘を持っている人は少ないし、濡れても平気なような。

細長い半島を抜け出して、大きなオークランドの町は高速道路で抜けていく。
タウポまでは長いので休憩の意味でハミルトンで公園に寄っていく。
NZに初めてきた頃から気楽に訪れられるこの公園には何度もお世話になっている。
有名観光地ではないのに最近ではツァーバスも多く、中国人観光客でいっぱい。
国の名前を冠したテーマ小庭園が人気の中心。
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秋らしさを少し感じることができた。

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中国庭園とアメリカ庭園。

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花がいっぱいの庭ではオオカバマダラがゆったりと飛翔する。

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ポリネシアのようでNZのマオリのような、そして新しい庭園。

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ここも写真では天気がとてもよさそうだが、雨の合間をぬっての幸運というやつ。

NZ最大のタウポ湖畔にある町、タウポは観光の町でまた温泉の町でもある。
ここからはトンガリロ国立公園へもなんとか行ける位置なので便利な場所である。

宿はスパ付きのモーテルで、レイクビューをうたっていたが、そこは微妙な感じだった。
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連日、人がいっぱいの町の中心地へ、珍しく少し豪華な食事に出かけた。
目立つところにとても流行っている2軒のレストランがあり、なんとか両方で味わう。
昼も夜もたくさんの人でにぎわっている、というのはそれなりに理由のあるようだ。

タウポに来てようやく、NZは秋から冬にむかっている、というのを実感する。
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世界自然遺産のトンガリロ公園にとにかく出かける。

一日目は天気予報もわるく、がっくりしつつそれなりに納得して帰ってきた。
問題は二日目で、現地の人も天気予報も好天気を予測していた。
朝、空は青く、雲ひとつない。
タウポ湖の遠くむこうに、真っ白な雪に覆われたルアペフ山やトンガリロ山の姿。

急いで車を走らせる。
しかし、ああなんともしかし、でどんどん雲が湧き上がってくるというか、覆っていく。
急ぎたいが見納めにもなりそうなので、仕方なく車を停めて、撮る。
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結局そのとおりで、これが雪をかぶったトンガリロを眼にする事のできた唯一の絵。

トンガリロ国立公園の観光中心地、ファカパパ・ビレッジに着く頃にはまるで山は見えず。
でもちょっとしたハイキングならできるのでタラナキ・フォール(一周2時間)歩きに出る。
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火山大地なので変化に乏しいかといえば、それなりにNZらしい森もある。
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残念ながら途中から雨が降り出し、傘を差しながらの不便な歩きになる。

滝は、その雨を集めてなかなか豪快な姿を見せる。
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滝を見たあと、ぐるっと回るように上がって、滝の落口に行けた(少し怖いが)。

こんな天気なのに、すれちがうNZ人は結構多い。
その特徴は、傘はほとんどの人が持たずフードをかぶるぐらいで、とにかく歩くのが速い。
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自分と身長がほとんど同じぐらいの女の子だって、さっさっさっと追い抜いていく。

そんなこんなでタウポの夜は更けていく。
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2016年5月31日 (火)

NZ:一日に四季と晴れ曇り雨のある秋のNZ その1

NZ:一日に四季と晴れ曇り雨のある秋のNZ その1

ニュージーランド(NZ)訪問は今回で六度目になる。
とても魅力のある土地なのだが、回数を重ねるごとに計画が雑になっていく。
有名な観光地を目標にするのでもなく、希望する地点は既に訪れてもいる。
今回はいつもの夫婦だけの旅ではなく、相方の友人をまじえての三人旅。
自分はこれまで以上に足というか運転手で荷物運びに徹すればいいとのこと。
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【訪問期間】2016年5月中旬から下旬
【地 域】NZ北島:オレワ、ワイプ、カウリ海岸
【天 候】晴れのち曇り時々雨

宿泊地は、オレワのB&Bで三泊、タウポとロトルアのモーテルで二泊ずつ、
ケンブリッジのB&Bで二泊して、最後にオークランド空港の近くで一泊というもの。
相方の友人は旅慣れてはいるものの、レンタカーとかB&Bは未経験なのでそれが期待と。

サミットで厳戒警備のセントレアから成田空港経由でオークランドへの長い移動。
レンタカーは日本から予約済みだが、安価なところなので空港から少し離れている。
aceだからエイスと発音しそうになるがアイスと聞こえる不思議、車は日産だった。
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今宵の宿はオークランドの北なので、とにかく1号線を北上すればいい。
ただいつものことながら空港エリアから出るところであわてて、そのまま道を間違えてしまう。
高速の1号線に入れないまま、車がいっぱいのオークランド市内を進むことになる。
なんとか1号線に入っても、基幹道路で車線が多いので冷や汗たらたら。
片側4車線の高い高いハーバーブリッジを越えた辺でようやく落ち着き、ほっとする。
それにしてもニュージーランド、道路工事が方々で行われていて大変だわ。

何人もの方に聞いてようやく、なんとか今宵の宿であるB&Bに着く。
広くて素敵な庭や池があり、多くの品種の果物を育てているオーナーはとにかく働き者。
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雨上がりの隙間をぬって少しのドライブと買い物へ。

この河口であって広い干潟の周囲は、歩きと自転車用の道がしっかりと整備されている。
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それをするだけでも楽しそうだが、自分の提案はすぐに却下されてしまう。

海岸へ出る。

この樹木を見る限り、ある時季、とてつもなく強い海風が吹くんだろうな。
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翌日は海岸線を北上し、途中下車しながら、ワイプ洞窟を目指す。

海岸がきれいなところで海をながめ、トイレ休憩。
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えっ、これがトイレ?というか、海の家。
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遠路はるばるやってきたワイプで洞窟の場所を尋ね、くねくね道を進んでいく。
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未舗装の狭い道になり、もう少しという所で、事故のため通行止めになる。
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時刻も遅くなり、いまさら迂回路を取るととんでもないことになりそうなので諦める。

道沿いからみえるものは面白いので、それで満足する。
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岩の上にたくましく生えた木、自然の盆栽。

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次の日は北島の西部のカウリ・コーストをドライブし、美しいらしい湖を訪れることに。

色んな景色があり、見どころもある中、ミュージアムの標識に釣られて訪れたカウリ・ミュージアム。

片田舎の何気ないところにあったから分からなかったが、これぞカウリのホンモノ博物館だった。
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で、昼食のために町に寄り、くだんの湖をめざす。
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すれちがう車はまるでなく、人家もなくなった先にそれらしい湖はあった。
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確かにきれいといえばそうで、夏季ならキャンプやなんかでにぎわうらしいところ。
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だれもいないので貸切の静かな遊び場でたわむれる昔の少女たち。
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目的地の下調べは大切だな、と反省しつつ帰り、往きに目に付いた岩山に寄る。
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これは簡単に登れそう、と思ったのは大いなる勘違いで、入山禁止だった。
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近くで見てもそれなりの岩山だが、遠くからでも目立つのがうりなのか。
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帰りの1号線はすっかり暗くなり、狭い道を時速100キロでとばすのは年寄りには辛い。
基幹道路でもここら辺では片側一車線で狭いくねくね道。
そこをニュージーランドの人々、特に気の短い老人はがんがんとばすから困ったもので。

翌日はオークランドを通り越して北島中南部のタウポへの長い移動。
移動する前にせっかくだから、宿のあった細長いワンガパラオア半島の先端まで行く。
15分ほどで先端まで行けるこの半島は別荘のような家がびっしりで人口密度が高い。
オークランドへの通勤可能エリアで、朝晩の半島の付け根の道路の渋滞はひどいもの。

半島の先端は環境保護地区として管理され、その名もシェイクスピア公園。
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たいして期待もせずに訪れたが、散歩やハイキングとして充分に満足できるところだった。

まずは生き物観察ができること。
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そして、開拓開発される前の自然環境が残った、NZらしい森林の遊歩道。
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そこを抜けると、充分に人の手が入った牧草地になり、展望台がある。
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半島の先の灯台のような展望台からは当然のように360度の展望が広がる。
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遊歩道はそこから海岸へ降りて行くのだが、短い時間ではとても無理。
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ここも宿から近くていつでも来られたのだから、時間配分をミスしたと反省。

写真を見る限り天気はよさそうだが、それは一瞬の晴れ間をねらって撮っているから。

そんな最初の3日間だったが、その後も毎日、雨に降られ続けるとは。

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2014年2月16日 (日)

NZ:ダート・トラック

NZ:ダートトラック、グルノーキー

クィーンズタウンから湖沿いにグルノーキーへ。
ここは有名なルートバーントラックなどの出発地。
道を間違えて入ったダートトラックを歩く。

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【訪問日】2013年4月19日(金)    
【山 域】NZ南島:クィーンズタウン、グルノーキー
【天 気】晴れ
【形 態】散歩 軽装
【コース】ダートトラック

クィーンズタウンでは天気に恵まれずにいた。
湖の反対側のグルノーキーあたりには雲がなさそう。

ということで、湖沿いに車を走らせる。

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どこかで行き先を間違えたようで、道はどんどん悪くなる。

とことん走らせると、ダートトラックがあった。

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2~3時間歩いてみる。

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ほとんど川沿いを歩いているが、川にはなかなか近づけない。

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でもって、やっと川岸に降りると、おっと。

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ここも、NZらしいいいところだった。

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ここへはツァーで、水上をボートでぶっ飛ばすらしい。

その基地となるのは、ここグルノーキー。

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2013年6月16日 (日)

NZ:アロータウンの黄紅葉

NZ:アロータウンの黄紅葉
 Arrowtown AUTUMN FESTIVAL

ニュージーランドは南半球にある。
だから季節は、北半球にある日本とはまるで逆になる。
訪れた4月は秋で、黄紅葉の時季となる。
かの地でみる初めての黄紅葉や如何に。

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【訪問日】2013年4月17~20日(水~土)    
【山 域】NZ南島:クィーンズタウン、アロータウン
【天 気】ほとんど曇り
【形 態】散歩 軽装
【コース】アロータウンの秋祭り

今やNZのアウトドアの中心地となっているクィーンズタウン。
山歩きだけではなく、色んなことが体験できる。
有名なのはモーターを使った派手なもので、当然お高い料金である。

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まあ、それで観光立国として成り立っている。

自分はここでもできれば金のかからない山歩きをしようとしていた。
そのための4連泊、ところが天気がずっとさえなかった。
だから山の黄葉はあきらめて、秋祭りで有名なアロータウンへ行く。

ただ、曇り空を背景の黄紅葉というのも、残念ながらさえない。

アロータウンでは4月12日から21日までフェスティバル。
秋を彩るだけではなく、毎日たくさんの行事がある。
というわけで、お隣の町へ気楽に行く。

アロータウンの町そのものが会場で、ギャラリーになっている。

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一応、町の中心から川をはさんで対岸の山裾、これが有名。

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あとは、その公園内の各所、そして町並みでみられる自然の黄葉。

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町そのものが古風で趣があり、各家の庭がきれい。

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少し郊外へ出ると、しっかりと手が入ったギャラリー庭園。

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これに見とれていたら、トライアスロンの自転車が猛スピードで通り過ぎていった。

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もちろん、これもフェスティバルのひとつで報道ヘリなどテレビクルーも一杯。

それにヘイズ湖や、たくさんあるトレイルなど。

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山裾のトレイルを歩きながら、曇り空が恨めしかった。

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往々にしてそんな時の帰り、クィーンズタウンに近づいた郊外風景。

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青空が入ると、黄葉も締まりますね。

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