山歩き:愛知(地元)

2017年11月15日 (水)

山歩き:鞍掛山から宇連山

山歩き:鞍掛山から宇連山

秋の奥三河の山歩きは鞍掛山と宇連山をつないでコースを設定する。
仏坂峠で分け、鞍掛山パートは周回、宇連山パートは往復とする。
駐車地は仏坂峠ではなく四谷千枚田の最上部で、右回りで行く。
鞍掛山から仏坂峠、海老峠を経て宇連山へとプチ縦走気分というもの。
距離は16.5km、高低差は少ないが累積高低差が大きくて疲れた。
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【山行日】2017年11月12日(日)    
【山 域】奥三河:鞍掛山、宇連山
【天 候】晴れ時々曇り
【形 態】一部周回・往復 単族 軽装
【コース】四谷千枚田の上の駐車場、起点
P7:55--8:08かしやげ峠--9:00鞍掛山9:08--9:21P888--10:19仏坂峠10:24--
--11:07海老峠--12:12宇連山12:46--13:41海老峠--14:26仏坂峠--15:03P

行き慣れた山、山域はどうしてもコースがマンネリ化しやすい。
鞍掛山の場合、単体で周回するか、北の岩古谷山とつないで考える。
宇連山は、棚山からよりも、色んなコースで変化のある県民の森との組み合わせがいい。
すると、仏坂峠から宇連山をつなぐ稜線はいつまでも放置されてしまう。

そんなどうでもいいような、こだわると変に気になってしまうという症状を抑える計画。
距離もそこそこあるので、鞍掛パートで3.5時間、宇連パートを4時間と見積もる。
日暮れの早い季節なので歩き出しも帰りも早目の行動を心がけたい。

朝は5時半起き、快調に車を走らせるが、作手街道で回送バスにつかまる。
狭い田舎道で追い越しはできない、あおり運転はもちろんだめ。
そんな思いがけないというかじれったいことの多い世の中、ひたすら我慢する。
通り抜けていくなつかしの奥三河の村々、ここでも秋にはいまひとつという感じ。

四谷千枚田に来てすっかり有名になった景色を見ながら車でどんどん上がっていく。
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観光地として知られたばかりではなく自信にあふれたアピール度も目立つ。
とはいえ狭い山間地の道は車向きではない、慎重に運転する。
目的地の県水産試験場の小屋は目立つ、でも今では展望地が主役になっている。
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準備して出発、古い記憶をたどりながら登山口へと進むと・・・。
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民家の石垣の下を通っていく、のだが、そこへ下りる階段道でいいのか不安になる。
ロープも張られているがなんとも・・、今日一番の危険箇所、とみた。

かしやげ峠までの東海自然歩道は湿った暗い道で時の流れをひしひしと感じる。
峠からは植林の中の道をひたすら上がっていく、長い。
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こんな単調な道は、下りでももちろん同じだが、記憶の上では飛んでいる。
こんなに長かったかという不安と、自分のいい加減な感覚に対する疑問。

自然林が徐々に混ざってくると道型もよくなってきて歩くのが楽しくなる。
東海自然歩道の休憩ベンチもいいところにあり、なるほどと感心する。
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それにしても消火用水ドラム缶と灰皿がセット、そして歩行中禁煙の看板。

数分進んだ先に再び灰皿のみがあり、喫煙者の心理を見透かしているかのようだ。
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上方にふたたび植林帯が見え、隙間に灰色の空が見えてくると山頂は近い。

三叉路に出ると、東海自然歩道表示板には山頂へ10分とのこと。
この時間表示がいつもどこで見ても疑問、どうしてこんな時間?なぜそのままなのか?

1分の歩きで、趣のある東屋が見え、右手の岩のかたまりが山頂。
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暗い樹林帯の中、展望があるわけでもない静かな場所。
だれもいないないからではないが、ひんやりとしていて落ち着く。

鞍掛山を遠くから見ると、牛か馬の長い背中(鞍)のような稜線(山頂)である。
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山頂部分が南北に長くて広い、でもだれもここをテーブルランドとは呼ばない。
植林のスギを全て取っ払ってしまえばどうなんだろう、暴力的な妄想。

馬桶岩の水っていつ見ても枯れていない。
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鞍の一番先、南の地点が標高888mでこの山の最高点。
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南に少しだけ展望が開ける。
樹木が低かった以前は、眼の直下に千枚田があってびっくりしたもの。

ここで東側に左折、急下降する。
牛の尻の先にぽこぽこと並んだ子牛の行列のような山々。

鞍部に下りて一山越えてまた、というところで右手にトラバースする。
元気なうちはコブぐらいどんどん超えて行けばいいと思うが、そうではない。
トラバース道は少し心配になるぐらい下っていくが、方角は正しい。
再び上りに転じてしばしのところで背後に視界が広がる。
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左の三角形が鞍掛山、右の三角はトラバしてきた子牛コブ。
ずんずん上がっていくと左へ急な左折のP771、逆コースだと要注意な地点。
ここから仏坂峠までは単なる稜線歩きだと不確かな記憶がささやく。

やせ尾根道を進み、ちょっとした岩場を巻き、ぐんぐん下っていく。
かつて「びっくり峠」と言われたところもあったような、分からずじまい。
予定時間よりも早めに仏坂峠に到着。
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少し休憩しながら、これから行く前方が気になって仕方がない。
未踏の道の先には、壁のような山塊が見えていた。

宇連山パートに入る。
ここからはふたたび東海自然歩道になり、道は整備されているはずだ。
宇連山登山に使われるよりも最近ではトレラン、パワートレイルの一部分らしい。

道は穏やかにジグザグに上がっていく。
コブを越えると次のコブがあり、足幅の合わない急な階段がある。
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ある程度の高さのあるピークに上がるかと思いきやかすめるようにトラバしていく。
その次のはトラバで、コブ方面にはNo33の番号札がある。

寄ると自然歩道のベンチがあり、それなりに視界が開けた。
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貴重な休憩場所、という感じ。

一旦、ぐんと高度を上げたのにそれからはぐんぐん下っていく。
このコース道は往復なので、下り道は帰りに上り返すことになる、まいったな。
植林帯の味気の無いところが海老峠だった。
往時は東の宇連村と西の川売村をつなぐ峠だったはずだが、現在はともに通行不可。

その後もいくつかのピーク、コブを越えたりかすめていく。
次こそ宇連山への登りかと思うとじらされる、にせセピークというやつ。
それでも起伏が緩やかになり、なだらかな長い上りになるといよいよと思わせられる。
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右手、樹間のむこうに林道が来ていて、さらに進むとまた林道。
林業も大事というか、宇連山の西側は棚山高原と同じでずっと開発中と。
やがて自然歩道は棚山高原と宇連山方面で分岐し、宇連山へは10分。

広い緩やかな道を上がっていくと、山頂直下だけ少し急になり、人の声がする。
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ここまで誰にも会わなかったのに、団体さんやら若者連中が所狭しと休憩している。
人込みを分け入り、三瀬明神山ほかの展望の開ける山頂岩場へ進む。
相手が団体さんなので遠慮はしない、お互いに夢中なので隙が必ずあるからだ。
単独の方もいて、自分の世界を築いているのをみると応援したくなる。
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少し長居しすぎたようだが帰りもそこそこきつい、重い足を踏み出す。

上り返しはある程度わかっているので、ペース配分を考えて進む。
上りがきついのはわかっているが、気をつけるのは急な下り。
じわじわと膝やその周辺に痛みが出て、踏ん張りが甘くなる。
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それでもなんとか仏坂峠までくると一安心、宇連パートは無事終了。

ふたたび鞍掛パートになり、下の車道まで気をつけて下りる。
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峠の茶屋?はすっかり廃墟になり苔生している。

四谷トンネルを抜け、車道をたらたらと下っていく。
今日歩いてきた稜線を見上げたり、大林御嶽山って何だ、とか。
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駐車場への林道に入っていくが、車道も林道も東海自然歩道だったのだ。
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ちょっと長くて辛い歩きになったが、なんとか無事生還。
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今日の反省
このコース、仏坂峠から両方の山を往復する手もあるが、人それぞれ。
東海自然歩道は成り立ちからして一方通行の道なので往復には辛い、か。
奥三河、設楽火山系の山々というのは低山だが魅力は充分にある。

奥三河の山歩きの帰りはいつもここに寄る、紅葉の名所。
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2017年3月 6日 (月)

山歩き:鳥川縦走でくたばる、鳥川の里山歩きその3

山歩き:鳥川縦走でくたばる、鳥川の里山歩きその3

「鳥川ホタルの里の山歩き」も1月の2回に続いて3回目になる。
今回はモデルプランを見ていて誰もが思う2つの疑問を解決すること。
1つは前の2回で歩いた鳥川の里山を全部つないで周回コースにすること。
そのために2つ目は額堂山から古坂峠の間の未整備尾根を歩くこと。
国土地理院の地形図やガイドマップなどを参照するといいかも。
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【山行日】2017年3月4日(土)    
【山 域】西三河:岡崎市鳥川、水晶山・額堂山・音羽富士
【天 候】晴れ時々曇り
【形 態】周回 単族 軽装  
【コース】鳥川ホタルの里I.C.駐車地起点 時計回り
P9:41--9:53蛍橋--小安堂峠--10:42水晶山--10:52高野御前山--
11:00ふっこし峠--11:14co450--11:31延命水--11:49額堂山--13:30車道--
--13:46古坂峠--14:00音羽富士14:23--14:48ホド田山--15:30七曲峠--
--15:42七曲峠登山口--車道--16:04P

今年1月に初めて訪れて気に入った「鳥川ホタルの里の山歩き」。
当地では山歩きコースのモデルプランが4つ示されている。
①里山めぐりコース、距離は約4.5キロで山は喜桜山(354m)
②愛宕山・京ケ峯コース、距離6.5キロで京ケ峯(442m)など西側の山
③水晶山コース、距離8.4キロで水晶山(467m)など北と東の山
④ホド田山・音羽富士コース、距離7.8mでホド田山(390m)など南の山
所要時間や難度の目安も示され、④が一番高くて約210分。

自分が最初に行ったのは②と④を合体した鳥川をぐるりと周回するコース。
山渓分県ガイドにもあり、距離8.5キロ、所要時間は4時間で紹介されている。
2回目は①と③を合体し、そこに額堂山(421m)を加えた周回コース。
この2つの合体コースはかなり一般的と思われ、それなりに歩かれているようだ。
距離も高度差もモデルプランよりは増えるが所要時間は約3~5時間に納まる。

これでは物足りないと感じるむきもあって、次に考えるのが全部の合体版。
鳥川を取り巻く、よく整備された里山をぐるりと周回する発展系プラン。
これを整備されたコースで行うのは容易だが車道歩きが多くなるのが不満。

そこで目が行くのが額堂山と古坂峠を結ぶ未整備らしい稜線部分になる。
ここが未整備なのは新東名と、額堂山南側の土砂掘削工事だろうか。
予定としては岡崎市と豊川市の市境ラインがそのままよい稜線コースになる。

加えて、ふっこし峠から額堂山の間にある名前のないco450の山。
これをコースに入れて越えれば、この周回コースは全て山歩きになる。

ということを思った人がやはりいて、彼はそれをこの2月25日に実行していた。
下見歩きを2回行ったのちに本計画を実行しているから慎重な人だ。
彼によれば、距離は約16キロだそうで、要した時間は約6時間、健脚だ。

2番煎じ、またはもっと多い何十番煎じかもしれないが自分もやってみよう。
距離からいえばこれは充分に辛い長さで時間もかかり難易度も高そうだ。
最近はいつも容易で短い日だまりハイクばかりだったので刺激も必要、と。

ふう、長い前ふりだった、もう疲れてしまった。

雑誌「山と渓谷」にも取り上げられて人気の鳥川の里山。
駐車地としては蛍橋付近の愛宕山北登り口が一番効率がよさそうだが・・・。
他人に迷惑をかけず安心なのは鳥川ホタルの里インフォメーションセンター、と。
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出発、まずは水晶山登山口を目指して北へ車道を歩いていく。
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うまくいけば、最後は左側の尾根を下りてきて、繋がるわけだ。

歩く車道の先には蛍橋、そして水晶山登山口の柵ゲートを通る。
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ふつうの山道を上がっていくと小安堂峠で、ここで尾根に乗る。
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すぐに見晴ケ丘で南に鳥川の里の一部が広がり、周回コースに胸がおどる。
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道はなだらかな尾根道で、時に上がりと変化をつける。
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別のふもとから上がる神明宮からの道が合流する分岐点が離れてふたつ。

それぞれ合目表示の基準が違うので気になってもこだわらないこと。
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山頂に近づくと水晶岩の表示があるが、今日は先を急ぐのでパス。

前方が明るくなってくると水晶山(467m)。
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展望が南に開け、山頂にふさわしい感じのいいところだ。
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三河湾まで見渡せるが、気になるのは眼前の額堂山の双耳峰。
標高がここより高い三角点(477m)と展望の中電鉄塔はパス。

急坂を降りて、再び上がっていくと高野御前山(477m)。

ここから南東のふっこし峠へは大代さくら尾根を下りる。
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明るい尾根で、大きな桜の木が随所にある。

ふっこし峠手前でいったん林道に出て、コースは右折して古道だが、直進する。

目指すco450は名前のない山だが、しいて名づければ額堂山奥峰か。
植林のあまり明るくないゆるやかな斜面をどんどん上がっていく。
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どこでも歩けて間違えようがないが、逆の下りだと方向を失いやすい。

途中からゆっくり左にまがっていくと、山頂らしい高みのところに着く。
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展望がほとんどないこともあってあまりぱっとしない。

東の少し離れたところにもうひとつの高みがある一応双耳峰だが、すぐ退散。

ここからは少し慎重にならなければならない。
先ほど目星をつけておいた西への緩やかな尾根を下りていく。
なるほど、ピンクリボンや踏み跡が随所にあって、それなりに人が入っている。

途中から南西の尾根に向かわなければならないのだが・・・。
と思っている間に、その南西の尾根とは離れてしまっていた。
出たところは、少し前から下に車道が見えていたので、嫌な予感。

コンクリ法面の上部、とても下りられない。
ここら辺は道路沿いで法面が多いからそれを避けられる所でとにかく下りる。
引き返すのが面倒、というか車道に出るのは癪だがその方が簡単だ。
下りる先は見覚えのある場所の延命水で、車が2台停まっていた。

車道からくだんのコンクリ法面を見上げる、とても降りられない。
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下る尾根を外しはしたが失敗ではない、額堂山登山口へと急ぐ。

見覚えのある場所から山頂までは、一気に上がっていく。

予定としてはここまでを2時間、次の古坂峠までも2時間で、残りを2時間。
先の下り尾根の読み間違えもあり、少し遅れているがなんとかなる。

額堂山の山頂は休憩場でもないのですぐに通過。
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ここの下りは急なので気をつけながら西へ下りていく。

問題は、巻き道分岐点やその先の地蔵峠まで下りると行きすぎになる。
といって、南西にそれらしい尾根が見つけられるかどうか、ということ。
と考える間もなくそれらしい細いがまっすぐの尾根があったので乗る。
かなり急なので本当にこれでよかったか不安になる。

ぐんと下った感じは気のせいで、しばらくして右手下に道があらわれる。
結構しっかりした道なので、これは地蔵峠からの道だとすると・・・。
自分が乗った尾根は一本西のもので、東隣の尾根が市境尾根だった。

やばいな、これは。
とにかく目指す市境尾根は見つかった、ずっとこれに乗って行けばいい。

最初こそ未整備らしいのだが、少し進むとなんとも立派な道があらわれた。
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これなら間違えようがない。
テープなどマーキングもある。

ただ市境尾根が地形図通りかというと微妙な感じ。
もっと進んでいくと左側(東側)が切れた状態で予想した光景があらわれる。
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なるほど、新東名高速道路か。

そして、額堂山南側の土砂掘削工事現場。
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いつかというか早晩、ここの山はなくなりそうだ。

現在地も進む方向もなんとかなってはいるが、かなりぼんやり。
そのままその先で切通しというか、一旦尾根が切られる。
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地形図上で現在地がはっきりと分かりやすい場所だ。

それにしても高速道路関連の造形物って多い。
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反対側のこの広場はなんの工事をしているのか。
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山の裏側というか里山の奥の、人の目につかないところで何なんだ?!

とりあえず手前の尾根に上がっていくが、新東名はトンネルで地面下。
地形図ではトンネルがはっきりしていても見えないものは目印にならない。

こんな感じで描いていくとキリがないのでここら辺でカット。

踏み跡があり、目印リボンやテープもあるにはあるが、統一されてはいない。
一番頼りになるのがこの頭赤下部黒の杭、途中から頭白もあらわれる。
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それも途中からなくなり、プラスティックのいろんな杭もあらわれる。
周囲より高い部分の尾根を選んで進めばいいのだがそれが簡単ではない。
進む方位というか方向もコンパスと地形図でずっと確認するのだがわかり辛い。
倒木に行手を阻まれたり、枝尾根に入り込んで不安になってから戻ったり。
方向が自分の意図するのとずれることが増え、ずっと現在地を見失っている。
樹林帯の中、視界がないと目印になるものが何もない不安。
こんな時、GPSで現在地を確認できれば安心だが持っていないものは仕方がない。
自分の山の中での行動やヤブコギって、ずっと運に助けられてきたんだなあ。

でも前方にうっすらと三角形の山影があらわれ、音羽富士らしいと分かる。
足元の枝尾根が示す流れを度外視して、一気に下りる。
下りというのは間違えるとまずいが、ここは豊川・鳥川の車道に必ず出る。

いざ車道に出て、うーんここか。
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峠からは少し離れて下の方だが、そんなに外してはいない。

地形図をよく見れば、その先の林道に入ると古坂峠へはかえって近い。
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ということで斜面をがむしゃら上がると、あらまあ古い道跡が出てきた幸運。
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頭上からはチリンチリンとハイカーの鈴の音も聞こえてくる。
このまま上がっていくと古坂峠よりも少し上の部分に出られそうだ。

そんなわけで無事ヤブコギは終了、後はよく整備された道を歩くだけ。
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音羽富士では少し南に行ったところに眺めの良い場所があった。
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この日だまりで、靴を脱いでしっかり休憩。
少し暑いぐらい。
さてと時間は押してきている、今後は歩けるだけ行って、そこで考えよう。

それにしても音羽富士の下りはきつい。
そんな時は、振り返って音羽富士を見る、かっこいい。
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長坂峠から沢山、ホド田山への上りもじわじわと足にくる。
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昔山は巻き道でカット、と誘惑されそうになるが、正気にもどる。

元気山ってこの前も明るかったが今日も同じ、まだ先へ行けそう。
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動物山・豊山の上り下りはきつくて、こんなはずではなかったと後悔。
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簡単な山だとなめてかかっていたので、その後も辛い。

結局、京ケ峯への上りをやるとかくんかくんになりそうなので七曲峠で中途下山。
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少しぐらい余裕を残さないと後で大変になる、と大人の対応というか判断。

この時季、この距離をこの時間だとまだまだ自分には無理がある。
というか、体力はどんどん落ちているからこんなもんだろうな。

今回の反省

ヤブコギはふだんから意識して行わないと難しいものがある。
コンパスの活用と地形図の読図は大事なことだが経験を積むしかない。
体力には限界はあるが、それなりのコース取りを考えることは大事にしたい。

この「鳥川全縦走コース」は読図や体力トレーニングにはとても面白いと思う。
低山で里山だからこそ慎重に、自己責任のもと是非歩いてみてくだされ。
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2017年2月26日 (日)

山歩き:石山神社から五井・宮路山トレ

山歩き:石山神社から五井・宮路山トレ

今回もまた家から近い山、距離も時間も手頃だからと安易な選択。
ここも人気の山で人が多く、団体さんも入って盛況、しかも展望絶佳。
寒風に 春は遠いぞ 御意(五井)の山
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【山行日】2017年2月25日(土)    
【山 域】三河(蒲郡):五井山、宮路山
【天 候】晴れ時々曇り
【形 態】往復 単族 軽装  
【コース】石山神社周辺の駐車地 起点
P10:11--10:37天満宮--11:08五井山11:27--12:15宮路山12:26--
--13:15五井山13:37--13:59天満宮--14:22P

家から猿投山と五井山はほぼ同じ距離、なのに所要時間は半分になる。
便利な23号線バイパスのお陰で、それは蒲郡で一旦切れて下道に入る。
蒲郡と豊川をつなぐ工事は急ピッチで完成が待たれるが不安もある。
今でも利用車が多くて、信号や車線減少ですぐに渋滞が発生する。

そんな工事の影響をもろに受け始めたのが石山神社周辺の地域。
空き地と喜んで利用していた駐車地が工事現場になっていた。
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石山神社~五井山の登山道表示に変更はないが今後はどうか。
急勾配の平穏な住宅地だって日照や騒音などの変化に仰天するかも。

歩き始めの車道ってどうしてこうもきつくて辛いのだろう。
登山口に入ると上手にジグザグが切られて納得のいく道になる。
鉄塔基部で西に視界が開けるほかはずっと植林の中を進む。
途中、二度林道に出るが、どちらも左へ進んで右上に入る。
ここら辺から五井山へと突き上げる西尾根に乗ることになる。
地元の人がよく利用しているらしいので、しっかりとした踏み後がある。
途中、旧三河湾スカイラインの手前で三河大天満宮に寄る。
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貴重な水場もあるのだが、水は出ていなかった。

スカイラインはガードレールの外側を通り、トンネルをくぐって抜ける。
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ふたたび西尾根道に取り付くところが、今日一番の急坂になり要注意。

尾根芯の道は歩きやすいが単調でもある。
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御嶽展望地で北と南に視界が開ける。
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ずっと頂らしい高みをめざして登り続けるとようやくなだらかになってくる。

飛び出した先は立派な車道で、南に空飛人飛降台がある。
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眼下に三河湾の展望が広がるが、目立つのは御堂山。

車道をそのまま東に進んでいくとフェンスの向こうが五井山頂になる。

とにかく展望絶佳、三河湾や蒲郡の町の雄大な景色が広がる。
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今日も多くのハイカーが各々あつらえられたベンチなどで寛いでいる。

ここから宮路山まではなだらかな稜線歩きのよく整備された道になる。

遊歩道はとても歩きやすいが、その時の気分によって感じ方が変る。

先を急いだり、慣れてきて単調さに辟易するととたんに重苦しくなる。
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トレーニングと割り切り、楽しいアップダウンと思えば軽やかになる。
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すれ違う人とは復路でふたたび再会するので記憶に留めておくと面白い。
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クラブツーリズムの団体さんは三組に分かれ、一見華やかな感じだった。
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ハイキング登山教室の一授業で毎月どこかしこへと出向いている、と。
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ガイドさんにとっては集団を把握しやすくて安全な道のここは絶好だろうな。
山歩きに心構えや技術が必要ならば集団行動こそ一等難しいことかもしれない。
時刻や時間を合わせ、足並みをそろえ、気もそんなに勝手が許されない。
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いつも単族で行動する自分にはそれだけで息苦しくてストレスになる。
団体て楽そうだけど団体行動をきちんとこなすだけでとても大変なことだと思う。
自分のペースで行動できないことほど辛くて苦しい事はない。

上がりが続くようになると宮路山は近い。

その前に、北の展望台。
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岡崎の京が峰、鳥川の京ケ峯ほか連峰、額堂山、アイアン名電沿線の町並み。

すぐに宮路山。
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こちらは豊橋方面に視界が開け、温かい感じ。
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寛いでいる人も、のんびりしている。

さてと、引き返す。

宮路山から五井山へは多少上がりが多い。
でもまあ、記憶を呼び起こしつつせっせと歩く。
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なるほど、すれ違う人に見覚えがあれば、やったね気分。

クラブツーリズムの団体さんも、表情は固いような満足のような。

ふたたび、静けさのもどった五井山。
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靴を脱いでようやく寛ぐことにする。

それにしても皆さん、装備というかモノをしっかり持ってきている。
驚いたのは卓上ポットをそのまま担いできていたおばさん。
気合の入り様が違う、というか、単なる価値観の違いか。

ということで、下山に入る。
石山神社コースはいつ来てもほとんどひとり。
静かな山歩きになるが、道が急なので慎重に気を使う。
下りは早い、とにかくずるっと滑らないように。

なんとか、というか少し寒い日だまりハイク。
少しずつ距離も時間も延ばしたいが、山の引出しの底がもう見えた。
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2017年2月20日 (月)

山歩き:西尾茶臼山、里山にカエル

山歩き:西尾茶臼山、里山にカエル

家から一番近い地元の山、距離も時間も手頃だから安易に来てしまう。
人気の山で常に人の手が入って変化している、そこだけは要注意。
少し離れた「いきものふれあいの里」、今年はどうかな、カエルが気になる。
Dsc02382

【山行日】2017年2月18日(土)    
【山 域】三河(西尾・幸田):西尾茶臼山、いきものふれあいの里
【天 候】晴れ時々曇り
【形 態】周回 単族 軽装  
【コース】平原の滝北駐車場 起点、いきものふれあいの里
P10:31--北東尾根--11:10頂上--南西尾根--11:34反対側P--11:50小茶臼鞍部--
--城跡--12:03西茶臼山12:23--12:38頂--西一般道--12:51展望台--13:06P

この時季、日だまりハイキングとして気楽に行ける山というのは貴重だ。
そんな山の引き出しが少ないので、結局はここに戻ってきてしまう。
家事の合間に山へ行く、その発展系の山で、なんと今シーズンは初めて。

平原の滝へ向かう車道沿いに駐車場があり、満車で車があふれている。
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少し待っている間に、山から帰ってくる人がいてなんとか入れ替わる。

準備して車道を進み、炊事場の所で左折し、渡渉して尾根に取り付く。

茶臼山の主稜線は北東と、北から西への二本で、これははずせない。

今日も、この北東尾根から稜線伝いに茶臼山へ向かう。
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クヌギの落葉が多いところを過ぎて、取り付く。

とても急な上りだが短いので一気に進んでいくとすぐに尾根に乗る。
よく歩かれている道はますます整備され、落葉すらきちんと端に寄せてある。
根っこを掘り出すほどの過剰整備で、ロープ支点の細木が痛々しい。
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稜線からは、西に展望台が見えたり、北に須美北山が見える。
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随所に展望が開けて気持ちがいいが、その箇所がさらに増えている感じ。
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東には23号線と道の駅、そのむこうに遠望峰山。

数分おきに樹林が切り開かれていたり、大岩のまわりを伐採したり、と。

脇道、枝道を示すテープも左右にあり、踏み込むと道迷いしやすいかも。
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幹に切りつけられた表示が、その木の生長とともに広がっていくとは、驚き。
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西尾茶臼山山頂は東西に展望が開け、案内や記帳ノートがある。
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ここを過ぎると、遠くからでも目立つドコモ電波塔がある。
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昨季はずっと工事中だったが、十ヶ月以上過ぎたので終わっていた。

その季節になれば、この桜見広場がなんとかなりそうだ。
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ここから南が主稜線だが、まずは一旦南西尾根で下へ降りる。

沢に出て、テング蝶のよく舞う道を沢沿いに歩き、反対側の駐車場に出る。
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ここから、小茶臼山との鞍部を目指して上がっていく。

途中、色あせたクヌギコンダが道沿いに潜んでいるが無視する。

これはどうみてもやりすぎだ。
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鞍部は立派な交差点。
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左折し、なだらかな道を上がり、城跡に寄る。

ここは南側の正面階段から対峙しないと申し訳ない気がする。

下と上に石階段があるが、いつ見てもその石積みに感心する。
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城跡には結局なにもないが、安心したのち西(南)茶臼山を目指す。

高みにあがると西(南)茶臼山はすぐで、そこには一等の休憩地がある。

眼前の木々が切り払われているだけでなく、ベンチ状に枝が置かれている。
伐られた木の節がテーブルや荷物掛けにも利用できる。

今日はもやっていて見えづらいが正面には渥美半島の大山・雨乞山。
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靴を脱いで、休憩。

寒くなってきたのでまもなく退散する。

茶臼山へ戻っていく途中、東南斜面を見るとやはり整地されている。

見下ろすと例の土砂集積場で、むこうには三ヶ根山が見える。
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再び茶臼山山頂を経て231展望台へ、北から西への主稜線を歩く。
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その形がなんとも古代的な231展望台。
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東屋なので全方向に視界は広がる、でも寒い。
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ここからでも駐車地へは戻れるが、平原の滝への階段道へ引き返す。
なんといってもずっとがんがん下る階段道はマゾ的訓練に最適なのだ。

昭和の香りのする平原の滝に至る。
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駐車場に戻り、数キロ離れた「西尾いきものふれあいの里」へ行く。

造られたものではあるが、正しき田園風景の地。
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春をつげるヤマアカガエルの卵塊やいかに。

例年だと1月末から2月初だから・・・。
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うーん、ない。あっても少ない。
どうしたんだろうか。

昨年は、この後に続くヒキガエルが散々だったし・・・。

春は眼前なのに。
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どうなるのかな、姫踊子草もまだ早かった。
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2017年2月13日 (月)

山歩き:渥美半島、大山から雨乞山へ

山歩き:渥美半島、大山から雨乞山へ

列島が連日の寒波に覆われたので、ふたたび暖かい渥美半島へ。
最近人気の「あつみトレイル」を、横断ではなく周回コースにする。
日だまりハイキングとしては風が冷たくて、山の上では雪も舞った。
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【山行日】2017年2月12日(日)
【山 域】三河:渥美半島、田原市、大山・雨乞山
【天 候】曇り時々晴れ、冷たい風が吹く
【形 態】周回 単族 軽装 
【コース】大山トンネル北口駐車場起点
P11:05--11:34大山11:47--12:09臍岩--12:30腰掛岩--12:50狼煙山--
--13:20弁当岩13:40--物見山--14:03雨乞山--14:23登山口--車道--15:00P

10日の朝日新聞に「あつみトレイル」を歩いた記事が紹介されていた。
記者は六郷孝也さんで、「旅人、山へ」など山についての発信が多い人だ。
太平洋側から出発し三河湾側の夕陽が浜で終え、その間をタクシーで繋いでいる。
予約したタクシーの料金は約4千円だそうで、単独歩きのむずかしいところだ。
貧乏性の自分は、トレイルの海沿い歩きを両方共カットし、周回として実行する。
あつみトレイル(渥美半島横断トレイル)だから大事なところが欠けるが仕方がない。
周回するにあたって北上か南下か、起点の駐車地はどこにするかについても悩んだ。

列島が寒波に覆われても渥美半島は別世界で、車も人も多い。
菜の花とキャベツ畑の中、連なり浮かぶ山々が低いながらもとても立派に見える。
先週よりもずんと伊良湖方面へ深入りし、大山トンネル北口駐車場に入る。
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駐車場の端に大山への登山口があり、小さな沢沿いの道を上がっていく。
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沢からずっと水の音が聞こえる中、木にロープが絡んでくると急な上がりになる。
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しばらくして鸚鵡岩のある鬼堕(きおとし)トレイルと合流し、すぐにあつみトレイルに入る。

大山は渥美半島の最高峰なのでその分、上りがきつくなってくる。
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喘ぎながらも歩を進めると標識があり、左手に露岩のクチナシ岩がある。

ずっと樹林帯に覆われていたのでここで見られる展望はうれしい。
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北側に開けこれから歩く山並みが一望できる、ただこれは上述の鬼堕トレイルの尾根。

岩のすぐ近くには達筆(標識の書き手はすべて同じ人と思われる)の歌碑がある。
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「岩の割れに生きる梔うれしかり立てば三河湾と遠き山脈」だろうか。

道に戻り少しあがると再び左手に露岩があり、しっかりと視界が開ける。
すぐ下には先ほどのクチナシ岩が見られる。

5年前に来たとき、ここの松はまるで盆栽のそれで、視界を狭めていた。
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今なら迷いなく「ローマの松」と名づけるところだったのに。
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残念ながら枯れていた。決して、伐られたのではない。

悲しみに沈んで、一首。

「くちなしの香匂う岩を下に見て笠は何処にローマの松よ」

少しあがると次は大岩で、それはスルーして行くと草広場になる。
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自衛隊の所有地で立入禁止だったが・・・。

もうこの辺になれば大山の広い頂上広場の一角で建造物が随所に現れる。

樹木が生長したのと建造物が多いので興醒め、とにかく展望台に上がる。
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電線が邪魔だが仕方がない、これこそ渥美半島一の山からの展望。
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日本列島と同じで、こんな半島でも山域が多い。

さてとここからようやく、いざ半島横断トレイルもどきのスタート。
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がんがん下っていく。

すると喘ぎ喘ぎ上がってくる二人組に会う、本日はじめてあった人々。
なんと鬼堕(きおとし)トレイルをしっかり攻めてきて、あとは大山、だと。

先日、そのトレイルが整備されたことを知った上での今日の山行とのこと。
さすが「てっぱん家」がすごいなのか、またはヤマレコなのか、認知度が高い。

すぐその後で五人組ともすれ違う、ここ人気あるじゃん。

道はウラジロが繁茂したり、ウバメガシ他がしっかり頭上を覆ったり。
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西にずれるようにして三叉路へ、そして臍岩。
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ここからは3方向に少し狭い視角。
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これは南西に、大山豚寝南口方面と狭い太平洋。
樹木があと少し伸びると隠されてしまう。

次は稜線漫歩というよりはひたすらトレイルを歩く、と。
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「観音の腰掛岩」を目指すのだが、すぐには現れない。

ようやくその大岩に着く。
トレイルはその真ん中を割って通っている。
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大きくて立派な露岩でぐるりと周囲が見渡せる。
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これは西方面。
北側は、狼煙山が手前にあるので、雨乞山・物見山はお隠れ。

ふたたび突き進み、上がりに入ると少しずつ歩みが重くなる。

狼煙山へはトレイルを外れ、少し脇に入る。
名前からすると視界がぐわんと広がる露岩かと思ったら。
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狭角で大山方面が見え、眼下に先ほどの腰掛岩が確かに見えた。

縦走に復帰。

鉄塔基部からは目指す山並みが見られるようになる。
椛(なぐさ)峠は交差点で、左は泉福寺、右は別口、直進して急登に入る。
途中、笑之助平というネコの額ほどの平地もあるがほとんどは急な登り。
最後のふんばりどころとあきらめて足を交互に動かす。

ほわんと稜線に出る。

振り返ると樹間に大山までの山並みがつらなり、急な下り道がある。
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ここ雨乞山・物見山・タコウドの稜線は展望の山脈とも言える。

左折、西方面の弁当岩へ向かい、休憩とする。
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少し広い露岩は展望をほしいままにする休憩適地で名前に恥じない。

東南西方面の山々と平野、光を反射する太平洋が見られる。
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なんとか背もたれになる岩をみつけ、靴を脱いでくつろぐ。
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ただ日だまりハイキングには今日のお日様はご機嫌が少し斜めのようで。

三角点のタコウドはパスして、最後の山、雨乞山を目指す。
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目立つ山は、左が雨乞山、右が物見山。
ここからは上り下りが少ないのでほっとする。

露岩は多くて大きく、達磨岩・招き岩は三河湾側に視界が開ける。
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ここでは三河湾よりも山腹にきらり光る小さなダムに注目、ここは渥美半島。

物見岩こと物見山は姿も美形なので山に昇格、東南西に展望あり。
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そこを過ぎると樹林帯が頭上を覆う下り道になる。

昔は、というか整備される前はここから雨乞山まではひどいヤブ道だった。
ぐんぐん下り、いやになり、当然、ふたたび上りになり、いやになる。
露岩のひとつ、爺々岩で一度ふりかえる機会をもち、さらに上がる。

回り込むようにあがるとようやく雨乞山に着く。

露岩のひとつで周囲がしっかり削られてしまってうんと目立つようになった。
しかも他の山から離れてあるので余計に注目されて、というのが雨乞山。

三河湾や浜辺がより近くなり、他の山並みも見通せる展望が見事。
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少し下って北側に回りこむと、岩の中腹に雨乞神社がある。
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クチナシ台も物見や休憩によさそうだ。
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露岩のひとつには三角点が埋められている、そこで自撮り。
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登りは急で辛そうだが、下りはもっと大変。

岩場の下りや、転がりやすい岩石ごろごろの道は慎重に下りたい。
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特に登山口近くはロープが張ってあっても滑りやすい。
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登山口の傍らには大きなプール状の貯水地がある。
ここは永年、水に苦労してきた渥美半島を象徴する。

山域から一歩出て踏み出すと、そこは豊かな農村風景に変る。
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一年を通して栽培され重要な換金農作物であるキャベツ畑が広がる。

キャベツ畑のむこうにある格好いい小さな山。
できればここから取り付き、ずっと尾根通しに鸚鵡岩から大山へ。
すると、あつみトレイルとはちがって見事な尾根周回コースができる、と。

そんな妄想を抱きながら、ひたすら車道を歩いて戻っていく。

目指すは豚寝北口Pだが、畑の向こうのどん詰まり、大山が目印。
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途中、牧畜業もあって乳牛が仲良くと。
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キャベツの収穫の様子が見られたり、ブロッコリー畑もある。

平地では北風が強くて、それが追い風になるので、辛い歩きも凌げた。

稜線は北上したが、樹林帯で風の影響を受けなかったのが幸いだった。
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2017年2月 4日 (土)

山歩き:渥美半島の田原でお気楽ハイキング

山歩き:渥美半島の田原でお気楽ハイキング

列島が寒波に覆われても照葉樹林の渥美半島は別世界。
毎年恒例の菜の花まつりが開催中で陽気だが風だけは冷たい。
半島自体が山脈の尻尾で、日だまりハイキングには定番になっている。
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【山行日】2017年2月4日(土)
【山 域】三河:渥美半島、田原市、衣笠山・滝頭山・藤尾山
【天 候】晴れ、風は冷たい
【形 態】周回 単族 軽装 
【コース】滝頭公園駐車場起点
P10:45--10:54登山口--11:21衣笠山--桟敷岩--11:54仁崎峠--
--12:07滝頭山--中西山--三俣--12:28藤尾山12:55--三俣--
--不動岳--赤松山--稲荷山--13:34車道--13:44P

23号線バイパスが蒲郡まで延びて便利になったが利用者も多くて大変。
今日は途中の一般道で工事のための片側交互通行で、大渋滞になっていた。

天気のいい日なので渥美半島の田原や伊良湖へ向かう車両も多かった。
田原市に入って標識どおりに進めば、立派な滝頭公園に入る。

その前に、衣笠山を背景にして「菜の花まつり」をおさめておく(冒頭の写真)。
ここではいつも同じ場所、同じアングルで撮っているけど、今年はどうか。

この公園はたくさんの人に利用されていて、特に球児の声が響いている。

車道の沿って歩いて、衣笠自然歩道入口を目指す。
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天気のよい昼間だが、吹く風は冬のそれで冷たい。

よく整備された照葉樹林の急な歩道がウォーミングアップには都合がいい。

しかしこの整備ぶりはどうだ。
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石を並べて、歩く部分と落葉の堆積する部分で歩道が分けられている。

小衣笠への道に出たところで、もう汗ばんできたので一枚服をぬぐ。

前方には衣笠山の姿と、中ほどで白い点の松尾岩が見える。
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東の覗きこと松尾岩を過ぎ、あえぎあえぎ登っていくと、前方が明るくなる。

衣笠山頂上には展望台があり、大岩もあって視界がぐんと開ける。
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展望台から、かつての展望岩こと宮社の向こうを見る。
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三河湾の向こうに西尾や蒲郡の山並みが連なっている。
いつもはその上に白い御嶽が見えるけど、今日はもやっていて見えず。

東の豊橋や蔵王山方面を見る。
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蔵王山の左に富士山がうっすらとしか見えない、残念。

南方面は半島の平野部分、そして太平洋。
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ここからすぐに南へ自然歩道をおりてもいいが、折角だから西へ向かう。

尾根の端にある桟敷岩をめざす。

桟敷岩に上がると今度は、渥美半島西方面の山並みや三河湾の展望が広がる。
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岩からおりてすぐオプションコースとして岩めぐりもできる。

ビバーク岩と言われても少し困るというか、その時はどこでも使うぞ。
亀首岩は由緒というか言い伝えがあるそうで、悲しい話が掲示されていた。
ビバーク岩も亀首岩も掲載は見送り、実際に見たらいいやんか。

ここからトラバース気味に戻っていくと先ほどの南下の道に合流する。

この衣笠自然歩道は防火帯も兼ねた幅広い道でゆったりとしている。
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東屋があり、ウバメガシの固い落ち葉がキラギラ道を覆っている。
仁崎峠へ下りるところの急勾配は少し気をつけたい。
峠には車道が通り、駐車場もある。

ここから滝頭山へは急でまじめな登りになる。
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石積の跡がある滝頭山からは樹幹越しに衣笠山方面がのぞめる。

ここから右へ、西方面の長興寺自然歩道に入る。
中西山は通り道にあるが、山頂標識がなければまるでわからない。
少し進み、長興寺道からはずれて左へ南下して旧林道へ下りる。
ガードレール以外には林道の面影のなくなった道を横切って進んでいく。

西の覗きからは、先ほどの長興寺方面への尾根や寺が見渡せる。
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ただ樹木が生長してきているので数年先には覗き場を返上するのか。

三ツ俣で藤尾山方面へと向かう。
いったん鞍部まで下り、倒木が除去された道を上がっていく。

さて、日だまりにはもってこいの藤尾山。
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しばし休憩。

帰りはふたたび三ツ俣まで戻り、不動岳方面を目指す。

おお、樹木同士はこれぐらいきつい絆で結ばれているのか。
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不動岳からはさらに赤松山・稲荷山方面へ向かって下りていく。

尾根の尻尾の中心を歩く道はずっと幅広く、ずんずん下っていく。

明るくなるとそこが稲荷山で、ここはふもとの人の憩いの場らしい。

こんなのを建ててしまうなんて、子どもの時の秘密基地とまるで同じ。
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年齢を重ねるとそれは秘密ではなく、茶飲み場になるんだろうか。

ここからは道が方々に向かって下りていく。

滝頭公園へ戻れそうなのを選んで下りていくと墓地に出た。
もうかっとりまっか、ぼちぼちでんなあ。

車道に出る手前に溜池というか調整池がある。
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渥美半島はその地形から、昔からずっと水では苦労している土地なんだ。

車道を少し上がり気味に歩いていくと公園はすぐだった。

時間があり気分がのればいろんなコースが取れる日だまりハイク地域である。
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2017年1月14日 (土)

山歩き:水晶山から額堂山、鳥川の里山歩きその2

山歩き:水晶山から額堂山、鳥川の里山歩きその2

先週、訪れて気に入った「鳥川ホタルの里の山歩き」を続けて行う。
山歩きモデルプランに以前から歩きたかった額堂山が記載されていたのでのっかる。
2月になるとスギ花粉が多そうな山域で、土日の寒波を避けるため急いで準備する。

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【山行日】2017年1月13日(金)    
【山 域】西三河:岡崎市鳥川、水晶山・額堂山
【天 候】曇り一時雪
【形 態】周回 単族 軽装  
【コース】鳥川ホタルの里I.C.駐車地起点 時計回り
P10:33--蛍橋--10:53小安堂峠--水晶岩--11:44水晶山(中電鉄塔)12:13--
--12:19高野御前山--12:31ふっこし峠--古道--12:40車道--延命水--
--13:07額堂山13:32--13:36地蔵峠--13:54喜桜山--14:13P

先回は23号線を利用し、蒲郡からトンネル抜けて音羽に入り、山越えで来た。
今回は距離も短く安城・岡崎市内から1号線を利用し、旧額田町経由で入る。
失敗だった、信号が多くて待ち時間が長い、急がば回れってこのことか。

もう土地勘があるので迷いなく「鳥川ホタルの里インフォメーションコーナー」に駐車。
今日は北へ向かって来た車道を歩いていく。
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それではあんまりなので毎年6月にはホタルの乱舞する道に入る。

振り返ると、駐車地のむこうに喜桜山が見える。
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コンクリートで三面張りの小川だが、流れる水は澄んでいて確かにきれいだ。

こちらさんは用済みなのか待機中なのか。
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車道にもどりすぐに蛍橋、そして水晶山登山口の柵ゲートに入る。

ふつうの山道を上がっていくと小安堂峠で、ここで尾根に乗る。
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すぐに見晴ケ丘があり、南に鳥川の里を見下ろす。
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道はなだらかな尾根道で、時に上りと変化をつける。
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ふもとから上がった神明宮からの道が合流する分岐点が離れてふたつ。
例によって合目表示もあるが気になるようなあてにならないような。

山頂に近づくと水晶岩の表示があるので、先にそこへ寄る。
南へどんと下がり、斜面の狭いへつり道を行くとそれらしき岩がある。
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えっ、水晶じゃないの?
この地に特有の大きな岩が露出している、水晶山の目立つ岩のことだった。

急坂をあえぎながら上がっていくと水晶山(467m)。
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展望が開け正面に額堂山が見えて、山頂にふさわしい感じのところだ。
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標高がここより高い三角点(477m)は北へ行ったところにある。

さらに北へ向かえば、東西に展望が開ける中電の鉄塔地点がある。
こういうのをきちんと歩いて踏まないと納まらないのが山ヤの性というのだろうか。
水晶山山頂と中電鉄塔との間にはよく歩かれている踏みあとがあった。

西に見えるのは、旧額田町の里。
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東には、遠くにアンテナの林立する本宮山だが、手前の形のよい山が気になった。
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水晶山にもどり、急坂を降りていき、再び上がっていくと高野御前山(477m)。
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この山の中腹には高野御前神社があるので、その御身体の山だろう。

かつてこの山の周囲はヤブが深くてとても山歩きには?、とガイドブックにあった。

ここから南東のふっこし峠へ延びる尾根がそれだが、今は様変わりしていた。
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明るい尾根で「大代さくら尾根」と名づけられ、大きな桜の木が随所にある。
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ふっこし峠手前でいったん林道に出るがすぐに右折、大代古道を下りていく。

植林のあまり明るくない静かな道をどんどん下っていく。
明るくなると、舗装がきれいな車道に出る。

ほぼ中間点で「延命水」という名所を左に見て額堂山登山口まで車道を歩く。
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途中、振り返ると同じような標高の山が並んで見えた。
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水晶山と高野御前山で、双耳峰のようだ。
【訂正、付け足し】より正確に言えば、
水晶山を中心に中電鉄塔から高野御前山まで五つのコブが並ぶ山とも。

この車道歩きを嫌って、ふっこし峠から南の山を越えてもいいように思う。
そう考える山ヤも多いようで、取り付きや下山口に赤テープが目立っていた。
標高も450m越えのなだらかな山なので整備されるのも時間の問題か。

額堂山の登山口は少し古びた感じで、昔からの山なのだ。

道は山頂まで一気に上がっていく。

ガイドブックでは萩坂峠からいくつかのピークを越えてくるらしい。

額堂山山頂の手前で、東南に見えたピークの方が、高いし立派に見えた。

額堂山の山頂も展望はなく、寒いし暗いので西へ少し下りていく。
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回り込んだところに、南西に少し展望が開けたのでそこで休憩する。
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斜面の小岩に座り、靴下を脱ぐ。
しかし風が冷たいので長居はできない、そこそこで退散する。

地蔵峠までさぁーと下り、そこから再び丘を越える感じで喜桜山に取り付く。
鳥川の里山歩きのコースを造っていく中で必然的に整備されるべき位置にあった山。
例によって新しい木材で作られた表示板が随所にある。
裏を見たらつい最近の仕事で、子どもではなく子ども心をもったボランティアの方だった。
道理で、付けられた山名も文殊山とか弘法山とかが続いた。

上手にジグザグが切られた道は、ソフトランディングで朝の駐車地に到着する。
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帰りはもちろん山越えで豊川、音羽へ、トンネルを抜けて蒲郡から23号線を利用する。
IC入口で5信号ぐらい待たされても、断然早い。

今日のまとめと反省

今日のコースは、京ケ峯・音羽富士コースよりは野性味が高いし歩きがいがある。
天気に恵まれれば、るんるん日だまりハイキングのコースにだってなれそう。
里山の開発、整備というのが、山歩き対象でも進んでいるのが今を象徴している。


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2017年1月11日 (水)

山歩き:京ケ峯・音羽富士、鳥川ホタルの里の山歩き

山歩き:京ケ峯・音羽富士、鳥川ホタルの里の山歩き

有名な山こそ少ない愛知県だが山地域は広くて、「愛知の百山」もある。
登山道が整備されていない山や登山口をみつけるのが大変だったのは昔の話。
気に入った山だけ歩くことの多い最近の自分だが先日の観音山で初心を思い出す。
自分が知らない間に百山以外の近くの里山が散歩や山歩きの対象になっていた。
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【山行日】2017年1月7日(土)    
【山 域】西三河:岡崎市鳥川、京ケ峯・音羽富士
【天 候】晴れ時々曇り
【形 態】周回 単族 軽装  
【コース】岡崎市ホタル学校の駐車地起点 反時計回り
学校P10:38--10:46トヨトミ梨--11:10愛宕山--11:30京ケ峯--11:47七曲峠--
--12:09動物山12:14--12:33ホド田山--12:39沢山13:06--13:26音羽富士--
--古坂峠--13:55鳥川城址--14:06トヨトミ梨--14:13学校P

正月の定例山行で訪れた観音山の西に、愛知の百山のひとつ額堂山が見えた。
次回はあそこ、と地形図を見たりネットを漁るとすぐに別の情報が飛び込んできた。
旧額田町の鳥川(とっかわ)を取り囲む山々で、京ケ峯や音羽富士など。
不覚にもまるで知らなかった、無知と無恥に鞭だ。

そこは鳥川ホタルの里として有名で、山歩きコースがきちんと整備されている。
旧鳥川小学校の子どもたちや里の人の手でそれらが成り立ったのがすごい。
何はともあれ現地、岡崎市ホタル学校へ行く。
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廃校になった旧鳥川小学校を今は岡崎市ホタル学校として再生。
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入校し、かつての成果や遺産、現況をしっかり見学する。
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教室や理科室が展示室になり、にぎやかな子どもの声が今にも聞こえてきそうだ。
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山歩きについては、地形図やガイドブックよりもここで頂けるコースマップが断然いい。
よくぞこんな風に山やコブと尾根をつないで上手にコース設計したものと感心する。

あらかじめ白状すると、情報入手段階でコースの全容が分かってしまった。
参考にしたのは「Orange Life」「山たまごの東海岳行」「気ままな山歩き」さんたち。
山歩きに慣れた人たちのルポからは、他の山でとはちがう温かい満足感が漂ってくる。

かつての運動場に車を駐車させてもらい、ここを起点・終点にする。
コースはお勧めでもある周回の山歩きで、反時計回りも同じく。
はじめは車道を歩き、大岩の水を見たり、
石積みの美しい段々畑を見ながら、愛宕山登山口を目指す。
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これが珍しい梨の原生種の「トヨトミ梨」らしいが、うーむ。

登山口だから他の方々もデジカメっていたが、背景の人工物のその正体は。
いろんな意味で自然を大事にしているこの里のど真ん中を横断とは。
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防音壁があっても速度をあげてトンネルを出、再び入る車の音はうるさい。

昔ながらの山仕事道とも思われる道はスギ・ヒノキの植林帯で暗い。

上がっていくと「中村カール」という児童の表示板。
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氷河に侵食されてできるカール地形に似ているということで命名されたらしい。
むずかしい地理用語を身近なものでわかりやすく、なのかな。

この後もこんな表示板が随所に立てられている。

すべての物事はモノに名前をつけることで愛着がわき、そこから始まる。

貝津山、学校山は脈尾根上のちょっとしたコブに山名が付けられた。

支尾根とか枝・脈尾根上のコブだって下界から見れば山に見えることがある。
木曽駒が岳の東西にある伊那前岳や木曽前岳はそんな例だ。
ヒマラヤのマチャプチャレもそうだし、世界4位の高峰ローチェは某山の南峰にすぎない。

近くでチェーンソーの音がする。
荷物が置いてあるから、山守の作業中。
そんな作業の一部でこんな休憩場所が作られている。
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愛宕山も支尾根のコブのひとつのようで、位置は微妙。
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山名も児童の手ではなく昔からの山で、わずかに展望がひらけ明るいのが救い。

ここからは主尾根になり、道幅もひろがって歩きやすい。

植林帯なので樹間からの明かりだけだが、展望地は説明板がある。
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その見晴らし場では、手前に音羽富士が見え、遠くに三河湾が確かに見える。
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「幻の岩清水」の表示があるので降りていくと、これは少し距離があった。
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なるほど岩清水で、立派な水場だ。
ガイドブックの記述だと水場5分といったところ。

戻って稜線を進むとほどなく京ケ峯(441.8m)。
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ここも昔ながらの山名らしく、本日の山歩きでは最高所になる。
あまり明るくはないがどこか古めかしくて歴史を感じさせる。

ここから七曲峠まではぐんぐんと下っていく。

途中には2箇所、見晴らし場がある。

まずは左手に、音羽富士のむこうに三河湾が見られるところ。
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次は「平成の大崩」と名づけられた崩壊地から右手の岡崎方面をのぞむところ。
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名古屋まではとても見えない、近くには七曲トンネルが通っている・・。

峠の手前に「南山」があるが、これは「なんざん」で、あの大学との交流の証だと。

峠から上がっていくとすぐに「自然山」。
いつのまにか周囲は植林帯から二次林に変わっている。
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上手い山名の付け方だ。

山名表示板も楽しそうだ。
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「豊山」「動物山」で高度はふたたび400mを越える。

少し休憩。

方向を変え、縦走路をすすむ。

少し開けて明るい「元気山」で、本日はじめて人に会う。
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「昔山」は手前に、この山をワープする近道があり、心なしかさびれている。
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確かに登りも少しきつく高度(410m)もあるが、どうしてこの山だけに巻き道が?
楽をしたり、昔を軽んずる者に明日はない、とおじさんは思うけど。

昔山から下りた「ゆうびん峠」は、くびれていて、ここだけ少し複雑な地形。

「平和山」を越えて上がっていくとほどなく「ホド田山(389.6m)」。
少し待遇がいいのは、三角点があるから。
京ケ峯方面に狭い展望があるが、樹高が伸びるとすぐに閉ざされそう。
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展望ならば、その次の「沢山」がいい。

沢山は狭くて展望もないが、少し下がったところが本日一番の場所とみた。
目の前には音羽富士の秀麗な姿、左手奥には京ケ峯。
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本日、初のそろい踏み。

背景には本宮山や観音山など、三河の山々も、ふもとも見える。
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ただ残念なことがひとつ。
ここまでどこにでも充分すぎるぐらいにベンチや椅子があったのに、ここは坂なのでない。
なくて当然なのに、今日の山々ではふだんなら望むべくもないことがあったのだ。
とにもかくにもここで休憩、ちょっとした石に座り、靴をぬぐ。

重い腰をあげて、ご当地富士山こと、音羽富士をめざす。
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鞍部の長沢峠までぐんと下りて、丸山を経て音羽富士まではかなりの登りになる。

それもまあ、今日の山歩きで比べるからそんな感じになるだけ。

潅木には食害を防ぐネットが巻かれた道を上がっていく。
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そっち方面は明るく開けているので疲れが弱まる。

児童の表示板はあいかわらず面白いし、のってる感じ。
「二人が出会った 桜道」
「フジバカマ 蝶よおいでと 咲き誇る」
「里山に花そえる山ガール」
「元気出せ ガールに負けるな 山男」
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じゃあ、ひとつ。
「山おじさん 枯れ木にもなれず 山のゴミ」
お粗末、というか、だめだこりゃ。

ようやく音羽富士へ。

音羽富士も昔からの山名のようだが、これを見ると短いが確かな歴史がある。
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『集合学習登山記念 平成8年5月
 千万町小、鳥川小、大雨河小、お互いの友好の証として』

これが、この地域の山々の整備の出発点になった、そんな記念の山だったかも。

そんなことを思いつつ古坂峠へ下り、古道に出る。

「お手てつないでと 孫がよぶ」
それはない、逆がほとんどではないか。

「ホタル来い 鳥川の水は 甘いぞ」
甘い水には気をつけろ。

いやなことを思い出してしまった。
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子どものころ、自分の家の前を流れる杭瀬川には源氏ボタルがいっぱいいた。
名前由来の源平合戦や、関が原の戦いの前哨戦も行われた由緒ある綺麗な川だ。
ある時、町内会長さんの大きな家に子どもたちがみんな集められ、御達しがあった。
「源氏ボタルが少なくなってきている、ホタルをつかまえてはいけない」
「手にとって見てもよいが、すぐに逃がすように、それに」
「夜、光ってはいても動かないのは毒蛇のマムシの目だから気をつけろ」
そこまで言われると、みんなびびってしまって、とてもホタルを・・・。
ちょうどその頃は川の護岸工事が行われていて、きれいになったと喜んでいたのだが。

ホタルは?そういえば、まるで見なくなっていた。

古坂古道は沢伝いになり、歩いていくと里に出た。
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目の前では、里の人たちが共同でいそがしく作業中。

獣害を防ぐ電気柵は頑丈そのもの。
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戻る道の対面に鳥川城址があり、寄っていく。
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これは窯跡のようだ。

城址はこちらのようだ、といっても。
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付近には白い万両や、捕獲柵があり。

戻っていく途中でふたたび、新東名高速道路の下をくぐっていく。
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頑丈そのものの厚いコンクリート壁にはまさしく今の文字記録が。
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駐車地のホタル学校まではすぐだった。


今日のまとめ

鳥川の里の山々は、予定調和のコースとして貴重だと思う。
整備されすぎとも言えるが、コースは豊富でトレーニングにも都合がいい。
駐車場もトイレも水場もあり、コースマップは確か、なによりもぬくもりがある。
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2016年12月27日 (火)

山歩き:坊ケ峰から石巻山

山歩き:坊ケ峰から石巻山

豊橋と浜松の境の弓張山地(湖西連峰)には歩道が整備され、よく歩かれている。
山地から派生する尾根にも整備が進み、ふもとには公園がつくられている所もある。
ただ、坊ケ峰と石巻山をうまく周回する自然歩道コースはなさそうである。
最近流行の聖地巡礼を兼ねた、そんな周回コースを描いてみた。
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【山行日】2016年12月25日(日)    
【山 域】東三河:豊橋、弓張山地
【天 候】曇りのち晴れ
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】正宗寺駐車場、起点
P9:02--正宗寺参拝--10:22・359--11:05本線合流--11:35坊ケ峰11:45--
--11:52本坂峠--12:21富士見岩12:48--13:06大知波峠--13:52石巻神社--
--14:11石巻山--車道(歩道)歩き--15:57P正宗寺

坊ケ峰(446m)は豊橋自然歩道本線に位置し、姫街道とセットで歩かれることが多い。
石巻山(358m)は本線から微妙に離れていて、神社を含めて単体として存在感がある。
できるかぎり往復しないで周回にするには坊ケ峰の北の・448西尾根を利用するしかない。
この・448西尾根には地形図では一部に道が記載されているが利用可能かは不明。
周回コースとしては・448西尾根と本線、石巻山尾根という稜線部をつなげばよさそう。

コースの基点はこれら山間の平地の中心、嵩山(スセ)のどこかになるが、どこがいいか。

それにふさわしい場所、聖地(ロケ地)があった。

豊橋市は「みんな!エスパーだよ!」の町、そのロケ地の象徴が「喫茶シーホース」。
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ということで当日、豊橋は嵩山の喫茶店シーホース(実際は喫茶パトリア)を目指す。
休日という事で車が少なくて順調に走行、8時少し前に到着する。
準備中だったが中にいれてもらい、ゆっくりロケ地を見せてもらう事ができた。
モーニングセット(380円)なんてふだん、まして山歩き前に味わうことなんて皆無だし。

勘定を済ませ店を出ると、常連客がまるで申し合わせたように車で集まってきた。
よそものの自分を避けていた、のではなく開店時刻が8時半だったようだ。
店に迷惑がかかるので、とてもここに駐車しておくことはできない。

周辺も往来が激しいので人里離れた目指す山のふもと、正宗寺へ向かう。
地形図によると正宗寺から歩道がありそうで、利用できるかもしれない。
正宗寺は臨済宗妙心寺派の禅寺でとても広くて大きな敷地と駐車場をもつ。
檀家のみなさんが年末の大掃除をするなか、そーっと参拝する。
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外も広いが中も立派、ただ地形図の歩道方面は立ち入り禁止のようだ。
入れたとしてもたぶん歩道は地形図上だけで廃れているとも思われる。

とりあえず・359へはその南尾根に取り付き、じっくりつめていくことにする。
標高差も少ないのでたいしたことはないだろうと適当に斜面を上がる。
すぐに正宗寺林道にあがり、いい道なので歩いていくとそれは途中まで。
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その後もそれらしい跡はあるがすっかり樹木や下草に覆われてしまっている。
それでもシダ類が繁茂する道跡横の急斜面よりはましなので進んでは行くが・・・。
まとわりつく枝やシダ類、しなったヤツデに顔面パンチを食らったり、と散々。

適当な太い枝を木刀代わりにして枯れ木やシダ類をなぎ倒していくが、きつい。
斜面で危なくなり咄嗟に近くの枝木をつかんだら痛い。

なんだこれ、樹皮のトゲトゲ。
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烏山椒(カラスザンショウ)だって。

そんなこんなですっかりヤブコギになったが、南尾根の芯に近づくとかすかな踏み跡が。
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となると今から歩こうとするコースはやっぱり少なくない人に利用されているらしい。
人家に近い・359南尾根の南端から取り付けばヤブコギで苦労することもなかったかも。

寺から1時間以上かけてようやく三角点のある・359へ到着。
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木作りのはしごがあり、木の棚らしきも置かれているが、展望はない。

少しもどって方向を変えて、・448のある豊橋自然歩道本線を目指す。

こちらも踏み跡らしいものがかすかにあり、一部を除いてヤブコギはなし。

樹間からかすかに石巻山が覗けたり、鉄塔基部では豪快な展望が見られた。
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少しずつ道が広がり前方が明るくなると、豊橋自然歩道本線に合流する。
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地形図では・448で、この豊橋自然歩道上では最高地点になるのかも。

本線は防火帯でもあるので道は広いし、よく整備されている。

南にはこれから向かう坊ケ峰がすっくと立っている。
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正面から温かい日差しを受け、ゆったりと下り、上り返して行く。
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坊ケ峰の三角点に着き、右手に方向を変えると社がどすん。
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遠くから見るとそれなりに格好も良くて存在感のある山だが、展望はない。

ここから本坂峠まではぐんぐんと下り一辺倒。

峠で自然歩道は姫街道と交差する、かつての要所。

ここからの自然歩道は歩く人も多くて、一般遊歩道になる。

大山浅間社周辺の樹木の根っこの見事なこと。
頭浅間社(ふもとからは足浅間、腹浅間がある)も奥ゆかしい。
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歩道歩きは稜線歩きになるがなかなか展望が開けない。
展望が開けるのは鉄塔の基部があるところで、そこは必ず先客がいる。

・427からはるんるんの歩きになり、行先に割岩(富士見岩)が見られるようになる。
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今の通称は富士見岩だが、北から見ると元の名の割岩がふさわしい。
一見、岩が割れて並んでいるのがあの屋久島の高盤岳トーフ岩に似ている。

そんなこんなでその・415割岩(富士見岩)に到着。

当然先客がいるので、たまたま誰もいない岩の上にあがることにする。
とにかく展望がいいし、爽快な気分になる。
ここで昼食休憩、靴を脱いでくつろぐことにする。
ヤブコギでしっかり汗もかいたので上着や手ぬぐいを乾す。

落ち着いて景色を見る。
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真っ白な雪山は赤石山脈(白根・塩見・赤石)だ。

さて岩の名前の由来になってる富士山は、・・・雲に隠れている、残念。

しかしこんな展望のよい岩のすぐ近くになんでまたじゃまをするような鉄塔が。
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まさか、あの中部電力がこんないい場所に鉄塔を建てるなんて、人生の~。

ここはまさに人気スポットで何人ものハイカーが寄っては立ち去って行く。

さてと、自然歩道を南下、大知波峠に来る。
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歴史的遺跡のあとらしい。

ここで本線を外れて、石巻山尾根に入る。
そこでもう一つの選択は、ふもとの長彦へ自然歩道で下りること。

考えずに予定通り石巻尾根に入ったが、長彦へ下りた方がよかったかもしれない。

ここから石巻山までは途中一部だけ自然歩道だが、ほかは観光路という車道。
車道は平坦で歩いていて楽なのだが、面白くない。
変化に乏しいので自然と歩きの速度があがり、これがあとでじんわりと足の負担になる。
40分ほどの歩きだがとても長く感じてようやく石巻神社に到着。

石段を上がって参拝後、石巻山を目指す。

登山道らしい道なのできついはずだが、車道歩きよりはずっと楽しい。
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石灰岩がごろごろの道を上がる。

大きな木があったり、蛇穴やダイダラボッチの足跡もある。
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石巻山といえば岩峰で、最後ははしごと鎖場を上がっていく。
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山頂はそれこそ360度の展望が広がり、見事なもの。
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今日歩いてきた稜線をのぞみ、起点の町や寺を見下ろす。
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上が・448西尾根、山に食い込んだところが正宗寺で、自分の車が点、
中間の集落は嵩山で、左の方の道路沿いに喫茶シーホースも見える。

ここで少し不安が。

時刻はすでに2時を過ぎ、時間も押し迫ってきた。
山をおり、ふもとは平坦な道で歩きやすいとはいえ、途中ふたたび山越えもある。

あわてて下山しつつも、ここは石巻自然科学資料館へも寄らねば。
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これは寄って正解だった、入場が無料ということだけではなく。

それは「石巻山自然観察路マップ」という豊橋自然歩道の全体案内地図が入手できたこと。
観光マップでは珍しく絵図ではない、地形図がきちんと元になって作成されている。
基本情報が色をかえて書き込まれ、先に手元にこれがあれば苦労しなかったのに。

と思いつつここから石巻山自然歩道をとらずに車道を下ってしまう。
楽だけど遠回り、しかも途中からショートカットできる点線林道(歩道)が目に入る。
林道の入り口には車止めがあり、中はとてもいい道だった。
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ずんずん喜んで進んでいくと、終点になり、そこからは案の定ヤブに変わる。
それでも先へ行くととてもだめで、安全安心を鑑み、引き返すことにする。

あらあらまあまあ、でようやく下の参拝駐車場へ。

ここからは山越えショートカットなどはあきらめひたすら車道(歩道)を歩く。
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この山を越えていくとショートカットできるが、おそらく大変だっただろう。

横を車がびゅんびゅん通り過ぎ、バス停もいくつかあった。

喫茶シーホースに戻ってくるが、まだまだ先は長い。

なんやかやでようやく正宗禅寺の大駐車場にたどりつく。
長くて、びんびん足に負担のくる歩きになってしまった。

大知波峠から長彦におりていれば、このロケ地でもゆっくりできたのに。
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今日の反省

豊橋自然歩道はコースの選び方で楽しい歩き方ができると再認識する。
冒頭の「聖地巡礼周回コース」は姫街道・富士見岩・長彦自然歩道がよいかも。

おまけ(聖地、喫茶シーホース内の写真)

連中がいつもたむろしていた座席、壁にはその場面映像ほか。
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もっともそれらしい写真。
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おっと、見るところがちがうよ。

左上のおねえちゃんたちの太ももではなくて、右下の本の背表紙がそれ。
ちなみに左が真野恵里菜さんで右が夏帆さん。


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2016年12月12日 (月)

山歩き:初冬の鳳来寺山

山歩き:初冬の鳳来寺山

鳳来寺山は名所・旧跡として見るべきものが豊富で、歴史と伝統の重みはずっしり。
表参道から東海自然歩道を兼ねる登山道は変化があり、距離以上に歩きがいがある。
鳳来寺自然博物館は気楽に立ち寄れる知識の宝庫として貴重な場所。
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【山行日】2016年12月10日(土)    
【山 域】奥三河:鳳来寺山
【天 候】曇りのち晴れ
【形 態】周回 単族 軽装
【コース】鳳来寺参道入口、門谷無料駐車場、起点
P8:06--8:25登山口--馬ノ背--9:24本堂--奥院--10:11山頂(瑠璃岩)10:38--天狗岩--
--11:09鷹打場11:42--東照宮--12:09本堂--12:34登山口--博物館--13:50P

9月は天候不順で遠征山歩きができなかったが、秋に入ってからの近場は順調。
これ以上は欲張らず、それなりの山で落ち着いた歩きをしたい。
観光地だが「もみじまつり」の狂騒もおさまったであろう鳳来寺山にする。
第2東名を使えば時間的には御近所の山になるが、それには及ばない。
休日なので国道23号線や1号線と県道は通勤渋滞することなく流れもすんなり。
鳳来寺門谷に来ると、まつりの余韻はまるでなく静寂そのもの。
表参道入口の無料駐車場はがらがらで、二重の喜びをもって駐車する。
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確かに数百メートル入ったところに大きな有料駐車場があり、登山口に近くなる。
でも、参道を歩くならここから始めないと多くの見所を見逃してしまう。

観来館(みにこんかん)という観光案内所から始まる「歴史が歩いた坂道」がそれ。
歴史や文化に出会える舞台として門や彫像、干支彫り物などが所狭しと並んでいる。
そこに句碑や歌碑が加わり、史跡・文化財あり、古木・並木あり、そして門前街なのだ。
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なんでもあるが何よりもすごいのは、道の両脇や川を抱える苔むした石垣だろうか。
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年月の重みや伝統・文化にずっしりと感じいる。

表参道はやがて1425段の石段を迎え、いよいよ登山というか修験が始まる。

仁王門を過ぎたところで参道の石段を離れ、左手の馬の背道に入る。
本堂までを石段で往復するより、変化をつける意味で山道らしい側道を選択。
しばらくは狭い急登になるが、小さな尾根に上がると東屋兼展望台。
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こういった施設のどれもが年代を感じるというか、老朽化している。
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歩いていく道の傍らには石垣があり、建造物跡があり、地蔵様がたくさん。
石組みは何層にも重なりまるで古城跡をみている感じ。

大岩の基部の狭い穴へ階段は続くが、とてももぐりこめそうにない。
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横から回り込んでようやく抜け出る。
すると眼前に広がるおびただしい石段、というよりたくさんの墓。
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これらひとつひとつに生前があり言われがあったはずでそれを思うと無言。
というかこの場所は参道から離れていて観光客の目に付かない。

そんな忘れられたような存在の史跡が方々にあるのが鳳来寺。

本堂に近づくと雰囲気ががらっと変る。
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足元の道も平坦に歩きやすく整備され、しかもきれいに掃き清められている。
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朝日を浴びて本堂も本山も輝いている。
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来年は某テレビ局の大河番組で取り上げられる、幟もあったが裏向き。
階段を上がりつつそこを離れて鐘堂に寄ると、石仏がずらっと並んでいる。
おっと、太い工型の2本の鉄棒が大岩の転落を防いでいる。
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そこから登山道というか東海自然歩道に入ると一気に上がりに転じる。

ここからは静かになり(観光客は消え)、ひたすら歩きに徹することになる。

ずんずん上がっていくと崩壊した建物があり、そこが奥ノ院。
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後ろに回るとすばらしい展望の広がる露岩がある。
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ここは慎重な行動を、身を乗り出して足元を見るのはいかがなものか。

鳳来寺山の山頂に向かう。

途中、趣のある東屋休憩所があるが、老朽化で使用できず、残念。

樹林に囲まれた小高い丘が鳳来寺山山頂685m。
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そこから東海自然歩道を棚山方面に数分進むと最高地点の瑠璃山695mがある。
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瑠璃山は進行方向の左手にあり、見上げるような露岩。
上がると展望はいいが、先に進んだほうがもっと見晴らせる場所がある。

先へ進み、少し下りて樹林の開けた露岩の道が展望適地のようだ。
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ここら辺の雰囲気は隣の山、県民の森の尾根道ととてもよく似ている。
山の出自というか地質その他がいっしょなのだから当然だわな。
少し運動、と思って鉄の階段を下ったり上がったりする。
棚山や宇連山がむこうに見えるが、峠まですら行く気力はない(いつも通り)。

鳳来寺山山頂までもどり、周回路を天狗岩方面に進む。
稜線の歩きだが、樹林帯なので展望はない。
その代わり露岩がいくつもあり、そこへの踏み跡が必ずあり、いちいち覗く事になる。
そしてそこで自分のやっていることの意味にようやく気づく。

天狗岩は東屋もあって休憩適地なのだが、危険で立入禁止、残念。
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ずんずん下っていくと表示があり、鷹打場へは本線から外れることになる。
そこも露岩のひとつだが、大きく飛び出ているので名所になったらしい。
展望よし、岩石を積んだ手頃なテーブルもあるのでここでゆっくり休憩する。
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ここからは棚山・宇連山は見えず、パークウェイや赤石山脈が見られる。
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それにしてもここは、どこまでも盆栽だ。
上では冷たい風にくつろげなかったが、ここで背中に太陽熱をいっぱい受ける。
若い二人連れが来て、ずんずん露岩の先っぽへ行く。
あらあら、危ないところだからこその撮影会。
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ちなみに離れたところから鷹打場(岩)を見るとこんな感じ。
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その後は本線に戻り、周回路を戻っていく、今日の歩きの終盤。

降りて行くとみやびな眺めの東照宮。
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人の少ない歩きだったが、ここならたくさんの参拝客がいるかと思えば静か。
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ただ秋のなごりが漂っていた。
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本堂に戻ってきても落ち着いた雰囲気のまま。

いわゆる表参道の長い石段を下っていく。

石段は急なところや段差が異なるところもあり慎重に行く。
参拝客を見下ろすかたちになるのでなんか変な優越感。
秋のなごりをデジカメようとする余裕ができていい。

傘杉、仁王門を過ぎ、とんとんと下っていくと前方が明るくなり、登山口へ出る。
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歩きの時間が短い分は、鳳来寺自然科学博物館に寄って心を満たす。
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昔なつかしい仏法僧のことや、地質・化石・鉱石、植物・生物でも興味深い。

今歩いてきた鳳来寺山の姿や成り立ちを科学できるのが面白い。
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今風のしゃれたところは全くないが、これぞ理科の世界という博物館でお勧め。

入館して、暑いので上着を脱いでくつろいでいると眼前を通る人の姿にびっくり。
自信はなかったが声をかけるとやはりそうだった。
四十数年前の大学時代、寮で同室だった地質専攻、ワンゲル部の彼だった。
専門を活かして今も東三河ジオパーク構想実現にむけて活動中とのこと。
展示の解説もしてくれて、ありがたいし、なつかしかった。

今日の反省

鳳来寺山は奥三河の山の特徴の象徴的存在で貴重だと再認識。
棚山・宇連山、県民の森とからめて季節を変えて訪れたい。
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