NZ:あれこれで人は変われるのか
NZ:あれこれで人は変われるのか
NZ南島の西北部、ネルソン、タスマン、マールボローをぐるっと回る。
夏のNZは今回が初めて、しかもネルソンは通称まんまサニーネルソンだった。
人の意識や行動は何がきっかけで決まるのか、すっと生活に入るのはどんな時。
【訪問日】2019年2月上旬
【地 域】ニュージーランド南島:西海岸、ネルソン・タスマン、マールボロー
【天 候】 ほぼずっと晴れ
NZの車道は片道1車線でも都市部を離れるとすぐに100km/hになる。
信号はまるでなくて車も少ないのでちょっとした高速道路走行といった感じ。
景色がいいのでじっくり味わいたいがこの速度では無理があり余裕もない。
これがいつも残念に思うところ。
ただ田舎や町中に入るとずんと40km/hに落とし安全走行になる。
大きな都市間(といっても人口数千人の町だが)は主要道路で結ばれている。
普通はその道しかないが、それを外して側道に入ると状況は一変する。
いわゆる生活道路なんだから距離も時間もかかるが味わいは深い。
アーサーズパスから急降下した幹線を途中、側道に進む。
モアナの町はそんな田園牧場のなかにぽっとあらわれた。
観光列車がグレイマウスの前にきちんと停まる鉄道駅もある。
近くに小学校もあり、屋外で読み聞かせの授業中だった。
先生の話に集中できず、立ち上がる児童がいるのはどこでも同じか。
駅前のロータリーもきれいだった。
グレイマウスからウエストポートに向かう。
しばらく進むと標識があり「この先90kmガソリンスタンドなし」と。
途中、パンケーキロックとも言われる観光地プナカイキ。
次の大きな町ウエストポートに寄りしばらく行くと再び「この先90kmGSなし」。
ネルソンレイクス国立公園はその名前からしてまぎらわしい。
大きな町のネルソンと名前がだぶり、湖レイクスの名前がまた他とだぶる。
美しいロトロア湖の周囲にはNZらしい森と山が連なり、トレイルもある。
もうひとつの大きな湖、ロトイチ湖もおなじような雰囲気。
人はこちらの方が少し多い。
エイブル・タスマンは南島北西部の人気の観光地で、中心がネルソンの町。
人口は4万人ほどだが、この地方の中心だけあってずっと大きく感じる。
市場に行く。
見る人も演奏する人もみな楽しそう。
深刻な歌の彼、思わずブルース・コバーンそれとも田中研二か、と。
町中では年の功は70代より上、自転車で旅をしている老夫婦。
えっ、どんだけ背負ってるの。
スーター美術館では絵もよかったが、弦楽四重奏に足が止まる。
小林秀雄を思い出し、なんて悲惨な高校生時代だったのか。
タカカ方面ではいくつかの名所を訪ねる。
有名なププスプリング。
NZ版柿田川湧水池。
THE GROVEとTHE CAVEはいいところなのに観光地化で失敗。
つくづく思ったのが観光地よりもビーチ。
トイレ他の整備状況がよく、ちょっとした休憩には適地だ。
マールボローではハブロックに3日滞在する。
リアス式海岸でここでもたくさんのトレイルがある。
山も豊富で、ハブロックでは背後のこの山をねらっていた。
左右の奥の空が霞んでいるのは、ネルソンで一週間以上続いた山火事の影響。
総じてどのコースも同じような景色になりそうで、すくんでしまった。
ピクトンは港町で、北島の首都ウェリントンとフェリーで繋がっている。
小さな町だが公園の大きさ、トレイルやトイレの整備状況など抜群。
歩く人、走る人、MTBの人すべてに専用コースを用意している。
カイコウラもとても明るい町で観光地。
眺めよし歩いてよしで、この断崖の上のトレイルは容易に得るものが多い。
オットセイもしっかり見られる。
アジアの人がとても多くて、中国の観光パンフではしっかり宣伝されているみたい。
このキャッスルロックでも多かった。
またNZに来る前のメルボルンでも観光客は彼らばかりだった。
こんなところはさすがに知られていない。
そんな日本の冬、夏のニュージーランドで感じたこと。
いったい何を思い、そして何も考えない。
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